(本シリーズの内容は一見実際のゲーム内容を模しているようにも思えますが、これまで以上に全くゲーム本編を無視して物語が進みますので余りにも鵜呑みにし過ぎると莫迦を見ます)

 

ドル足掻記

「STAGE62:壇ノ浦〜七〜」









  ギルス「
ハイ、と云う事でっ!
  セティ「あぅぅっ?何ですかイキナリ!?」
  ギルス「気がついたら筆者の無計画振りによって
このステージだけで足掛け2年近くも引っ張った挙句に全然ステージ解説そのものを行っていない事が発覚してしまいまして、今回は前回の予告通り、『STAGE62の番外編』と致しましてステージ解説を中心に行いたいと思いますっ!」
  セティ「わぁ、ぱちぱちぱちー♪」
  カリア「・・・って、一体どーするのよ?肝心のボスのカゲキヨはもう元の世界に還っちゃったんでしょ?」
  ギルス「んー、そこら辺はシミュレートと云いますか、イメージトレーニングで乗り切りましょう!?」
  ホルス「何だよそりゃ?」
  ギルス「俗に
『妄想』とも云いマス。」
  カリア「相変わらずいー加減な・・・」
  ギルス「まあまあ、取り敢えずみんな目を閉じて、今自分がSTAGE62のダンジョンに面していると想像して下さい・・・」

・・・・・・・・・暫しして。

  セティ「
あぅー、もうお腹いっぱいで食べられないですぅ・・・
  カリア「
やん、もうギルスったら、そんなトコ触っちゃダメだってばぁ・・・♪
  ギルス「ぐーぐーすやすや。」
  ホルス「
お前らナニ想像してるんだ?って云うかギルスお前ェ寝てンじゃねえのかよっ!?

予想通りの展開でした。








では気を取り直して、強引ですが今ギルス達はSTAGE62の敵ダンジョン、その名も「壇ノ浦」に立っているとでも思って下せェ。
勿論
既にホルスがボス・カゲキヨの剣撃を受けて床に転がっている事も瞬時に頭に思い描けましたね?

  ホルス「ちょっと待てっ!
オレがやられてるのはデフォルト設定なのかッ!?」

いやー筆者的には
実に自然に思い浮かびましたですよ?

・・・と、また与太に入り出しましたので話を戻すとして・・・
この「壇ノ浦」への侵攻条件はWORLD6をクリアする事。その為、通常はSTAGE43・ガールー神殿か、若しくはSTAGE61・ガンバレッ島(こちらはWORLD2クリアで開く)から侵攻する事になる。勿論、捻くれた御仁ならば取り敢えずゲーム本編STAGE60を攻略した後に次回以降より触れるSTAGE63・パックランドから攻めCOM(コム)のかもしれないが・・・
いずれにしても、これらの攻めCOM先と比較してこの「壇ノ浦」はルーム数は南北3×東西3の9部屋しか存在せず非常に手狭な印象がある。その為、ボスのカゲキヨの侵攻の方が早くなりがちであり、先にボスに対するピケを組み上げておくのが定石となる。
そのボスであるカゲキヨに対する戦法だが、やはりその最大の特徴である「転生」に着目して、同様の能力を持っていたSTAGE40ボス・フェニックスと同じく
一点読みで重点的なピケを組み上げておくといいだろう。死亡復活したボスを部屋から出さずに完全にフクロにしてしまおう。
注意点とすれば、初期装備でアイスシールドを持っている為にイシス様の氷呪文が通用しない事、闇攻撃を弱点とするがカゲキヨ自身が光攻撃を持っているので闇属性クリーチャーは返り討ちに遭う危険もある、と云った辺りか。ブラックドラゴンを複数召喚(それも出来るだけ部屋端に)するか、ホルスやソードマスターにデビルランスと篭手を装着させたりするのも良いだろう。尤も、いくらカゲキヨが攻撃力8で物理防御2であろうとも、セティやホルスくらいのクリーチャーとハイプリが数体在れば特に武装させなくても大抵は止められるのでそれ程気に病む必要は無いかもしれない。ついでに云えばカゲキヨの攻撃は「小烏丸」ではなく神剣「クサナギ」であり除霊効果も持つのだが、
中盤以降ピケにアンデッドを布く人はあまり居ないだろうから気にする必要は無し。しかし「除霊」は味方につければ便利な特性なのでトレーニングで欲しいカードではある。

