昭和30年代頃から現代の
塗装用具/道具など一部紹介

住いの塗装、お任せ下さい住いの塗装、お任せ下さい
 

千葉県我孫子市(東葛地区)  

   街のペンキ屋
        若月 塗装店



用具や塗料も腕と情熱次第で良くも悪くも
 
工事中、洗濯物がベランダ等に干せない場合、
お庭等にスペースが有りご要望があれば
画像の物干し台を仮設置致します。

 (階段養生カバー:オレンジ色部分)

工事中に階段等の角を傷付けないよう保護
(階段養生カバー:オレンジ色部分)


 

 (階段養生カバー:オレンジ色部分)

タイル壁面の角も養生し保護
(階段養生カバー:オレンジ色部分) 


 

↑ 各種、水性塗料用の大きな平刷毛、~最近ではローラー工法が
主となり出番が無くなって来ている状態です。
*水性刷毛には化学繊維などが使用されています。


↑ 各種、水性塗料用の小さな筋交い刷毛、ローラー工法と
 合わせて隅など細かな場所を塗るのに使用します。



↑ 各種、油性塗料用の大きな刷毛、~最近ではローラー工法が
主となり出番が無くなって来ている状態です。

中央の古い刷毛は通称、まとも刷毛(または、ムラ切り刷毛)
云ってドアーの美装仕上げ用に使用した刷毛で
野丁場(ビルなど)での使用は一般的でしたが、 
大手の野丁場や町場と各所、経験して来た小生ですが
町場でまとも刷毛の使用は見かけた事がありませんので
ドアー塗装など多いい建物=ビル
使用されていた刷毛です。

*各、刷毛の主な素材は、馬/羊/豚/猪/鹿などの毛を使用、
組み合わせたりして作られています。

最近ではドアー塗装には短毛ローラーが主に使われています。


↑ 各種、油性塗料用の小さな刷毛、ローラー工法と
合わせて隅など細かな場所を塗るのに使用します















↑ 各種、油性塗料用の小さな刷毛、ローラー工法と
合わせて隅など細かな場所を塗るのに使用します

↑ 各種、油性塗料用の小さな刷毛、ローラー工法と
合わせて隅など細かな場所を塗るのに使用します

↑ 細い(狭い)箇所用、目地刷毛、他

↑ ニス刷毛

↑ 塗装技能試験に使用できる水性3号刷毛、
通常の刷毛とは毛先の形状が違う
(角など細かい箇所を塗る刷毛)

↑ ラスタ刷毛=掃除用の刷毛、
サイズ等、用途に合わせ多種あります

 
↑ 各種ケレン用、(水・紙・布・ペーパー)

*昔、ペーパー代わりに乾燥させた鮫の皮を
代用していた時期もありました

↑ 石油缶の取っ手に使用



 

↑ 各種、パテ処理やボンド処理等に使用ヘラ

昭和30年代頃
木ベラ材は、厚さ=5mmx幅=25cmx長さ=30cm位で
無節の檜(柾目板)を問屋から購入し、
腰(しなり)を良くする為、トロ(油)付け置きして
匕首に似た刃物=剣先が角に成っているタン刃(丹刃)と云う
刃物を皆さん持ち木ベラを作ったり
ヘラ先を調整していました。

まだ今のように完成した木ベラ・金ベラ・プラスチックヘラなど無く
木ベラの先端部を整えるカッターナイフも無い時代でした。



昭和30年代当時、 木ベラ作りの出来ない塗装職人は
一人前とは認めてもらえなく無く
塗装技術(腕)にも不安のある職人と思われる
時代でもありました。


もちろんタン刃は刃先が20~30cm位ある刃物であり
警察署への届出(鑑札)は皆さん受けていました。






左で説明の木べラ作成用の刃物=匕首と似ているが
刃の裏面は平らで刃先や刃全体の角度も違う


*現在、木ベラ使用は少なくカッターナイフで代用しています。
自前の丹刃は数十年前に処分し現物がありませんので
タン刃(丹刃) 画=下手な自作イラストでご勘弁下さい。

↑ 室内壁面の下地パテ処理用、金ベラ

*右の大きい金ベラは私の使いやすいサイズに合わせた自作品、


他職人の使用した道具にはどうしても使用グセが出ますので
昭和40年代頃、腕の良い職人さん達は
自分用に刃金板を買い自作していました。


提示してある手作り金べら 5号サイズより もっと大きなサイズは、
販売していなく、作業に合わせ皆さん手作りし使用していました。

このような大きなヘラを駆使するにはそれなりの技術も心要です。






↑ 各種、ケレン(掃除)用具、
*昔ナコ(粉)むきに使用した金ベラ(中央の黄色い柄)

現代の塗装職人でナコむきを経験した事のある塗装職人さんは
皆無に近いと思いますが、
黄色柄の金ベラはもう50年は経ている懐かしい用具です。

昭和30年代頃、
水性塗料も今のように溶解され石油缶に入って
いるようなものでは有りませんでした。

専用の粉末を水で練りニカワフノリ(ノリの代用)で
塗料に固める役目をさせていたが、
3~4回塗り替えする度にナコ(粉)むきをしなければ
塗り替えが出来なく、さわると塗料粉が
洋服等に付いてしまう水性塗料しか当時はなかった。



