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2012. 12. 31
たくさんの方に助けられ、支えられてきたきた一年でした。心から感謝しています。ありがとうございました。 みなさまからいただいたたくさんのお花や好きだったお酒やチョコレートなどに囲まれている江草の写真は、なんだか今にも笑いそうです。 またまた寒いギャグでも考えているのでしょうか。毎朝、コーヒーを淹れて供えながらも、この一年のことが夢をみているようで、いなくなった現実感はあまり強く感じられずにいます。とりあえず元気に楽しくやってください、と声をかけています。私もなんとか仕事を続けていきますから。
江草が最後にノートに書いた言葉、乱れた文字ではありましたが、”まごパワー、スペシャルパワー、TURBO POWER”
その孫達と年末、年始を過ごします。来年もどうぞよろしくお願いします。


  2012. 12. 17
いろいろとご心配をおかけししました。もたもたとですが、日々なんとか暮らしています。今月の発送も済みました。(korちゃん、atmさん、お手伝いありがとうございました。)今頃は、皆様に楽しんでいただいているかなあと心巡らせています。12月も半ば、時間だけがどんどんと過ぎていきます。昨日は選挙にも出かけました。取り戻したくない日本が戻ってきそうで、私にとっては残念な結果です。今回は、一票、むずかしかったですね。
遅くなりましたが、ブックランド 10月 324号(11月はお休みしました。)12月 325号と更新しました。よろしかったらのぞいてみてください。
定年退職後に焼き物をされているhjmt先生が、トトロを作ったからと持ってきてくださいました。ジオジオの入り口に鎮座しています。なかなか愛嬌があります。かわいがってくださいね。クリスマスプレゼントやお年玉用の絵本、ご相談お受けしています。これからは、ほぼお店にいるつもりです。1月のブッククラブの準備にもかかります。なんだかばたばたと忙しい。年末なんですね。




  2012. 11. 25
長い間、HPも更新せず、ブックスペースもお休みの状態が続いてしまいました。申し訳ありませんでした。気がつくと11月も後半。カレンダーの予約のお電話も入り始めました。ぼちぼちとお店も開けていこうと思っています。ほんとにご心配をおかけしました。 11月はブックランドや毎年のクリスマスやお正月のプレゼントのリストもお休みしてしまいましたが、12月からは気を引き締めて元通りのリズムでと、 ブッククラブの準備にかかっています。こうやって子どもの本、ブッククラブのみなさま、ジオジオを訪ねてくださるみなさまに関らせていただける幸せを改めて感じています。これからもよろしくお付き合いください。寒くなりました。ジオジオのつたやケヤキの紅葉の見事さに毎年のように感動し、 こたつや、ヒーターのあたたかさに心ほっこりしつつの日々です。みなさまもどうぞお体を大切に。心をこめて。


  2012. 10. 1
サンタナやクラプトンなど、主に外国のアーティストのロックを聴いてきた江草が、最近、吉田拓郎さんの歌にはまっています。時代的に若い頃から聴き続けてきたようにも思うのですが、突然「落陽」を聴きたくなったようです。「襟裳岬」と同じ岡本おさみさんの作詞、江草の好きな高中正義さんのギターではじまるこの曲、あらためて歌詞の情景に惹かれます。70年代、岡本おさみさんも吉田拓郎さんも私たちも20代です。苫小牧から仙台行きのフェリーに乗って、見送ってくれたじいさんのことを思います。若者が旅先で出会ったのでしょう。たぶん賭け事で身を持ちくずしたであろうじいさんはサイコロをおみやげに持たせてくれます。フェリーからは沈んでいく太陽が見えます。アウトローのじいさんに若者が見たものは何だったのでしょうか...。人生の先を行くろくでなしの男の解放された自由も感じたでしょうか...。旅から日常に戻っていく若者の思いに落陽が重なります。いい曲です、いい歌です。確かなのは若者からじいさんの年令に私たちがなってしまっていることです。40年が経ったのですね。大学があった町の小さなデパートの屋上でハモニカを口にしてギターを弾きながら歌っていた若者が吉田拓郎さんでした。その時に買ったのでしょうか、「青春の詩」というLPが手元にあります。
そういうわけで(笑)吉田拓郎さんの歌を聴き続けながらのブッククラブの準備の日々です。いろいろ寄り道が多いなあ〜。10月になりました。ブックランドもまだできてません。がんばりまっす。


「青春の詩」


  2012. 9. 23
長い長い残暑も終わりそうです。窓を開けて寝ていると朝方は知らず知らずお布団にもぐっています。朝の温かいコーヒーが嬉しいです。気がつくと10月のブッククラブの作業に追われつつの日々です。クリスマスの配本も念頭に入れつつです。年の瀬が近いことあまり考えたくないのですが〜(笑)。
10月28日(日曜日)二市二町「九条の会」平和と文化のつどい として落合恵子さんの講演会が開かれます。加古川市民会館大ホール 14:00〜です。ジオジオもチケットをお預かりしています。よろしかったらお求め下さい。前売り券1000円です。 http://mt.nicemicky.net/nishinityou/tudoi/
日本の国が迷走しています。行く先が少しずつ後戻りをしているような気がして、怖さすら感じます。毎日放送のラジオ番組”たね蒔きジャーナル”も 9月28日で放送打ち切りが決定しました。国民のすべてが国の政策に引きずられ馴らされていくとは、もう思いたくありません。今を見据える力を持つこと、大切だと改めて思います。今をどう思い、どう過していたのかといつか孫達に聞かれた時のことを考えます。なんなら沖縄にも、国会にも碑を建てましょうか。オスプレイ安全宣言をした政治家、原発再稼動に賛成した政治家、科学者の名を刻んで。小さな字になるのでしょうか...、大多数で。なにやら悲しいことですが。


私が送ったFAXを毎日ながめているというrihoです。


  2012. 9. 13
朝夕は涼しくなりましたが、日中はまだまだ暑い日が続きます。9月6日に野口小学校の1年、2年、3年の選書会が終わり、またまた遅れましたが、ブッククラブの発送も終わりました。孫のrihoの保育園のおじいちゃんおばあちゃんとあそぼうデーにも参加しました。
息つぐ暇もない日々にようやくひと段落です。気がつけば、来年のカレンダーやクリスマス、お正月の絵本の案内が届く季節になりました。なんだか飛ぶように時間が過ぎていくように感じます。仕事の段取りや要領が悪くなり、コーヒーブレイクの時間も多くなり、これも年のせいかと開き直りも多くなり、困ったものです。まあぼちぼちいこうと思っています。お許し下さい。
それにしても政界のにぎやかなこと。いったいなんの騒ぎ?という感がぬぐえません。政党の党首が替わることで、何がどう変るのか、変えないままなのか、新しい党は何をするのか、しないのか、な〜んにも見えてきません。解散総選挙?誰にどこに、何を期待する選挙になるのでしょうか?わかんね。
ブックランドと新刊更新しました。


