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★ジオジオからのメッセージ
           



1985年2月 開店一ヵ月前  マイナス1号 から始まったジオジオのミニコミ from BOOKLAND です。
パソコンが苦手なジオジオのおじさんが、手書きで作っていました。
242号からは、サイズもA4になり、word を使ってのブックランドになりました。
ブッククラブの配本には、いつも同封させていただいています。お読みいただけたら嬉しく思います。

■242号 ■243号 ■244号 ■245号 ■246号 ■247号 ■248号 ■249号 ■250号 ■251号 ■252号 ■253号
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482号



新年あけまして おめでとうございます。

新しい年になりました。
今年も、もうちょっとがんばってみようかな…という気持ちで新年を迎えられたこと、幸せに思っています。
これも長きにわたってジオジオを支え続けてくれた皆さまのおかげです。
人生の半分以上を子どもの本の世界と関わって過ごしてきたことに自分自身が驚きます。なんとたくさんの力をもらい励まされてきたことか…
そのおもしろさや、豊かさ、驚きなどを共有できる皆さまとのご縁、おつきあいは、私にとっては大切な財産であり宝物です。
今年もたくさんの物語に出会いたいし、今まで出会ってきた物語にも、もう一度、向き合ってみたいとも思っています。

今年もどうぞ仲良くお付き合いくださいますよう、よろしくお願いします。



たくさんの課題がそのままに、新しい年になりました。
いったい世界や我が国はどうなっていくのだろうという不安も解消されないままです。
人生の先が短くなってきた今、これからの時代が気になります。願わくば、弱くて、生きにくい状態にいる国や人々に優しい私たち、私たちの国であってほしいと思います。
急激に変わりつつある時代の中で、強さとは何か、豊かさとは何か、幸せに生きるとはどういうことかを、もう一度立ち止まって、考えてみる必要も感じています。
認め、認め合い、助け、助けられ、子どもたち、すべての人が生きていていいんだと確信がもてる社会。
武器を持ち、国のために命を失うことが、名誉なんて言われる時代に戻ることのないように…。
穏やかな日々の暮らしに身を委ねられる幸せを大切にしたい。

そのためにも、一人一人が賢くあらねばと思います。
利己的な欲望を追求する大きな力や流れに、煽られないよう、騙されないよう、真実を見極めることのできる目を持つ個人でいたいと…。  

 2026年 平和でいい年に向かいますように…心から。                  


 「中村 哲 対談集 人・水・命」    ペシャワール会編       1700円+税      

     【対話者】  徳永進 井上ひさし 池澤夏樹 鶴見俊輔 養老孟司 原 尞 辰野勇 菅原文太 大澤真幸 半藤一利

2019年12月4日の突然の訃報から6年が経ちます。
中村哲医師は1984年からパキスタンやアフガニスタンのハンセン病や無医村地区の医療に取り組み、やがて温暖化による干ばつの被害に苦しむ人々のために井戸の掘削、用水路の建設を続け、砂漠化した土地を農地に変え、70万人以上の人々が生活できるようになりました。
その意志はアフガニスタンの人々に、また支援するペシャワール会に引き継がれています。

活動に共鳴した各界の識者の人との対談集です。時期は2002年から2013年。マルワリード用水路の建設時期にほぼ重なっています。
対談から伝わる中村哲医師の実践に裏打ちされた思索、俯瞰することで見えてくる世界観。
アフガニスタン、その地の人々への思い。自分自身のこと。驕りもなく 純粋に人々の暮らしと幸せを望む姿に心打たれます。
「平和には戦争以上の努力と忍耐が必要なんです。」
「……掘りつづけるのは、イスラム教徒でもキリスト教徒でもいい。日本人でもアフガン人でもいい。ジャーナリストでも医者でもいい。自分のいるところをじっと掘りつづける、そういうことで真理がみえてくるのでしょうね。」(対話より)




 「小泉八雲の世界一美しい怪談」       小泉八雲 作   亡霊 訳   1700円+税   

NHK朝ドラ「ばけばけ」楽しませてもらっています。

人間の内部に潜む弱さや醜さ、業…などを描いたぞくっと怖い怪談の魅力。1話5分の17話の短編集です。
小泉八雲の文学をこよなく愛するという訳者による現代超訳。
そして6人のアーティストによる美しくも神秘的なイラストで奇奇怪怪な世界を楽しんでください。
【収録話】1.鏡と鐘と 2.猫を描いた少年 3.忠五郎のはなし 4.幽霊滝の伝説 5.死霊 6.生霊 7.常識 8.轆轤首 9.食人鬼 10.因果ばなし 11.破られた約束 12.お貞のはなし      13.青柳のはなし 14.閻魔大王の法廷にて 15.鮫人の恩返し 16.耳なし芳一 17.雪女