↑ 車の養生に使用
左=RV用、 右=乗用車用














↑ 各種、養生用 テープ(紙・布)や養生マスカー
下段は屋根や床等に使用するノンスリップマスカー等。

昭和30年代頃、
布テープやビニール製品などは無く、吹き付け等の養生には
ラッカテープや古新聞紙やハトロン紙などを使用していました。


*外部の吹き付け等、ガン屋さんと云う専門職もありました。

*ラッカテープは古くからあり病院等でも傷口等に貼る
ガーゼを押さえる為のテープとしても使用されていました。

もちろん現代販売されているカラフルなテープ等は
ありませんでした。


↑ 各種塗料容器=以前は、スチール缶で汚れが酷くなると
焼いて再使用していたが、現在では公害発生に成る為、
使い捨て容器(下げ缶)が使われている。





 昭和30年代の↓下げ缶=(下げツボ)
空の3ℓ~4ℓ缶を利用し手作りで、
持ち手はウエス(布)で紐を作り汚れが酷くなる度に焼き、
数度焼くと缶に小さな穴が開いてしまい
その穴にウエスを四割セラックニス(赤ラック)で貼り付け
火であぶり硬化させ再利用し
下げ缶として使用していました。


昔のペンキ職人は下げ缶の紐を綯えないと勤まらなかったが
今は心要も無く、紐を綯えるペンキ職人も減っています。

*当時、まだ結束番線も無く丸太足場で荒縄の使用でした。


↑各種、ローラー柄や塗料を均一に含ませる為の網
 
 
↑ 各種、ローラー筒、多種多様

↑ 壁面等、模様付けローラー








↑ 塗装工業会の色見本帳 *マンセル記号は世界で共通





↑塗料によりそれぞれに専用色見本があります。
数が多すぎて掲載仕切れませんので
あくまでこのような色見本も有ると云う事です。


↑ 壁面等の模様、吹き付けガン 
左より
*スタッコガン(外壁など玉吹き模様付け)
 *乱子ガン(梨地や乱れた糸状に吹き付け)
 *ゾラコートガン(多彩色模様に吹き付け) 

↑ 外壁面等の模様付け(玉吹き) タイルガン
ノズルを換える事により玉模様の大きさを変える事ができる

*コンプレッサーに接続して使用する吹き付けガンです。



↑ 壁面等の模様、吹き付け用、リシンガン
ノズルを換える事により粒子の細かい~粗いの調整が出き
砂骨塗料を吹き付けるガンです。


↑低圧吹き付け塗装機
*低圧吹き付けの為、無風状態であれば殆んど
無駄な塗料の飛散はありません。



↑ 各種、吹き付けに使用のガン
左より= ・ペイントガン ・電動ガン ・エアレスガン ・丸吹きガン ・ラッカーガン
*中央のエアレスガンには塗料容器(カップはありません)
塗料はエアレス機から圧送されホースを通りエアレスガンより吐出噴霧します。


  

   

   


↑ ラッカーガン、ペイントガン等は
このようなパターンで吹き付けが可能で、コンプレッサーより
エアー(空気)を利用し塗料とエアーをカップより同時に吐出します。


 
↑ ササラ&蓑ホーキ=灰汁(アク)洗い等に使用

右側の蓑ホーキそのままでは掃除ホーキにしか使えませんが
灰汁(アク)洗い用にはホーキを縦に2分割し
水糸で強く2段に結束し腰を強くさせ
穂先を昔はタン刃(丹刃)で整えていましたが、
現代では、カッターナイフを利用しています。

*左側の蓑ホーキは灰汁(アク)洗い用に使用できる状態です。

以前、灰汁(アク)洗いには苛性ソーダや
苛性ソーダの戻し(やけ止め)には蓚酸が、
染み抜きには蓚酸や燐酸など。

また梅干なども染み抜きに利用できましたが、

*
今は多種類の木部用漂白剤などが使われています。

 
↑ 塗料のこし網 (スイノウとジョーゴ)=塗料に入ったゴミ等
不要物の除去に使用

*寒冷紗、茶漉し、また使い古した女性のストッキングは
メッシュの細かさが丁度良く、塗料のこし網として使用する
ペンキ職人さんは数多くあり代用されていました。











 

コロニアル屋根で割れている箇所の張替え時に  割れたコロニアルを取り外す専用工具です。
(スレーターズリッパー)
 昭和30年~40年頃


 通称名=タタキ板 

(室内天井などに凹凸模様を付ける道具)
スチップル仕上げ」に使用していました。




*現代では砂骨ローラーで簡単に同じような模様付けが可能です。
 

昭和30年~40年頃
壁面(室内)の模様付け用具には丸い棒状のゴムを束ねた
タコ足や木ベラ・タワシ・ヘチマ・古新聞紙など利用した。


タコ足 画=↑下手な自作イラストでご勘弁下さい。

ヘチマやヘラ木を利用した模様見本




 通称名=タンポ
このタンポはクリアラッカー塗装の最終仕上げで刷毛目や塗り肌を
胴擦り=ドウズリして滑らかにする道具です。
*今の職人さんは胴擦りと云う言葉と仕事を知らないかも?