ブッククラブの方から
我が家のベランダはまだまだ夏ですよ〜と写真のおたより。


  2012. 8. 30
「小さな出来事、ニュースの種を見逃しません。」という水野晶子アナウンサーの言葉で始まる毎日放送のラジオ番組「たね蒔きジャーナル」(月曜〜金曜 午後9時〜)を、いつもYou Tubu で聴きながら仕事をしています。昨年の3.11以来、この番組で小出裕章さんは、政府の発表とは全く違う原発に関しての情報や知識を発信し続けてくれました。こういう報道番組がある限りは、まだまだ日本の末来に失望しなくても大丈夫という思いがあったといっても過言ではありません。その番組の打ち切りが検討されていると知り、驚きとともにやはり...という感覚をぬぐえません。
存続を要望する動きが活発化しています。http://www.tanemakifan.net/ ネットでの署名活動も始まりました。http://www.shomei.tv/project-1980.html(私も署名させていただきました。)
メディアへの不信がつのる中、この番組の存在で気持ちが救われてきた人、多いと思います。海外からも存続の署名が集まっているようです。経費削減?スポンサーの問題?詳しいことはわかりませんが、毎日放送の姿勢と良心に望みをつなげたいと思います。


少〜し秋が。稲美町で。


  2012. 8. 26
娘に誘われて、週末”アンパンマンミュージアムツアー”に参加しました。夏休み、最後のイベントです。ひたすらはしゃぐアンパンマン大好きriho。新幹線はじめ、駅に着くたびに見つけた電車の名前を連呼し、ホームを走るkosei。高知のホテルで一泊しましたが、大人は上げ膳、据え膳のありがたさ、温泉の心地よさ、いつのまにか敷かれているお布団にほっこり感激。アンパンマンミュージアムでは、別館で馬場のぼる展が催されていて「11ぴきのねこ」をはじめとして、やなせたかしさん、長新太さん、柳原良平さん、多田ヒロシさんなどその時代の絵本、まんがにふれることが出来、江草とジオジオのこれまでをふりかえったりもしました。それにしても子どもたちが走り回って楽しめる空間です。訪れている人々の中からハングルの言葉も聞こえて、なんだかほのぼのしました。韓国でも「アンパンンマン」は人気なのでしょうか?竹島よりアンパンマン、平和です。
明日からはや2学期のkosei。やり残した宿題を前にした情けない顔の写真が送られてきました。(笑)
いよいよ夏休みも終わりですね。今週はジオジオにずっといます。気を引き締めてブッククラブの発送準備です。


地下のプレイルームに急ぎかけおりるriho


  2012. 8. 22
暑い、暑いと愚痴りながらの日々にピシリと鞭をあてられたような戦慄が走りました。ジャーナリスト山本美香さんのシリアでの死。 オリンピックで世界中が沸いている時にも、世界の紛争地では子どもも含む人々が戦火にさらされ、そしてその戦争の真実を世界に伝えるために危険をかえりみず活動していた人たちがいるということに改めて思いを馳せます。映像に写った山本美香さんの凛として、使命感、充実感に満たされた最後の表情に心を打たれます。
壮大な宇宙の中の小さな銀河系の一つ、その中の小さな小さな星、地球。そこで生きる私たち人間という種族はいったい何を目的に命をつないでいるのだろうかと思います。それでなくてもそれぞれに限りのある人生なのに…。 政治や経済に権力のある一部の人々の自己欲のために、無駄に命を奪われる人たちが後を絶たないこと、私たちは山本美香さんのような人たちによる真実の報道を知らなければ、その愚かさにも気がつかないままであったかもしれません。若く有能で心優しい日本人を失ったしまったという喪失感が残り続けます。残念でなりません。彼女のやり残した意志が、紛争の地を解決へと導くことを祈りたい気持ちです。私たちに何ができるのか、大きい問いかけに答える術がありません。
明日、明後日(金、土)と臨時休業します。すみません。来週はブッククラブの準備で、ずっとジオジオにいる予定です。


「世の中への扉  戦争を取材する
子どもたちは何を体験したのか」
山本美香


  2012. 8. 18
お盆も終わりました。読書感想文の宿題のご相談もちらほらあったりで夏休みも終わりに近づいたことを感じます。(ごめんなさい。課題図書は在庫、ありません。)
お盆は、孫たちと暑い(!)でも楽しい時間を過しました。もっちゃんと宿題の工作をするために、そのまま一人残っていたkoseiを今日、大阪駅まで送りました。9月のブッククラブの準備、9月始めの選書会の準備、私も日常の仕事に戻りたいと思います。遅くなりましたが、今月のブックランドと新刊を更新しました。よろしかったらのぞいてみてください。
孫4人のそれぞれの成長は私たちにとって何より嬉しく幸せなことです。私の趣味も変りました。便座カバーを花柄にしたりハート柄にしたり(笑)。 怖い話がいい、怖い話はいやだ、わいわい言いながら寝る前に本を読みます。途中で意識がもうろうとし、眠気が襲い私のほうが先にダウンしたりもしましたが、4人ともお話が大好きです。嬉しいことですが、いつまで孫のエネルギーについていけるのやら...。 このまま健やかにのびのびと大きくなっていって欲しい、いつも祈るような気持ちです。
少〜し朝夕、涼しくなったようにも思いますが、残暑厳しい日がまだまだ続きそうです。どうぞお体に気をつけて。





  2012. 8. 11
ブッククラブの発送が終わりました。発送が今月も少し遅くなりました。すみません。選書会の納品も済み、ひと段落。 セミの声に包まれ、暑い暑いと言っているうちに、夏が駆け足で過ぎていきます。ロンドンオリンピックも明日で終わります。楽しませてもらいました。特になでしこジャパンの試合はアラームをかけて、早朝に起き、興奮しながら観戦しました。りっぱな、りっぱな銀メダルです。 今の若い人たちのすばらしさを充分に感じさせてもらいました。私たちの世代の女性には見られなかった明るさ、いさぎよさ、かっこよさだと思います。
日本の年寄り、がんばらなくっちゃです。今の若いやつは...なんて言ってられません。消費増税が決まりました。確か初めて3パーセントの消費税が決まった時、これは福祉税だなんて言っていましたよね。福祉が潤ったのでしょうか?解散総選挙で国民の信を問うと言われても、信なんてどこに?投票用紙を前にとまどう国民の心は見えていないようです。
で、気がつくとお盆です。 孫たちがやってきます。なんとかゆっくり遊びたいと仕事を片付けています。明日12日から16日(木曜日)まではジオジオもお休みさせていただきます。 ブッククラブの本は、居ましたらお渡しできますのでお声をかけてください。


