当コーナーの記載事項はある程度実際のプレイに基づいていますが、時として嘘・強調・紛らわしい表現が多分に含まれている恐れが有ります)

 

ドル足掻記
「STAGE16:ハルカスの町」
 
 
 

 バビリム王城の脇に位置する、バビリム最大の建築物、大イシター神殿。スーマール帝国のバビリム進駐軍の拠点がここに置かれていた。

  アンシャー「ドラスコル卿、ラジャフのゲリラ狩り部隊(前回参照)は全滅したようだな。」
  ドラスコル「はっ申し訳ありません。この次は必ずや
以下省略。
  アンシャー「何かなそれは?」
  ドラスコル「(あっさりと)ただ行数を節約したい筆者の苦し紛れです。」
  アンシャー「
巫山戯(ふざけ)た文章は省略せずに肝心な解説の文章を省略するとは本末転倒だな筆者よ。・・・・・・閑話休題(それはさておき)。で、結局次の策はどうなのだ?省略せずに申されよ。」
  ドラスコル「ははっ。我が手の赤騎士メルザ率いる赤槍騎団をハルカスに向かわせております。彼らの槍衾(やりぶすま)にかかればいくらバビリムの王子といえども・・・。」
  アンシャー「・・・成程解った。では、私は少し出掛ける。」
  ドラスコル「(あっさりと)
大きい方ですか?ならば落し紙を持っていって下さい。」
  アンシャー「そう云う恥ずい事を臆面も無くあっさりと云い放つでない。王子めの戦いぶりを見に行くだけだ。・・・その前に小用には行くがな。」
  ドラスコル「(あっさりと)観戦チケットならS席アリーナが22000ルピアですが。」
  アンシャー「
・・・折角私が『大』に対し『小』とボケ返しているのにもう次のボケを展開するのかね?
  ドラスコル「(あっさりと)大体、私は本編ではこんなキャラでは有りませんぞ。」
  アンシャー「全くだ。
キャラの個性で書き分けしたい気持ちは解らぬでもないが何か間違ってはせぬか筆者よ?・・・・・・閑話休題。しかし、バビリムの王子・・・もしやわれわれの想像を上回る力を持つやも知れぬな。はてさて・・・」

 

 

・・・結局、敵の内部描写なのか筆者非難なのかどちらとも取れない会話を行っていた頃。
ギルス達はバビリム市内へ向かうべく、中継点である町ハルカスへと歩を進めていた。

  ホルス「しかし、オレにはどーもあの男、信用出来ないのだがなァ。」
  カリア「でも、
『良い事』は一応当たったわけでしょ?」
  ホルス「それはそうなんだけどな。」
  ギルス「何の事か解らない人に解説。ここはSTAGE16で、ステージ数では前回
STAGE15の続きになってるけど、ゲームストーリーの時間軸で考えてみると、どうやらSTAGE15の直後STAGE17〜18を経てここ(STAGE16)に来ているみたいなんだ。ならば時間軸通りに話を書き進めれば良いのではないかとも思ったんだけど、このコーナーは『第△△話』でなく『STAGE△△』と云う番号表記を用いた為にそれだと解り難そうなので、結果的にステージ数通りに話を書いてSTAGE17〜18は今回の話の後の『回想シーン』として展開させる事になったんだ。上のホルス達のセリフはその伏線。あとネタバレだけど、終盤近くでゲームのマップ自体とステージ数の連結がおかしい部分が有るんだけど、そこはステージ数通りの方が時間軸としてはしっくり来る様なのでそのまま書き進める予定だよ。またその時に説明はするけどね!」
  カリア「
いいの筆者の解説の部分のセリフ取っちゃって?
  ホルス「良いんじゃねえか。
アイツに書かすとまた変な引用持ち出すし。
  カリア「それもそうね。」
  ギルス&カリア&ホルス「あははははははっ!」
  ???「あのう。」
  カリア「ん?何?」
  赤騎士メルザ「和気藹々(わきあいあい)な会話の最中恐れ入りますが、そろそろ、宜しいでしょうか・・・?」
  ギルス「ああゴメンゴメン、ボクが
解説してる間ずっと待っててもらってたんだっけ。いいよ始めて。」
  赤騎士メルザ「はいでは宜しくお願いします。・・・
『ふははは、遂に見つけたぞバビリム王子!この赤槍騎団長メルザがひっ捉えてくれるっ!』
  ホルス「うわっ、変わり身の早えぇ・・・」
  ギルス「職務に忠実さんなんだね。」
  カリア「そー云う問題・・・?」

 

 

 

 かくして毎度ながらなし崩しの如く戦闘に突入。
このステージは
前回と同様にスーマール帝国軍ナイトが敵の主体となる。但し、このステージではランスナイトが初登場する。ランスナイトは「ドルアーガの塔」で云う所のレッドナイトである。レッドナイトは「ドルアーガの塔」では最強のナイトであったが、別に本作では最強と云うわけではない。その特長としては槍を装備しており2マス先の敵を攻撃できる点。解り易く云えばオーグルの強化版である。2マスの射程を持つ反面、ソードナイト(ブルーナイト)と比較してコストとHP・攻撃力で少々劣る。ギルスが使う場合、「投げる」と敵に隣接してそのメリットが生かせないので、防衛用初期配置に使う事になるだろう。
今回の対策は基本的に前回と同じく対物理防御と攻撃力を高めておけばよい。間合に入る為に一撃を喰らう事を覚悟すれば、アックスナイト(ブラックナイト)よりパワーで劣る分、前回より戦い易いといえなくも無い。前回ステージでレッドラインシールドを入手しているとかなり戦い易くなる。

