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★ジオジオからのメッセージ
           



1985年2月 開店一ヵ月前  マイナス1号 から始まったジオジオのミニコミ from BOOKLAND です。
パソコンが苦手なジオジオのおじさんが、手書きで作っていました。
242号からは、サイズもA4になり、word を使ってのブックランドになりました。
ブッククラブの配本には、いつも同封させていただいています。お読みいただけたら嬉しく思います。

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481号



今年も ジオジオとおつきあいしてくださって、ありがとうございました。

今年もまた皆さまに、絵本や児童書など…を一冊一冊と選び、お勧めし、お届けできたこと、ほんとに幸せな一年でした。
ジオジオを始めて40年、この思いを持ち続けさせてくださったことに 心から感謝しています。

年齢的にも、時代的にもいつまで続けられるか…という覚悟を常に持ちつつではありますが、楽天的に、もう少し、がんばって続けてみるかな…と思っています。
至らないところも多いジオジオですが、変わらず、新しい年もお付き合いいただけましたら、こんなに嬉しいことはありません。

どうぞ 来年も仲良くお付き合いくださいますよう、よろしくお願いします。



なかなか時代の変化についていけていないなあと実感しながらの一年でした。人生の最後のほうになって、戸惑うことのなんと多いことか…。
スマホやパソコン相手に、アカウント…パスワード…アプリ…ダウンロード… QRコード…ん? キャッシュレス…いちいちが体と脳になじまず、恩恵を受けている事実も否めないままに、恐怖に近いものも感じています。

得体のしれないもう一つの世界の端っこにいて、わかった気になって、実はわからず、ただ うろうろと翻弄されるばかりです。これは 年のせい? 適応力のなさ?

多分、世の中は、より合理的になり、便利になり、スピード化がはかられ、AIというものが先手を打って行く先を提示してくれる…。
体力や脳力は衰える一方ではあるのですが、それ、ちょっと余計なお世話なんですが…という気もしています。
恐ろしいスピードで世の中が変わっていく今、人生の先が短いという希望(!)と安心感も、同時にまた感じながらです。(笑)

残り一枚になった今年のカレンダーの下に、来年のカレンダーを重ねました。
2026年、さてさて、どういう新しい年が待っているのでしょうか…。

願わくば、願わくば、戦争のない、核のない、差別も、飢餓もない、そして、子どもたち、若い人たちにとって、希望のある 平和な世界に向かう年になっていきますよう、願って止みません。

みなさま どうぞ 良いお年をお迎えください。                  


Merry Christmas ! サンタクロースは子どもたちの笑顔が大好きなのです


 「ちいさなクリスマスツリー」   アーシュラ・モリー・ウィリアムズ 作 尾﨑愛子 訳 嶽 まいこ 絵  1500円+税     


クリスマスイブの夜、お父さんが森から持って帰った小さなもみの木。
貧しくて、はなやかな飾りをつけることはできないけれど、お母さんはそこに赤い糸でクッキーをつるします。
キラキラした飾りがないことを少し残念に思いながら…。
夜中、もみの木は、鉢から抜け出して、こっそり家を出ます。
なんとか森の中で、自分の針のような緑の葉と交換してダイヤモンドやろうそく…などを手に入れられないかと…。
ところが手に入れるにつれて自分の体がみすぼらしくなってきているのに気がつきます。
子どもたちを喜ばせたいという気持ちが物語の中にぎゅっと詰まっています。
クリスマスはそこにつきますね。そして 聖ニコラスの登場です。

 



 「Little Red Sleighちいさな赤いそり」 エリン・ゲンデルスバーガー 作 エリザヴェータ・トレチャコワ 絵 長友恵子 訳  1800円+税      


クリスマスショップの小さな赤いそりには大きな夢がありました。
それは子どもたちにプレゼントをとどけるサンタクロースのそりになること。
でもみんなは、言います。そんなの無理にきまってる…。
ちいさな赤いそりは決心しました。この冬、北極に行って、サンタさんにあって夢をかなえよう。
冬になり北に向かいます。途中、汽車やトラックに助けられますが、それでも北極にはたどりつけません。とうとうクリスマスが…。
夢をかなえらえれず、がっかりするちいさな赤いそり。
でも、そこにサンタさんからの手紙が…。ちいさな赤いそりの願いとがんばりをしっかりと受け止めてくれています。美しい絵です。

 