友人が送ってくれた写真です。
極楽の花です。


  2012. 7. 29
8月のブッククラブの準備、選書会の納品作業などでバタバタと忙しい日々ですが、しばらく実家に帰れずにいましたので、一泊、駆け足で帰ってきました。帰ると、地元紙である紀伊民報という新聞をいつもなつかしく読んできますが、田辺市出身の作家 香月日輪さんの講演会の記事が出ていました。私よりずいぶんお若いのですが、多分、同じ高校だと思います。「妖怪アパートの幽雅な日常」や「大江戸妖怪かわら版」など書かれた本になじみはあっても、同じ町の出身だと知ったのは最近です。機会を見つけて講演もお聞きしたいなと思いました。同じ日の紀伊民報に、映画監督の鎌中ひとみさんの記事もありました。なんだか嬉しく...。田辺を離れてから、あらためてこの地方紙を好きになっています。
物忘れが進む87歳の母に「暑いから、外に出るときはきいつけや。」と何度も言われ、「はいはい」と返事しながらも、母がいてくれることの幸せを感じています。なにも親孝行できないこと申し訳なく思いつつ帰途につきました。途中下車して、孫のrihoの保育園の夏祭りに。保育士さんが「今日はいっこちゃんの(私です。)おむかえやねん。」と時々言っているというお話を聞き、めったに行ってやれないのに...とそのrihoの言葉も嬉しく幸せです。
明日は尾上小学校に本のコーティングのお手伝いに出かけます。ゆっくりとオリンピックを味わう間もなく日が過ぎていくようです。しばらくはブッククラブの準備に専念。お店にいます。たびたびの臨時休業すみませんでした。


ほっぺにまたバンドエイド...。


  2012. 7. 22
ジオジオの西隣は”D3(デッサン)”という美容院です。心優しい河野さんという美容師のお兄さんがやっています。私も 時々、髪をカットしてもらっています。先日、生まれて1ヶ月経つか経たないかの子猫を見つけて、ほっておけないでつれて帰ってきた河野さん。自宅に犬を飼っているので、無理です、と言いながらもお医者さんへ連れて行き、トイレやキャッツフードを買い、ぺぺ(子猫の仮?名です。)の世話をしています。ぺぺ、いい人に出会ってよかった!!でもいつまでもこのままお店の中で飼う訳にも...ということで、
誰かぺぺを飼って下さる方はいないでしょうか?のお願いです。ご連絡ください。
079-426-6704 (ジオジオ) 079-423-6525 (D3)
猫嫌いだったはずの私は22年間のあいだに4匹の猫と暮らしを共にしました。とても豊かで心潤う時間を与えてもらいました。”猫と共にある暮らし”ほんとにおすすめです。私も実はぺぺを見ると心がキュンとはするのですが、今からでは、最後まで猫の命をみとってやれる自信がありません。 心のすき間にいつのまにか住みついて、かけがえのない存在になってしまう猫!いい人との出会いを待っているぺぺです。よろしくお願いします。


イケメン baby です。


  2012. 7. 19
ジオジオのセミ初鳴きです。昨年と同じセミであるわけはないのですが、「おッ!お帰り」と声をかけたくなります。もっとも睡眠不足の日々がやってくることにもなるのですが…。ジオジオの新刊でも紹介していますが、福音館書店から「セミとわたしはおないどし」という絵本が出ています。 そうなんですねぇ〜、今年のセミは一年生の孫のkoseiと同じ年に生まれ、7年目の今年の夏、ジオジオのケヤキの根元より出てきたのです。昆虫好きのkoseiが今年見つけたセミの抜け殻は、なんだか特別の意味を持ちそうです。好きなものへの集中力はすごいのに日常生活はちょっとスローで娘をカリカリさせているkoseiも小学校になってはじめての夏休み!です。はてさて!どうなりますやら。
私も一学期に予定していた選書会が昨日終わりました。昨日の野口小学校の選書会では先生やボランティアのお母さんより「子どもってほんとに本が好きなんやなあ」という声があって、内心シメタ!と嬉しかったです。 ジオジオの校区ということもあって知っている子どもたちも声をかけてくれました。一昨日の播磨西小学校と共に集計にかかります。夏休み中には納品。 二学期には図書室へ。楽しみにしていてくださいね。梅雨明けと同時に猛暑となりました。どうぞお体に気をつけて。私も外には必ず水筒を持って出ます。


「セミとわたしはおないどし」


  2012. 7. 13
昨日は相生市の矢野小学校で選書会でした。この小学校は来年統合されて廃校となります。青々した芝生の運動場がある風通しのいい、全校54名の小学校です。なんだか残念で寂しいです。来週、火・水と2校の選書会があり、もうひとがんばり。ばたばたしているうちに7月も半ばです。ブッククラブの本、楽しんでいただいているでしょうか?今月は、発送が少し遅れました。ご迷惑をおかけしました。なんだか目の前のことを消化していくのに精一杯の日々が続きました。選書会が終われば、夏休み!私も、少しのんびり夏休みしたいなあ〜と思っています。でも8月のブッククラブの準備も目の前ですね。
九州の雨の被害が気になります。大分にいる友人の大丈夫ですというメールにほっとしましたが...。災害ができるだけ少ない夏であってほしいと願うばかりです。
風濤社の「地獄」という絵本が最近よく売れているようです。お寺に伝わる地獄絵巻です。ずいぶん前からある絵本なのに、なぜ、今? 聞くと子どものしつけにいいとテレビなどで評判になったとか...。それなら大人にこそ読ませたいですよね。諸々の政治家。原子力ムラの人々。東京電力のえらい人たち。見てみぬふりで子どもを自死に追いやった人たち。えんまさまに舌をぬかれそうな大人が日本にはいっぱいです。地獄に落ちるという恐怖、ないのでしょうか...。
遅くなりましたが、今月のブックランドと新刊を更新しました。


