住宅塗り替え塗装で
          中塗りと上塗りの色を変えて塗るのは何の為?

 *中塗色と上塗色を変えて塗装した場合、

中塗りと上塗りの色を変えても変えなくても塗料の耐用年数に何ら変わりありませんが、
中塗りの色を変えて塗装した場合、上塗り色は1回塗りの塗膜層なので
仕上色が真っ白の場合、中塗り色を変えてしまうと逆に仕上がりが悪く斑になってしまう。

*例えば白いシャツを着て違う色の下着を着た場合、下着の色が透けて見えるのと似たような事。

塗装後、数年し表面塗膜の劣化により下の画像でも見てわかるように
塗装の仕方等により、陽の当る面は中塗り色が斑状に浮き出て見苦しくなる事もあります。

50数年の塗装職人としての経験から見ても
信頼できる会社であれば中塗りと上塗りは同色の方が望しい。

「工事で伺ったお宅の外壁塗装、塗り替える前の現状」 
【中塗と上塗の色を変えた事によるものと思われる色落ち】

「中塗りはベージュ系、上塗りはグリン系で塗装してある」

以前、この外壁を塗装した職人や請負業者もお客様からのクレームや
次回の塗り替え時に伺わなければ塗装した本人もこの様な状態に成っている事はわからない


 
中塗色と上塗色を変えて塗装しますと掲載しているホームページ(HP)もありますが、
住宅塗装の場合、他の現場で残った塗料の在庫整理と色を変えれば手抜き工事はしていない?の
宣伝
目的が殆んどでどの塗装店でも外壁使用塗料は石油缶単位で仕入れる為、
塗り面に対しピタリと仕入れる事は出来ませんので、
残った塗料はどこかで使用しないと会社の資材庫が溢れ、
残った塗料での色合せには調合用の原色は標準色より高価で経費や手間も掛るので、
在庫塗料を混ぜ適当な色にし中塗りとして使用すれば
会社の経費削減在庫塗料の整理手抜きはしていない?の宣伝効果」と
表面的にも中塗色と上塗色の色変え手抜き工事はしていない
綺麗事にも見え
宣伝には一石二鳥+三鳥四鳥にも


外壁の中塗りと上塗りの色変えはHP(ホームページ)でよく目にしますが
屋根(コロニアル等)の色を変えて塗装しますとは殆んどのHPに掲載がありません。

外壁は中塗りと上塗りの色を多少変えても塗る作業は簡単に出来ますが、
コロニアル(約、5mm位の厚み)の段差は塗装するのに一番塗りにくく作業に苦労するので
屋根(コロニアル等)の色も変えてますと云うHPは検索しても見当たらない。

手抜き工事をしてないとか見せる為に色を変える等を「謳い文句」にしているのであれば 
外壁だけが塗装ではないので屋根や他の塗装箇所も含め全て色を変えないと
外壁以外で手抜き工事が出来てしまうのでは。?

塗料が入り込まない様にコロニアル等の
張り重なり部の厚みは刷毛で塗装してますと掲載してる会社もありますが、
張り重なり部を刷毛で2回塗装している写真は検索しても見当たらないので?
果たして実際に張り重なり部も2回塗りしているかはわからずこれも手抜き工事?としての疑問?


 
誤魔化しの無い証拠としてお客様に見て頂く為に中塗り色を変えるのであれば
在庫塗料も中身を入れ替えたり混ざる塗料なら何でも混ぜてしまえば
見た目だけでは塗料メーカーでも塗装職人でも解らないので、

お客様が決めた中塗り色で仕入れた塗料をお客様に見てもらいながら天(蓋=上部)を切るのであれば
中身は間違いの無い使用塗料の証拠にもなりますが、
自分達に都合も良く宣伝になりそうな上辺部分だけを公共工事の真似事しているだけにしか思えない。


*公共工事では中塗り色も指定され仕入れ塗料は現場搬入で塗料缶の天(蓋=上部)は作業現場で開缶します。


*公共工事には塗装に関しても微々細々と決められている仕様書もあり
私も長い塗装人生から役所仕事(公共工事)も経験して来ていますが表面的な事だけ公共工事の真似毎をし、
中塗り色を変えて塗装したからと云って決して丁寧な仕事で美装仕上げとは限らない。

*住宅塗装の場合、中間検査や抜き打ち検査等あるお役所仕事とは違い
近年では御夫妻でお勤めのお宅も数多くあり、
中塗り後、作業を中断し上塗りはお客様が帰宅するまで待ち
中塗り工程を 隅々まで点検確認してもらってから上塗り
作業をしているのだろうか?