  ホルス「よっしゃあ腕が鳴るぜっ!!」
  ギルス「あ、
でもホルスお休み。ここはイシス様にお任せ!」
  ホルス「何ィィィィ!!」

・・・別にホルスが使えないわけじゃないのだけど。
前回説明が漏れたが、前回STAGE15クリア時にホルスのカードをイベント入手出来る。ホルスはダブルヘッドと同様に倍行動出来る上に、回避率が40%も有る強力なクリーチャーである。攻撃力も5と低いわけではないが、最低でも4の物理防御を持つナイト系にはちと力不足。無論、武器を与えてやれば済む問題だが、筆者ってば「釣った魚にエサをやらない」とゆーか、配下クリーチャーに武装強化させないものだからこーなってしまうのだ。

  女王イシス「王子よよく呼んでくれた。この前(STAGE13)では活躍出来なかったが、今こそ妾(わらわ)が本領見せ付けてくれるっ!」

前回カリアが云った様にナイト系は魔法防御力が無いので魔法攻撃がかなり有効。イシスは魔法攻撃力が高い上、ザコの攻撃は受けないのでナイト系が主体となるこのWORLD3ではものすごく強いのだ。このステージに限れば、途中で一マス分の通路しかないエリアがあり、そこに彼女を設置すればザコは突破出来ずに一掃されるし、ボスだって止める事が可能(但し回復役のサポートが要る事になる)。
魔法攻撃という意味では、ローパーもかなり有効。自己回復出来るので前述の一マス通路に置くと敵は突破出来ないかも。・・・あれ、
ホルス要らないってのは半ば冗談だったのに(回避力が有るから敵を倒せなくても壁にはなる)、若しかしてホントに居なくても勝てる・・・?

  赤騎士メルザ「ぐわあぁっ!恐るべし、氷の魔法・・・」
  女王イシス「見たか!!妾の真の実力を!」
  カリア「凄い・・・
ホントにホルスさん召喚する前に勝っちゃった・・・
  ホルス「
ナンでだあああああっ!!こうも毎回毎回!

大丈夫だって。いずれ陽の当たる時は来るさ。
そうそう、ホルスが「毎回毎回」と云ったのは、この時点では過去になるSTAGE17〜18の話。実は彼はそこでも活躍出来なかったのだ。詳しくはまたその時に。

 

 

 

  ギルス「まあ良いじゃないか。もう行数もかなり喰ったし、次に進もう。」
  ホルス「(納得行かない顔で)・・・ああ。バビリム市は帝国軍に完全に包囲された形で守られている。市内に入るには、危険だが正門を正面突破するしか手が無い様だ。」

軍隊同士の激突ならともかく、少数パーティの行動としてそれは変じゃないか?

  ギルス「(筆者のツッコミを無視して)となると、バビリム西の「ウルドの丘」か南の「ギルガメス大王陵」を回るかのどちらかになるね。」
  カリア「えっ?ギルガメス様のお墓!?行ってみたーい!!
そこって観光名所だから、ギルガメス饅頭とかギルサブレとか、熊の木彫りの人形とかの土産物屋が有るのよね!?
  ホルス「有るかっ!大体『熊の木彫りの人形』ってナンだ?」
  ギルス「でも
『努力』って文字の彫ってある東京タワーのキーホルダーは見たよ。
  ホルス「
そんな実(まこと)しやかな(?)嘘をつくなっ!
  ギルス「まあ兎に角、ギルガメス様の御威霊に御加護をお祈りするのは悪くないね。行こう。」
  カリア「何せ、例の
『悪い事』がまだ起こっていないもんね。少しでも縁起かつがなきゃ。」
  ホルス「
『夜には気をつけろ』か・・・」
  ギルス「
くどいかも知れないけど、ここも伏線だよ!

 

 

 

 かくして一行はギルガメス陵へと向かう。では次回と次々回は前述の通り少し時間を戻して、STAGE15クリア直後のお話。

 

 

  アンシャー「おいいくら行数を喰い捲ったとはいえ私を無視するでない。このセリフは後々の重要な伏線になるのだからな。・・・・・・閑話休題。・・・成程あの王子、確かに侮れぬ力を持っている様だ。」

自分で自分のセリフを「先の伏線」と云いきるお前は何なんだ。まあいい。ハルカスの町での戦いぶりを丘の上(結局S席アリーナは買わなかったらしい)から眺めていたアンシャー、独りでこう呟く。

  アンシャー「ならば、その力、逆に利用させて貰う手を考えた方が良いかも知れぬな・・・」

 

 

伏線張ってコレで満足か?んじゃ今度こそ今回はここまで!

 

 

 

 

☆つづく☆
 
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