「絵本 地獄」


  2012. 6. 18
6月、7月は選書会のシーズンです。昨日、御津小学校のkrd先生が先日の選書会の写真をCDに入れて持ってきてくれました。 熱気むんむんの一日を思い出しながら楽しく見させていただきました。「あたしってしあわせ!」という本をかかえて絶対この本がほしい、とkrd先生に頼んでいた女の子。普段は上がれない体育館の舞台の上で思い思いの格好で本に夢中になっている子どもたち。アンケート用紙に漢字が書けなくて「書いて!」と「大きな運転席図鑑ぷらす」を持ってきた一年生。「土の色ってどんな色」という科学絵本の写真を土の感覚を確かめるように何度もなでていた男の子。持っていった本たちもこんなに喜んでいただけて幸せです。予算をオーバーして(ありがとうございます。)納入する本も決まりました。来週始めには学校にお届けできます。楽しみにしていてくださいね。
明日は加古川の氷丘小学校で選書会。児童数1000人近いマンモス校です。偕成社のeriさんも来てくれます。楽しい会になればいいなあ。体力温存のため今日は早く寝まっす。台風、大丈夫かな...。


御津小学校。「なに?なに?何の本?」と思わずのぞきたくなります。


  2012. 6. 11
今月の絵本、本はお手元に無事に届いたでしょうか?楽しんでいただけること祈っています。
ジオジオの花壇の額アジサイが色づいてきました。雨の季節に入りますね。
とうとう というか やはりというか、今年の夏の電力のために(?)大飯原発の再稼働が決定しました。 これだけ原発そのものの危険性が叫ばれ、取り返しのつかない爆発事故を体験し、なす術を持たなかった政府の力量を糾弾され、多くの国民に犠牲者を出し、解決の方向性も見出せない今、ほとんどの政治家の人たちは再稼動がどれほど無謀なことか、わかっているのではないかと思います。電力の不足の数字の不確かさを指摘され、ほんとうに電力が不足するのかさえ信じられない今、それでも、再稼動に強く異議を申せない政治の事情ってなんなのでしょうか?野田首相の話を聞いていると、いったいこ国は誰に向いて政治をしているのだろうと不思議な気持ちになります。
「本当に大切なものはなんなのか?自分で考え、自分で決める「ひと」になってください。」原発に反対し続けている科学者 小出裕章さんの言葉です。子どもたちに向けての本が出ています。
子どもたちに恥ずかしくない政治家でいてほしいですね。今年の選書会にも持っていきます。
明日は御津小学校で選書会。一年ぶりに御津小の子どもたちに会えること楽しみです。
今月のブックランドと新刊を更新しました。





  2012. 6. 1
はや6月。昨日は八幡小学校で3年、4年の選書会でした。選書会シーズンに突入です。みんな元気いっぱい!楽しかったです。 こわ〜い話、みんな大好きなんですねェ〜。岩崎書店 から出ている「いるの いないの」京極夏彦さん作で、ぞくぞくとまじに恐い絵本です。子どもたちの前で読みました。最後のページを(ここ!恐い!)を(わざとですが)、見えそうで見えないようにめくったせいか、その後はその絵本に子どもたちがむらがって、とうとうそこのページが破れてしまいました。私が悪いです!ごめんなさい。でも選書会、こういうこともありですね。子どもたちが喜んでくれたこと、大満足でした。
いやな予感というか予想できたとはいえ、関西のえらい方たちからの肩透かしです。大飯原発の再稼動、結局、認めるのですか?それもこんなに早く?事態の何が変ったのでしょうか????がいっぱいの気持ちです。やれやれ。
”さようなら原発1000万人アクション”の署名用紙、2月末以降に集まった分を5月29日に送らせていただきました。ありがとうございました。締め切りの5月31日で 6,853,283 人。1000万人には届いていませんが、すごい数字です。せっかく止まった日本の原発です。再稼動反対はゆるぎません。節電、やってみりゃぁいいじゃん。





  2012. 5. 21
宇宙のなかで太陽と月と地球が一直線に並ぶことが、なんで何年も前からわかるのか、ただただ人間の知恵ってすごいなあと思います。「太陽がかけはじめたで〜。」という孫のkoseiからの電話で起こされました。いつもは寝坊のkosei。時計をみると6時半です。先日、娘が用意してくれていた日食用のグラスで太陽を見ると確かに!欠けはじめています。完全な金環にはなりませんでしたが、見事な天体のショーを充分に楽しませてもらいました。居間の壁に、窓に這うつたからの木漏れ日が欠けていく太陽の形を写します。日食と同時にこちらも楽しみました。写真は7時30分頃です。
koseiたちの住む吹田市は市民に日食グラスが配布され、学校もお休みになったようです。宇宙が好きなkoseiはマンションの中庭に集まった人たちと金環日食を楽しみ、満足して学童にでかけたようです。娘からのメールになんだかこちらまで嬉しくなりました。
気がつくと5月も半ばを過ぎました。6月のブッククラブの準備、選書会のリスト作り、やらなくてはいけないことがいっぱいです。そのわりにはボーとしているなあ、最近、五月病?!(笑)





  2012. 5. 13
5月の陽気もきまぐれです。子どもたちをも巻き込む事故、そして竜巻の被害、続く天災、人災に心滅入ります。ここ何日かの肌寒さに冬物の片付けも気持ちが鈍ります。えいや!と今月のブックランドと新刊を更新しました。よろしかったらのぞいてみてください。
モーリス・センダックさんが亡くなりました。代表的な絵本「かいじゅうたちのいるところ」のかいじゅうたちのなかで「これはお父さん」と 教えてくれた男の子がいました。開店して間もない頃です。言われてみると、一人だけ人間の足をしたかいじゅうがいます。気遣わしげにいたずらぼうずのマックスを見ています。時にはおんぶをしたり、よりそったり。絵本の中からそれを読み取った男の子。思ってもいなかったことを教えられて感動しました。絵本の中に書かれているわけではないけれど、きっとセンダックさんの思いもそこにあったのでは、と思います。それ以来、絵本をわかった気にならないで、子どもたちから学ぼうと思い続けてきました。いたずらをすれば叱ってくれるお母さん、そしてあたたかい食事の待つ家、思い切り遊べ、かいじゅうを従えて王様になれる空想の中、見事に子どもの世界を表現した絵本です。子どもに媚びない絵、かいじゅうたちの表情。このぬいぐるみを受け入れるまで孫たちは、少し時間がかかりました。(笑)残してくれたたくさんの絵本に感謝です。





