(本シリーズの内容は一見実際のゲーム内容を模しているようにも思えますが、これまで以上に全くゲーム本編を無視して物語が進みますので余りにも鵜呑みにし過ぎると莫迦を見ます)
ドル足掻記
「STAGE63:パックランド」
〜TRIP13:fairytale(おとぎ話・作り話・ウソ)〜
・・・・・・。えとさ、オレってドコまで話書いてたっけ!?
カリア「今更ナニを云ってるかーっ!?いくら入院とかゴタゴタがあったからってそこまでド忘れしてどうするのよ!」
ギルス「ボクは誰?ここは何処!?」
セティ「ああっしっかりなさってくださいギルスさまっ!?」
ホルス「ギルスおめーもノってるんじゃねぇっ!」
・・・自分で書いててナンだけど、収拾がつかねーなこりゃ。
実は前回分をアップした後、筆者が入院することになってのネタでしたが、後から見た人には解らねーよね。
で強引に話を戻しますが、「ナムコッ塔」2階でのクローヴィスとの死闘を勝ち抜いたギルス一行は、そのまま3階へと歩を進めていたのでした。
???「あああっついに現れましたのね?」
カリア「?」
3階への階段を昇りきったところで女性の声が聞こえた。
女王タイタニア「まさかまさかまさかTRIP1での前フリだけで終わるかと思いきやこうしてまた登場するなんてやっぱりわたくしの存在は皆に求められているのですねそうでしょうそうでしょう何せこの美貌を誰も放っておくはずが御座いませんわそう正に美しさは罪微笑さえ罪黒い薔薇の花トゲがあるように私が殺したクックロビンですわ!?」
ホルス「ってぇ!?ナンでアンタがこんなトコに出てくるんだぁッ!」
セティ「あ、相変わらずおっしゃっている事が暴走して意味不明ですね・・・」
カリア「・・・・・・誰?(←実は初対面)」
ギルス「・・・・・・・・・」
ギルスは無言で屈み込むと、ごそごそと荷物をまさぐり始めた。
女王タイタニア「なんでも、昨今ではミニマムサイズの美少女に対して『微少女』なる尊称で崇め奉る風習があると聞き及びましたが、正にわたくしこそキングオブ微少女ですわよねアラどうなさいましたの貴方そんなにうなだれていくらわたくしの美しさが目も眩むからと云って遠慮なさらずとも存分に御覧なさいさあさあさあヤレ見ろソレ見ろドンと見ろ!?」
ホルス「・・・・・・アンタの発言のイタさに頭抱えてるだけだっつーの・・・」
セティ「それにしても、『微少女』なんて称び方があったんですね。わたし初めて知りましたですぅ。」
カリア「いや、それ・・・多分意味が違うと思うから。」
筆者もよく知らないのですが、どーやら児童ポルノ規制とかの煽りで生まれた、ロリっ娘を指す隠語(?)みたいなものらしいですね。
セティ「はぅっそうだったのですか?兄さん不潔ですぅっ!!」
ホルス「ナンでオレに向けて云うんだっ!?」
カリア「・・・要するに、ホルスって妹からそー云う風にしか見られてないのよね・・・。ところでギルス何してるの?」
ギルス「・・・・・・・・・」
ギルスはカリアの問いかけには答えず、黙々と何やら荷物から何かを取り出して作業を行っていた。
女王タイタニア「大体にして、これまでのわたくしの扱いがあまりにもぞんざい過ぎたのですわ全く筆者は何をお考えなのかしらねこのわたくしの価値を理解出来ないなんてもうその目は節穴なのかと云いたいですわいえきっとそうなのでしょうねだったらもう存在意義もありませんわあんニャローの目ン玉かっぽじってストローで腐った脳味噌チューチュー吸い出して生ゴミの日にでも出してしまいましょう!」
セティ「あぅぅなんか物騒なコト云ってますよう・・・」
カリア「(物騒さではバーサーカー状態のあんたも負けてないじゃん・・・)」
セティ「ナンカ云ッタカ!?」
カリア「別にー。」
