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F2
SILBERPFEIL 162
Alpine SnowBoard
初めて新品で購入したボード、'06-07年モデルの F2 シルバーファイル。
レースモデルとは別の系譜で開発され、“銀の矢”と名付けられたカーヴィングマシン。
チタニウム製のトーション・コントロール・システム TCS II や、Trizone Centerwalls、Twinflex Tail などを搭載したハイテクボードながら、丁寧に組まれたスプリットコアの、ダグラスモミとブナの木目の違いや、グラスファイバーの繊維の模様など、素材を綺麗に透けて見せるスケルトングラフィックは、もはや美術工芸品の域。
軽い割にエッジグリップが抜群で、また、左右エッジの繋がりが良いので、1本のエッジに乗っている様。
LENGTH : 1620mm
EFFECTIVE EDGE : 1455mm
NOSE/WAIST/TAIL WIDTH : 237/180/237mm
SIDECUT RADIUS : 9m
STANCE SETBACK : 15mm
STANCE : 480mm F60°R55°
現在のセッティング
W480mm F63°R60°
FW-LEAN:F4 R2
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Deeluxe SUZUKA SF
Alpine Boots
ディーラックスのアルパインブーツ、'06-07年モデルのスズカ SF。
最上位モデルのINDYと同じAF系シェルながら、25%ほど柔らかめのフレックスで、5段階のフォワードリーンアジャスター(前傾角調整機構)付き。モデル名は鈴鹿サーキットのテクニカルなコースレイアウトを重ねているらしい。
日本では何故か入手困難なセミフィットインナーモデル。遊びのないサーモインナーに馴染めなくて。
サーキット名を冠したモデル名をやめ、ライケル時代のような3桁の数字表記に戻る直前に LE MANS から買い替え。
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雪山に行くようになったのは、大学を卒業する頃になってからだ。最初の板は“滑れりゃ何でもええねん”と買った、セットで¥9,800のスキー板。バイク用のジャンパーに雨合羽の下。スキーなんて軟派なイケイケのする事だと思い込んでいたから、ウェアを揃えるのは、何だか気恥ずかしくって。
まともな板とウェアを揃えたのは就職してからだった。唯一名前を知ってたロシニョールのキャップ板とミストラルのウェア。芸北、大山、猫山・・・中国地方の山をその板でしばらく滑っていたが、次に気になりだしたのがショートスキーの元祖ビッグフット。仲間内でのカメラ係をしていたから、ストック無しで、後ろ向きにも滑れるビッグフットは魅力的だった。
そうこうするうちに東北に転勤になって、発表されたばかりのサロモン・スノーブレイドを手に入れる。仕事の後に通った宮城蔵王のナイターで、グランドトリックも簡単にマスター出来たし、何より、単車の様に、雪面に向かって全身を倒し込む感覚と、コーナー出口で加速する感覚が気に入った。これがいわゆるカーヴィングというものだと知ったのは、少し後だったが。
それから数年、アルペンボードに嵌っているという神戸の単車仲間達の噂を耳にした私は、30歳の冬、アルペンスノーボードを手に入れる。
最初はスキー装備そのまんま。ウェアはともかくブーツまでスキー用なので、前後方向のフレックスが硬すぎて、膝を曲げることが出来ず、基本姿勢すらままならない。会社の先輩からタダで貰ってきたマック遠藤の古い解説書『SNOWBOARDING Master』(1993年)を読みながらの独学だったので、「それ無理だから」って指摘してくれる奴もいなくて、1シーズンの間ずっと悩み続ける事に・・・
次のシーズンになって、ライケルのアルパインブーツを手に入れた時はひどく感動した。初心者向けの1年型落ちモデルだったが、板の上での自由度が全く別物だった。膝がちゃん入るので、度々暴走して不安のあった谷回りのターンも思いのまま。悩み続けていたバックサイドのカットスイングもその日のうちに出来るように、ていうか出来てた。ブーツ1足をケチってた自分に怒りを感じたぐらい。それまで、スキーの頃も含めて、道具には無頓着だったが、少しは考えようと思った。但し、リーシュコードを足に留めてるのは、いまだに、百円ショップで売られてたナイロン製の首輪(中型犬用)だけど。
ヘルメットにボード用のウェア・・・ほとんどがネットオークションの激安中古品ながらも、徐々に装備も増え、板も6枚目に。
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NITRO
SCORPION 155
Alpine SnowBoard
ネットオークションで手に入れた最初のスノーボード、1997年モデルのナイトロ・スコーピオン。数年前のデッドストックで、今となっては不恰好なエメリーのビンディングが付いていた。
ウッドコアのサンドイッチ構造。スラローム競技用で、スノーボードを始めたばかりの当時の自分には少々硬過ぎたようだ。
なかなか乗りこなせず、試行錯誤しながら2年乗って、3年目はゴッデスの柔らかい板で勉強していたのでお休み。そのシーズンの最後に、板のコントロールを掴んでから再び乗ってみたら、高速でも安定していてしっかりとバネの効いた、とても良い板に思えた。
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Goddess
DM55cap 1998
Alpine SnowBoard
湘南茅ヶ崎のサーフショップ“ゴッデス”のアルペンボード。
シーズンオフに思いつきで入札したネットオークションで¥3,000で落札し、3年目のほぼ1シーズン、主に白馬方面に通って使用した。