  2012. 5. 7
5月5日、2012年の子どもの日はすべての日本の原発が止まった日となりました。やればできる!これからをどうするか、問題は簡単じゃなく山積みではあるけれど、なんだか日本の空が澄んだような気持ちがしています。脱原発へのスタートになりますように。
ようやく発送が終わりました。遅くなってすみません。「ネジマキ草と銅の城」が重版待ちです。配本予定の方、もう少しお待ちください。ゴールデンウィークのせいにするわけではないのですが、今月、もたもたしてしまいました。まもなくお手元に届くと思います。
ゴールデンウィークは、ジオジオの窓から見える新緑をながめながら、じーと動かず仕事をして過しました。後半、娘達が来て、加古川の河原や少年自然の家など近場で遊びました。たまたま訪ねた知り合いのお家で、たけのこを掘らせていただき、koseiは初めての経験で大興奮。掘りたては米ぬかをつかわなくても塩茹ででいいよと教えてもらい、早速に...。2歳のrihoまでぱくぱく。香りがよく美味しかったです。





  2012. 4. 21
バタバタとした一週間を過しました。水、木のお休みの他、火曜日、そして今日も臨時休業しました。 お店に来てくださった方、ほんとにすみません。いただいたメールのお返事が遅くなりすみません。 来週はずーっとお店にいて来月のブッククラブの準備に専念するつもりです。ゴールデンウィークもひかえていますし...です。
今日は神戸で「兵庫県女性9条の会」の6周年の集まりがあって出かけました。呼びかけ人に名前をあげているとはいえ、あまり積極的に参加できなくて、いつも申し訳なく思っています。記念講演は医師 郷地秀男さんの「被爆者医療から見た原発事故」60人近い参加者は、やはり年配の人が多いです。 90歳代の女性の方もいらっしゃって感激しました。大震災をきっかけに非常事態条項を盛り込んだ憲法改正の動きがあること、タイミングよく!北朝鮮のミサイル問題もあり、国が原発再稼動に向うこともふくめて、混乱の下でのそういう動きをとても不気味に思います。同じように時代を生きてきて、 戦争の時代に戻そうとする政治家。憲法を守ろうと9条の会に参加する人。どちらの側に身を置くか、どうせと長いものにまかれてしまうか...。年配のものに出来ることをしていこうと思っています。
脱原発1000万人アクション”の署名は4月4日で5,527,880人。目標の約半分です。締め切りは5月31日に延期されました。脱原発を決めたイタリアやドイツの子どもたちは少なくとも被曝で体力を低下させていくことはないでしょう。日本もそうならなければ。いえ、していかなくては。

「原発と憲法9条」
小出裕章 著



  2012. 4. 13
昨日は久しぶりに三田の方にでかけ、帰りに建築の仕事でずーとお世話になってきた建具屋さんをお訪ねしました。 仕事がとても丁寧で尊敬する職人さんのお一人です。奥さまもご一緒になつかしい話に花が咲きました。 今は、私もほとんど設計の仕事をしていませんが、建築の業界も厳しい時代、木製の建具の注文も最近はめっきり少なくなっているようです。「江草さんのように障子や木の建具を使って設計してくれる人が少なくなった。」と言って下さって、あらためて仕事のたびに木の事や建具の事をたくさん教わってきたことをありがたく思いました。こういう”技”が受け継がれることなく 廃れていくのかと思うとほんとにもったいなく思います。 日本の建築のすばらしさを、年齢を重ねるほど思い知らされます。うわべの快適さの前で、何か大切なものを忘れてしまっているのではと(えらそうに申し訳ないですが)思ってしまう今時の建築事情。考えが古いのでしょうけど...。娘の所の絵本用の本棚を恐る恐るお願いすると、とても気持ちよく引き受けてくださり、その”仕事”を身近に置けること、今から楽しみで幸せに思います。
小野の浄土寺でお花見をして帰りました。今日も近くの教信寺でお花見。もう散り始めですね。
それにしてもなんとも愚かな北朝鮮...。


教信寺の桜、今年も楽しませてもらいました。


  2012. 4. 9
友人が自宅の庭にある桜の枝を持ってきてくれました。ジオジオの前の花壇でも桜桃(ゆすらうめ)がかわいい花を咲かせ始めています。今朝、ゴミを捨てに行こうとしたら階段のところに名も知らない花が置かれていました。ご近所の方です。嬉しいです。  Spring has come.
今月の発送、配達が終わりました。お手元に届いている頃だと思います。今月の本も楽しんでいただけますように。
小学校に配達に行くと、職員室前の廊下には新しい教科書が並べられていて、入学式のための案内の看板が置いてあったりします。転任されてきた先生の靴箱でしょうか?かわいい手作りの花がつけられていました。加古川市の小学校は4月11日が入学式のようで桜が満開になることと思います。なんだか学校生活には関係がなくても、4月は気持ちが新しくなるような気がします。
ひと段落ではあるのですが、しばらくのんびり〜とはいかず、雑用に追われ追われです。ゆっくり新聞に目を通すこともできないのですが、原発の再稼動に向う日本の政治体制にもううんざりしています。 ドラえもんの「生きてる生きてく」の歌詞ではないですが、100年1000年前の遺伝子にも100年後の遺伝子にもなんと愚かだと叱られるでしょうね。脱原発委員会を立ち上げる勇気ある政治家、いえ良識ある政治家、いませんでしょうか?
今日は義母の命日、甘い甘いコーヒーと好物だったシュークリームをお供えしました。


庭に桜の木があるなんていいなあ。


  2012. 4. 4
小学校の入学を前にして、母心もあり、孫のkoseiが、近くのスポーツクラブの体操の短期教室に行くために 一人で加古川に来ていました。宇宙や鉄道、生きものなどに対するような集中力は、どうも運動には持てないようで(笑)、 「なんで逆上がりができんとあかんの〜?」という風な やる気のなさ満々の教室での3日間。コーチの方には申し訳ないのですが、 ギャラリーで見ていて笑いがこみ上げました。横浜の孫、kohakuは4歳ごろには逆上がりを簡単にこなし、自分の背丈を越えた鉄棒にまで 挑戦しにいってびっくりしましたが、ほんと、それぞれです。孫になれば、それはそれでどちらもいとおしくかわいいものです。
ようやく体操教室から解放されて、今朝早く、koseiは前々から楽しみにしていた(どっちが!)もっちゃんと一日鉄道旅行に出かけました。”特急はまかぜ”や”スーパーはくと”に乗って日本海のほうへ行くそうで、二人で、駅弁の話や、浜坂でいかさしを食べようとか、話が盛り上がる中、 加古川駅まで送りました。昨日の嵐が収まってなんとかお天気になってよかったです。そのまま吹田に帰り、明後日には入学式。超がつくのんびりやさん、さてどうなりますやら…。成長が嬉しく、少し寂しいおばあちゃんです。