 「贈り物の本」     牟田都子 編       2000円+税    


校正者でエッセイストでもある牟田都子さん編集。
作家、詩人、ミュージシャン、俳優、漫画家など37人の贈り物にまつわる忘れられない記憶。書下ろしエッセイ集です。
相手に喜んでもらおうと思い巡らす贈り物。時には気持ちがすれ違うこともあります。
渡すほうも、受け取るほうも無意識のうちに、心に残る贈り物になっていることもあります。
作家の安達茉莉子さんの「生まれ育った世界、育ててくれた人たち、私の中に溶けていった何もかもが、贈り物のようだったと思う」という文章も心に染み入ります。
そうなんですね。年を重ねるにつれて、贈ったものは記憶に残りませんが、贈られたものの多さに気づかされます。そんな一冊です。



 2025.12.



 ブックランド紙上で紹介した本をご希望の方は、
配本に追加する、あるいは配本に入れる、 という形でご注文くだされば、翌月、翌々月にはお送りできます。         
不明の点は、TEL、FAX、Eメールでお問い合わせください。またブッククラブ以外の方のご注文もお受けします。  注文    



 新刊より           
                                                                                                    


ほるぷ出版

「はらぺこえびすのおしょうがつ」     はらぺこめがね   
いよいよ あしたは お正月。かみさまの台所は おせちの準備で大忙し。
やや! たいが盗られた、たいが ない…たいへんじゃ えびすさん、すまんが もいちど おねがいしたい。
はらぺこだけど、しかたがない。としこしそばもおあずけで、えびすは、つりざお、かたてにしゅっぱつです。
ところがはらぺこ、みるものみるもの、おせちのごちそうにみえて、おもわずごくり…。
はたして たいはつれるのか…。
まことに めでたい おいしいお正月絵本です。七福神もせいぞろいです。
絵もことばのリズムも楽しい。
1550円+税


瑞雲社

「うちのねこ ゴロゴロ キャプテン」  マデリン・フロイド 作 林木林 訳   
川のそばの家で、いっしょに暮らしている我が家の猫。名前はキャプテン。とってもハンサム。
いつも、食べて、寝て、身づくろいをして、いたって普通の猫。
でも月明かりの夜、キャプテンはひっそりと出かけていく。
川まで散歩し、舟に乗り込み、オールをこいで、会いに行くのは…。
ロマンチックな一夜を過ごし、うかれながら帰り、わたしのベッドに入ってのどをゴロゴロゴロ…。
猫好きにはたまらない猫の表情です。作者の愛情を感じます。
タイトルと訳が変わっての再版です。  
1800円+税


バイインターナショナル

「うさぎのふるひ」   テイ エホウ 作   山本 萌 訳
「アレックス、おきる時間よ」とママ。
寒くてなかなかベッドからでたくないアレックス。
「ほら、みて!外はすごいわよ」「空からうさぎがふってるの」というママの声。
「うさぎ?」「わあ、ほんとにうさぎがふってる!」
アレックスは外へ。庭にも、木の枝にも、屋根の上にも、道路にも…うさぎがいっぱい。
空を見上げる幻想的な絵がすてきです。
雪のふる日のワクワク感がストレートに伝わります。 今日はクリスマスだったのですね。          
1500円+税


イマジネイションプラス

「ほんが すきな ホンガスキーさん」      ダヴィデ・カリ ぶん  ロレンツォ・サンジョ え  はしづめ ちよこ やく 
とにかく本がすきなホンガスキーさん(そのまんまや)家の中は本でいっぱいです。あらゆるジャンルの本がそろっています。
ある日、友だちより、「ナポレオンの飼っていた犬の名前は?」と聞かれ、確か「ゆうめいじんのイヌじてん」という本があったと思うのですが、探しても探しても見つかりません。
そして本に埋めつくされている家をながめるうちに、一大決心を…。
本を売り、譲り、寄付し、とうとう家の中からは本がなくなりました。
そして残った折れた椅子の足の支えになっていた本とは…。
散歩にでかけ、本屋の前で立ち止まったホンガスキーさん。最後のページ、笑います。
1800円+税


偕成社

「目で見ることばで おはなししたら おどっているよ、わたしのて」
ジョアンナ・ケとチャリーナ・マルケス 文 フラン・アルヴァレス 絵  ミレナ・イノセンシオ-ドミンゴ 訳