レースモデルとは違い、かなり柔らかめの樹脂系コアのキャップ構造。以前から乗ってた nitro SCORPION と比較すると、柔らかくて非常に扱いやすいものの、やはり踏み込んだ時の限界は低いようで、ターン後半の加速もそれほど鋭くない。
だけど、脚力をあまり必要とせず、何より落ち着いて操作出来るので、この板から教わったものは多かった。
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NITRO
RACING NARROW GTX 154
Alpine SnowBoard
2本目のナイトロ。
2000年モデルのスラローム競技用で、樹脂系コアのキャップ構造。グラフィックはナイトロらしからぬ大人しめの青系グラデーションストライプで、アメリカ製ではなくオーストリー製のOEM生産品。
残念ながら、この板では一度も滑らないままブランクに突入。転売してしまった。
ビンディングの DEELUXE X-BONE Conventional は、珍しく新品で購入したものだけど、何故か2001年以前のRaichleロゴのもの。デッドストック品だったか・・・
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ELAN
SPEEDBALL 157
Alpine SnowBoard
2シーズンのブランクを経て乗ったエランのスピードボール。
実はその前に、古い MOSS ACCEL をオークションで入手したのだが、見るからに硬過ぎて乗らないままお蔵入りに。中古屋に¥3,000で出ていたこの板を仕入れた。デッキとソールは新品同様だったが、エッジは価格相応で錆び錆び。
柔らかいフレックスもオーソドックスなシェイプも、以前使用していた Goddess DM55cap に似た感じだけど、クニャッと踏み抜けてしまう感じで頼りなかった。1度乗ったきりで転売。
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MOSS
ACCEL 5482
Alpine SnowBoard
2年のブランク明けに買って、一時はお蔵入りにしたモスのアクセル。
nitro SCORPION と同世代の古い板で、恐らく1997年モデル。アルペンボードの主流が、非対称から対称へと遷り変わりつつある頃のモデルだ。本当はもう少し柔らかめの MOSS SYNCRO か MOSS SLOPE を探していたのだが、安値に負けて¥1,700で落札。実際届いてみると想像以上に硬かった。その後買い直した ELAN SPEEDBALL が柔らか過ぎたので、乗らずに転売するつもりが乗ってみる事に。
レース用だからか、ロングのカーヴィングには不向き。瞬間的な回頭性は高いみたいだから、混んだゲレンデで人を掻き分けるには良いのかな。もはや9年落ちなので、現在主流の“横向き前後均等過重”ではなく、当時の作法“前向き後ろ乗り”を踏襲しなければならないみたい。
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Raichle SB313
Alpine Boots
ライケルのアルパインブーツ、SB313。3バックルで、前傾角度調整機構を省略した廉価モデル。Deeluxe SPAに相当。
27cm以上のみ第4バックルの位置にベルクロ留めの薄いナイロンベルトが付いていて、4バックルに改造出来そう。追加のベルト&バックルやフォワードリーンアジャスターは、パーツ販売されているし、上位モデルの中古などから流用出来るからね。
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DEELUXE LE MANS T
Alpine Boots
ディーラックスのアルパインブーツ、ル・マン。
Deeluxe のアルパインブーツは、モデル毎にサーキットの名前が付けられている。フレックスの硬い順に、INDY>SUZUKA>LE MANS>SPA。以前履いていたものと同じSB系シェルで、下から2番目に柔らかいモデルの筈だけど、意外と硬い印象なのは、遊びのないサーモインナーのせいか。
中古で購入したため足型が合わず、電子レンジ、石油ファンヒーター、熱湯などでの焼き直しを検討したが、最終的には部分毎にアイロンで加熱して焼き直した。結構なんとかなるものだ。
それでも、1日滑ると後足のくるぶしが痛んでくる。素材が硬いんだろうな。断熱性と速乾性はすばらしいんだけどな。
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OAKLEY
A-Frame Goggle
オークリーのAフレーム。2枚合わせのレンズを採用しており曇らない。ナイターがメインだったのでレンズはパーシモン。
転倒しても決して割れそうにない、しなやかなフレーム素材。どうやったのか解らないけど、曲面上にカーボン柄がプリントされている。
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SALOMON Snow Blade
Buzz Original 1997
Tuned by UPPER D.
サロモンのショートスキー。
メーカー物でモノコックでビンディング付きで解説ビデオまで付いて、カーヴィングもトリックも出来て、確か¥26,000だった。安い。
ブームを創った初期型モデル。長さ90cm、幅100/80/90mm。サブ板のつもりがいつの間にかメインに。
バリエーションが増えて高性能化してきたので、バンク角とコーナリングスピード向上のために、純正カーヴィングプレート UPPER D.を装着した。
会社が終われば部活(ナイター)の時間。
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