koseiの2歳の頃からの愛読書。
実物は付箋だらけでもうぼろぼろ。


2012. 3. 31
3月も終わります。はや明日から4月です。日に日に春らしくなってきますね。ブッククラブの準備をしながらも、 暖かくぬるい空気に嬉しくなり、ついつい新芽を出し始めた草花の前で時間をつぶしてしまいます。そんなに花を咲かせたり育てること上手ではないのですが、 この季節、あれこれ鉢植えや苗を買いたくなるのですねぇ〜。先日もタンポポとクローバーを買ってきました。 こういう草花にお金を出すなんてと、母にあきれられそうにも思いますが、放っておいても大丈夫そうだし、四葉のクローバーも探せますし…。(笑)
高校生に、大学生にという嬉しいご報告があったり、訪ねてくださったりで、これもとても嬉しい春です。5年、お店を閉めていたこともあって久しぶりの 姿に大きくなられていて、びっくり!受験を乗り越えての笑顔!最高ですね。おめでとうございます。
桜もまもなくですね。4月、桜、は息子、娘の誕生。入学式。父が逝ったのも4月、桜満開。義母もです。いろんな思いが4月にあり、そんなこんな心巡らせながら、 福山雅治くんの「生きてる生きてく」をエンドレスで聴きつつ、皆様へのおたよりを書いています。


もちの木の根元にタンポポとクローバーを植えました。


     2012. 3. 19
なんだか大阪、じわじわといやな空気です。高校3年間を共にした生徒達の卒業式。新しい門出と末来を祝福するその式で、 校長より教員が”君が代”を歌っているかどうか口元を監視せよと言われた教頭。教育者として、どんな気持ちだったのでしょうか?職務を忠実に果たそうと使命感に燃えたのでしょうか?そういう空気の中での卒業式は生徒達の心にどのように残り続けるのでしょうか?
なんだかへんだぞ、なにかおかしい、そうい気持ちも日々の生活のなかでいつのまにか慣らされてしまい、気がつくと戦争になって言いたいことが言えなくなっていた...。以前、九条の会で、90歳近い女性の方から聞いたことがあります。最初、フランスで出た本ですが「茶色の朝」という本もそういう恐さが描かれています。
子どもの頃、意味もわからなかった”君が代”、でも歌うことを強制されることはなかったように思います。まだまだ戦争の反省が色濃く残っていた時代だったのでしょうか。大人になり、子どもたちの卒業式でも、どうしても私は歌えませんでした。いずれ教員だけではなくそういう保護者も事情聴取をされるようになるのでしょうか? 主権在民、思想の自由が守られるこの時代。後ろ向きに進む時代を子どもたちに残したくはありません。維新の会や橋下大阪市長があれだけの票を集め るのは、閉塞した社会をなんとかしたいという民意の表れなのでしょう、確かに。でも方向を誤っては、いつかとんでもないことに...という恐さがつきまといます。
前にも書きましたが、新しい国歌をつくりませんか。”さざれいし”や”こけのむすまで”のようなわかりにくいものではなく、「imagine」のような、保育園などの卒業式でよく歌われる「Believe 」のような(涙がでます。)「世界に一つだけの花」でも。「あんぱんまんの歌」でも。起立してもスクラムくんでも逆立ちしたって歌いたい国歌。日本にもたくさんのすぐれたアーティストがいるのですから。



「茶色の朝」
1050円


     2012. 3. 12
3.11のたくさんの特集番組や記事を見ながら、被災された方たちの失ったものの大きさ、 家、仕事、土地、故郷、そして愛する家族、未来への希望などに改めて身震いする思いです。 東北から遠く、普段通りの暮らしをしている私たちの想像を超えた一年だった事と思います。 自分のことに置き換えてみて、果たしてそういう一年を乗り越えて過ごせたでしょうか...。 それでも日々の暮らしは続くわけですから、精神的なものも含めてまだまだ復興には長い道のりになるのでしょうね。 国や政治を変えなくてはできないこともたくさんあると思います。 無関心にならないで、上滑りの言葉やパフォーマンスにだまされないで、しっかりとこれからを見据えなくてはと思います。 地震も津波も原発も、決して東日本だけの問題ではないことを実感しています。
昨日、町内会の役員会を済ませてから、急ぎ江草と大阪に行き、少しだけ娘や孫たちと中之島公園の 「さよなら原発 3・11関西一万人行動」に参加しました。
それにしてもいつまでも寒いっす。今月のブックランド、新刊を更新しています。


大阪中之島公園。
これから御堂筋のデモ行進です。


    2012. 3. 8
もう釘付けでした。女子サッカー、アルガルベ杯ドイツ戦 。あきらめのないあの不屈の精神はどこから来るのでしょうか? 惜しくも惜しくも敗れてはしまいましたが、充分に伝わってきました。選手たちの闘志とサッカーというゲームの魅力が。それにしても背の高さも横幅も日本選手の比ではないドイツ選手の間をぬって走る小さくも強い”なでしこ”達。ほんとに元気をもらい、楽しませてもらいました。感謝!
3月の発送、配達が終わりました。 ちょっとゆっくりと本を読んだりDVDを見たりしています。西加奈子さん、おもしろいです!「円卓」を読み終えたところです。 ちょっと佐野洋子さんの描く子どもの世界を思わせます。主人公の琴子こと小学3年生の こっこ と三つ子の姉たちを含むその家族。せまい公団住宅の居間に鎮座する中華料理店から もらった真っ赤な円卓。個性豊かな(きっと子どもは本来みんなそうなのだと思います。)クラスメイトたち。大人とは違う価値観の中で、大人には 密やかに成長を遂げていきます。見事な日常です。眠い目をこすりながら深夜 ぐふぐふ笑いながら読みました。次は「漁港の肉子ちゃん」いきます。やらねばいけないこと横目にしばらく本漬けになりたいと思っています。
ひと雨ごとに春…になればいいのですが。


「円卓」西加奈子
1300円


    2012. 2. 29
忙しいのですが、孫のこととなるとほいほいと仕事を中断してしまいます。 昨日はkoseiの保育園の最後の生活発表会で出かけました。 娘が仕事を持っていますので、6ヶ月からお世話になってはや6年がたちました。年長のぞうぐみは松谷みよ子さんの「やまんばのにしき」を演じました。母(娘)は せりふはうまく言えるのか、忘れたりしないかハラハラドキドキ。koseiは子ども役とカラス役をなんとかやり終えました。主役のやまんばやばあさんの役の上手なこと!見ているうちに ぞうぐみの子どもたち、みんなが孫のような感覚になってきます。お母さんや、多分お父さんたちも涙、涙だったことと思います。私も思わず...。みんな上手だったよ、よかったよ、で無事幕を閉じました。 あかちゃんを産んだやまんばってどういう気持ちだろうとお母さんに聞いてきたり、くわで畑を耕す時の力はどんなんだろうと話し合ったりして 役作り、劇作りをしてきたと聞いて、6年の成長にただただ感心。そうとうなババジジバカでしょうか?(笑)楽しい保育園生活をほんとに感謝です。 小学校、うまくやっていけるんやろか…母の心配はつきないようです。私もそうだったのでしょうか(笑)。子どもの事は済んでしまえば、みんな笑い話に。ほんとに楽しかったことしか思い出せません。
さあ、ブッククラブです。えっもう明日から3月!やっぱり損しているような...。

