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★ジオジオからのメッセージ
           



1985年2月 開店一ヵ月前  マイナス1号 から始まったジオジオのミニコミ from BOOKLAND です。
パソコンが苦手なジオジオのおじさんが、手書きで作っていました。
242号からは、サイズもA4になり、word を使ってのブックランドになりました。
ブッククラブの配本には、いつも同封させていただいています。お読みいただけたら嬉しく思います。

■242号 ■243号 ■244号 ■245号 ■246号 ■247号 ■248号 ■249号 ■250号 ■251号 ■252号 ■253号
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480号



あわただしく冬が来そうです。

ここ加古川市でも 熊の目撃情報が伝えられ驚いています。この地域で、私たちも熊と共存していたんだという現実にも…です。
熊も冬眠に備えて食糧を確保することは切実な問題です。
特にニュースで流れる子熊の映像には、心が痛みます。
被害にあわれた方を思うと、当事者ではない身勝手さをわかりながら、"駆除"という言葉に人間と しての乱暴さを感じてなりません。
なんとかいい解決策が見出されることを願うばかりです。

生きていくってほんとに シビアです。熊だけではないですね。温暖化の中、自然界と人間としてのあり様を考えさせられます。



"強い国"をめざすという我が国の新しい首相の所信表明です。
よもや、それが殺戮や破壊につながる軍事力や、弱者に目を向けない経済力ではないことを願わずにはいられません。

強い国…国の強さって、いったい何なのでしょうか…。
飢えることがなく、子どもたちが希望がもてる国。決して戦争で銃を持たなくてもいいんだという安心感。政治への信頼。
安心と信頼。これが国の底力であり、国の真の強さではないのかと…。
理想を追求してこその政治です。国民にとっての"花咲く"政治で あることを、と願いますが…。
さて、これからどういう時代と向き合っていくのか、残念ながら不安が募ってなりません。

♪ 日に日に世界が悪くなる 気のせいか そうじゃない… 落ち込まないで あきらめないで 君のとなり歩くから…♪ (NHK朝ドラ「ばけばけ」 主題歌より)



 「小さな神のいるところ」     梨木香歩       1800円+税   


「炉辺の風おと」「歌わないキビタキ」に続いて単行本化されたサンデー毎日に収録された日々のエッセイ。
八ヶ岳の山荘、東京の住まい、故郷の鹿児島、旅先でのこと…。
自然界への細やかな慈しみ、豊かな知識と飽くなき観察心にあふれた著者の日常に触れていると、
あわただしく過ぎていく私たちの時間と並行して存在するもう一つの世界に、そしてその大切さに改めて気づかされます。
気候の変動、人々の心の変わりようもあり、慣れ親しんできた懐かしい情景が消えていきます。

「その地域だけによく見られる植物、というのは土着の神様たちのようなものだと思う。
「日本の底力」と呼ばれるものは、消えていこうとしている小さな神様たちそのものも、そうなのではないだろうか。」

在ること、生きること、真の意味を問い続けるエッセイ。

 



 「アーノルド・ローベル ものがたり がまくんとかえるくんとぼく」   エミー・キャスナー 作  長友恵子 訳    1600円+税      


時代が変わっても愛され続ける「がまくんとかえるくん」の物語。
ちょっとわがままかえるくんとめんどうみがよくて心の広いがまくんの二人の友情の物語は、大人の私たちにも人生の機微のようなものを感じさせてくれます。
幼い時から絵と物語を作ることを愛したアーノルド自身を描いた絵本です。
アーノルドはどの絵本にも自分自身を投影させて描いています。

アーノルドの最後の言葉「私たちは、自分自身とお互いに誠実でありましょう…人生においても紙の上においても」
その通りに生きたアーノルドです。

 



 「世界をもっとうつくしく 絵本作家バーバラ・クーニーがのこしたもの」  アンジェラ・バーク・クンケル 文 ベッカ・スタッドランダ― 絵 福本友美子 訳    1800円+税    


生涯で110冊以上の絵本を手がけたバーバラ・クーニーの伝記絵本です。
「世界をもっとうつくしくするために、なにかしなくては」は、自伝的絵本「ルピナスさん」→のなかの言葉です。
母親の影響もあって絵が好きだったクーニー。世界あちこちを旅しては豊かな色を絵本に生かしました。
また、新しい図書館を作る活動にも力をそそぎました。
巻末には、子息バーナビー・ポーター氏の母クーニーについての一文を掲載。




ハロウィン こどもまつり チャリティバザー のご報告 ご支援、ご協力、ありがとうございました。  

雨を心配しながらの2日間でしたが、皆さまのおかげで、無事に、そして楽しくバザーを終えることができました。ご報告です。

収益金合計   132,635円    支援先  WFP 国連世界食糧計画    NPO法人ワールドギフト 

残った品物の中で、冬用の衣類、マスク、毛布等は、例年通り、ワールドギフトのほうに送ります。ガザなどの地域で役に立ててもらえれば嬉しい限りです。
それ以外の品物は 11月16日(日)に開催されるわかば学園のバザーで使っていただきます。

ひまわりバザーメンバー 一同、 一日もはやく世界から戦火が止み、飢えや差別が無くなりますよう、願って止みません。


 2025.11.



