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★ジオジオからのメッセージ
           



1985年2月 開店一ヵ月前  マイナス1号 から始まったジオジオのミニコミ from BOOKLAND です。
パソコンが苦手なジオジオのおじさんが、手書きで作っていました。
242号からは、サイズもA4になり、word を使ってのブックランドになりました。
ブッククラブの配本には、いつも同封させていただいています。お読みいただけたら嬉しく思います。

■242号 ■243号 ■244号 ■245号 ■246号 ■247号 ■248号 ■249号 ■250号 ■251号 ■252号 ■253号
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■488号 ■489号



490号



体の芯に夏の疲れがたまっているのをを感じながらの9月です。
さすがにこの夏の暑さには、私も、年齢と体力不足を自覚させられましたが、
できるだけ外出を控え、また、そうできる身分であることを ありがたく思いながら、ジオジオで過ごした夏でした。

暑い中、遠方から来てくださるお客さま。
「覚えてる?」と声をかけてくださるなつかしいお客さま。
普段はお会いすることがないブッククラブの方…。
「元気―?」と来てくださるいつものお客さま。
皆さまとのおしゃべりする時間に、たくさんの元気をいただき、その幸せを噛みしめながらの夏でもありました。
長くジオジオをやってきて、ごぼうびをいただいているような気持ちでいます。

暑さも、もう少しのがまんでしょうか…そう願いたいですね。ぼちぼちと季節の巡りを待ちたいと思います。
みなさまも、どうぞ夏のお疲れがでませんように。体調にお気をつけてお過ごしください。



            

日本で、また世界で、今年も災害の夏になってしまいました。
何に対してかわからないまま、人の力を超えた地球のエネルギーに、悲しいような腹立たしさを感じてしまいます。
人が招いた部分もあることも頭ではわかりながら、何かなすすべはないのかと…。

大規模な災害に加えて、止まない戦争や紛争。たくさんの命や未来が奪われ続けています。
私たちは、ただただ、途方に暮れる以外にないのでしょうか…
そう思いながらも、気が付くと、いつのまにか、怒りや不安は、暮らしの中に埋没してしまい、流されていく日常があります。

それでも、と思います。
子どもたちの未来です。大人が悲観したり、絶望したりはできない。
いろんなことを差し引きしたら、きっと 幸せが残るよ…と言いたい。
「大きくなったらなんになるの?」と希望をもって、子どもたちに問える大人になりたい。
いえ、私たち自身が未来は大丈夫と信じたい、いえ信じていきましょう。
私たちの自身の時代への関心と賢い選択に、委ねられているのですね。



            

「いのちの食べかた  ―― だれも教えてくれない、世界のヒミツ―― 」    森 達也 作     ヨシタケシンスケ 絵       800円+税

私たちが、毎日のように食べる魚以外の肉。パックに入った豚のひき肉、鶏肉、ステーキ肉や牛タン…などは、どのようにして、パックになるのだろう。
牧場にいる牛、飼育小屋にいる豚や鶏。かれらはどこかで殺され解体されている。
魚の解体はテレビでもするけれど、肉の解体は放映されないし、だれが、どこで、なんてわからない。
知らないまま、また知ろうとしないまま食べている。
私たちの社会は自分たちが生きるために、食べること以外にも動物実験や革製品のためにたくさんの動物を殺している。
殺しているのは、私たちだとも言える。
それなのに、解体の仕事に携わる人たちが多くいるという場所に対しての差別意識がある。
それは、ばかげている。

実は、戦争や差別はなぜ起こるのか…。なぜ、無くならないのか…。そこに原因があるのではないか、とこの本は教えてくれる。
知ろうとしない。考えようとしない。そのことが戦争や差別につながっていくのだと。
歴史をひも解きながらの、今、知らなくてはいけない世界のヒミツの数々。
そしてそれを知ることの大切さ。考えることの大切さを教えられます。大人の方にも読んでほしい本です。


この本、学校の教科書に使ってほしいと思うほどです。
べつに知らなくてもいい。知ろうとしない。仕方がないと。自分の思考を停止 して、流れに逆らわないでいることが、何を招いていくか…。
当たり前だと思っていること、思わされていることを、なぜ?と疑ってみる。
それを学ぶために学校教育があるのではないかな…とも思います。

「ゆっくり歩こう。いろいろ悩みながら。いろいろ考えながら。 いろいろ眺めたり、発見したり、ため息をついたりしながら。
ならばきっと、あなたは気づくはずだ。樹は茶色じゃないし、葉は緑でもない。空は青でもないし、肌色も一色ではない。
いろんな色が混ざっている。それが世界。だからとても豊かなのだと。」 著者 あとがき



