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★ジオジオからのメッセージ
           



1985年2月 開店一ヵ月前  マイナス1号 から始まったジオジオのミニコミ from BOOKLAND です。
パソコンが苦手なジオジオのおじさんが、手書きで作っていました。
242号からは、サイズもA4になり、word を使ってのブックランドになりました。
ブッククラブの配本には、いつも同封させていただいています。お読みいただけたら嬉しく思います。

■242号 ■243号 ■244号 ■245号 ■246号 ■247号 ■248号 ■249号 ■250号 ■251号 ■252号 ■253号
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484号



厳しい寒さから解放されて、3月です。
卒業式のシーズンですね。ご卒園、ご卒業のみなさま 心からおめでとうございます。

長い人生、私もたくさんの卒業式を繰り返してきました。
その度に、なにか忘れ物をしているようなそんな気持ちを残して、校庭を後にしたように思います。
それは、いったい なんだったのでしょうか…。遠い記憶です。

学校で過ごした時間の手応えのようなものは、ずーっと後になって、じわじわと効いてくるものなのかもしれません。
この年齢になって、小学校の時の先生の言葉や、高校時代のいらだった気持ちなどが、ふっとよみがえることがあります。
記憶に深く残っていなくても、そこで出会ったひとつひとつのものが、そして、そこで過ごした時間そのものが、いつの間にか、積み重なり、熟成され、今の自分がある…のでしょうか。

次の一歩への期待も不安もあると思います。自分の人生です。恐れずに前へ!



 「内田麟太郎詩集 ワニわらう」     村上康成 絵    1600円+税  






 復刊しました!!       「ちょんまげ手まり歌 」     上野 瞭    900円+税  


「やさしい藩」にはやさしい殿さまがいて、いつも笑顔を絶やさない家老が藩を取り仕切っている。
戦を鼓舞する夢を見させるユメミの実が特産物で、村にはユメミ草のお花畑がある。
周りの山々には人を喰らう恐ろしい山んば(山うんば)がいて、そこに行くことは 許されない。
「やさしい藩」に暮らす子どもは6歳になり、殿さまから「やさしいむすこ」「やさしいむすめ」に選ばれると、足の腱を 切られ、あえて歩行を困難にする儀式が行われる。山に行かないようにするためだ。選ばれなかった子どもたちは、殺されお花畑に埋められる。
藩の幸せのために人口は一定に保たれている。それでも人々は、常に殿さまをありがたく思い、幸せにくらしている。

「やさしいむすめ」に選ばれた娘みよの儀式に家老の玄蕃さまがやってくる日、父の池乃介はシクシクと腹の痛みをかかえていた。
よもや問題となっているヘソクイヤマイでは…という不安がつのる中、お花畑に友人瘠乃介の首が転がっているのを発見する…。


初版が1963年になります。ある意味、幸せを描く子どもの本の常識から遠く離れたディストピアを描く物語です。
1980年に愛蔵版となって出版された時の上野瞭さんのあとがきです。

「登場人物がちょんまげを結って刀をさしている。でも時代小説ではない。
これは「昔の話」ではなく「現代の物語」なのである。
わたしの手まり歌など歌わなくてもいいように世の中は変わっただろうか…。
残念ながらそうではない。今日も誰かが歌っている。その声が聞こえる。(一部抜粋)」

63年も経った今、より深刻な状況で手まり歌が聞こえる…そう思います。
あらためて再読して、上野瞭さんの、時代を、その状況を、見据え、きれいごとに包まれた国家や体制、人間に潜む闇を物語に紡ぎだす力にただただ唸らされました。
上野ファンとしてはとても嬉しい復刊です。

上野瞭さんの存在と作品は、ジオジオを始める上で大きな後押しとなりました。
こういう作家の人がいてくれる。こういう作品が児童文学のなかに在るんだ、ということに、どれだけ勇気づけられ、力をもらったことか…。
上野瞭さんが亡くなられて24年、その思いは 今も続いています。

「目こぼし歌こぼし」「ひげよさらば」「日本宝島」「さらばおやじどの」…。作品は、どれも、とても面白く、物語が時の流れで色あせることはありません。
描かれているテーマは、現代にも、強烈なメッセージを投げかけてくれます。
「砂の上のロビンソン」「アリスの穴の中で」「三軒目のドラキュラ」など大人向けの作品も復刊につながること切に望みます。




