当コーナーの記載事項はある程度実際のプレイに基づいていますが、時として嘘・強調・紛らわしい表現が多分に含まれている恐れが有ります)

 

ドル足掻記
「STAGE52:サキュバスの迷宮(前編)」
 
 

 

 「地獄の竃(かまど)」を攻略したギルス達の前に現れたのはカリア・・・に化けたサキュバス。
ゲーム本編ではこんな描写は無かったのだが、案外
STAGE11のリフレインみたいでやってみたら面白かったかもしれない。

  サキュバス(変身を解いて)「ふふふ、やっとここまで辿り着いたようだね。アンタが来るのを待っていたんだよ。にしても、あのナイトメア(STAGE50参照)まで退けるなんて、流石はアタイが見込んだだけの事はあるねぇ、王子さま?」
  ギルス「
ボクは主人公だもん!だからそれこそどんな事が有っても最終目的まで成し遂げる運命に有るんだ!!
  クローヴィス「
実も蓋も無いよギルス君。
  サキュバス「
それに主人公だからって必ず最終目的を達成するとは限らないんだよ王子さま、あっははははは!」

最終目的を達せぬまま「打切り」なる終焉を迎える・・・、人気アンケートに左右されるマンガ界では良く有る事ですね。「バ△モンの△族」とか「サ△レン△ナイト△」とか(ネタ旧いよ)・・・。そうそうアニメでもたまに有りますよ。大抵は放映スケジュールの都合で最初から決められた事なんでしょうが、有名どころでは会社間トラブルによる「ド△ド△キュラ」の4回終了とか有りますが、筆者的には「ダ△の大△険」の中途半端過ぎる終わり方が印象的です。ゲーム界では・・・そうですねぇ、シリーズ完結編が発売中止なんてのは良く有りますよねぇ・・・。少なくとも筆者は8801版「B△RAI」の完結編出さなかったからリ△゛ーヒ△ソフトって毛嫌いしてるんですが、だけど筆者自身がこのゲームで第一部終了後の各パーティキャラのパワーバランスの悪さに辟易してこの後ゲームを続けなかったのは見なかった事にして下さい。

  ギルス「・・・いずれにしても、ボクは先を急いでいるんだ!それに、STAGE22でカリアを連れ去った事も忘れてはいない!今度こそ決着を付けてやる覚悟しろ!!」
  サキュバス「あははは、つれない事を云ってくれるじゃないのさ、愛しの王子・さ・ま☆」
  クローヴィス「ギルス君・・・
君も妖精(STAGE33参照)からドラゴン(STAGE45参照)から女夢魔まで、色んな相手に好かれるんだね。まさに恋愛ゲームの主人公並みかな?
  ギルス「・・・でも、あまり嬉しくないね・・・」

そー云えば恐らく筆者が最初にプレイした(一般指定の)ギャルゲー?「クイズなないろDREAMS」(カプコン)なんかは結局の所宇宙人戦士や魔女っ娘や幽霊や女妖怪なんかと恋を育むゲームだったし・・・その意味ではこの「ドル足掻記」のギルスのモテ具合もオッケーなのかも。

  セティ「あうあうあぅぅ、そ、そーなんですかぁぁぁ・・・」

と云うセティの心配をよそに、戦闘へと突入するのでありました。

 

 

 

  ワルキューレ(に化けたサキュバス)「あっははははは、行くよ!!」
  ギルス「
カーーット!!
  サキュバス「??」
  ギルス「
ダメダメ、ワルキューレなら『逝くわよオホホホホホホホ!?』って云わなきゃ(STAGE44参照)!
  クローヴィス「
・・・ナムコキャラの先輩として忠告しておくけど、余りにも歴代キャラをコケにし過ぎるといずれ殺人指令が下りるよ?
  サキュバス「
あっははははははははは!!

サキュバスとは2回目の対戦になりますので、対処法はまあ理解されている事でしょう。最初はいつもの如くなにかに変身していますが例によってボスマーカーが付くので正体バレバレ。飛行属性なので弓に弱いのもお約束。最初こそスカルアーマー装着によりHPが有りますが、ナンナル装備のギルスで一度潰してアーマーを奪っておけばアーチャーなりアマゾネスなりをピケに配しておけばまず破られる恐れは無いと思います。注意すべき点として、彼女がシルバー・タイマーを持っており、最初に潰そうとしたときに返り討ちに遭う恐れが有る事が挙げられますが、ワザと壁を隔てたり距離を空けたりしてタイマーを無駄遣いさせたり、逆にこちらが先にタイマーを使うなどして対処すれば良いでしょう。結論として、この面は久々にボス対処はラクな面。寧ろ、敵ダンジョン攻略が勝負の決め手。

 

