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BOOKLAND 212号    ★新刊しょうかい 2003.07.

「いたずらかまきりキリリ」

「あおむしチムリのおさんぽ」

童心社
昆虫絵本といえば得田之久さん。幼児から楽しめる2冊です。
「いたずらかまきり キリリ」
生まれたばかりの小さなかまきりキリリは、いたずら、わんぱく、冒険好き。 お母さんが注意しても「へいき、へいき」とやりほうだい。でも、ありに追いつめられて大ピンチ!

「あおむしチムリのおさんぽ」
チムリがさんぽに出かけると、ずーっとかまきりが追っています。チムリはそれに気がついていません。
※いずれもハラハラ・ドキドキのストーリーで、画面のあちこちに様々な昆虫が顔を出します。 虫が大好きな子どもたちにオススメです。
(2,3才〜 各800円)


「なかよしおばけ」新シリーズ4冊でました。

ほるぷ出版

ジャック・デュケノワ・作
「なかよしおばけ」新シリーズ

なかよしおばけと
「ゆかいなけっこんしき」
「ちびちびおばけ」
「びっくりおふろ」
「いたずらネッシー」

いつも4人(?)いっしょのなかよしおばけ。コマ割り画面を使ってストーリー展開が楽しめるので 意外に高い年齢の子どもたちも楽しんでいます。
(3,4才〜 各950円)


「ぴっけやまのおならくらべ」

ひさかたチャイルド


かさいまり 作・村上康成 絵
ぴっけやまのどうぶつたちは”くらべっこ”が大好き。 ある時、”おならくらべ”をすることになった。ねずみは数で、つるは美しい音で、 くまは大きな音で、いたちは臭いで、一番を競った。すると ぴっけやま も...。
※村上康成さんのシンプルにデフォルメされたイラストも楽しい。
(2才〜 1,000円)

「きょうりゅうたちのおやすみなさい」

小峰書店
ジェイン・ヨーレン 作
マーク・ティーグ 絵
「きょうりゅたちのおやすみなさい」
寝かせつけようとしても寝ない子は恐竜!? 寝かせたい親と、寝たくない子がこの絵本を読んだら...。 大判の絵本の中にリアルに描かれた恐竜も見どころ。
( 3,4才〜 1,400円)

「うまれたてのいろ」

小峰書店

ほんま まゆみ 作、みちゆきえ 絵
色が生まれたその時を詩的な文章とイメージ豊かなイラストで描いた絵本です。
うまれたてのきみどり…つちからめをだすふたば…。うまれたてのきいろ…かえったばかりのひよこ…。 ( 3,4才〜 1,300円)
「すてきなあまやどり」

徳間書店
バレリー・ゴルバチョウフ 作
やぎさんのところに、びしょぬれのぶたさんがやってきた。大きな木の下で雨やどりをしていたのだが、 そこに、ちょこまかねずみが1ぴき、はりねずみが2ひき...とうとう10ぴきのゾウがやってた…。 それで、びしょぬれに…?折りたたんだページをひらくと大画面になる場面が楽しい。
※「ぶたさんとやぎさん」の絵本第2作近刊。この作者には注目しておきたいと思います。
(3,4才〜 1,300円)
「たまごからうま」


偕成社

酒井公子・再話 織茂恭子・絵
ベンガルの民話。
なまけもののダーは楽をしたいと市場へ馬を買いに行った。 立派な馬は高くて買えない。ところが、立派な馬が生まれる卵を安く売ると持ちかけられ買ってしまう。 しかも、その卵はカボチャ。「そんなあほな」と思うでしょ。こんな時、 ベンガル地方では「たまごからうま」と言うそうです。さて、卵から馬は生まれるのでしょうか。 お話の続きは読んでからのお楽しみ。
( 4,5才〜 1,400円)
「いたずら王子
   バートラム」

偕成社

アーノルド・ローベル 作、ゆもとかずみ 訳
生まれたときからわんぱくでいたずらなバートラム王子には、国王も家臣も国民も手を焼いていた。 ある時、魔女にいたずらをしてバートラムは小さな竜に変えられてしまう…。 ハッピーエンドですが、いたずらっ子にはキツイお話しかな…??
ジオジオの好きな作家、湯本香樹美さんの初翻訳絵本。
3,4才〜。(1,200円)
「フランチェスカとくまのアントン」

小学館

ヴィルヘルム・トプシュ 作
ダニエーレ・ヴィンターハーガー・絵
齊藤尚子 訳
一人で農場をきりもりするフランチスカが、森で出会った陽気で料理上手なくまと意気投合。 アントンと名付けられ、二人の楽しい暮らしがはじまる。しかし、山賊シュペルンキに村がねらわれ、 二人の暮らしに終わりの日が...。
(小学校3,4年〜 1,400円)
「菜の子先生がやってきた」

福音館書店

富安陽子・作
ふしぎな出来事が起こると風のようにやってくる菜の子先生。 5つの小学校を舞台に、菜の子先生が活躍する5つの物語。富安陽子さんの最新刊。
(小学校3,4年〜 1,400円)
「蛾ってゆかいな昆虫だ」」

くもん出版
谷本雄治・文、つだかつみ・絵
日本だけでも6000種。数が多いだけ、その生態も多様。嫌われものの蛾の本当の姿、意外な生態を知ろう。
(小学校3,4年〜 1,300円)
「HOOT ホー」」

理論社
カール・ハイアセン作
パンケーキハウスのチェーン店建設予定地には保護鳥スナホリフクロウがすんでいた。 それを知っていて建設を強行する大人たちと、守ろうとする「謎の少年」、 その少年を手伝い助けようとする主人公ロイと友人ベアトリス。 社会や家庭のゆがみの中でもたくましく行きようとする中学生たちを、テンポよく描いた作品。 オススメです。
(中学生〜大人まで 1,380円)
※「HOOT ホー」はフクロウの鳴き声を表しています。
夏休み前は新刊がたくさん出ています。 タイトルだけのご紹介になりますが、よりすぐりのおもしろい絵本です。
「すいかばたけ」(石村知愛・作 3,4才〜 1,000円)
「たからさがしにいく」「うれしいいちにち」カモノハシのプラティのシリーズ(クリス・リデル作 3,4才〜 各1,100円)
「たまごのカーラ」(風木一人・作、子どもから大人まで 1,300円)
「Bad Cat バッドキャット」(トレーシー=リー・マクギナス=ケリー作 子どもから大人まで 1,500円)※訳者はあの忌野清志郎
「せんそう」(エリック・バトゥー作、子どもから大人まで 1,400円)
「ぼくのうちに波がきた」(キャサリン・コーワン・文 子どもから大人まで 1,800円)

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