国民のほぼ半分の人が、どうせ変わらないと投票に行かず、そして政策や思想よりは、なんとなくの空気感に押されての投票が多か ったのでしょうか…その選挙の結果です。
なんだか危うい方向に日本が進んでいこうとしていることをひしひしと感じています。
子どもたちに、どういう未来を残していくことになるのでしょうか…猶予のない不安が募ります。

武器を買い、軍備を増強し、武器を作り、武器を売り、戦争に加担し、大国の要求に従い、戦争のできる国へと変わっていく…。 
「いつのまにか戦さになってしまった」第二次世界大戦前の人びとの言葉です。そして、それは他国への侵略戦争でした。

権力者の暴走で、我が国が二度と戦争という大罪を犯すことがないようにと、永遠に戦争を放棄した私たちの日本国憲法です。
憲法に従うべき権力者が、危機感をあおり、その憲法を変えようと企てることは本末転倒です。
軍備ではなく平和外交に力を注いでください。

まだ間に合います。憲法を変えることを、なんとしても止めなければ…。
どうせ無理だとあきらめて、子どもたちに戦争の時代を生きさせたくはありません。
戦争なんかおこりっこない? そうでしょうか…。それならば、なお、私たちの意志ある一票と行動が必要です。




 2026.3.



 ブックランド紙上で紹介した本をご希望の方は、
配本に追加する、あるいは配本に入れる、 という形でご注文くだされば、翌月、翌々月にはお送りできます。         
不明の点は、TEL、FAX、Eメールでお問い合わせください。またブッククラブ以外の方のご注文もお受けします。  注文    



 新刊より           
                                  


福音館書店

「はるをみつけたよ」     平野恵理子 さく      
春がやってきました。
つくしんぼうをみつけたよ。スミレ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、タンポポ、ちいさな花を咲かせています。
ちょうちょ、ひらひら。ねこの大きなあくび。メジロのなきごえ。おいしいいちご。お花見のおべんとう、和菓子にも…。
大好きなチューリップも咲きました。
さあ、春をみつけにでかけましょう!  
シンプルで写実的な絵が春を感じます。春!です。 
1000円+税


偕成社

「くつした どーこだ」         オガワナホ    
せんたくきのまえで、くつしたたちが いいます。
かたっぽがいないね。 どこへいったのかな…。
おさんぽじゃない? よし、さがしにいこう。
おへやのなか、おうちのそと…。みつけられるかな?
かたっぽ、どーこだ…。あっいたいた、み~つけた。
それから、みんなでなかよく、おせんたく。
楽しい絵さがし絵本です。
1200円+税


汐文社

「くまのあいだにるをふやすと」   あわい え  
"もじを くわえて ことばを へんしんさせよう"
「みつけて へんしん!ことばあそびえほん」編集委員会によるシリーズ3冊目です。
くま のあいだに る をふやすと…なにに へんしん?
いす のまえに あ をふやすと、どんなことばになるのかな?
ふくろ のあとに う をふやすと…。
へんしん前、へんしん後の絵がとても楽めます。
日本語っておもしろい。声にだして遊んでください。
1900円+税


大泉書店

「せんにんのせんにん」      大串ゆうじ  
ダジャレがすきな千人の仙人が出す問題です。
わかるかな…。頭の体操にもなります。そして、プッ と笑ってください。
絵とことばを組み合わせた「えダジャレ」です。絵もおもしろいし、そのダジャレにもな~るほど…。
ネタばらしになりますので、絵ダジャレの紹介はやめますが、子どもたちは好きやろなあ~と思います。私も好きです。
こんな仙人 アリかな ナシかな
絵もことばも楽しめる新感覚のことばあそび絵本です。
1500円+税


ブロンズ新社

「さるのせんせいとへびのかんごしさん」 穂高順也 ぶん 荒井良二 え 
大人気の絵本が新装版で復刊です。タイトルも"かんごさん"に変わりました。
シリーズの「へびのせんせいとさるのかんごしさん」も3月に刊行されます。
どうぶつ村にあたらしくできた病院。お医者さんは さるのせんせい。そして、へびのかんごしさん。
とてもはたらきもののかんごしさんです。薬の調合や注射。健康診断など、だいかつやく。
風邪も、鼻づまりも、おなかの痛いのもなおって、どうぶつたちは元気になって帰っていきます。
ちょっと、はたらきすぎかも…・最後にびっくり、大笑いです。
1600円+税 