← 左のタタキ板と同じく模様を付ける事も出来ます。

昭和30年~40年頃
外装で高所作業に使用する道具です。
ビル等、屋上にはカンカンと云う丸い鉄の輪が各所に
取り付けてありその輪に運動会:綱引きで使用するような
太いロープを縛り屋上から手摺を超え外壁伝いに下がり
外壁やサッシ(昔のビルの窓は全て鉄製)等の塗装に使用。

 通称名=ブランコ及び前座居/ぜんざい」とも云う
     


この座板に座り太いロープを緩めながら屋上から下がる。
*昭和30年代頃の建物(ビル)は高くても8階位まででした。

この作業には危険を伴うので日当=手当/賃金が良く
自ら進んで作業する職人さんもいました。




現代では小さな建物(ビル)の作業には、
ワイヤー電動式で携帯/持ち運び出来るようにもなり、
高層ビルには大きな「ゴンドラ」が屋上に
添えつけられています。
 
 

 昭和30年代頃のローラー柄
先端に回転式のピンがついて、そのピンを真っ直ぐにし
ローラー筒の両サイドに穴があり通したピンで止める形式で
ピンの部分から塗料が筒の中に入り込み
今のローラーと同じようには使えませんでした。


ローラー筒が塗料に沈ま無い程度の深さの船(塗料容器)を
木材にて手造りし塗料が漏らないようにして使用。

↓塗料を入れるローラー用の舟

昭和30年~40年頃

↑ 木製脚立 
昭和30年代頃は、まだ現代のような鉄(スチール)や
アルミ製の脚立は普及されてなく
手作りの木製脚立を主に使用していました。

昔のビル室内は、床から天井までの高さがあり、
3尺・6尺・9尺・12尺と大きな脚立まで手作りでした。

写真の3尺木製脚立は絵で描くより作った方が早いので
数十年振りに見本として作成してみました。

なつかしいな~ 骨董品かも? (^。^) (^ム^)
「脚立」
昭和30年頃(木製)現代(スチールやアルミ製)

↑ 左より~木製・ スチール製・ アルミ製の脚立と
安全面でもすごく進歩しています。

現在でも、野丁場での使用脚立はスチール(鉄)製で
上の写真脚立とは違い天場板があり町場で使用するような
軽いものでは無く安全性を重視した 
ごつく重いスチール(鉄)製の脚立(架台)です。



*梯子は木製や竹製で手作りや販売品など、その後、
折りたたみ繋ぎ式で全長6m位の重たい鉄製梯子も出き、
現代では殆んどアルミ製で軽くて丈夫な2連・3連梯子と多様

*足場板(歩み板)は重く安価な松材や軽いが高価な杉や檜材、
その後、合板~スチール板~アルミ板製の足場板と進歩。


*掲載画像(用具・道具)には、現在では使用されていない一昔前(表の黄色い背景内)の用具も含んでいます。

*用具の通称名は野丁場や町場の職人さん達により多少、呼び名の違う事もあります。

*このページ内のイラスト画=自作の下手なイラストで また、細部までは画け無くご勘弁下さい。





 ↓事業案内↓       ↓画像も入れて工事説明↓  ↓作業を画像で紹介↓  ↓個人的 (HP)↓ 
事業案内 アメリカ・ダラス、工事見学  モルタル外壁施工写真1   ~塗装アルバム 気まま 便利リンク集  (個人)
職歴紹介  サイディング外壁の腐食や目地ボンド処理等、  窯業サイディング外壁施工写真-1 ~塗装アルバム 千葉県リンク集 (個人)
塗装工事 Q&A  高圧洗浄  スレート板外壁-1 ~塗装アルバム 我孫子市情報 (個人) 
お客様より嬉しい便り カラーベスト(コロニアル)の縁切りとは ? 色々な外壁、施工写真 ~塗装アルバム 手賀沼 散歩 (個人)
所持、機械 / 用具 ラー塗装は本当に塗膜の厚い塗装なのか? 現場写真2 ~外壁、目地付2色塗装や透明仕上げ
保証書 中塗りと上塗の色変え塗装は何の為?  現場写真3 ~色々な工事写真
作業現場、範囲 塗り替え塗装時の色について 現場写真5 ~屋根の洗浄や塗装工事アルバム
当店、地図
サイトマップ 小柄平板屋根(アーバニー等)の塗装に関し お客様より当店を推薦紹介され塗装  
TOPに戻る 築後10年程度で屋根に浮き剥がれや崩れが  YouTube掲載、動画で紹介

 
    


★  HP管理者 若月 塗装店   サイトマップ