  
「ぼくの地球絵日記  せかいはひろくてたのしいよ」   鈴木まもる  1700円+税

私たちが生きている地球って、どんなところなのでしょうか? 
鳥の巣研究家でもあり、自然や生きもの、乗り物、赤ちゃん、平和…多方面にわたってたくさんの絵本を描かれている鈴木まもるさんが、俯瞰的に地球をながめて描いた地球絵日記です。
日本の小さな村から世界へ…。そこに住む人々。暮らし。動物たち、昆虫、魚、そして鳥たち。鳥たちは国境を軽々と超えていきます。
日本では見られない動物や生きもの。話す言葉も肌や目の色が違う人々その暮らし。


「なかよくなろうと思えば、ともだちになれました。」と書かれています。
みんなそれぞれにちがうけれど、地球という星でいっしょに生きているのは同じです。 世界はひろくて楽しい。
絵の描き込みと情報の豊かさ、すみずみまで楽しめます。



今年も、ハロウィン・食糧支援のチャリティバザー を開催します。

10月31日(土曜日)11月1日(土曜日) 10時から16時  ジオジオバックスペースにて

お菓子釣り、当てものくじ、紙芝居、折り紙、絵本の読み聞かせなどなど、今年もまた、いろいろと楽しいイベントを計画中です。
チラシができましたら、ジオジオにて配布します。
ご協力をよろしくお願いします。   ひまわりバザー(連絡先ジオジオ079-426-6704)


 2026.9.



 ブックランド紙上で紹介した本をご希望の方は、
配本に追加する、あるいは配本に入れる、 という形でご注文くだされば、翌月、翌々月にはお送りできます。         
不明の点は、TEL、FAX、Eメールでお問い合わせください。またブッククラブ以外の方のご注文もお受けします。  注文    



 新刊より         
                           


評論社

「ふざけないの、デイビッド!」    デイビッド・シャノン さく  小川仁央 訳 
なんと!ひさびさの あの! デイビッド! です。 いつもながら少々やりすぎ…笑います。
みんなは、いつも こう いうんだ
「ふざけないの、デイビッド」「いったい なに かんがえてる?」「なにも かんがえてなかったんでしょ!」「いつもやりすぎなんだよ」「どう しちゃったの?」
でも、みんな きっと笑いをこらえてるはず…。みんなデイビッドがだいすきなんですから…。
1600円+税

既刊シリーズ

「だめよ、デイビッド!」「デイビッドがっこうへいく」「デイビッドがやっちゃった!」「クリスマスだよ、デイビッド!」



こぐま社

「オスカルのごちそう」  ラーシュエリク・エリクスソン 作  髙橋麻里子 訳   
スウェーデンで長く愛されてきた絵本。
他の人とは少々ちがっていようと、好きなものは好き!
オスカルは食べることが苦手。
りんごもいや。アイスもいや。ケーキもいや。ジャムつきホットケーキも、いやいやいや。
パパもママもおてあげです。
ところが、おなかがすいてきたオスカルが、たべたのは…、なんと! 
それからテーブルにならぶようになったのは、レンガやかわら、セメントのシチュー…。   
1300円+税


ブロンズ新社

「ハッピーバースデイ」   ペク・ヒナ 作  長谷川義史 訳
もうすぐ誕生日だというのにゼブリナは気持ちがふさいで ひきこもったまま。
そんな時、おばさんから はやめのバースディプレゼントが届きます。
なんとクローゼット。中にはかわいい新品の洋服が…。
ただし一日しか着られません。毎日、日替わりに用意されています。
その洋服のコーディネートのおしゃれなこと!
ところが誕生日にクローゼットを開けると、そこには…。
自分探しのすてきな絵童話です。
1400円+税


童心社

「じょうおうありのりんちゃん うまれたよ! むしのたまご シリーズ」ねもとまゆみ 作   たけがみたえ 絵    須田研司 監修   
夏、クロオオアリのりんちゃんがうまれました。
すずしい土のなかで、おねえさんたちにえさをもらいせわをしてもらって、やがて女王アリになります。
女王アリになったりんちゃんは、いつか巣をつくって、たまごをうむために、オスのアリと出会い、とびたちます。
クロオオアリの生態や巣のようすが、りんちゃんの成長をとおして、とてもよくわかります。
ドラマチックです。
1400円+税


河出書房新社

「いつかはきみをたべるから」デイヴィッド・ダフ ぶん   マリアンナ・コッポ え 穂村 弘 訳  
ユーモラスに語られる恐竜とみみずの命のいとなみの会話。
仲間を恐竜にふんづけられたみみず。「ごめん」とあやまる恐竜に、
「いいよ、あとでなかまとかれをたべるよ。みみずは死んだものはなんでも食べるんだ。いつかはきみもね」
やがて恐竜時代の終わり。そして 地球の新たなはじまり。
遠い昔の友だちだったみみずと恐竜のお話。
1800円+税