評論社
「ウマになれたら いいのにな」 ソフィ・ブラッコール さく 山口文生 やく 
もしもウマになれたら、なにがしたい?
一日中、はしりまわる。いきたいとこには、どこでもいける。妹を学校までのせてあげられるし、水泳大会では、ひっぱりだこ。
いつもは 車椅子の わたしだって…。
プールサイドに置かれた車椅子。女の子のウマになりたい思いに気づかされます。
画面いっぱいに描かれた解放感あふれるウマの絵。
お茶目で豊かな表情。女の子の家族への愛と自由へのあこがれが伝わってきます。
絵がとても美しく、すばらしい。 
2000円+税


偕成社

「ラン・ガール・ラン!女子マラソンのとびらをあけたボビー・ギブ」アネット・ベイ・ピメンテル さく ミーシャ・アーチャー え やすだふゆこ やく
60年前、それまで女性が走ったことがないボストンマラソンに、たったひとりで挑戦した女子ランナー。
それは世界を変えた挑戦でした。
小さい頃から走ることがだいすきだったボギー・ギブ。
家の近くで毎年ひらかれるボストンマラソンに出場したいと手紙を書きますが、
「女性には、42キロを走れない。ルールで女性はマラソンには出られない」という返事。
そこでボビーはスタートラインのそばのしげみにかくれ、スタートの合図とともに走り出します。
「あれは女の子じゃないか」とまわりは驚きます。
メダルはなかったけれど、女子マラソンの歴史がはじまったのです。
1800円+税


福音館書店

「かっこいいピンクをさがしに」  なかむらるみ 文・絵         
先日、ジオジオで「ピンクのランドセルがいい」 と言っている男のお孫さんの話をお聞きして、思わず「かっこいい!」 
ピンクのかわいいというイメージは 今まで女の子のものと思わされてきましたが、かっこいいピンクだってきっとある。
(個人的には、かわいくても、かっこよくても本人の自由と思うのですが…。)
絵画や建築、ウガンダの小学校の制服、平安時代の衣装、アメリカの刑務所。タイで火曜日の色。ピンクシティといわれているインドの街。
世界では、また日本でも昔はピンクは女の子の色という認識はないようです。
また個人によって色の見え方もいろいろです。
ピンク!ええやん!かっこいいやん!
1300円+税


ポプラ社

「ぼくがぼくであるために」   蒼沼洋人    
男らしさ、女らしさ…なかなかそこから解放されない現実があります。
小柄な体格で、かわいい顔。中学校にはいっても、やはり、女の子みたいだとからかわれるアキは、男らしい男になりたいと野球と筋トレにはげむ毎日だ。
野球部にはいつもアキをかばい味方してくれる眉村がいた。
クラスでいじめられている山田のことを話したとき、
「人はさ、自分はおかしいって、かわんなきゃって、わかっててもさ、ひとりじゃ、どうしようもないときがあるから」
という眉村の言葉。 眉村がどんな思いでアキに言ったのか…。
大好きなクラシックバレーを途中で止めたという心の痛みをかかえていたアキ。
ぼくがぼくであることを模索する中学生たちの自分探しの物語。
1600円+税


岩波書店

「波の子どもたち」   チョン・スユン 作 斎藤真理子 訳  
"脱北"という言葉だけは、耳にすることはありましたが、重い現実です。
自分の国を捨て、家族と別れ、国境を超える。死をも覚悟する過酷な体験です。
自由に生きたい。新しい人生を夢見て北朝鮮を脱出した3人の若者。16歳のソル、クァンミン、ヨルムのそれぞれの物語です。
韓国人である作家は韓民族のもう一方の人びとが何を考えて生きているのか、戦争と分断がどれほど大きな苦痛を残したのか…を知りたくて、百人に及ぶ人たちと出会い、交流して書かれた物語です。
波 海 は自由を象徴しています。
日本の植民地としての35年。戦争終結による解放。南北の分断。朝鮮戦争。私たちにとっては、過去に多大な犠牲を 強いたとなりの国です。
争いはもういいです。北朝鮮の若者たちに自由を…。平和な時代に…と強い思いが残りました。
1800円+税


さ・え・ら書房
「いちから考える『夫婦別姓』のこと」   橘高真佐美 弁護士  監修      
自分が名のりたい名前を名のる。これがなかなか日本では実現しません。
法律で夫婦が同姓でなくてはならないとしているのは、世界で日本だけなのです。
夫婦の姓のこと、家族、結婚、そして自分の名前のこと、いちから考えてみませんか…。
名字を変えずに結婚するという選択肢がないこと、それは日本国憲法と女性差別に関わる国際条約にも違反しているとも指摘されています。
あたりまえと思わされてきたことが、この本で実はそれほど歴史や伝統に基づくものではないということもわかります。
自分の名前を自分で決める自由。大切です。
2000円+税
                 



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