  ギルス「見ろクロちゃん!空飛ぶスネークだ!!」
  クローヴィス「何?
もしやケーブシャーク!?まずいぞギルス君、タイムアップ間近かもしれない!奴は標的に噛みついて連続ダメージを与える、僕が囮になるから君は先に!!」

 

敢然と空飛ぶスネークの前に立ちはだかるクローヴィス。しかしながら、その蛇は噛み付かずにクローヴィスに巻きつくようにまとわり、耳元で何かを囁いた。

  謎のスネーク「アンタの想い人が今どんな状況にあるか知りたくないかい・・・?
  クローヴィス「
セリア?・・・う、う、うわあああああああっ!!!(剣を振り回し走り出す)」
  ギルス「うわあクロちゃんまた暴走モード?(
STAGE50前編後編参照)」

クローヴィスには何かのビジョンが見えたようである。どんなのかって?むー、文章だからビジュアルに出来ないけど、取り敢えずモザイク入れといて下さい(オイ)。
それは冗談にして、勿論「ドラゴンバスター」のゲームやった人は御存じの様に、セリア姫がそのような
「よい子はここまで」的展開に巻き込まれているワケではない。総てはフェイク、このスネークの正体、ザコサキュバスがクロちゃんに見せた幻覚なのである。
STAGE11でもボスサキュバスがカードからサキュバス召喚を行う事が有るが、このステージではルーム初期配置型クリーチャーとしてサキュバスが存在する。当然、彼女達も変身によって別のクリーチャーの姿をしており、正体を見抜けずに迂闊に攻撃を喰らうと御覧のような憂き目に遭うと云う事なのだ。
厳密にはコレを見抜く方法は「兎に角一撃を与える」か、「しらべる」コマンドしかないのだが、彼女達が飛行属性を持っている事もヒントになる。通常飛べない筈のクリーチャーが宙に浮いていた場合、(通常COMザコは武装強化していないので)それはサキュバスの変身であるとほぼ断定出来る。
前回の様にカリアやその他セティ・ホルス・ギルガメスなど通常は出てこないようなクリーチャーに化けてたりしてても容易に判別出来るだろう。ただ、このステージは意外と登場するクリーチャーの種類が多く、それらと変身がカブった場合は少々厄介かも。
その、他に出てくるザコとしてはこのWORLD7のメインとも云えるグレートデーモンや、その他ダブルヘッド・イビルアイ・スルーメイジ・モンスターテイマー・ネゴシエイターなど。全体の傾向として、
「強いと云うよりも特殊能力が厄介」な連中が揃っている事が御理解頂けると思う。比較的このダンジョンはルームの内装も含めて狭めで、且つ敵の数も多め。いかに集中攻撃を受けずに各個撃破出来るかがポイントとなる。タイマーやガールーの使い方が肝となるだろう。あとサキュバスの混乱を始め、毒などのステータス異常を引き起こす連中も多いのでステータス回復薬が欲しい。総ての異常を回復する「ポーション・オブ・キュア」は便利だが、専用回復薬に較べコストが高い。しかしカード数の節約にはなるので、MPやカードの数量を踏まえて調整を行いたい。

 ところでこちらは天上界。

  ギルガメス「・・・クロの混乱化は別として、ギルスはうまく対処しているようだ。何とか、サキュバスを撃退は出来そうだな。」
  カイ「ね!?だからギル、あなたがわざわざ行く必要は無かった(
前回参照)のよ。」
  ギルガメス「でも・・・やはり私が行った方が・・・」
  カイ「
(ギヌロ)
  ギルガメス「
・・・・・・ぺふぺふぺふ。

一体この二人なんでこうなのか、この後判るかもしんない。

 

 

 

  サキュバス「敗けた・・・、またアタイの敗け・・・・・・。王子さま、アンタ、本当にアタイのものになる気は無いんだね・・・」
  ギルス「
ふふんボクは一人の女性に縛られるほど退屈な人生をエンジョイしてないのさ!?
  クローヴィス「
15歳の少年の云う科白じゃないよギルス君。」
  サキュバス「あああああっ!つまらない!!つまらないツマラナイ詰まらないつまらないつまらなーーーーいっ!!」

サキュバスはいやいやをする様に首を振りながら喚(わめ)き散らす。相手が悪魔であり、敵であるにも関わらず、長い金髪を振り乱しながら叫ぶ彼女が妙に魅力的に見えた。・・・・・・コレが、夢魔のテンプテーション(誘惑)の魔力である事が判っていながら。

  サキュバス「ふん・・・・・・、どーせアタイはあの陰湿ジジイ(アンシャー)とは違ってこの世界を征服だの神々の抹殺だのにはキョーミ無いんだ。アタイは今が愉しけりゃそれで良いんだ、・・・でも!!今はつまんない。アンタがアタイと一緒に遊んでくれないから。アンタと一緒なら、アタイはとっても愉しいというのに。アンタだって、イイ思い出来るっていうのにね・・・」