岩崎書店
「きみのいすはなかった」ダニエル・ギル 文 スーザン・ギャル 絵 かわのたろう 訳
新学期。ギル先生の教室には、前にだれもすわっていないいすが置かれていた。
「これはだれの席ですか?」
するとギル先生は、子どもだった時の話をしてくれた。
親友のアーチーとぼくは、おめかしして大きなマンションに住むスティーブの誕生会に出かけた。
チャイムを鳴らすと、出てきたスティーブのママが言った。
「ダニエル、あなたはいいけど、ともだちには帰ってもらって。いすがないから」
その経験からギル先生は40年以上、教室にいすをひとつ多く置いてきた。
どんな人も、ようこそ、大かんげいだと…。
1600円+税


綴月舎

「そして これからも ずっと」   ヨハンナ・シャイブレ 
美しい絵とユニークなしかけで過去から現在、そして未来へと時間の旅に連れていってくれる絵本です。
地球の誕生からはじまり、ページをめくるたびに時間は現在に近づきます。
10年前、1年前、1時間前、1分前。そして、今。
ここからは未来です。
あしたの朝、なん時におきる?あしたの午後はどこにいる?来年の誕生日は?10年後は?大人になったら?
これからもずっとつづいていくきみのの未来。
壮大で限りない時の流れを感じさせられます。
2500円+税


解放出版社

「ヤギにきけ」    浅野 竜 作  田島征三 絵    
敗戦後、十数年がたった静岡県のみかん栽培で成り立つ小さな村。
大人たちは戦争でのさまざまな傷を抱えながら生きている。
六年生の4人組。
小さい頃、左手に火傷を負い不自由だが、強くたくましい鉄也。
代々大地主の家の克己は、私立の中学を受験するために塾に通わされている。
動作はのろいが昆虫や魚、鳥などの知識がある忠男の家は、今はブタを飼う農家だが、かつては克己の家の小作人だった。
僕の父は大工で、新しい橋の建設を請け負う。
それぞれに悩み、つらい思いもするが、生きていく姿は力強く清々しい。
1800円+税


偕成社

「バードボーイ」 キャサリン・ブルートン 尾﨑愛子 訳 danny 絵  
心を病むママと暮らし、ママが事故で死んだ。
死なせてしまったという罪悪感と喪失感に苦しみ、心を閉ざす少年ウィルは、
オーストラリアに住む祖父母のところに行くまでのあいだ、母の弟であるイアンおじさんと暮らすことになった。
無口で山岳救助隊として働くイアン。
時々、ママの声が聞こえる。「わたしたちは、みんな鳥になってかえってくるのよ」
ある日、ウィルは絶滅危惧種であるミサゴのヒナが巣から落ちているのを見つけ、思わず連れて帰ってしまう。
アフガニスタンから来た難民の少年オマールと、イアンにはないしょでヒナの世話を続けるが…。
雄大な山々。自然の営み、不器用なイアンの愛。
ウィルの心は、悲しみから、イアンとここで生きたいという思いに変わっていく。 
1700円+税


講談社

「ライク・アウトサイダー」   鯨井あめ    
待望のMー1予選三回戦進出直前に、漫才の相方が「今日で〈ノット・サウスポー〉は解散する」というメッセージを残して失踪した。
一か月後、僕は突然、ヤクザのやとわれ殺し屋に襲われる。
どうやら相方の行方を追っているようだ。
命乞いをする僕に、殺し屋は取引を申し出る。
「漫才師だろ、俺を笑わせてみろ!」
ネタとボケ担当の相方がいないと僕には無理だ。
相方はなぜ失踪したのか、行方は?原因は?
ヤクザに追われるのはなぜなのか…。
相方が持っているかもしれない"伝説のネタ帳"をめぐって往年の漫才師、政治家、公安、ヤクザがスピード感あふれるハードな展開をくりひろげる。
世の中、正も悪もない。笑わせたい、笑ってほしい、最後は…。
ジオジオにもご縁のある作家、鯨井あめさんの7作目です。
2300円+税


小学館

「オリーヴァ・デナーロ」 ヴィオラ・アルドーネ  関口英子 訳   
イタリア、シチリア島を舞台に、実話に想を得て描かれた一人の女性の勇気と尊厳の物語。
女は男に従属するものだという家父長制社会において、
暴力で女性を犯してもその女性と婚姻した時には、その罪は消滅するという法律があった。
これは純潔を失った女性を救うためにできた法だという。
性暴力で尊厳を踏みにじられた上に、その男性と一生を共にしなければならないという女性の心身の苦痛を無視した法である。
世間体を気にする母、口さがない村人。それでも暴力で妻にしようとした男に、オリーヴァはNOを突きつけ裁判をおこす。
そのことで家族も含め、自分の人生を変えていく。
離婚が認められ、この法律も1981年に廃止された。
イタリア同様、日本もまた、いまだ女性の地位が低い国。すべての女性の闘いの道でもある。
2700円+税
                 



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