★ジオジオからのメッセージ
地震や台風、いまやもう避けられない自然災害です。南海トラフの恐怖もあります。
地球の大陸プレートが少し動いても、私たちは右往左往です。
7月に「じかん屋テンペリア」の翻訳者である後藤彩さんがジオジオを訪ねてくだいました。
「子どもを描く 林明子の世界 」
在宅時にかぎりますが、お急ぎで本をお求めの方には、チャイムを鳴らしてくだされば、対応させていただきます。
ジオジオのバックスペースを開放しています。(バザーの会場に使っているところです)* 駐車場ははありません。自転車はOKです。
夏休み、暑いし、ヒマやし、たいくつやし、どっか行くとこないかなあ~なんて思っている子どもたち、いえ大人の人の方でもいいのですが、よろしかったら、ジオジオのバックスペースをヒマつぶしにご利用ください。
権力の意のままにされる皇室。強要される愛国心。かつての戦前が思い起こされます。
■ ブックランド紙上で紹介した本をご希望の方は、
1985年2月 開店一ヵ月前 マイナス1号 から始まったジオジオのミニコミ from BOOKLAND です。
パソコンが苦手なジオジオのおじさんが、手書きで作っていました。
242号からは、サイズもA4になり、word を使ってのブックランドになりました。
ブッククラブの配本には、いつも同封させていただいています。お読みいただけたら嬉しく思います。
489号
今年もまた厳しい暑さの夏になりました。なんだか記憶をすっとばして、昨年の夏の暑さがそのまま続いているような気がします。
ベネズエラの地震の被害の状況が気になっていた矢先です。熊本県で震度7の地震です。10年前の地震の記憶もまだ新しいのに…と言葉がありません。
次々と流れる余震のニュース、まだまだ混乱の続く被害の状況に、気がかりと心配がつのります。
ましてやこの暑さです。電気・水・トイレ・入浴などなどライフラインを一日もはやく復旧させないと命に関わります。
暑さの中での救助活動にかかわる人たちのご苦労も思いますが、国は全力をあげて、救助、救援、復旧の態勢に入ってほしいと心から願います。
今、私たちの国に必要なのは、災害救助のための基地です。
救援物資の常備。医療態勢。緊急救命ヘリや災害対応の水陸両用車、重機、避難のための宿泊施設などなど…。
救助、救援のためにあらゆる対応が早急にできる基地が、各都道府県にあれば、どれだけ心強いことか、と思います。
今、戦争などしている場合か…と繰り返された思いを強くします。
戦闘機が飛び立つ基地に代わって、命を助ける基地に税金を注ぐ国であってほしいです。
一緒に来てくれた6歳のLinoくんが描いてくれたジオジオの絵です。
ケヤキの太い幹、ジオジオと書かれたドア、いっぱいのケヤキの緑、木漏れ日、Linoくんの心にあるジオジオのイメージがすごくすごく嬉しく…。
すてきな絵を送っていただいて、ありがとうございました。 Grazie!!
「子どもの心に物語を届けたい」と願い続けた林明子さん。
これまでに雑誌などに寄せたエッセイやインタビューなどのことばを
集め、作品制作の舞台裏とともに紹介しています。
作品になっていない絵もふんだんに使われていて、とても見ごたえがあります。
林明子さんの歩みと作品にこめられた思いに、あらためてその魅力を再認識させられます。
「絵本をつくりながら、私は「たかい、たかい」をするような楽しみを感じていました。……「もっと!」と言われた時は、本当に幸せな気持ちになります。」
林明子(一部)
7月、林明子さんが亡くなられました。
林明子さんの絵本は、たくさんの子どもたち、大人の人たちにほんとうに長く愛され続けてきました。
林明子さんが描く子どもたちは、触れたらその肌の温もりが感じられるような、リアルさ、愛らしさに満ちていました。
その表情からは子どもたちの日々の喜びや嬉しい気持ち、寂しさ、悲しさや不安がストレートに伝わってきて、物語にひきこまれていきます。
ご自分の子どもさんやお孫さんの姿を絵本の中の子どもに重ねていた方がたくさんいらっしゃったことも腑に落ちます。
遺してくださった絵本は、これからも生き続け、たくさんの子どもたちに愛されていくことと思います。
ジオジオも、大切にしていきたいと思っています。
ありがとうございました。ご冥福を心よりお祈りしています。
ジオジオの夏休み 8月12日(水曜日)~8月15日(土曜日)まで
古本ですが、本はたくさん置いていますので(マンガも)自由に読んでくださってけっこうです。
机、椅子もありますので宿題をやってくれても、オセロや将棋などで遊んでくださってもかまいません。
何もおかまいはできませんが、お水、お茶はご用意しています(無料)。 ジオジオの営業日のみです。
国民が望んでいるとはとうてい思えない理解に苦しむ法案が、充分な審議もされずに、数の力で決められていきます。
昨今の国会のあり様に失望し、疑問を感じてらっしゃる方も多いのでは…と思います。
多数だから正しいのではありません。
多数の暴走は独裁への恐怖です。
この勢いのままに、日本を戦争をできる国にするために、憲法を変えられることになりはしないか…。
子どもたちの時代が、いったいどういう時代になっていくのかと…不安がつのります。
侵略戦争の象徴ともなった日の丸に愛国心を託していいのでしょうか…。
女子を排除する男系男子などというばかげた思想のもとに置かれる天皇制が国民の象徴でしょうか…。
皇室の方々の基本的人権と思想の自由。そして国民の総意。天皇制の意味を考え直す時ではないのかと…そう思わせてくれた国会でもありました。
愚かな歴史を再び、繰り返さないように、多勢の空気感に惑わされない一人一人の冷静な目が今、必要ですね。
配本に追加する、あるいは配本に入れる、
という形でご注文くだされば、翌月、翌々月にはお送りできます。
不明の点は、TEL、FAX、Eメールでお問い合わせください。またブッククラブ以外の方のご注文もお受けします。 ★注文★
新刊より

