(当コーナーの記載事項はある程度実際のプレイに基づいていますが、時として嘘・強調・紛らわしい表現が多分に含まれている恐れが有ります)
疾風が渦巻き、砂塵が舞い上がり、視界も遮られ、そして鯉幟(こいのぼり)が元気にはためく。(←時事ネタ?)
「嵐の山」の山頂付近は「結界」を抜けた後の穏やかである筈の環境に在ってなおこの様な過酷さを呈していた。
ギルス「うーん!風が強くて足取りが重いよ。」
ホルス「大王とカイ様は本当にこんなところを登られたのかっ?」
セティ「きゃっ!(スカートを手で押さえ)・・・あーんスカートなんて履いて来るんじゃ無かったですぅ・・・」
ギルス「全くだよ。キミだって仮にも戦士なんだからどーしてそんなカッコ・・・(と云いつつ腰を落してセティの腰の辺りを眺め回す)」
ホルス「(そんなギルスの頭を上から小突いて)・・・でお前は何をやっている?」
ギルス「いや目の前でスカートがはためいたら例えそれが乳幼児でもリ△ちゃん人形でも中年テニスプレイヤーなオバさんでも見たくなるのがオトコの心理ってモノじゃないかな?」
ホルス「バカヤロ!!!」
セティ「あぅぅそれじゃわたしはギルスさまにとって△カちゃん人形とかテニスオバさんとかと同じ様にしか意識されてないのですかぁ・・・?」
ホルス「論点が違う!」
かつてヒロイックファンタジーのゲームや小説・マンガの類で女戦士の露出の高いコスチュームを「金属ビキニ」などと称してその是非を問う論争が起こった事も在りました。結論的に「実情には合わない」事は見解の一致を見ながらも「ヴィジュアル的な見映え」を重視して黙認されるよーな形でいつの間にやら下火となり現在に至っています。で、御覧の様にセティの様なミニスカな女戦士さんもそのよーな見映え重視の影響かぞろぞろと随所で見掛ける訳です。「アレはスカートでなくスコート」だとか「当然下も下着でなくアンスコ(に類する衣類)である」とか「大体(体型補正+セックスアピールとしての)下着は18〜19世紀以降の産物でファンタジー世界には似つかわしくない」とか云い様はいくらでも有るかもしれませんがやっぱ太モモ丸出しは拙いんじゃないでしょうかとも筆者思うんですが。ところでこの手のミニスカでのアクションを確立させたのは東映特撮モノと認識されている様ですが、その原点とも云われる「仮面の忍者△影」なんかでも太モモ丸出しのくノ一が幾人も暴れまわっています。でも筆者の記憶の限りではパンチラしてるのは確か一人だけ(第三部で怪忍獣アゴン操ってたコ)だったと思うのですが、誰か真偽を確認出来ないでしょうか?まだ筆者LD−BOX持ってませんので。
(因みに怪忍獣ではガバリ・ガッポ・グロンがお気に入りです。・・・え?DVD−BOX出るの?)
ギルス「・・・なんか長々とヘンな事書いてるね。」
セティ「・・・筆者さんも不潔ですっ!」
ホルス「いやそれは周知の事実だろう。」
長すぎる与太を経て、三人は「嵐の山」山頂に辿りつく。目の前には、洞窟があり、そこをずんどこ進んでいくと開けた空洞に出て、その中には神殿が建っていた。洞窟の中で建造する事もさる事ながら、建材を山頂へと運ぶ事を考えると、やはり「人智を越えた何か」の関与を感じさせる建物では有る。
ホルス「これは・・・、『ギルガメスの道』にあるラマン神殿か・・・」
???「その通り。」
神殿から、屈強そうな戦士が一人現れた。
???「良くぞここまで参られた。私の名はプルタルコス。ラマン神様の『嵐の兵団』ストームソルジャーを束ねる者。」
セティ「嵐の兵団・・・・・・ストームソルジャー?」
ギルス「ボクはてっきりその隊長は黒いワカメちゃんカットな兜被ってて『コーホー』とか息してるものだと思ってたよ。」
戦士プルタルコス「それは『ストームトルーパー』ですぞ。意味は同じ様なものですがな。」
「スター△ォーズ」に限った事では無いが、関連書籍見ないと解らない事実や固有名詞がファンの間では常識化している事はよく有るけどあまりいい事ではないと時々思う。TV放映版しか観ない人にはこのストームトルーパー(帝国軍兵士の通称)なんて知らなさそうだし、タスケンレイダーだって「サンド・ピープル」で認識してる筈だろうし(あれタスケンレイダーの方が別名だったけ?)・・・
戦士プルタルコス「まあ良いでしょう。ゴールドアーマーを求めし勇者、ギルス殿。」