劇「やまんばのにしき」



2012. 2. 26     
2月もばたばたと過ぎていきます。今年はうるう年、ちょっと得したような気持ちで3月のブッククラブの準備の日々です。そういえば福音館書店より「カエサルくんとカレンダー  2月はどうしてみじかいの?」という絵本が出ています。 カレンダーのしくみをあのジュリアス・シーザーことガイウス・ユリウス・カエサルくん(笑)がわかりやすく説明してくれます。クレオパトラもちょっとだけ出てきます。紀元前に太陽や地球の観測から太陽暦を作っていった人間の知恵の力に驚きます。クレオパトラとの恋愛だけに目を向けていてはだめですね。(笑)3月の新刊で紹介するつもりです。配本にも加えていきたい科学絵本です。
今年は春の訪れが遅いようですが、昨日、友人より「庭で福寿草が咲きました。」と写真が(写メールというのですね。)送られてきました。 ためらいつつ、春がすぐそこまで...。ブッククラブの方からも嬉しい合格のおたよりが届き始めました。
さようなら原発1000万人アクションの署名、集まった分を明日、まとめて送らせていただきます。ありがとうございました。 現在420万人、これだけでもすごい数です。署名の締め切りが5月31日に延長されました。3・11もまもなく…。さらに署名が増えていくことと思います。 ジオジオも続いて署名用紙を置かせていただきます。 それにしてもこの活動を知らないという人がほとんどです。みんな原発には反対だけれどどう意思表示したらいいかわからなかったと 気持ちよく署名してくれます。反原発が大きなうねりになっていくことを阻止する何かがあるのでしょうか…。私たちの国が、社会が、我々大人が何を一番大切にするか、ですね。 目をそらさないで、子どもたちに残すものを選択していきましょう。

庭に福寿草、いいなあ〜



2012. 2. 20     
原発への依存率が高い関西電力の原発が全て停止しました。安全という幻想が崩れた今、子どもの命より最優先する理由はありえません。定期検査の結果がどうあれ、もう二度と稼動することがないことを心から願います。朝日新聞出版より「福島の子どもたちからの手紙」という本が出ました。国が、大人が放射能から守ってやることができなかった子どもたちです。子どもたちの暮らしは一変しました。福島の地を離れて避難した子どもたち。今なお放射能におびえながら福島で暮らす子どもたち、56人の自筆の手紙が掲載されています。「わたしは何さいまで生きられますか?」「死にたくない。」「外で遊びたい。」「マスクをしたくない。」「いつになったら放射能がなくなりますか?」「お父さんとはなれてくらすのはさびしい。」「みんなをたすけてあげたい。」と書いた一年生の子どももいます。私たち大人は、国は、電力会社はこの子どもたちの問いに、願いに応えてやれるのでしょうか?犯した罪の大きさに心がふるえます。関西にいて、何事もなかったように暮らしが続きます。もう遠い前の出来事のような気がするという声を聞いて愕然とします。かといって自分も同じように日々を送ってるという歯がゆさも感じています。「さようなら原発」1000万人アクションの署名は今、約400万人。2月28日が締め切りです。ジオジオにも署名用紙を置いています。あちこちに署名用紙を配ったり送ったりしていますのでご希望のかたはお知らせ下さい。一人一人の思いで国を変えることができると信じたいです。署名、よろしく!!です。 
オンライン署名はこちらへ


「福島の子どもたちからの手紙」
1365円


2012. 2. 10     
発送や配達が終わった後のこの時期は、みなさまからのおたよりやメールが嬉しい毎日です。自分の名前が書かれた小包が届くこと、楽しみにしてくれているようで、お母さん達も学校や幼稚園から帰ってくるのを待って開封されているようです。そんなお話を聞くと、送った私まで(笑)ワクワクしてしまいます。私の孫たちからも「本、ありがとう」の電話が入りました。これも頬がゆるゆるしてしまいます。ブッククラブにはおばあちゃん、おじいちゃんからのプレゼントとしてお届けしているケースも多いので、お孫さんと同じようなやりとりをされているのだろうなあと心暖かい思いがしています。今月の本も楽しんでいただけますように。ブックランド、新刊更新していますので、よろしかったら見てください。
大江健三郎さん、澤地久枝さん、鶴見俊輔さん、鎌田慧さん、などが呼びかけ人となって、脱原発をめざし「さようなら原発」一千万人署名運動が行われています。オンライン署名ができるということで、私もしました。国民の意思表示をどのように今の政治が汲み取ってくれるかは疑問ですが、一人一人の思いが大きなうねりとなることは脅威には違いありません。脱原発を願っている人で、まだ署名されていない方はぜひ!私たちの、子どもたちの これから、ここからです。


大好きな絵本「ポッケのワンピース」のブブノアさんルックのrihoです。


2012. 2. 1     
めったに風邪をひくことのない私なのですが、ぐずぐずととりつかれてしまいました。、もう10日近くになるでしょうか?若い頃のように気力で治す、とか知らない間によくなったとはいかないようです。なまじっか寝込むほどのことはない状態が、長引かせる原因なのでしょうか?市販の薬と栄養ドリンク、夜更かしをやめて、生姜湯も飲んで、いや〜すっきりとはいきませんねェ〜。いまさらインフルエンザのウィルスが蔓延しているやもしれぬ病院に行く勇気もなく…。もう少し、付き合ってから出て行ってもらいます。今夜はにんにく素揚げなど…。(ドラキュラやないんやから…)
そんなこんなで、ブッククラブの発送準備の日々です。せっせと〈悪筆ですみません。)おたよりを書かせてもらっています。年賀状のお写真、楽しみながらです。
気がつくと、2月。節分、立春もまもなくです。なのに、この寒さ。こたつに坐ってしまうと立てません。朝はお布団から出られません。子どもってえらいなあ〜。いつもグズグズして怒られている孫のkoseiの気持ち、今はわかります。(笑)
今日、ランドセルが届いたよ、と電話がありました。こんなにの〜んびりやで、朝、ちゃんと学校へ行けるんやろか、母が心配しています。(笑)


まっさらぴんの天使の羽!