同系色で色変えしても多少の濃淡では全体を塗装した場合、殆んど一般の方では気がつかなく
見切りのある部位や、建物の角での色変えにはプロでも色の見分けがつかない事もあります。
色を変えた事をお客様にその都度確認して貰わなければ次のステップ(仕上げ)作業に進めない様では
余りにお客様との信頼関係が出来て無く
職人として寂し
情け無い

後日、写真説明とするならばこのページにも掲載してありますが
「中塗りと上塗りが同色であっても」また「中塗りと上塗り色を多少変えても」
どちらも塗装中であれば光沢や塗ったばかりの色とでは色に差があり
塗り残しは仕事に集中さえしていれば無い筈。

一部に質の悪い業者はいるかも知れませんが中塗りと上塗りの色を変えただけで手抜き工事を防ぐ事は絶対に出来ません。

同じ色番号で同じロッドなら乾燥すると同じ色になりますのでわざわざ色を変える心要は無いかと思います



「役所/公共の塗装工事」と「個人住宅の塗装工事」で働く職人さんの違い

公共工事」
(小規模工事は別として)仕事(金額)も大きいので
大手建設会社に出入りの
野丁場(大きなビル)を主とする下請け塗装店や
大手塗装店が直接請け負っても常備(専属)職人さん達だけでは仕事量もあり賄い切れないので
仕事の規模に寄っては
数人~数十人単位で下請けグループとして活動する野丁場専門の幾組かの
塗装職人さん達を集めたりし、雇った(臨時)塗装職人さん達が作業しますが


「住宅の塗装工事」
町場(住宅等)を主とする塗装店個人のお客様から直接工事を請負
ビル等の塗装と比べ工事日数も掛らないので1人~2人位の職人さんで仕事も間に合い
(中には下請けに下ろしたり臨時職人を雇ったりする塗装店もありますが)
一般的に常備(専属)塗装職人さんが作業します。


  
住宅塗装で中塗色と上塗色を変えて塗る場合、塗り面積もビル壁面等とは違い数量も少なく
色の指定も無く不足分の塗料は仕入れても在庫塗料を混ぜ使用するのが一般的(常識)ですが
見た目には解らないので混ざる塗料なら何でも混ぜて使用したり、
極端な塗料の希釈(薄め過ぎ)や一定量の塗膜厚を塗布しない塗装の仕方(仕事の質を落としたり)や
下地処理等を適当(いい加減)にされたりすると耐用年数も落ち後々の塗装にも影響が出たりしますので
幾ら規定通りに3回塗りし、見た目だけ色を変えても作業の仕方/塗り方等もあり
お客様には気づかれにくい場所(高所等)での手抜き作業等も現実に見たりしていますので
色を変えたからと云って上記の様な雑な作業をされたらもっと悪い結果にも繋がります。

*残った塗料と云っても最初から多少余裕を持って問屋さんから仕入れている塗料であり、
新しく仕入れた塗料でも在庫塗料でも、同一品なら材質に何ら変わる事は有りません

当店では色は気にしないと言われるお客様も中にはおられますのでその様な場合、
同一品塗料で現状色と似通った色の在庫がある時は
それらを集め同一塗料の顔料を追加し近似色を作り使用したり

同じメーカーの色番号でもロッドが違うと塗料に限らずタイルやクロス(壁紙)等でも微妙な色差がありますので
他で同じ色番号を使用する時に下塗りとして使用しています。

 
*中塗りと上塗り色を変えないと手抜きして塗らないとか塗り残しが出来るとかは
近年、一部のホームページ(HP)上の事だけ
であり、
(HP)を閲覧している一般の方達に仕事を得る手段として不安感を与え、
自社だけは手抜き工事はして無いと宣伝し他社を手抜き業者扱いし自社を正当化するようでは、
お客様との信頼関係も作れ無くまた職人/親方としてのプライドにも自信が無く仕事を得たいが為に
見た目だけの宣伝/パフォーマンスと言っても過言ではありません。

また、他社/各社の仕事を最初から最後まで数多く確認して来ているのであればともかく
そのような事を掲載すると云う事は逆に手抜き工事を
自分たちが経験しているからこそ思い浮かび書ける事では?

