当コーナーの記載事項はある程度実際のプレイに基づいていますが、時として嘘・強調・紛らわしい表現が多分に含まれている恐れが有ります)

 

ドル足掻記
「STAGE12:渇きの谷」

 

 

 

  カリア「運命、か・・・」
  ギルス「どしたの、カリア?」
  カリア「さっき(
前回)サキュバスが云ってたでしょ。『運命ってのはよく出来ている』って。遠く離れた国で生まれた、あたしとあなたがこうして出会うのも、何か運命の導きなのかしらね・・・」
  ギルス「・・・そうかもしれないね。」

 

お前らナニ二人で雰囲気に浸ってやがる。まあそれはともかく、STAGE4辺りから引きに引いていたギルスとカリアの出遭った経緯について少し触れよう。
STAGE4で触れている通り、バビリムはスーマール帝国の侵攻を受けた。その時ギルスはバビリムの戦士を率いて頑強に抵抗した。その代表がギルスの親友にして国内一の剣の達人・ホルスとその妹にして槍の使い手・セティであった。
しかし物量に勝る帝国軍に次第に押され、イシター神殿まで後退したギルスは傷ついたホルス・セティ兄妹を抱きかかえ、こう叫んだ。

  『神よ!私に力を!闇を打ち払う力を!!』

その瞬間!天から幾筋もの光が舞い降り、ギルスの体を包みこんだかと思うと、次の瞬間彼はフェニクの神殿に倒れていたのだという。

  カリア「あなたが現れたときは本当に驚いたわ・・・。」
  ギルス「きっと、イシター様のお導きだったんだろうね。」

・・・もう、ナーガル神デッキ(いんとろだくしょん参照)だったと云う事実は忘却の彼方。

  カリア「そして、そんなあなたと今こうして一緒に旅をしている。本当に運命って不思議。神様の紡ぐ運命の糸って、なんて不思議な模様を描くのかしらね・・・」

 

 

 ええい運命運命って、書いてるこっちの歯が浮いちまう(←歯槽膿漏かも!)。
 ところで、ここで少々私見を挟みたい。
ご存じの方も多いだろうが、「ザ・ブルークリスタルロッド」でその名もホルスとセトと云う兄弟が登場する。スーマール帝国最強の戦士の兄弟と云う設定で、大抵は闘技場でギルガメスに敗れるただの当て馬なのだが、シナリオ展開によってはギルガメスの仲間にもなったりする連中である。若しかしたら、本作に登場するホルスとセティはこのどちらかの末裔なのかもしれない。
しかし、それなら普通にホルスと
セトにすれば良いものを「セティ」と女性形にして女のコにキャラを変えてしまった・・・、ゲーム制作者の英断と評価したい。
何せこのゲーム、レギュラーの女性キャラが少ない。精々カリア、サキュバス、イシス女王、女神イシターくらいである(女神ナンナルとかは出番あまり無いので・・・)。そりゃいくらなんでも
主人公以外のパイロットが全員女性のロボットアニメ(え、アレは主人公の「弟」?女にしか見えないって)並にしろとは云わないけれど華には欠ける。それに、いずれ解るがストーリー的な都合によりレギュラー女性キャラをもう一人増やしたかった事情は有る訳で、筆者的にはこのアレンジOKなんだけど、皆様の評価は如何でしょうか?

 

 

 

  カリア「ここが『渇きの谷』ね。なんでもダブルヘッドと云う大蛇が出没するらしいわ。」
  ギルス「とても動きが素早い双頭の大蛇って話だよね。気を付けよう。」
  ダブルヘッド「キシャアァァァァ!!」
  ギルス「わあっとか云ってる間に
行数の都合でもう現れた!」

ギルスのセリフに有る通り、ダブルヘッドは1ターンに2回行動出来る。初めて見た時は「実はきっと赤くてツノが生えてるんじゃないか」と連想するだろう(そうか?)。

  ギルス「噂には聞いていたけどなんて素早いんだ!」
  カリア「ホント!
水曜スペシャルな探検隊で出てきた双頭の大蛇とはえらい違いだわ!?
  ギルス「カリア?なに云ってんの?」

ところで筆者、その水曜スペシャルな双頭の蛇の正体が岩で胴体を隠した二匹のシマヘビだなんて思いませんから、いつぞやの回で捕獲されてヘリコプターで連れて行かれた洞窟人さんの消息は知りたいと思っているんですが如何ですか隊長!!(←故人です)
・・・しかし、旧いネタばっかでスイマセンね。

  カリア「それにしてもあんな高速で地面を這いずり回って・・・・・・、『這いずり回る!?』」
  ギルス「何か解ったのかい?」
  カリア「
若しかしてうまくアイツをぐるぐる引きずり回したら、摩擦熱で溶けてバターになるんじゃないかしら?
  ギルス「さっきに続いてまたなに云ってんの!?わぁん
カリアまでボケに回ったらどう収拾付けるんだよう!

大体、ヘビで出来たバターってなんか厭。(トラならいいの?・・・でもそう云えば筆者は幼稚園の劇でそのバター化するトラの役をした事が有る)
ダブルヘッドやスネークなど、地面を這い回るタイプのクリーチャーは攻撃に「地面」属性を持つ。地面属性の攻撃は飛行型の敵に極めて当たりにくいというペナルティを持つ。よって、このステージでは飛行型のクリーチャーでボスを押さえ込むのが定石。ボスの機動力で逃げられない様、ダメージ床の有るルームに配置しよう。
敵ダンジョンもスネーク、ジャイアントリーチ、マッドエレメントと地面属性のオンパレードなので、ダンジョン攻略用にバットを手元に残しておくのも手。例によってホワイトソードとスモールシールドを装備すれば攻守の不安は無いので、「しらべる」コマンドを活用して隠れ属性の不要な一撃さえ喰らわなければ力押し出来るだろう。
ただ、スネークやダブルヘッドは毒を持っているので回復薬と解毒剤は忘れずに。回復と装備が万全なら、実はダブルヘッドはタイマンでも倒せる。
そんなわけでまたも省略してギルスの勝利。

 

 

 

  カリア「ダブルヘッドのカードを入手したわ!」
  ギルス「このカード、右上に☆マークが付いてるね。階級章?撃墜マーク?」
  カリア「違うわよ。これは
『レア度』を表してるの。」

カードの中でも入手が困難とされるものはカード情報画面右上に☆マークが3段階で付くのだ。

  カリア「だから、あたし(☆☆☆)やフンババ様のカード(サモンズ・オン・フンババ:☆☆;STAGE7参照)は入手困難なのよ。」

だが、あくまで入手率の確率論の問題なので、☆☆☆でも一気に大量入手出来たり、逆に☆無しでも全然手に入ったりしない事も有る。また、レアなカードは確かに特別とか強力な効果を持つが、必ずしも『使える』カードとも限らない。

  ギルス「要は、そーやってマニアのコレクション癖を刺激させる為だけの指標なんだね。」
  カリア「否定はしないけど・・・なんか引っ掛かる云い方ね・・・」

でも、☆☆☆のカードを引くと確かに得した気分にはなる。(←思う壺)

 

 

 

  ギルス「見えた・・・、イシスの都だ!」

 

 

遂に二人はイシスの都に到達。いよいよイシス編は佳境に!!

 

 

 

 

 

☆つづく☆
 
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