2012. 1. 21     
世界がまだ経験したことのない放射能の量がまき散らされたという福島の原発事故。海、空、大地、子どもたちの未来、その影響は 計り知れず、収束という言葉などほど遠いことに感じます。それにしても不思議に思うのは、事故後も原子力安全委員会なるものがなぜ存続しているのか、 ということです。メンバーは総替わりしたのでしょうか?原子力反省委員会と名前が変わったでしょうか?
2日前の朝日新聞のコラムに 全国のゴルフ場に太陽電池を設置すると発電量は原発10基分くらいになると書かれていました。「母の友」の今月号にも、海岸線の長い(確かに!) 日本での風力発電の可能性について書かれています。送電事業の分離の必要性も。今、電力会社と癒着のない良識ある信頼できる研究者、科学者の声に、 政治は耳を傾けるべきだと思います。原子力の安全はありえないことを認識し、原発の稼働年数が40年だ、60年だ、停止中の原発の再稼働だという話で私たちを失望させないでください。 春までには、日本のすべての原発が停止することになります。このチャンスを活かさない手はありません。原発のない日本を実現しましょう。しなければならないと思います。
今、最も信頼できる科学者のお一人、京都大学原子炉実験所助教授の小出裕章氏による講演会「原発のウソと真実」が篠山で開かれます。  1月26日(木)午後6時半より篠山市民センターにて。申し込み0795-73-3869。
著書、ジオジオにも置いています。私たちの未来、子どもたちの未来です。大切に。


「原発のない世界へ」小出裕章 1050円
鎌仲ひとみさんとの対談もあります。


2012. 1. 16     
午前中、昨年12月の選書会で納品させていただいた野口小学校へ、本のフィルムコーティングのお手伝いにでかけました。図書ボランティアのお母さん達とおしゃべりしながらの作業です。「私たちの親って団塊の世代やん。」という会話に思わず笑ってしまいました。我々の子ども世代が、もうたくましく親をしている時代です。阪神大震災の事も話題になりました。被災されて加古川に来られた人もいます。明日で17年。あの震災から学んだことを私たちは生かしきれているのでしょうか…。
加古川シネマクラブの企画で1月25日水曜日「ミツバチの羽音と地球の回転」という映画が上映されます。原子力政策を告発する映画を撮ってこられた鎌仲ひとみさんの「六ヶ所村ラプソディー」に続く映画です。原子力発電所の建設に反対し続けてきた瀬戸内海、祝島の人々と、脱原発、脱石油を決めて自然エネルギーへのシフトを実現していこうとしているスェーデンの事情を描いた映画です。観たかった映画ですし、私も行くつもりです。今、日本が直面しているエネルギーの問題の方向が見える映画ではないかと思います。前売りのチケットを少し、お預かりしていますのでお声をかけてください。1:30 4:00 6:25 と3回 上映されるようです。以前、「六ヶ所村ラプソディ」を見た後、鎌仲ひとみさんと少しお話したことがありますが、「こんな危険なもの国もほんとは止めたいのに、きっかけがみつからないんじゃないのかなあ。」と話されていたこと印象に残っています。しなやかで前向きな思想。今、とても必要ではないかと思います。


山口県祝島はハートの形をした島です。対岸の上関原発建設の反対運動は29年間に及びます。


2012. 1. 10     
今年、最初の発送が終わりました。お手元に届いている頃だと思います。今年もジオジオからお届けする本を楽しんでいただけることを祈っています。
ジオジオでは、お子様がご成長された後も、毎年、年末にカレンダーや親戚のお子様などのお年玉をお求めに来てくださるお客様が何人かいらっしゃいます。もう長い間、毎年11月頃に「落ち葉を踏みしめながらジオジオさんに来るのがいいなあ」と言いながら「のはらうたカレンダー」を買いに来て下さっていたhtさん。一昨年に来てくださった時のご様子に気にはなっていましたが、昨年末はご予約のお電話もなく、先日、ご友人の方から昨年の春に亡くなられたことをお聞きしました。多分、年令も私とあまり変らないと思います。一年に一回でしたがやわらかく、素朴で、お芝居を愛する楽しい方でした。お会いしてお話するのが楽しみでした。寂しい気持ちもしながらですが、私も年を重ねたからでしょうか、そういう事もありなのだと冷静に受け止める自分を感じています。いずれその時期が私にも来るのだろうということも。 年の暮に頂く喪中のお葉書も増えてきました。死を身近に感じることで得る力もあるように思うこの頃です。
昨日、kohakuから電話。「おばあちゃん、”あらしのよるに”一冊、とんだよ。お話の続きがわかんないよ。あわてんぼうだね。」 「あれっま!」急ぎ4冊目の「きりのなかで」を送りました。やれやれ、今年もそんな調子かなあ〜。
ブックランドと新刊、更新しました。 12月、帰れなかったので明日は母に会いに実家へ。2日ほど留守にします。ブッククラブの本を取りに来てくださったらすみません。


友人が持ってきてくれた蝋梅。店いっぱいにいい香りです。


2012. 1. 5     
昨年はお世話になりありがとうございました。今年もどうぞよろしくお願いします。
今年のお正月は、息子達家族は横浜で過し、2日の午前中には娘達も吹田に帰りましたので、すぐに仕事モードに入りました。年末、思いつくままに買い物をしたせいか、冷蔵庫はお正月の残りでいっぱい。”ふくちゃん”からのお節の残りは具だくさんのスープにしました。それぞれに味がついていることもあって、なかなかおいしい。お餅を入れたりしてお昼ご飯にしています。毎年、作るスペアリブのシチュー。おぜんざいなどは飽きてきて冷凍庫に入れました。近くにサティがあるのだから作り過ぎないように…と毎年、反省しているのになあ。しばらくは買い物禁止、冷蔵庫整理でせっせと仕事に励みます。ブッククラブ、6日7日発送の予定です。
今年もたくさんの年賀状をありがとうございました。お写真の年賀状は、お子様の一年のご成長に驚かされます。子ども達にとっての一年てすごいんだなあ。衰えを感じながらの私にとっては早回しのフィルムを見ているようです。ともあれ、今年は穏やかでいい年になりますように…。こんなジオジオですが、仲良くおつきあいくださいね。発送作業でバタバタしていますがお店は6日から開けます。


日岡神社に初詣。koseiは焚き火のそばを離れません。春には一年生。








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