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BOOKLAND 217号    ★新刊しょうかい 2003.12.

「山のおふろ」

徳間書店
村上康成 作
お兄ちゃんとスキーをはいて雪山へ散歩に出かけた。動物たちの足跡がいっぱい。 ウサギの足跡の中にトガリネズミを見つけた。手で温めてやると、手から飛び出し、走って行った。 後を追いかけると、湯気がもうもう... よく見るとそこは...。 自然派村上康成さんの世界、冬も暖かく過ごせそうです。(1,500円)
「あかいまるなーに?」

鈴木出版
せなけいこ 作
あかいまるといえば「うめぼしおにぎり」、おにぎりといえば「さるかに合戦」、 さるといえば「ももたろう」...。次々と連想しながら昔話が出てきます。 この本と共に昔話を楽しんではいかが。よく知られた昔話が7つ出てきます。(1,100円)

「ドワーフじいさんのいえづくり」

福音館書店
青山邦彦 作
  気難しいドワーフじいさんはモノ作りがとても上手。 ほら穴暮らしはもういやだ、と、新しい家を造りはじめた。 ところが、動物たちが次々にやってきて僕たちの部屋も作ってよ、手伝うから...。 で、こんな家ができました。どんな家になったのかは絵本を見てのおたのしみ。 作者は本物の建築設計士です。(1,300円)

「かえりみち」

福音館書店
じゅてん 作
オオノヨシヒロ 絵

  暗くなった夜道、かあちゃんと手をつないで帰るのだが、なんだかこわい。 動物たちも恐ろしいのか、次々に加わってきた。そして、最後にオバケも...。 ちょっとこわがりさんにオススメです。 (1,100円)

「青い星」


徳間書店

「へんしーん」「ウラパン・オコサ」など先住民アートのような独特の色彩とデザインで人気がある 谷川晃一さんの新刊。 荒野に降ったミルク色の卵のような流れ星。コヨーテの口にとび込んで、かたい化石になった。 コヨーテもあまりの固さにそれをはき出した。次はヘビの口に、さらにワシが食べようとしたが無理であった。若い娘がそれをひらって、 家のだんろのそばにおいた。いつしか時はすぎ、娘が老婆になったある日、 卵から青い星がとび出した。一冊の中に長い年月を凝縮したような不思議な感覚の絵本です。(1,600円)

「へんてこもりのきまぐれろ」


偕成社

たかどのほうこ 作
へんてここもりのはなしC ヘンテ・コスタさんが作った“ヘンテコスタの森”。 みんなは‘へんてこもり’と呼ぶ。名前どおり、へんてこなのがいるから。 となりのあおぞらようちえんの4人組が今日も探検に来た。すると、本の大好きなホンリエーヌちゃんが、「本の中身が逃げた」と悲しんでいる。 新しいことを見つけるとすぐに気がかわる、きまぐれな、「きまぐれろ」が逃げたので、 その後のページは真っ白。きまぐれろを捕まえて本の中へ戻そうと、子どもたちやマルボが大活躍。 ( 900円)

「よこしまくんとピンクちゃん」

偕成社
大森裕子 作
  「よこしまくん」第2作。 知ったかぶりで、いつも青い横縞のシャツを着ているフェレットのよこしまくん。 ちまたは恋の季節。もてもてハムスターや幸せそうなカップルを見ては 「けっ」「ちっ」と毒づいています。そこへピンクちゃんがやってきました。 しかし、素直になれないよこしまくん。いつもの悪いクセが出て...。
(1,000円)

ロシアの昔話「きつねとうさぎ」

福音館書店
F.ヤルブーソヴァ 絵
Y.ノルシュテイン 構成
こじまひろこ 訳
 
氷の家に住んでいるキツネは、木の皮の家に住んでいるウサギをばかにしていましたが、 春になると氷の家は溶けてしまい、キツネはウサギの家を乗っ取ります。 泣いているウサギに事情を聞いたオオカミ、クマ、ウシが次々に取り返してやろうとするのですが、 みんな追い返されてしまいます。ウサギの家を取り返したのは誰だと思います? (1,200円)
「竜退治の騎士になる方法」


偕成社

岡田 淳 作
ぼくと優樹は忘れ物のプリントを取りに放課後の教室にもぐりこんだ。 そこで、関西弁を話す竜退治の騎士、ジェラルドに会った。全く信用していないぼく、 半信半疑の優樹。だが、騎士と竜の戦いが始まった…。エピローグは語る。15年後、ぼくは本屋で働き、 優樹は役者の卵である。二人とも夢をあたためて生きている。ジェラルドとは、 竜とは、いったい何であったのだろうか。 岡田淳さんらしい舞台演劇を見ているような作品です。(1,000円)
「やまんばばあさん海へ行く」


理論社

富安陽子 作
296歳のスーパーおばあちゃん再び。 「やまんばばあさん」第2作目。表題作ほか「学校へ行く」「クリスマス」の三編収録。 全作以上のスーパーぶりです。大島妙子さんのカラーさし絵もたっぷりと。
(1,300円)
「孤笛のかなた」

理論社
上橋菜穂子 作
(さし絵  白井弓子)

隣接する二つの国は領地をめぐって長い怨念の歴史を持っていた。それぞれの国に仕え、 呪者の血をひく少女小夜と、使い魔として生きる霊狐、野火。孤独な魂の出会いは、 二人の心に深く刻まれるが、二人を取り巻く状況は二人を過酷な運命へと導く。(1,500円)
「守り人」シリーズで多くの読者を魅了した上橋さんの新境地を拓く一冊。読みごたえあり。

星の王子さま
★「フリーダイアリー」
・オリジナル版「星の王子さま」と同じ版型(13×18p)。イラスト等が多数配されています。(1,000円)
★「ポストカードブック」
・カラー版 全20枚。使うのがもったいない...かもね。(1,000円)
★新しくでました。 カレンダーのページ、またかるたのページをごらんください。
●きたやまようこ「子どもと犬と大人」カレンダー
合わせて「新発犬図鑑」(1,100円)も読みましょう。
●「江戸いろはかるた」 飯野和好さんの絵がぴったりと合っています。(600円)

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