(当コーナーの記載事項はある程度実際のプレイに基づいていますが、時として嘘・強調・紛らわしい表現が多分に含まれている恐れが有ります)
ギルス「・・・」
クローヴィス「・・・」
ギルス「・・・・・・」
クローヴィス「・・・・・・」
ギルス「・・・・・・・・・」
クローヴィス「・・・・・・・・・」
前回のナイトメア(エンカイド)の科白が気になるのか、二人は黙して話しかけようとはしない。
ギルス「・・・・・・・・・・・・」
クローヴィス「(やはり、ギルス君は彼女の身を案じているのだろうか・・・)」
ギルス「・・・・・・・・・・・・・・・暑い。」
クローヴィス「えっ!?」
ギルス「あああ暑いよクロちゃん!こんなに暑くちゃ考える気にも話す気にもなれないよ!ねえミーくん呼んできてクーラーかなんかと合体してもらってよう!!」
クローヴィス「だから僕はそのクロちゃんじゃないよ!?」
最近筆者知ったのですが「サイボーグクロちゃん」のパチンコが出てるんですね。往年のマンガなら兎も角、現在ボンボンで連載中のマンガ原作のパチンコ台って、(オトナの遊戯のハズのパチンコで)どう云う訴求対象を求めているのか本気で謎です。あとアニメ版の終り方も。
さて与太はここまでにして、この辺りは通称(でも生在るモノは辿りつけない世界で誰が呼ぶのか?)「地獄の竃(かまど)」と呼ばれるエリア。溶岩の河が流れており、罪人はそこに突き落とされて魂まで(魂しかないけど)焼き尽くされると云う。日本で云う「釜茹地獄」とかダンテ神曲のタールの池とか、ギリシア神話の炎の川プレゲトンとかも連想させる、この世界での「地獄」の名所の一つ。
???「と云う事で、折角の名所巡りなんだし、土産にこの葬式饅頭やダハックサブレや熊の木彫りの人形なんかを買わんかい兄チャン達?(STAGE16・STAGE20参照)」
赤い体色をした目つきの悪い一つ目のトカゲのような生物が声をかけてきた。御丁寧にも咥えタバコに頭にはねじり鉢巻、お腹には腹巻、足にはステテコと便所スリッパと来たもんだ。筆者の感性がズレてるだけかもしれませんが、こいつ(サラマンダー)って結構テキ屋が似合うと思いません?
クローヴィス「サラマンダー?」
ギルス「『沙羅=萬田』?日系帰国子女!?」
サラマンダー「違う!!」
ギルス「じゃあ三千年前のナチの亡霊?」
サラマンダー「それも違う!!」
クローヴィス「そう云えばその科白を云うのもナチ(野沢さん)だった様だね。」
コブラ役を演じたのは色んな人が居たようですが筆者はやはり野沢那智さん以外考えられぬデス。もちレディも榊原良子さんオンリーね。
サラマンダー「まあンな事はドーでもええ。ここは生きてるモンは来たらイカン決まりになっとるからな、早々に立ち去らんと消し炭にしたるぞワレェ!!」
急に凄み出すサラマンダー。テキ屋さんの格好でこの科白は結構似合うもんだ。
斯くして戦闘開始。
セティ「あちち・・・・・・、えーーん、ヤケドしちゃいましたぁ・・・」
ホルス&ユフタル「何ィィィィ!!」
(↑ホルス横倍角・ユフタル縦倍角の計四倍角でお読み下さい」)
セティ「↑ってナンか意味不明ですぅ・・・ってきゃっ、兄さんもユフタルさんもそんな急に迫らないで下さい!」
ホルス「だ、だ、大丈夫かセティ?怪我はッ!?重傷かッ!?」
セティ「あぅぅだからスープのお鍋の蓋を取ろうとしたら熱くて指を少しヤケドしただけだから・・・大丈夫、です・・・」
ホルス「(ちょっと動揺して目が血走ってる)そ、そ、そうか?だが水脹れしていないか?指を冷やさないと、そそそうだ、指を舐めてやろ・・・」
セティ「・・・・・・兄さん、そこまでしなくてもいいですぅ・・・」
ホルス「う・・・・・・・・・・・・残念(ボソリ)。」
セティ「えっ!?」
ホルス「・・・いや何でも無い。」
ユフタル「そ、それでは、ホルス殿の代りに僭越ながら某(それがし)が舐めて進ぜ・・・」
セティ「せくはらオヤジカ貴様ァァァァッ!!」(ドコからか槍を取りだし一突き)
ユフタル「ぐはっっ!?」
・・・メインキャラもさる事ながら、サブキャラどもの緊迫感の無さも相変わらずな気がする。