ホルス「オレたちの事も既にお見通しかっ!」
戦士プルタルコス「この先へ進む事が適うのは神の『勇気』を持つものに限られ申す。貴殿が『勇気』、この私が試させて頂く!いざ尋常に勝負!!」
ギルス「わぁいまた戦闘だぁ!!」
セティ「でも、今度は『勇気』ですか?・・・結局前々回は『力』、前回は『智』、そして今回は『勇気』で、全部戦闘で同じ様に解決してるんですけどいいんですかコレで?」」
ギルス「『力』『知恵』『勇気』ってまるでバン△イの往年のボードゲーム『お化け△敷ゲーム』みたいだね。」
戦士プルタルコス「それは違いますぞ。」
前回は総ての敵がソードマスターでしたが、今回もまたボスを含めて総てストームソルジャーと云うトンガってると云うか何も工夫してないと云うか(また暴言だぁ)、兎に角そんな面。
ストームソルジャーはHPと攻撃力が高く、おまけにカウンターも所持するパワー型のクリーチャー。ザコとのタイマンなら大半の相手に対し最低相討ち以上に持っていけるから確かに強力とは云える。但し回避性能や防御能力は無いのでこちらも純粋にパワーで押せば良い。攻撃力12以上になる様な武装+篭手を付けておく。回避率が高くない分、対策はソードマスターよりも簡単なはず。マップも前回程ややこしくも無いので敵ダンジョンの攻略もやりやすい方だと思う。
ところで、カードリストでは筆者最初コイツらを見たまんま「マッチョ軍団」などと呼んでましたが、最近はドットキャラの見た目から「犬ころスーツ」(なんか髪の毛が垂れ下がった犬の耳みたく見えない?)とかイカツそーな顔から「CA2−EKZO」(元ネタ「レイディアントシルバーガン」;セガサターン/トレジャー)とか呼んでいます。皆さんもクリーチャーにどんな渾名(あだな)を付けているか宜しければ教えて頂けませんか?
ホルス「またワケの解らない事を!!」
戦士プルタルコス「こう云う無意味な事を書いて行を埋めるのは『ここが特に書く事の無いステージ』と云う事を強調したい様だが、そううまく行きますかな?この特製の狙撃弓『スナイパーボウ』から逃れられるものなら逃れてみせよ!」
セティ「特製の狙撃弓?」
戦士プルタルコス「左様。この弓は精度をアップさせた事によって命中率が大幅アップ(当社比)しておるのだ。」
ギルス「『当社比』って一見潔い比較表現に思えるけど肝心の比較対象が明確にされてないから胡散臭さ眉唾して金鍔(きんつば)戴きますって感じ満点だよね!」
それに筆者思うんだけど飛び道具は道具の性能が良くても使用者の立体捕捉能力が良くないと全然駄目だと思う。道具の癖さえ知ってたら精巧に出来た銃器よりも発射口が曲がってる銀玉鉄砲の方が命中率いいんじゃないでしょーか?
セティ「それは単に筆者さんがその立体把握能力が人並み以下だと云う事を露呈しているだけだと思うんですけど・・・」
・・・むむむ。(←筆者はいわゆる「球技では外野・玉拾い専門」な人でした)
えーでは返答に詰まるやり取りは無視して本題に戻ります。この面の肝は結局ボス対策という事になります。前述の「スナイパーボウ」装備によりプルタルコスは弓使いながら100%以上の基本命中率を持ち、おまけに(弓の)カウンターによって例え飛び道具で攻めても反撃をするトンでもない奴。しかも「アイスシールド」を装備しており、氷属性攻撃を吸収出来る。
しかし、逆に云えばここが落とし穴で、STAGE36のクローヴィスとは逆に炎属性が弱点となるので一気に炎系クリーチャーで叩き潰せば良い。氷と違い炎属性はいくらでも居る。クオックス2体居れば万全だがカウンター喰らって昇天する捨て駒覚悟ならワイバーンやドラゴンフライを織り交ぜても良い。一度潰してしまえば後は近接戦闘しか出来ないので適当に時間稼ぎ出来るピケさえ布いておけばこちらが先にジュエルを奪えるはず。逆に弓武装のままギルスを追って来た場合はスタンなんかで固めるのが良い。クリーチャーを壁にしても単体ではすぐに撃破されるし、弱体化アイテムを投げつけるのはカウンターの対象にならないからである。
戦士プルタルコス「お見事!ギルス殿の『勇気』確かに見届け申した。」
ホルス「どこで『勇気』を確認したのか・・・もう追求はしないが・・・」
ギルス「アレ気付かなかった?ボクが『勇気、勇気、勇気・・・』と念じてヤットデ△マンに変身した瞬間を!」