偕成社「うつくしい!」 谷川俊太郎 文 川島小鳥 写真
1983年刊行の写真絵本が写真を一新して復刊。
日常の一瞬、一瞬をを切り取った写真の数々と谷川俊太郎の名文とのコラボ絵本。
なぜ にんげんは、なにかをうつくしいとおもうんだろう?
なにかを うつくしいとおもうと、わたしたちは それがすきになる。
なにかを うつくしいとおもうとき、わたしたちはうれしい。
うつくしいものは、わたしたちのなかに、いきていくちからをうみだす。
1800円+税
偕成社「べんじょそうじ」 濱口國雄 詩 多屋光孫 絵
この「便所掃除」という詩は 「詩の心を読む」(茨木のり子著)で知りました。70年以上前に書かれた詩です。
駅の便所の掃除をしていた当時の国鉄職員だった若者の詩です。
その頃の駅の便所は、水洗トイレではなく、汲み取り式でした。駅の便所はいつも汚れていたように思います。
「とびらを あけます。あたまのしんまで くさくなります。」
便器にこびりついた糞との格闘のリアルさ。
浄化されていく空気。
あまりに尊く…、この詩に出会えてよかった…。
1500円+税

福音館書店
「へんしんするゆび」 宇田敦子 さく 寄藤文平 デザイン
絵本に貫通した穴が開いています。
表紙を開き、おもてから穴に指を入れます。
指は入れたままで、ページをめくっていきます。
あらら…ゆびがいろんなものにへんしんするよ。
ソーセージ、クレヨン、むし、ねじ、ローソク…などなど。
最後まで指をぬかないで、変身を楽しんでください。
1200円+税

文溪堂「おやすみ アレクサンダー」 ハロルド・リトルデール 作 ひがし ちから 絵
寝る前に、クリスはたくさんパパにおはなしします。
だってシマウマのぬいぐるみのアレクサンダーは、きょうは、いい子ではなかったのです。
あさごはんの時も、公園でも、スーパーでも…。
「パパ、おしおきする?」
パパのクリスへの愛あふれる絵本です。
あしたはきっとクリスはいい子に…。おやすみ…。
1700円+税

GAKKEN「ポタッ ポタ」 アーロン・ランデール 作 有田奈央 訳
あさ、おきると、聞こえる ポタッ ポタッ ポタッ ポタッ…。
あれ?なんの音だろう?
おふろのじゃぐちかな? だいどころかな? もしかして雨? そとは、くもひとつなく晴れている。
ポタッ ポタッ ポタッ…。
あっ! ゆかに 血のような赤いしみが… ここにも!あそこにも!
しみは廊下からリビングへと続いている。
ここからは読んでのお楽しみということで…。
北欧発 ホラー(?)絵本。ぞくぞく感が増してくる絵です。
1600円+税