いつの間にかサキュバス、ギルスにしなだれかかる様にして寄り添っていた。

  サキュバス「ネェ、王子さま・・・・・・」

サキュバスが身を屈める様にして上目遣いにギルスの顔を覗きこむ。更に両手を自分の膝に添え、胸を挟み込んで強調する様なポーズを取る。そこから生まれる魅惑的な谷間に、ギルスの視線は思わず集中してしまう。

 

 

  ギルガメス「ややこしい事書かずに普通に『だっちゅーのポーズ』と書けば良いのではないかな筆者?
  カイ「でもそれだと凄く
チープな響きよね・・・今じゃ死語だし。」
  ギルガメス「でも
セクシーポーズとしては古くからの定番の形だしな・・・」
  カイ「ってわたし達何こんな意味不明トークしてるの?って云うか、ギルあなたドコ見てるの?」
  ギルガメス「
いやコレはなかなか目の保養と云うか、100年前に見た時と何ら遜色の無い魅力的な・・・ってハッ!?
  カイ「(頬を膨らませて)
だ・か・らあなたをあっちに行かせたくなかったのよ!!ギルのバカ!スケベ!!スカポンターン!!!(手に持つブルークリスタルロッドから魔力一閃)」
  ギルガメス「(直撃を受けて)うわああああああ!!」
  道化師ユーメル「
HAHAHAまたも『ぺふぺふぺふ』ってかい?
  ギルガメス「・・・・・・お前、まだ居たのか・・・?(
STAGE50前編参照)」

 

 

  ギルス「ううう・・・(←視線はサキュバスの胸に釘付け)」
  サキュバス「アンタはあの小娘(カリア)に御執心なようだけど、あんな小娘のドコがいいんだい?全くギルと良く似てるよ、
どーしてアンタら主人公タイプってのはあんな胸も無い青臭い小娘タイプの方が良いんだろうねェ・・・?

 

  カイ「・・・・・・胸が無くて、悪かったわね・・・
  道化師ユーメル「HAHAHA!
アンタがギルガメス様を牽制してたのは結局ジェラシーと云うかコンプレックスだったのかい!?」
  カイ「
(ギヌロ)
  道化師ユーメル「・・・HAHAHA!シーユーアゲイーーン!!(転移魔法で速攻退散)」
  カイ「・・・全く。」
  ギルガメス「(シリアスな顔で。でもカイの魔法を喰らって倒れたままで)カイ。・・・やはり、彼女はギルスを篭絡してきたか・・・」
  カイ「・・・・・・ええ。100年前のあなたに対してと、同様に。」
  ギルガメス「あの時も・・・私はかなり危なかった。」
  カイ「(指を鳴らしながら)
さぞかし、お楽しみだったんでしょーーねぇーー!?
  ギルガメス「
・・・・・・ぺふぺふぺふ。

最近ギル&カイのボケ役の度合が増えてる様な気がするがコレも気の所為にしておいて下さい・・・

  ギルガメス「(まだ倒れたままで)・・・だが、心配無い。ギルスは私と君の子孫だ。彼女の誘惑を見事振り切ってくれるだろう。」
  カイ「だと良いのだけど・・・心配だわ。あの子は、わたし達、
と云うか特にあなたのトボケ捲った部分を強く受け継いでるから・・・」
  ギルガメス「(しつこく倒れたままで)・・・そこまで云うか。・・・全く、ここまで私達をメチャクチャに書いて、
本当に筆者には殺人指令を出してやろうか・・・
  カイ「・・・そうね・・・」

わああ勘弁して下さいいいっっ!!
え、えっと、話を戻しまして、ここ「サキュバスの迷宮」ではサキュバスがギルスに寄り掛かりながら甘えるような声で囁きかけてくる。

  サキュバス「ねえ王子さまぁ?あんな小娘よりも寧ろ、アタイ達の方がお似合いじゃ無いかい?アタイとアンタが一つになる、それはとても気持ちのイイ事・・・。『光』と『闇』が一つになり、総ての境界や柵(しがらみ)を逸脱して、永遠の快楽を愉しむ事が出来る。そんな世界こそ、理想じゃないかい?アタイと、アンタが一緒になってさ・・・・・・」
  ギルス「う、ううう・・・」
  クローヴィス「(例によって意味不明な程爽やかに)
やあ僕はすっかり蚊帳の外だねぇ。

 

 

さあ戦闘シーンがすぐに終ったと思いきや、会話シーンが異常に長引いて今回はここまで!
果たしてギルスはサキュバスの誘惑を撥ね退けるのか、はたまた快楽に身を委ねて
オトナの階段を一気にステップアップするのか?って云うかそんな描写は家庭用ゲーム機の倫理規定にも例の児童Pな条例にも抵触するじゃないかと思いつつ、次回後編へと続きます。

 

 

☆つづく☆
 
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