  セティ「うわあ・・・、
↑の方、文字ばっかりですぅ。
  カリア「このところ
会話で行数埋めるパターンが確立しちゃっていたからこんなカンジに解説の文章が入ってるのって凄く新鮮な気分よねぇ。」
  ギルス「偶にはこんなのもイイよね?それじゃボクはそろそろカギを集めに動くからカゲキヨを抑えるのは任せたよ!」
  カリア&セティ&シルバードラゴン&ハイプリ「はーーーい。」
  ホルス「オイこら待て!オレは無視かっ!?って、うわああああ・・・・・・」(←12ターン経ち
消滅

さらばホルス!ボク達は君の雄姿を決して忘れまい!!ただ一言
「ありがとう」、そして「さようなら」・・・

  ホルス「
だから待てっちゅーに!オレ、雄姿もナニも見せる前に倒されてるじゃねーかっ!?それに死んで無ェし?
  カイ「
て云うか筆者のこの云い回し、前にも使わなかったSTAGE62・四参照)








では続いて、ダンジョン攻略について。
このステージがかなり手狭である事は先程も触れた通りであるが、それに加えて各ルームの構造もダメージ床や壁が多く、またクリーチャーもかなり多めに配置されている為に、尚一層「狭い」と云う印象を受けてしまう。
更に登場するクリーチャーはカゲキヨ(ボスの他にジュエルルームにも一体居る)の他、シルバードラゴン・アイスゴーレム・バンパイヤロード・メイジゴースト・ファイヤゴースト・バンパイヤ・スケルトン・ウィルオーウィスプと、全体にアンデッドの比率が多めになっている。これはカゲキヨ自身が死人である事と何ら関係があるのかもしれない。
ザコのタイプが結構多岐に亘っている為に武装選択で迷うかもしれないが、やはりゴールドアーマー+ドラゴンバスターを基本装備にして、アンデッドの多い箇所(特にジュエルの両脇)でバイブルを使用する、と云うのが最もオーソドックスな戦法となるだろう。
あとダメージ床の多い事からレビテイトブーツやマトックも用意はしておきたい。
当然ザコが多いとそれだけダメージも受けがちになるので回復薬も多めに持っておくとより万全となる。

あとこのステージの面白い点として、
全9ルームの内、ジュエルと2つのワープを除く6部屋総てにアイテム(カード状態のものも含む)が落ちている点。順不同で挙げると、キャンドル・レビテイトブーツ・スナイパーボウ・サムライソード・モアヒール・ドラゴンポットである。いずれもこのダンジョン攻略には何かと役に立つ(弓はちと疑問?)モノなので入手するのが望ましいが、壁の中にメリ込んでいる事が多くその場合はマトックが無いと掘り出せないので速攻を決めるなら固執せず敢えて無視するのも手の一つである。
ただ、最後に挙げたドラゴンポット、はっきり云って
ゲーム発売後4年も間近な今更で説明するのも憚(はばか)られる気もするが、よく考えてみたらこれまでこのコーナー上で一切触れられていなかった(ある意味終盤の必須カードなのにちょっと意外)のでココで解説を加える事にする。