ロクリン社「落語絵本 死神」 川端 誠
古典落語の怪談噺です。
おかみさんにも逃げられ グウタラ暮らす男のところにやってきた死神。たちまち病気が治る呪文を教えるから、医者にならないかと持ちかけた。
ただし、足元ではなく枕元に死神が立っていたら その病人は死ぬ。
その呪文をつかって 男は大もうけ。
もうけたお金で またまたぜいたくざんまい。そして、また医者になってひともうけしようと…。
世の中、そんなにうまくはいきません。
この絵本は、柳家小三治師の見事なオチを使っています。
絵が絶妙に雰囲気を伝えていて、いつもながら見事です。
1700円+税

福音館書店「大あらしだ ! ハリケーンがやってくる」
ジェイソン・チン 作 津田紗矢佳 訳 ウェザーマップ 監修
世界各地の海で生まれた熱帯低気圧が発達し、渦まく大あらしになります。
日本ではタイフーン(台風)。この絵本では北大西洋で発達した熱帯低気圧がハリケーンとなり、アメリカ南東部の小さな島、ハッテラス島に近づきます。
気象衛星からおくられてくる画像。
国立ハリケーンセンターの予報。
島の人々はその予報を聞いて、力をあわせてハリケーンに備えます。
巻末に熱帯低気圧についての解説ページがあります。
異常気象を研究する科学者、人命を守るために活動する人々に頭が下がります。
1600円+税

あすなろ書房
「虫のウラがわ図鑑」 安田守 写真 高岡昌江 文
私たちが見る虫の姿はたいていが背中・おもてがわです。腹・ウラがわは、いったいどうなっているのでしょうか?
昆虫好きの子どもたちには、たまらない おもしろい図鑑が出ました。
虫のウラがわをじっくりながめてみてください。
なんだかユーモラスな表情です。
「だれのウラがわ?」
クイズ形式です。わかるかな? 擬態クイズもあります。
新しい発見や新しい気づきもたくさんあると思います。
また ちがった角度から生きものの世界を楽しんでください。
最後に虫のウラ側の撮影方法も解説されています。
1800円+税

KOTOBAYA BOOKS
「アルトローヴェ ―ふしぎな村の物語―」 ミケーレ・カッペッタ 作 モニカ・バレンゴ 絵 森敦子 後藤彩 訳
シャックリ洋の大平原をわたり、ヘンテコ山脈をこえ、イライラ湿原やウネリ川、ヒゲモジャ森の先へ進むとたどりつく村、アルトローヴェ
(イタリア語でどこか別の場所という意味)
そこの村人たちに起こる物語が6篇。
きびしい寒さの朝、はだかで地べたにおきざりにされていた赤ちゃん。美味なる海藻採りの達人の夢中と退屈の話。 突然、光がなくなった村は…。
どの物語もゆかいでおかしみがあって、どこかでなじみも感じられ、幸福な読後感です。
翻訳の妙味でしょうか…。登場する村の人々の名前が性格を現わしていて楽しい。
ベラベラ村長、ブツクサ氏、ホメールおばさん、ウッカリーノ…。
美しいさし絵に、アルトローヴェ村のイメージがふくらみます。
2300円+税

あすなろ書房「エントラーダの子どもたち」 エレン・オー 編 原田 勝ほか 訳
アメリカのある街に立つ古いアパート「エントラーダ」スペイン語で「入口」のこと。
そこでは様々なルーツをもつ家族が暮らしている。
話す言葉や宗教の違い。家主もいれば、生きていくのがせいいっぱいの家庭もあります。ここに住むようになった事情もさまざまです。
エントラーダに住む12歳から13歳の子どもたちの物語12編を、12人の作家(12人の訳者)が描きます。
それぞれの家庭の物語が、どこかでつながりを持ち、それぞれの家庭の料理のもちよりパーティで、ひとつにまとまります。
それぞれのルーツを大切にしながらのエントラーダの日々です。
多様な背景をもつ子どもたちが暮らすアメリカで広まったWNDB(We Need Diverse Book)が企画した本です。
1800円+税
偕成社「かこさとしの絵本を遊ぶ!」 早未恵理 著・絵 加古総合研究所 協力
福井県越前市にある「かこさとしふるさと絵本館 砳 (らく)」でのイベントから誕生した遊びと工作が紹介されています。
楽しみながら知識の発見につながっていくかこさとしさんの絵本の世界。
ワークショップでの実践をもとにしたアイデアがいっぱい。
遊び、楽しみ、そして知る、考えることの大切さ、そのメッセージが絵本から伝わります。
2300円+税