 


 「奇妙でフシギな話ばかり」  ブルース・コウヴィル 作   金原瑞人 訳      2000円+税    

訳者の思い入れのあるブルース・コウヴィルの短編集。奇想天外で味わい深い9編が収録されています。
ユーモアとホラーが入り混じった幻想の世界です。

天使からあずかった箱を守り抜く男の一生。
物忘れのひどいいとこの巻き添えをくってこわい思いをした兄妹の話。
いつも部屋を散らかす女の子と整理整頓が大好きできれいに片付いていないと気がすまない妖精との攻防。(孫が思い浮かんで笑いました)
記憶をうしなっていく祖母の最後に約束を果たすためにやってきたエルフたちなどなど…。
あとがきに金原瑞人氏の解説があります。



 2026.1.



 ブックランド紙上で紹介した本をご希望の方は、
配本に追加する、あるいは配本に入れる、 という形でご注文くだされば、翌月、翌々月にはお送りできます。         
不明の点は、TEL、FAX、Eメールでお問い合わせください。またブッククラブ以外の方のご注文もお受けします。  注文    



 新刊より              
                                      


あすなろ書房

「開運えんぎもの図鑑」      髙野紀子    
昔から伝わる縁起物がずら~り。全250種を紹介。
それぞれの謂れ(いわれ)も紹介されています。
たくさんの願い事を託されるだるま。
一年中、お祝い事にはかかせない餅。福を授けてくれる七福神。しめ縄。おめでたい赤い色。金運やお客を招く招き猫。
縁起のいい数字。植物や生きもの…。私たちの日々の暮らしや行事に根付いたものばかりです。
年の初めです。開運!を願って。
1600円+税


白泉社

「きぼーる」       キボリノコンノ    
「どっち?」で本物に見まがう木彫りのすばらしさに驚かされました。
その木彫りの過程までも楽しませてくれる絵本です。
きぼーるの3人、とんがりあたまのキー。まーるいあたまのボー。さんかくあたまのルー。  
サック サック ザック ザック カリカリ コリコリ   なにができるのかな…。
えのぐさん、ふでさんもやってきました。
やっぱり、すごいですね。 本ものみたい! 
1500円+税


あかね書房

「いつものあさのあいうえお」   うえだまこと
いつものあさ。いつものひる。いつものよる。
まいにちには、こんなにやさしくて、いとおしいものであふれている。
あいうえおでつづられるいちにち。
"いつものそらのたらしいそら" ではじまります。
絵もすてきです。ことばのリズムも詩のようにここちよくひびきます。
"いつものよるのんんんおやすみなさい" 
そしてまたいつもの あさがやってきます。日常はこんなにも美しく…大切です。          
2000円+税


福音館書店

「なぞなぞ」        安野光雅 さく・え
おとぎ話、昔話などに出てくる空想の人物を題材にした安野光雅さんのなぞなぞ絵本。
登場するのはシンデレラ うらしまたろう 河童や竜 雪女 魔女 やまんば いなばのしろうさぎや火星人までも…!
バラエティに富んだそれぞれのページの絵とアイデアは、楽しくて、見あきること がありません。「
世界中の子どもにプレゼントをくれるの は?」最後のクイズにはにっこり…。
ちょっとなじみのうすい 登場人物もあって、巻末の安野さんの「なぞなぞ」の絵の 話で説明されています。
「こどものとも」の嬉しいハード版。
1200円+税


偕成社

「ちきゅう ちょうさだん」        大串ゆうじ   
はるかとおくの星、ピスタチオ星から、地球ちょうさ団がやってきた。
任務は地球にあるものを、できるだけたくさん集めること。ルールはUFOに吸いあげる回数は10回。
条件をきめなくては…。
まずは「たべもの」にスイッチオン!町にあるたくさんの食べものがUFOに…。
つぎは「のりもの」スイッチオン!「あかいもの」「しろくろのもの」「まわるもの」…。
集まったものを見て、残りの条件がわかるかな…。
とにかく絵がおもしろく、楽しめます。
えー!こんなものまでー! 笑
こんな絵本、好きな子いますねー。
1600円+税 