「ドラゴンポット」は『ドルアーガの塔』をプレイされた方には御馴染みの、「ドラゴンを倒す為の毒薬」であり、『ドルアーガ』でのそれは一回だけ強力なドラゴンを一撃死出来るアイテムであった。
本作でも、このポーションを「投げる」してドラゴン族に与えれば、
無条件に40ポイントもの大ダメージを与える事が出来る。ザコは元よりとして、ボスでもSTAGE53のダハック(HP52)とSTAGE55のクォックス(HP44)を除く総てのドラゴンを一撃で倒す事が出来る。
しかし、実はこのポーションはドラゴンにぶつける
「武器」としてではなく、服用する「薬」としてその意味を持ってくる。ドラゴンポットを服用したドラゴン以外のクリーチャーは最大HPが2減る代わりに攻撃力が3上昇する。アタッカーポットの強化版と捉えればいいだろう。アタッカーポットと較べればコストがバカ高くなってしまうのだが、攻撃力の上昇は他に変え難いものなので出来るだけ取得しておくようにしたい。

・・・・・・ふう、久々にまともに解説書いたら結構疲れるもんだよねェ。

  ギルス「そーだよ!
全然ギャグを挿入しないもんだからハッキリ云って堅苦しい事このうえ無いね!!読む側も疲れると思うよ!?」
  カリア「逆に云えば
今までの文章は脱力し過ぎてた、ってコトよね・・・」

否定出来ねーや・・・








  ナーガル神「ふああああ・・・・・・
やっと終わったンか?ワシも暇や無いンや、ジブンらもはよ往ってくれへんか!?」

実はまだギルス達はカゲキヨの造ったダンジョン「越中(だじゃれのくに)」に残っていてたりして。

  セティ「はぅっ!?すみませんナーガル様っ?」
  ホルス「そーだな、もうステージの解説も済んだ事だし、そろそろ最後の『島』へ向かおうぜ?」
  カリア「そうね。」
  ギルス「よし、行こう!!」

四人は連れ立って、ナーガル神が新たに生み出した「鳥居」へと歩み寄る。そして、彼らが「鳥居」の前に立った瞬間・・・・・・

  
『このさきはやみのくに いくのはやみろ』

ずざざざざ。
ギルス達四人、半ばワザとらしく盛大にずっこける。

  ホルス「
ちょっと待てーーッ!ココに来てまだダジャレかよ?
  セティ「いくらここが
『だじゃれのくに』だからと云ってもしつこ過ぎですぅ!」
  ギルス「このダジャレが
筆者的に『かねがね かねがねえ』に次ぐヒットネタだからと云ってもムリムリに挿入してるよーな・・・」
  カリア「て云うかそもそもこの『謎の声』は誰なのよ?・・・はっ、
若しかしてナーガル様!?」
  ナーガル神「なんでワシやねん?」
  ギルス&カリア&ホルス&セティ「じーーーーーー・・・(←疑惑の眼差し)」

関西人(?)と云うだけで、
「二人揃えば必ずボケかツッコミに別れる」とか「人に会う度『儲かりまっか』『ボチボチでんな』と挨拶を交わす」とか「一日千回ツッコミの素振りを行っている」とか思われるのはエセ関西人の筆者としても少し心外に思います・・・

  ナーガル神「
そんなコト云うとる筆者、ジブンがいっちゃん怪しいンとちゃうんかっ!?
  ギルス「でも、
『ダハツク三匹』なんかも相当怪しいよねっ?」
  ホルス「アイツらも結構スベりまくるからな・・・」
  カリア「
そもそもこのコーナー、ダジャラーが多過ぎるのよね・・・
  ナーガル神「
せやからダーっとらんかい終いにゃイテまうぞコラァ!!早ぅ往ねや!?
  セティ「わわわわっ!」

姿こそ見えないが冥界神の怒号に、跳び上がるようにして「鳥居」をくぐっていく四人。
・・・しかし、「鳥居」に入った瞬間。

  
『やみろっつうの』

・・・・・・しつこい黙れ。




さて、やっぱり尻すぼみで終わっちゃいましたけど・・・
『源平討魔伝』篇はコレにて!
次回より、遂に最終ステージ「パックランド」篇の開幕です・・・
だけど一体どーなるのか筆者にもまだ予測ついてないよ・・・更新スケジュール含めて・・・






 

☆まだつづく☆  

 

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