一部に質の悪い業者はいるかも知れませんが常識的な金額であれば自社の仕事に誇りを持ち
中塗りと上塗り色を変えなくても立派に施工している会社/職人は沢山あり、

当店では中塗色と上塗色を変えていませんが、お客様とのトラブルやクレーム等は一度もありませんし、
お客様がお知り合い宅を当店に紹介して下さった塗装工事も多々あり、
また当店(HP)を閲覧して下さった方からの仕事依頼数ありますので

仕事に責任感ある会社なら、わざわざ見せる為だけに色を変えなくても
耐用年数や仕上がりに何ら関係も無く色変えはしてない塗装店の方が遥かに多いい。


中塗り色を変えての施工は、
その会社の作業方針であれば変えて塗ればよいだけの事、


他社がどのような仕事(手抜き?誤魔化し?塗り残し?)をするかでは無く
一番大事なことは、自社の仕事に誇りを持ち、
自分達がしっかりとした施工をしていれば何も問題は無いのでは?


当店では、この様な嬉しいメールやお言葉も沢山頂いています。


 
「下地色を変え無いと仕上がらない色もあります」

*全く濁りけの無い「黄色や赤色」等で仕上げる場合、下地色斑無く仕上げ
その上に「黄色や赤色」等で仕上げる時は下地色を変えて塗装する事はあります。
もちろん下地に塗斑があれば斑もそのまま浮き出ます。
~下地色が白の時は=明るく綺麗な真紅に:下地色が黒系の時は
濁った赤に仕上がりますが
カラー印刷も色を混ぜるのではなく色を重ねる事により下地の色を利用し色々な色を刷あげるのと同じ原理です。


塗り残し=ペンキ屋の符丁で塗り残しの事をダメがあると云います。

中塗と上塗が同色だと分かりにくく塗り残しを防ぐとHP掲載も多々ありますが、
HPに掲載する程の、また耐用年数に影響する程の、
塗装に致命的な影響を与える様な塗り残しをプロ(職業人)が作るだろか?


このページ下の掲載画像でもわかる様に塗装中は水性でも油性でも乾燥前との色の差や光沢でも違いがあり
素人の方が塗っても美装仕上げは別として塗装中は見てわかりますので
塗装に悪影響になるような塗り残しは作ら無いかと思います。

塗り残しを作るような(職人?)は、
塗り方に問題があり長年数多くの職人を見てきた経験から

技術不足や仕事に対し集中心/集中力が欠如している(職人?)程、
色を変えても変えなくても塗り残しが多いい、

↓実例

*注意確認すればこの様な塗り残しは防げる筈。
   
(左画像)道路から見える位置に塗り残し。        (右画像)トタン屋根に塗り残し。

 仮にも塗装を本業としお客様からお金を頂いているのであれば人間だから塗り残しが出来る?等と
発っする様では是迄、何の為に修行を積んで来たのか技術者/職人としてのプライドは何処へ
自分で自分の恥=技術/腕の無さをさらしている様なもの、

職人として最も情けなく恥ずかしい事、そのような会社/職人?に依頼するお客様は可哀想。


* 住宅の外壁はり面積があるので塗り残しが出来る・・・可笑しいですね
現在では大きな面積は
一般的にはローラーを使用しますが、
塗装は一度に大きな面積が塗れる訳では無くローラーの幅とローラーを転がす一定の長さ
その繰り返しの作業により大きな面積が塗装できますので塗装中のローラーや刷毛の
一筋一筋をよく見て仕事に集中していればどんなに大きな面積の100㎡であろうが1.000㎡であろうが
塗り残しはそんなに出来るものではありません


もし、住宅外壁は大きな面積だから塗り残しが出来る/作るのであれば
もっと大きな面積のあるビル塗装の場合、外壁塗装は塗り残しだらけと云う事になりませんか?

