夜の国道2号線浜手バイパス東行
神戸駅前から駆け上がって、高架上の緩いカーブを左右に軽くバンクさせた後に広がる港の夜景。赤いポートタワー、白い海洋博物館、緑のメリケンパーク、弧を描いてポートアイランドまで続くオレンジの灯。
135°11’00”E / 34°40’58”N
夕方の国道2号線浜手バイパス西行
京橋の上あたりで、防音壁越しに辛うじて見える帆船のマスト。日本丸と海王丸が入港する12月が近くなると、気になって、走りながらつい背伸びしてしまう。ちなみに、帆船が係留されるのは、メリケンパークの向かいの第1突堤。
135°11’35”E / 34°41’05”N
ポートアイランド北公園
第4突堤ポートターミナルの向かい、神戸大橋の下にある、神戸港を海側から一望できる公園。
神戸に住んでいた頃、夜中に軽く流す時の目的地。当時は単車なら、車止めのポールの間を抜けて公園の中に入れたんだな。赤い橋脚の下あたりが定位置だ。
ポートタワーと海洋博物館、現在なら、ハーバーランドモザイクの観覧車や、メリケンパークオリエンタルホテルの青い灯が見える。
135°12’16”E / 34°40’39”N
神戸港第6突堤
三角屋根の古い倉庫群。80年代までは貨車の線路が残されていて、“NO SMOKING”とか“たばこのむな”と書かれた錆びた赤い看板が印象的だった。灯りもここだけは白熱電球だった。
震災で突堤が崩壊したため、第5突堤から第8突堤までが埋め立てられてしまった。現在ではかつての突堤も倉庫群も存在せず、第6突堤跡はポートアイランドへと続く海底トンネルの出入口。第7・第8突堤跡は中古車のオークション会場になっている。
135°12’33”E / 34°41’20”N
神戸港第7突堤
週末の夜には、愛車を磨いてこの突堤の先端に集まり、夜明けまで一晩中喋っていた。“ちょっと走ってくるわ”と出て行った仲間が、倉庫街の間から見えるハーバーハイウエイに爆音を轟かせるのを聞きながら、笑いあった。
港の片隅にある何の変哲もない埠頭。観光地ではない神戸。神戸っ子になれた気がした。
135°12’49”E / 34°41’21”N
ハーバーハイウエイ
ポートアイランドと六甲アイランドを結ぶ交通量の少ない高架道路。90年代半ばまでは、摩耶埠頭までしかなかった。その僅かな直線で、アクセルを全開にしてスピードメーターと睨み合った。そして、それを何度となく繰り返す。マシンの調子をみるため、汗を乾かすため、つまらぬことを振り切るため、勝負の借りを返すため・・・
現在では、幾つもの橋を跨ぎながら、六甲の黒い山肌と街の灯を望む景色の良い道が、六甲アイランドまで。さらに阪神高速湾岸線を経て大阪南部まで続く。
135°13’55”E / 34°41’53”N
六甲ガーデンテラス
聞き慣れない名前だけど、以前の名前は“回る十国展望台”。“六甲行くぞ”と声が掛かれば、目的地はここだ。
有馬街道小部峠から森林植物園、六甲山牧場を経て、丁字ケ辻へと抜ける西六甲ルート。さらに五辻を通り過ぎて東六甲に入り、十国展望台まで。
以前は、駐車場無料でホットドックの屋台と自動販売機が数台だけだったけど、現在は不明。詳細は公式ホームページで。
http://www.rokkosan.com/gt/
135°14’45”E / 34°45’50”N
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