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BOOKLAND 229号    ★新刊しょうかい 2004年12月   
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価格は定価(税込み)表示です。
岩波書店の「てのひらむかしばなし」シリーズ
岩波書店
長谷川摂子さん再話による日本の代表的昔話10話をコンパクトな(14.5×19センチ)絵本10冊にまとめた「てのひらむかしばなし」が10巻完結しました。
「ももたろう」(はたこうしろう)「かちかちやま」(ささめやゆき) 「したきりすずめ」(ましませつこ)「うろこだま」(下田昌克) 「へっこきあねさ」(荒井良二)「やまんばとがら」(沼野正子) 「つるのおんがえし」(ながさわまさこ)「さぱうりどん」(伊藤秀男) 「十二支のはじまり」(山口マオ)「だんだんのみ」(福知伸夫)
(各798円 3,4才〜)  

「ぶーちゃんとおにいちゃん」

白泉社
島田ゆかさんの新刊。
ぶーちゃんはおにいちゃんが大好き。だからおにいちゃんにくっついて、まねばかりします。 おにいちゃんもときにはわずらわしくなって...。
ストーリーよりも例によってページにびっしり描き込まれた小物やキャラクターが気になって、 結局、島田ゆかマジックにはめられてしまいます。(1,260円)

「あずきがゆばあさんとトラ」

アートン
チョ・ホサン 文
ユン・ミスク 絵
おおたけきよみ 訳
畑であずきを育てているおばあさんがトラに食べられそうになった。 おばあさんが「あずきが実り、あずきがゆを食べるまで待って。」と頼むと、トラはあずきがゆも食べられると秋まで待つことにした。 秋になり、おばあさんがいよいよ食べられてしまうと悲しんでいると、 助けてやろうという強い見方が現れた。こんなものがと思われるものが力を合わせてトラをやっつける 楽しいお話。韓国の絵本10選、第9巻。
「アメリカのマドレーヌ」

BL出版
ルードウィッヒ・ベーメルマンス&J・Bマルシアーノ 作
江國香織 訳
没後に見つかった下絵をもとに、ベーメルマンス氏の孫、ジョン・ベーメルマンス・マルシアーノ氏が完成させた 「アメリカのマドレーヌ」他2編。マドレーヌだけではないベーメルマンス氏の世界もおもしろい。 (2,310円 5,6才〜)
この時期「マドレーヌのクリスマス」もおすすめです。(1,260円)
ビジュアル版「ガリヴァー旅行記」

岩波書店
ジョナサン・スィフト 原作
原田範行 訳
18世紀のイギリスの政治を風刺した作品であるガリヴァー旅行記。 原作の味わいを残したダイジェスト版に、風刺漫画家クリス・リデルが腕をふるったイラストを描いたビジュアル版です。 絵本の体裁を取っていますが、相当な分量の読み物です。(3,045円 小学校高学年〜)

「メネッティさんのスパゲッティ」

BL出版
ケース・レイブラント 作
カール・ホランダー 絵
野坂悦子 訳
メネッティさんは何も知らずにこの町スプリートにやってきました。 ここはとても変な町。建物も住人もひょろりと長くて、小太りのメネッティさんは家の中に入れません。 でも、何とかこの町で暮らしていこうと、得意の腕をふるってスパゲッティ屋をはじめます。そのおいしいこと、 町中の評判になって、住人はスパゲッティをどんどん食べて...。
ちょっぴり風刺もきいた、ナンセンス・ユーモア作品。おすすめです。 (1,365円 小学校中学年〜)

「ふしぎの森のヤーヤー」

金の星社
内田麟太郎  文
高畠 純 絵
体は子ブタのようで、耳はウサギのようで、でも子ブタでもウサギでもないヤーヤー。 ヤーヤーの住んでいるふしぎの森には、ふしぎな動物たちが住んでいます。 好奇心と冒険心いっぱいのヤーヤーはそんな住人たちに心ひきつけられる毎日です。 内田鱗太郎、高畠純の強力コンビのユーモアあふれる作品。 (1,155円 5,6才〜)
妖怪ハンター・ヒカル「闇夜の百目」

あかね書房
斉藤 洋 作
陰陽師の血を受け継ぐヒカルは、本物の妖怪がいるテーマパークを作るのが夢という大富豪、波倉四郎に妖怪ハンターとしてスカウトされる。 今回のターゲットは目が百ある「百目」。千年生きている化け猫シロガネ丸をお供に妖怪ハンティングのはじまり。
斉藤洋さんの新シリーズです。「アラビアンナイト」「西遊記」など古典シリーズも進行中。 でも、「白狐魔記」第4巻はどうなっているのでしょう。 (1,050円 小学校低学年〜)
「正しい魔女のつくりかた」

早川書房
アンナ・デイル 作
岡本さゆり 訳
魔法界を揺るがす事件に巻き込まれた少年と見習い魔女が大活躍。 たくさんの個性的(?)魔女、魔法が登場します。 スリル、スピード、サスペンス、ユーモア、ウィット盛りだくさんの330ページ。
(1,680円 小学校高学年〜)
「ガンプ −魔法の島への扉−」

偕成社
エヴァ・イボットソン 作
三辺律子 訳
ロンドンの地下鉄キングクロス駅、今は使われていない13番ホームに、9年に一度、9日間だけ開くガンプがある。 9年前に連れ去られた島の王子を救出するために、4人の救出者が送り込まれた。 だが、救出するはずの王子はとんでもない少年に育てられていた。 ウィット、ユーモアにあふれたファンタジー。テンポよく話も進み、できのよい作品です。 (1,470円 小学校高学年〜)
BOOKLAND229号で紹介

「きみが微笑む時」長倉洋海写真集
福音館書店 2940円(税込み)

「悩みのタネ!親子のなんでも相談」名取弘文 
雲母書房 1680円(税込み)



続編がでました。
●龍のすみ家U「氷の伝説」(1,470円)
●バーティミアスA「ゴーレムの眼」(1,995円)

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