 ブックランド紙上で紹介した本をご希望の方は、
配本に追加する、あるいは配本に入れる、 という形でご注文くだされば、翌月、翌々月にはお送りできます。         
不明の点は、TEL、FAX、Eメールでお問い合わせください。またブッククラブ以外の方のご注文もお受けします。  注文    



 新刊より
                                                                  


理論社

「まるがかけたら」     武田美穂  
をかくのはむずかしい。
最初はでこぼこ…でも、だんだんじょうずにかけるようになってきました。
まるがかけたら、 ぼうせんつけて、ふうせんやおはな…。
まるのなかに、めをつけ、くちをつけ…。
まる  さんかく しかくに色もつけて、楽しいおはなしができてきました。やってみよう~!
1600円+税


福音館書店

「せいろサウナ ぼかぼかや」  たにむらのりあき   
せいろのサウナから湯気がもくもく…。"ぽかぽかや"の開店です。
まず やってきたのは「さむいさむい」とにくまんさん。
しばらくすると、からだがぽかぽか、そして ふっくら…。
つぎにやってきたのはシュウマイさん。そしてぎょうざさん ちまきさん ショウロンポウさん。
"ぽかぽかや"はぎゅうぎゅう。どんどん もわもわ フーフー ハーハー ヒーヒー。
ととのったー。いいにおい…です。
1100円+税


評論社

 「まよなかのおはなしかい」 ギデオン・ステラー ぶん チャールズ・サントソ え  ひさやまたいち やく
男の子はおばけのはなしがだいすき。
おやすみ前にママに絵本をよんでもらっている時に思った。
おばけたちはだれにねかしつけてもらうの?だれに絵本をよんでもらうの?
ぼくには、やるべきことがある、と男の子はママの手をとって、森の中へ…。
「みんな、出ておいで、おはなしをよんあげる」
吸血鬼たち、がいこつたち、ドラゴンたち、ゆうれいたち、巨人たち…どんどんあつまってきた。
みんなうれしそうです。男の子に絵本をよんでもらって、ねむりにつきました。
そして家に帰り、今度はママが男の子に…。
おばけたちの表情が楽しい。おやすみまえの絵本にぜひ!            
1800円+税


小峰書店

「かみなりせんにょ と いなづませんにょ」 ハン・ガン ぶん チン・テラム え さいとうまりこ やく」 
ノーベル文学賞受賞のハン・ガンさんが書いた絵本。
空の国で、雲をつくっている仙女たち。
仕事にあきたふたりのおちび仙女は、じゃまな羽衣をぬぎすてて下の世界を見物しようと…。
つれもどされたおちび仙女におばあちゃん仙女は、仕事をやり終えたら世界見物をしておいでと…。
約束の日、おばあちゃん仙女から渡されたふたつの箱とは…。
"かみなり"や"いなづま"がこわい子どもたち と こわくない子どもたち へ おくるおはなし。
2000円+税


福音館書店

「ある星の汽車」        森 洋子 作     
広い大地を、汽車は走り続けます。
この汽車は地球に生きるすべての動物たちを乗せて、過去から未来に向かっているのです。
途中、次々と下車していく動物たち。
モーリシャスドードーは1681という駅で。ブルーバックは1800という駅で。
オオウミガラス、リョコウバト、ジョンブルジカ…。
一度この汽車を降りたら、再び乗ってくることはありません。
空いた席が増えていきます。絶滅していく動物たち…。
私たち人間もこの汽車に乗って走り続けているのです。
大きな余韻が残る絵本です。精緻な鉛筆画がすばらしい。
1800円+税 