福音館書店
「わたしとわたし」     五味太郎       
わたし自身のことなのに、なかなか一筋縄ではいかないという現実。
わたしともうひとりのわたしは、全然ちがうことを考えている…。
あるある、わかるわかる、と思う人がたくさんいるのでは…。
そうやって自分に、折り合いつけながら、みんな生きているのです。
自分をわかることって大事です。自分を大切にし、他者を理解して大切に思うことにもつながっていきます。
五味太郎さんが深いテーマをユーモラスに描いています。
1200円+税


偕成社

「こんにちは 弱いロボット」 岡田美智男 作 早川世詩男 絵 
強くて、正確、便利、人のために働いてくれて、役に立つ、そういう高性能のロボットではなく、強くないし、まちがえるし、ひとりではなにもでき なくて、役にたつのかよくわからない…そんな不思議なロボットを作っている、いきあたりばったりハカセとプリコラージュ(ありあわせのものでなんとか作る)助手。
ゴミ箱ロボットは動くけれどゴミは拾えない。
子どもたちが寄ってきてゴミを拾い入れてくれる。
目的達成。そして子どもたちも嬉しそう。
その他にも、モジモジしているロボット。フラフラしているロボットなど…。
弱いからこそ見えてくる人とロボット、人と人との関係。弱いロボットが人にもたらしてくれるものとは?
1500円+税


講談社

「ねぎのねぎしくん」   戸森しるこ 作 伊野孝行 絵        
スーパーからの帰り、ぼくは道ばたで街灯によりかかって、物思いにふけっているねぎに出会った。
だれかが買い物の袋から落としたのではないだろうか。
「よかったら、ひろって持ち帰ってくれてもかまわんよ」とねぎのねぎしくん。そいうわけには…。
ねぎのねぎしくんには、ねぎとしての生きる哲学があるようで
「ねぎはねぎとして生きていかねばならない。食べられるときがきたら、おとなしく食べられる。それがねぎのおきて。そしてねぎのしあわせ」
どうやら包丁を入れられたら、次のねぎに意識が移るようで、その後もたびたびいろんなところで、ねぎしくんと再会する。
ねぎしくんとの不思議でユーモラスでハートフルなお話が5話。
いいなあ…。好きなんです。こういう物語…。
1500円+税


小学館

「お元気部屋へようこそ」 安田夏菜 作   紙谷俊平 絵 
今から200年ほど前のお話、せんべい屋のお咲ちゃんは、店番とお代の計算が何より好きというしっかり者。
おっかさんが亡くなった後は、お咲ちゃんがかわりにがんばっています。
ある夜おとっつあんが「お咲、おめえ、寺子屋に行ってみるか?」お咲は胸がおどりました。
手習いができるとはりきって出かけます。
でも、その寺子屋というのがちょっと変わっています。
お師匠さまはたよりなく、きちっとすわっている子どもなんていません。
合言葉が「まあまあ そこそこ それなりに」
そしてなぞの部屋、お元気部屋とは…。落語調人情話です。   
1400円+税


PHP研究所

「花売り姫」     長谷川まりる 
「杉森くんを殺すには」から気になる作家の方です。
事情があり、高校をやめて母と二人、祖母が住んでいた田舎家に引っ越した梓未。
花屋を営む母を手伝う日々を送っていた。
ある日、家の裏に、季節の違う花が咲き乱れる花畑があることに気が付く。そして、その花畑で"ひい"という名のふしぎな女性に出会う。
花屋でどうしても季節のちがう花を調達したくて花畑の花を欲しいと言った梓未にひいは、「あんたのいちばんきらいなものと交換してあげる」という。
梓未のきらいなものって…。
高校をやめたつらい事情がある。SNSの書き込み。そして母との関係…。
梓未がついに交換したのは…。
ちょっとぞくっとするホラーファンタジーでもあります。
梓未の自分探し、そして再生の物語。
1700円+税


偕成社

「わたしが戦場にいる」         小手鞠るい 
「ある晴れた夏の朝」の著者が問いかけます。
大学生のあなたに、ある日、紙の赤い手紙が届きます。
召集令状です。あなたはどうしますか?
この手紙が届くと、あなたは戦場に行って、武器を手にして、喜んで死ななくてはならないのです。そんなことおこりっこないと思いますか?
著者が選んだ戦争の実相を描いた戦争の文学作品を読み解きながら、被害、加害、またいろいろな立場から戦争というものを追体験していきます。
戦争とは何か…何だったのか…を伝えようと詩や文学にして残してくれたものです。
そこから学ばないとしたら語る側ではなく、学ばない側の問題です。(村山由香)
戦争を読み、戦争と共に生きざるを得なかった人たちのことを知るのは、未来のためなのです。
1400円+税
                 



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