目で見ることば"手話"です。
おとなりに引っ越してきた家族。いつも手が踊っているみたいに見えます。声をださないで、お話をしているみたいです。
となりの女の子、マイちゃんは、わたしたちがもっとわかりあえるように、わたしの手にダンスを教えてくれました。
マイちゃんが先生になりたいこと、私が自然を守る仕事をしたいことを伝えあいました。
二人が使っているのはアメリカ手話に影響を受けたフィリピン手話。
世界に話し言葉がたくさんあるように、手話も独自の文化から生まれてきた言葉です。
国際手話はいろんな国の手話をもとにしています。
見返しに手話のイラスト紹介あり。
1900円+税 


講談社
「中三・ラプソディ」   花里真希       
中三の合唱コンクールの自由曲は、気が弱いのに指揮者に立候補した楓太の希望で「ボヘミアン・ラプソディ」に決まった。
成績もよくリーダシップもあるとクラスのなかでも一目おかれている私には、知られたくない秘密があった。
音痴で音程がとれないということ。
コンクールの日が近づいてくるのに、なかなかクラスがまとまらない…。
そんな時 家の台所に突然たっていた黄色いジャケットを着たおじさん。
「フッ、フッ、フレディ・マーキュリー?!」
中三! LOVE💛です。
1500円+税


偕成社

「エリーは波にうかぶ」 ジェイミー・サムナー 作  中井はるの 訳 
脳性マヒのため車椅子が離せないエリーは菓子職人になることを夢見る12歳。
教師をしている母と二人暮らし。
遠く離れたオクラホマ州で暮らすおじいちゃんの認知症がひどくなってきたことから、母と二人、しばらくの間ということで引っ越すことに…。
エリーは車椅子の転校生になる。
学校側の受け入れ、クラスメイトの反応。母の愛と心配との軋轢。トレーラーハウスで暮らす人々への差別の目。
エリーの鋭い感性。心の揺れが、小気味よく表現される。
救いはお菓子作り…。コーエンとバートという友だちを得て、エリーは、オクラホマの 暮らしが気にいっていく。
いつも前向きで魅力的なエリーです。
1600円+税


理論社

「ヨコスカ ストーリー yokosuka story」 花形みつる      
横須賀、基地の町。1964年から始まるこの物語には米兵と日本女性の間に生まれた混血の子どもたちが出てきます。
当時は"あいのこ"と呼ばれ、中身は全くの日本人でも、外見から子どもの世界にも明らかに存在する差別とヘイト。
ベトナム戦争を背景にアメリカを感じる町、横須賀。
クラスでいじめられていた光毅は、いじめからかばってくれた黒人との混血で、めっぽう強い女子ケイティとの出会いをきっかけに、ソウルミュージックに出会います。
ジュークボックスから流れてきたアレサ・フランクリンの声に脳をわしづかみにされ、「リスペクト」「シンク」「フリーダム」などの歌詞を知るにつれ、ケイティも光毅も変わりはじめます。
重いものをかかえながらも必死に生きようとする子どもたちの物語。
1500円+税


偕成社

「星空の動物園 ~星座が教えてくれる宇宙・神話・動物」 コスモプラネタリウム渋谷解説員 永田美絵 (公社)日本動物園水族館協会顧問 成島悦男 
約5000年前に古代メソポタミアの人々が暦をつくるために、太陽の通り道にある星と星を結んだのが星座の始まりとされています。
それが古代のギリシャに伝わり、神話ができました。
星座になった動物は、その時代、そこにいた動物です。
NHKラジオの「子ども科学電話相談」の天文宇宙の永田美絵さんと動物の成島悦男さんのお二人が、宇宙神話、動物についてくわしく解説してくれます。
5000年前の人々がながめていた星座を同じように私たちも見ているのです。
宇宙に、星座を作った古代の人々に思いをはせる…ロマンです。   
2200円+税


岩波書店

「新 解きたくなる数学」      佐藤雅彦   大島 遼   廣瀬隼也    
"ピタゴラスイッチ" 制作メンバー 佐藤雅彦研究室がつくる数学問題集 第2弾です。選び抜いた25問!
ひと目で 問題の意味がわかる ひと目で 問題を解きたくなる―― それが この本で やりたいこと
冒頭の言葉です。
さあ、がんばりましょう! 
いろいろ疑ってみることも数学には必要なのですね。
日常に普通に在る物たちが、ミステリアスに見えてきます。
写真やイラストをふんだんに使って、問題を解説してくれます。
"あとがき"の intriguing(強く惹かれる。興味をかき立てる。不思議な)に満ちています。
ぜひ!挑戦してみてください。  途中、挫折の私・・・ですが…
2000円+税
                 



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