TOSHIBA Dynabook EZ
1992年製の東芝 Dynabook EZ。CPUは Intel 386SX 16MHz。HDDはまだ搭載されておらず、記憶領域はRAMの 2MB が全て。画面は 10.1インチ白黒液晶。もちろんOSは Windows ではなく MS-DOS だ。一太郎DASH(ワープロ)と Lotus1-2-3(表計算)が最初から内蔵された、プリインストールモデルの元祖。
三宮センター街の事務機器店で1年落ち在庫品を12万ぐらいで購入。当時はフロッピー数枚の市販ソフトが1本5万〜10万ぐらいする時代だったから、そういう意味では捨て値だったんだろう。
ちなみに当時、EPSON のラップトップ機のCMが中島悟だったが、東芝 Dynabook は鈴木亜久里で対抗していた。
■DynaBook History 1992(東芝)
でもね、その後、カラー液晶が出るわ、Windows95 & Office が発売されるわ、インターネットが普及するわで、もう大変。パソコンなんて二度と買うかボケ!とムーアの法則への反逆を誓い、それ以来、自前で購入した事はなかった。
ちょうどその頃、会社の業務機がダム端末から Windows NT 4.0 機に移行したから、ソフトもカスタマイズも自在だし、ネット環境さえあれば、パソコンなんて水道の蛇口みたいなもの。My蛇口なんて必要ない。無線LANはまだ無かったから、5m もある特注シリアルケーブルを事務所のフロアに埋め込んで、FAX回線に繋げて・・・ゴニョゴニョと。
そのうち、クールに入手した MMX Pentium 133MHz / 32MB / 1.6GB / 12.1TFT の紺色とも深緑色ともつかない変な色のオールインワンノートに、これまたピーコの Windows98SE をインストールして使い始めた。Win98 化したのでUSBも問題なく使用可能となったし、中古パーツで、HDDは 6GB に、RAMは 96MB まで増設したのでさらに快適に。古い機種だが元々ビジネスユースなのでLAN内蔵。そのままADSLに繋げる事が出来た。さらに無線LANカードを挿して車でちょいと走れば、ネット環境もタダで手に入る。
だけど、そのマザーボードでは、RAMは 96MB、HDDは 8.4GB が限界。何よりCPUが 133MHz しかないので、動画再生なんぞは音声だけで画像が動かない紙芝居状態。そうこうするうちに PCMCIA のカードスロットから謎のボルトがカラカラ出て来たりして・・・
■FMV-BIBLO 5133NA6/W(富士通)
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