セティ「ええっいつの間に!?流石はギルスさま!」
ホルス「いい加減にしろ!!」
???「HAHAHAそれでこそ勇者サマだよ!」
戦士プルタルコス「・・・来たのか。」
いつの間にか、赤毛の仮面の男が目の前に現れた。
ホルス「てめぇまた出やがったか!」
ギルス「具が一種類しかないのはシンプルだけどこのシャキシャキ感がたまらないよね!」
道化師ユーメル「まさか『ネゴシエイター』と『萌やしラーメン』をかけてるつもりかい?ここまで来たら語呂以前に駄ジャレにもなってないじゃなーい!(STAGE17・STAGE31参照)・・・まあいいや。で、どうだった勇者サマ!?『神々の試練』は?」
セティ「神々の・・・・・・試練?」
戦士プルタルコス「左様。これ総て神々の思し召しなり。」
つまり・・・、STAGE34でガドランが語った「ゴールドアーマーを奪っていった光の巨人」はウルトラな人ではなくて御想像の通り神・・・アヌ神である。アヌ神はホントにホントの最後のチャンスとしてギルスにゴールドアーマーを与えるものか否か、試練を課して試す事にしたのである。実は竜殺剣ドラゴンバスターはその試練への挑戦権的な存在であり、それを手にしたギルスに「力(ティアマト)」「知恵(カンサ)」「勇気(プルタルコス)」の試練が訪れた事になる。 STAGE37でティアマトが仄(ほの)めかした「竜殺剣を手に出来た理由」はここに繋がる。
ホルス「では・・・、そのように導いたハーサグ(STAGE35参照)もお前らとグルなのか?」
道化師ユーメル「さーてどーかなぁ?でも、この試練も次でラストだよ。この先に在る『炎の崖』、ここの番人を倒せば、いよいよ探し物への道が開けるかもよ?・・・じゃ、ガンバってネ!」
ギルス「そうか。まだ続くのか・・・。はあ。」
ホルス「確かに、なんか奴らに良い様に誘導されている様で気に入らないもんな。」
ギルス「いや最近筆者の執筆ペースも落ちているし、変に一つのクエスト長引かせると本来の目的が読者から忘れ去られる、って事無いかな?」
セティ「本末転倒ですね・・・」
ホルス「でもそれは筆者の問題だろ?最初は毎日更新を構想してたらしいし、全く無計画な奴なんだよなアイツは。」
だからさっき云った様にコレも立体(≒モノの大きさとか程度)の把握がヒトより弱いと云う事なんです・・・
少し釈然としないものを感じながらも、三人は「炎の崖」へと向かう。
戦士プルタルコス「行ったか・・・、我が朋友ギルガメスとホルス・セトの末裔達よ。」
道化師ユーメル「でも良かったねぇ。」
戦士プルタルコス「何がだ?」
道化師ユーメル「カンサ(前回参照)と違ってアンタはラマン様の下僕のままで居られたんだし。」
剣士カンサ「くそう何故だ私だけ!?」
道化師ユーメル「HAHAHAアンタも居たのかい?でもそれだけじゃないよ。プルタルコスってホントは魔法使いだったのにいつの間にか肉体派になってる事実をツッコまれ無くて良かったね!」
「ザ・ブルークリスタルロッド」に登場するプルタルコスは、ラマン神に師事する魔法使いという設定でした。
因みにホルスやセト、カンサと同様ストーリーによってはギルガメスの仲間になったりするのだ。尚、ホルスとセトについてはSTAGE12参照。
剣士カンサ「頭脳派がいきなり肉弾戦担当とはな!まるで最初ガ△ラを操ると云う策謀家振りを見せつつも作戦失敗して巨大化した途端頭突きで暴れまわるバ△ラス星人並みの変貌振りだぞ!!」
道化師ユーメル「HAHAHAどーしたんだいアンタ、勇者サマ一行のボケボケ電波にヤられたのかい?」
戦士プルタルコス「・・・若しギルス殿に気付かれていたら、ああいう風にボケられていたのだろうか?」
ギルス「(『ギルガメスの道』を読みながら)実は気付いてたよ・・・(ニヤリ)」
セティ「どーしたのですかギルスさまニヤニヤして?」
ホルス「ま、まさかセティのスカートの中を見たのかっ!」
ギルス「(残念ながらまだ見えてないけど)羨ましい?」
ホルス「バ・・・、バカを云うんじゃ・・・」
セティ「!!、・・・あーんやだぁ兄さんのバカえっち不潔出歯亀外反母趾ぃ・・・・・・」(走り去る)
ホルス「わぁぁ待てセティ誤解だぁっ・・・!!」
あーあすっかりシスコンネタが定常化したよ。当初はこんな予定無かったのに・・・(この辺りも無計画)。
では、次回は遂にWORLD5完結、「炎の崖」です。