ところで、ここは完全にアドリブな描写なのだが、一番上のセティの科白だけはこのステージの敗北メッセージとして登場する。通常敗北時は敵ボスの勝ち誇ったメッセージの後にカリアなりセティなりが「残念!」と云った後にいくつかヒントをくれるのだが、このステージだけはいきなり上の様な意表を突いた科白から始まる。まあこのステージが「地獄の竃」であり、この後触れるようにボスが炎系なのだから関連が無いとは云えないがそれにしても、と云う気がする。しかし筆者はこの科白によってセティへの移入度が非常に高まったのは事実。実はこのコーナーでの彼女の科白が基本的に「甘え口調」なのはこの科白による影響であったりする。ある意味「妹系」キャラの真髄なのだろうか?そー云えば筆者先日初めて「シスプリ」のアニメ観ましたが、妹連中の「兄」に対する呼称で暫しパラライズさせられた事を付記しておきます。今更ながらと云う気もしますが。
サラマンダー「ギャハハハハ、燃えろ燃えろ燃えやがれェェェっ!!」
一方戦闘中のギルス&クロとサラマンダー。辺り一面が火の海と化している。
ギルス「畜生只でさえ暑いのに一層熱くしやがって!!」
クローヴィス「これまで見たドラゴンの中でも段違いに強力な炎を使うぞ!」
ギルス「若しかしてアイツ土産物屋じゃなくてタコ焼きか焼きソバ屋が本職じゃ?」
サラマンダー「違う!」
クローヴィス「・・・まあ、流石に違うだろうね。」
サラマンダー「ワシの本業はジンギスカン屋だっ!!うっ、はぁーーーっ!」
ああそうかい。(←少し投げ槍)
このステージ初登場のサラマンダーの能力は「ナパームブレス」。通常のドラゴンと同じ様な直線型炎ブレスだが、その軌跡上全てのマスにファイヤエレメントを発生させる(但し、カギ台座などエレメントの発生しない場所は別)。攻撃力(Fエレメント含む)は対した事は無いが、炎の壁によって移動がかなり阻害される。
とはいえ、飛行属性の靴やファイヤシールドで回避は出来るので手馴れた人にはそれ程の問題は無いかもしれない。HPもそこそこ有るが、ザコならばナンナル弓の弱点の氷で一撃死出来るので若しかしたらドラゴン族の中でもバジリスクに次いで組し易い部類かもしれない。ボスはギルス追尾になる事が多く、常にナンナルで撃ち落とす事を考えればいいだろう。
少し問題なのは、ボスが炎吸収属性を持つ事。それもSTAGE40のフェニックス同様、ファイヤシールドを持ってはいるがそれ抜きで標準搭載である点。STAGE40でもそうなのだが、ピケをミラーナイトで張ろうとした場合、ミラーナイトは吸収属性はコピーしないので敵ボスの攻撃は吸収出来ず、逆にこちらの攻撃はボスに吸収されるので一方的にやられてしまう。筆者はファーストプレイでそれに気付かず敗北を喫し、先のセティの科白を見る事になったのだが・・・
後はFエレメントの追加ダメージの所為で少々ピケの人事には悩むかもしれない、と云った程度であろうか。ザコはサラマンダーの他ファイヤメイジ、ファイヤゴーレムなど。比較的やり易い相手ばかり。何故かアイスゴーレムも居るが、
サラマンダー「実は副業でカキ氷屋もやっとってな、まあ材料の在庫みたいなモンや。」
・・・そうなのか?以外と幅広いぞテキ屋稼業!!
それは置いといて、ザコのアイスゴーレム(ファイヤもだが)は自身の攻撃の吸収属性は持たないので遠慮なくナンナルで狙撃出来る。ゴールドアーマーと併用すれば2回攻撃で倒せるし(STAGE48参照)、一部敵の集中しているルームも在るがそこだけ注意すれば少々広いこのダンジョンも容易に攻略出来るだろう。ファイヤシールドが有ればまず無敵だし。
サラマンダー「ケッケッケ、なかなかヤるやないけ兄チャン達。」
クローヴィス「そりゃ僕は討竜士・ドラゴンバス」
ギルス「(無視して)若しかしてアンタもアンシャーの配下なのか?」
クローヴィス「(でも何故か爽やかに)はっはっは酷いよギルス君・・・」
サラマンダー「ワシはアンシャーの配下やない。ナーガル神様のシモベや。実は『黄泉の門』から兄チャンらの動きは見とったんじゃがのう。」
ギルス「ええっじゃああのユフタル将軍の云ってた『ヒトカゲ(STAGE46後編参照)』って・・・・・・?」
クローヴィス「僕の事じゃなかったのか?」
実は「人影」と「火トカゲ」、掛けてました。プレイした人にはバレバレだったかしら?