あすなろ書房
「クッキー投票! COOKIE VOTE」   M・マクナマラ&バーンストロム 文  G・ブライアン・カラス 絵  椎名かおる 訳    
校外学習で州議事堂に見学に行くことになったティフィン先生のクラスは、何かいいアイディアをひとつ法案として提出することになった。
いろいろなアイディアがでた中で、州のクッキーを決めるのはどうかということになる。
クッキーの案は二つに分かれる。
「アップル・シナモン・メープルシロップ・オートミール・クッキー派」対「トリプル・チョコレート・ファッジ・クッキー派」 
州議事堂では、ノル議員が子どもたちを委員会の部屋に連れていき、話し合い、投票の結果、選ばれたクッキーを州議会にかけることに…。
法が決まっていく過程を楽しく学べます。
1600円+税


講談社

「月虫の姫ぎみ」   富安陽子 文     五十嵐大介 絵 
満月の夜に、月の上を走る黒い影…それが、月虫。
星くずに卵を産みつけ、運よく引力にひかれた星くずが地球に落ちてきて、月虫の卵だけがふわりと地上におっこちる。
ソリソリソリ…。やがて小さな幼虫が姿をあらわす。
幼虫は少しずつ大きくなって人間とそっくりの姿に化ける。
そして光をはなって人を呼び寄せ大事に育ててもらう。
やがて美しい姫ぎみに成長する。
月虫の姫君は、十三夜の月の夜を待っている。ふるさとの月に帰るその時を…。
竹取物語を下敷きにして生まれた新たなファンタジー。
物語の妖しさと月姫の美しさと強い眼ざしにぞくっとさせられます。
1700円+税


岩崎書店

「ミミナシホーイチ」   小泉八雲 原作  円城 塔 翻案  長田結花 絵  東 雅夫 編     
日本を愛し、数々の怪談の名著を残したラフカディオ・ハーンこと小泉八雲。
最後の著書である「怪談」の中でもよく知られている「耳なし芳一のはなし」の絵本化。
琵琶弾きのホーイチは目が見えない。「琵琶の曲をきかせてもらおう」と毎夜、連れていかれ、壇ノ浦の戦いの歌を歌う。
みるみるやつれていくホーイチ。
後をつけてみると、ホーイチは 平家の墓場で琵琶を弾いていた。
このままではゆうれいたちにとり殺されると、寺の和尚はホーイチの全身にお経を書き、姿を見えなくするが…。 
1600円+税


岩波書店

「ファイティング・チャンス」 ルイーザ・リード 作  金原瑞人・八木恭子 訳   
リリーは16歳、太っているという理由で仲間外れにされ、クラスのエイダンから暴力的なひどいいじめを受けている。
母のバーナデッドも肥満していて 家から出ない生活を送っている。
物語はリリーと母の両方の視点から描かれていく。
いじめを知った父親にすすめられ、リリーはボクシングを始める。
つらいトレーニングの中、リリーは自分の心を占める劣等感と自分の体に少しずつ向き合っていくようになる。
同時に母も勇気を出して、肥満の治療へと心が動いていく。
自分を変えることの勇気。新しい出会い。失望から希望への物語。
原作はヴァースノベルという散文詩形式で書かれている。   
1900円+税


ゴブリン書房

「ノアハム・ガーデンズの家」 ペネロピ・ライヴリー 斎藤倫子 訳   
1974年から版を重ね、イギリスで長く読み継がれてきた物語です。
8歳の時、事故で両親を亡くしたクレアは、オックスフォードの古い大きな屋敷に、二人の高齢の大叔母と一緒に暮らしている。
家を切り盛りするのはクレアだ。
ある日、物置のトランクの中から、人類学者だった曾祖父がニューギニアから持ち帰ったという彩色された木の板を見つけ、以来、クレアは奇妙な夢を見るようになる。
家の中に残る過去とその記憶。
自立した生き方を選んだ大叔母たちとの暮らしをかけがえのないものと愛しながら、もう一つの世界に思いを馳せるクレア。
14歳のクレアの心の揺れを丁寧な描写で描きます。
1800円+税


白泉社

「お悩み相談 そんなこともアラ~ナ」      ヨシタケシンスケ  
月刊MOEの人気連載の書籍化です。
元気のない歴50年のヨシタケとアシスタントのアラーナちゃんが「元気のない人の考え方」で 数々のお悩みにお答えします。
すべてのお悩みに言えることですが「うまくいくはずだ」という前提をまず疑いましょう、とあります。ワォ!
趣味は「予定変更」特技は「全面撤回」
このあたりからだんだんとヨシタケ術にはまっていきますね。(笑)
"そんなこともアラ~ナ"です。
納得のいくユーモラスな回答で、元気のないヨシタケさんから、ちょっぴり元気をもらえます。
アラ~ナちゃんアドバイスもなかなかGoodです!
1600円+税
                 



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