その様な作業をしていたら仕事=お客様を失ってしまいますので絶対にその様な事はありません。


昔、ビル室内で大面積の塗替え作業中に塗装していた私を後ろからずっと見ていた会社の方から
ペンキ屋さんの仕事にもリズムがありますネ、と言われた事があります。

どんなリズムですか?と聞いたら刷毛に塗料を含ませ、含ませた塗料の雫が落ちないよう容器の中で
軽く
2度叩いてからその刷毛で塗り配る手の動きの繰り返しに
何時も一定で決まった動きと
叩く軽微な音にリズムを感じ
音楽に似た共通点がありますよと言われた事を思い出します。


いつもの一定の「リズム」の繰り返しだからこそ、刷毛塗りでもローラー塗りでも
そこに塗り残しの無い塗り方にヒントがある様に思います。

*互いに自分達の腕/技術を競い合うような本当の意味での職人さんが大勢いた
昭和30~40年代を懐かしく感じます。

昭和30年代では現代の様なローラーはまだ普及されてなく、どんな大面積でも全て刷毛塗りでした。(吹き付け工事は別)


「手抜き工事をする/される訳」
手抜き工事を行うと云う事は直接工事でも下請工事でも極端に安い金額で
「請負った/請け負わせた」場合等は
塗装業に限らず利益は無く損をしてまで仕事する人はいませんので
どこかでそれ相応の手抜き?の現実も見たり聞いたりしています。

極端に安い金額で請け負う施工側
にも問題はあると思いますが、
極端に安い金額で発注する側
にも問題があるのでは?、
特に下請/孫請け/曾孫請け/と下請業者に下がれば下がる程、施工金額が減りますので
少しでも多く利益を得ようとすれば、そこで手抜き工事や作業の質の低下など発生する可能性があります。



個人の住宅で極端に安い金額で塗装工事を依頼した場合や、訪問営業等に依頼し下請け施工の場合は、
ある程度の手抜き工事や仕事の質が落ちたりする事の覚悟位依頼者側にも心要かと思います。
ただ安いからと云って契約してしまうと後で後悔をするような事にもなり兼ねません。

手抜き工事、最大の原因は?

* 中塗りと上塗り色が同色でも塗装中なら色の差は一般の方でも下画像のように見てわかります

*
殆んどの樹脂塗料は塗装中は薄く見えますが、乾燥すると色が登る=(濃くなる)ので下の画像で薄く見える方が上塗り塗装中です。

全て中塗りと上塗り塗料は、同メーカー・同ロッド・同塗料・同色番号を使用しての塗装中の写真です
 

水性系塗料

水性系塗料
 
油性系塗料
 
水性系塗料
 
油性系塗料
 
油性系塗料

油性系塗料

水性系塗料

水性系塗料

水性系塗料
 
油性系塗料
 
油性系塗料
 
油性系塗料
 
油性系塗料
 
油性系塗料

水性系塗料
 
水性系塗料
 
水性系塗料
 
水性系塗料
 
油性系塗料
   
乾燥している中塗り色と塗ったばかりの上塗り色は違って見えますが、上塗りも乾燥すると中塗りと同じ色になります。

上の画像で同じ色番号の塗料でも色の差はわかるかと思いますが、塗り残しを作るような塗装職人?は塗り方に問題があり
 長年数多くの職人を見てきた経験から技術不足や仕事に対し集中心/集中力が欠如している職人?程、色を変えても変えなくても
 塗り残しが多く
大手の塗装店では会社の信用にも関わるのでそのような職人?は決して良い仕事はさせてもらえない。

一般的な塗装店に依頼した場合、工事は下請に出さない直接工事(自社施工)で値段は常識的な範囲で提出し
 施工した内容の金額を施主様から頂いていますので、そこで会社や常備(専属)職人さんが
 手抜き工事をしてもお客様からの信用を落とすだけで会社や常備職人さんには何の得(利益)にも成りませんので
 自社直接工事で常識的な請負金額であれば、まず誤魔化すような仕事はしないと思います。

 また人を疑いだしたら限がありませんので仕事依頼したら職人さんを信頼し任せれば
 (良識ある親方や職人=技能/技術者)ならば請負金額に恥じない仕事を提供してくれると私は信じています。

 
                                            (極端に安い工事金額や住宅の下請け塗装の場合は別)


 
*通常、塗装は右側から左側へと塗るのが基本ですが住宅塗装の場合、
  足場の関係上もあり、掲載画像で左側から右側への作業もありますのでその辺は御容赦下さい。
  



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