サラマンダー「兄チャンらの力は見せてもろうた。アンタらならナーガル神様に会うてもええやろ。ここから南東に行ったところにナーガル様の神殿が在る。・・・やけど、『神に会う』のと『神に願いを聞いてもらう』事は別やからな。・・・まあ、精々頑張りィな。ケッケッケ・・・」
サラマンダーは鼻歌交じりに去っていく。うーむコイツも当初の構想とは違うキャラになってしまったなぁ。
ところで、このステージではブック・オブ・マップがイベント入手出来る。その効果の程は既に幾つかのステージで述べている通り。コストは掛かるが終盤の肝と云える。それだけにここでの入手は大きいのかもしれないが、ここに来るまでに入手していない方がキツイと云うのは気の所為にしておこう。
クローヴィス「いよいよナーガル神殿も近い。ダハックとの対決も間近だ!さあ行こうギルス君。」
ギルス「・・・・・・・・・」
クローヴィス「どうしたギルス君?また暑くてやる気が起こらないとでも云うのかい?でもここには剛くんもコタローくんも居ないから冷房機器は作れないよ!?」
ギルス「いやクロちゃんネタはもういいって。」
クローヴィス「はっはっは最初に振ったのは君の方じゃないか!」
ギルス「・・・。いやね、このWORLD7って御先祖ちゃんが毎回出てたのに、今回登場していないなーって・・・」
クローヴィス「そう云えば・・・」
その頃天上界。
ギルガメス「・・・・・・・・・(カイの機嫌を伺うような仕草)」
カイ「・・・・・・・・・(少し膨れている)」
ギルガメス「・・・・・・・・・、やっぱり、行くのダメかい?」
カイ「・・・ダメ!!」
ギルガメス「・・・ギルスがピンチになるかもしれなくても?」
カイ「・・・絶対ダメ!!」
一体何がダメなのか。次回あたりでその答えは出るかも。まあゲーム本編やった方には見当がつくかしら?
さて、「地獄の竃」を後にして、ギルス&クロの二人旅は続く。
もう相当に「黄泉の国」の深部へと差し掛かっている筈である。どうやら「地獄」と呼ばれるエリアも通過しているらしく、周囲には動くものの気配さえも見せない。
と思いきや、二人の目の前に人影(火トカゲじゃないです)が立っていた。二人を待っているかのように。若い女性の様である。緑と白を基調とした法衣をまとい、額には金色のティアラ、そしてその額からは一本の触角が垂れ下がって・・・
???「だからコレは髪の毛であって触角じゃないってば(STAGE46後編参照)!!・・・・・・ギルス、待っていたわ、信じてた、きっとあたしを救けに来てくれるって・・・」
ギルス「・・・・・・カリア?」
クローヴィス「えっ?彼女が!?」
目の前の少女は瞳と唇を潤ませて、ギルスに駆け寄ろうとする。
???「ギルス・・・」
ギルス「って、ちょっと待った!!」
クローヴィス「どうしたんだいギルス君?」
ギルス「お前、カリアじゃないな!そーだ、オマエ仏壇屋の倅(せがれ)の憲三やろ!?」
???「(自分の目の前で指をちらつかせて)ナンでバレたんやーー!?、じゃなくて!!あたしよあたし!忘れちゃったの?そりゃ結局STAGE22で居なくなったワケだし、セティさんの方が同行している時間長かったワケだけど、ホントのヒロインはあたしなんだし・・・・・・」
ギルス「与太は止せ!!判ってるんだぞ、お前は本当はサキュバス!!」
???「なんでそう思うの?」
ギルス「ボスマーカーが付いてるじゃないかっ!(STAGE11参照)」
???「・・・・・・あっはははははははは!!」
・・・では次回は、サキュバスとのリターンマッチ。それからスイマセン次回も前後編構成です・・・