ホルス「またかよ!?(STAGE61中編参照)・・・って、ギルスお前ェ、一体何してるんだ?全然喋って無ェじゃねぇか。アレだけタイタニア女王が捲し立ててるってのによ?」
ギルス「・・・・・・・・・」
ギルスはやはり無言のまま、荷袋から取りだした細い棒状のものに、スペルカードから実体化したキャンドルを使って火を付けようとしていた。
女王タイタニア「良いです事そもそもこのわたくしこそ真のヒロイン影のヒロイン宇宙ヒロイン円盤ヒロインに相応しいのです貴女がた小娘風情にこのジョジョヴィジョヴァアと滲み出る大人の女の色香とかフェロモンとかテトロドキシンだとかは出せるはずも無いでしょうからアラ先程私が『微少女』と云ったのに大人の女だとかは矛盾していないかとかおっしゃるの随分フライドレッグ(”fried leg”→揚げ足のコト?)を取るのがお好きですのねでもお生憎様このわたくしは少女も大人も双方の魅力も持ち合わせておりますのよ何せ美のQ極完全態無敵素敵テキてきホワチャネイムその名はその名はタイタニアなのですからガクリ。」
散々マシンガンモノローグをぶちかましていたタイタニア、「ガクリ」と呟いたと同時に、ぽてちんとギルス達の目の前に落ち、そのまま動かなくなった。
カリア&ホルス&セティ「死んだーーーーーーーっ!?」
カリア達の背後では、屈んだままのギルスと、紫煙をくゆらせる先程の細い棒があった。
ギルス「・・・・・・緊張の夏、バビリムの夏。」
ホルス「蚊取線香かよっ!?」
セティ「それで倒れるなんて、フェアリーは実は虫さんだったんですかぁっ?」
ギルス「そう!実は外骨格生物なのだ!ファンタジー界を揺るがす衝撃の事実だったんだねキバ△シ!!な、なんだってェーっ!?」
ホルス「ナニ云ってんだ、大ウソかますんじゃねぇっ!!」
カリア「て云うか、それ棒状じゃない、蚊取線香は渦巻き状じゃないの?」
ギルス「ふふふ甘いねカリア、昔は蚊取線香も棒状だったのさっ!?」
ホルス「だからゲーム世界の時代考証を根底から覆すような物云いはやめろーーっ!?」
御存知の方も多いとは思いますが、蚊取線香が渦巻きなのは、当初棒状だったものがそれだと燃え尽きるのが早くて一晩保たないので全長を長くした結果あー云う形状になったんですよね。
セティ「・・・あぅ?でもギルスさま、これお線香にしては変ですよ?緑色じゃないですし。」
カリア「と云うよりか、全体に紙が巻いてあるじゃない?匂いもナンか変だし!?」
ホルス「まさかとは思うがコレ・・・おいギルス、ちょっと見せやがれっ!」
ホルスはギルスの手から強引に奪い取ると、その包み紙に書かれている文字を見た。
そこに書かれていたのは・・・・・・・・・「おーごんばっと」。
ホルス「やっぱりタバコかーッ!しかも洋モクかよっ!!」
セティ「兄さん『洋モク』ってナニ・・・?」
カリア「て云うかなんで紙巻きタバコなのよっ!?アラブ圏ならそれらしく(←?)水パイプでも飲りなさいよっ!!」
ホルス「論点が違うだろーがっ!」
カリア「あ、そっか、ギルスあなたまだ15歳じゃないタバコはハタチになってからよ、めっ!」
ホルス「それも違うーーーっ!」
カリア「え、と、そしたらそしたら、そう、ギルスあなたタバコはやめなさい肺癌で死にたいの?そんなにあたしを未亡人にしたいのっ?」
セティ「どんどん方向性がズレていってますーーーっ!?」
ギルス「ぼ、ボクのボケる余地が無いよぅ・・・」
どーやら、ギルスは蚊取り線香と見せかけて棒状線香でもなく紙巻きタバコに火を付けるって強引なボケをしたみたい。と云うのも、沼地などに入る際には、蛭(ヒル)除けにタバコを体にこすりつけて匂いをつける、ってゆーとこから発想を得たらしくて。
ギルス「うわーん筆者の地の文でボケ解説されちゃ立つ瀬がないよーっ!?」
カリア「その立つ瀬はドコにあるのよ?」
セティ「それに、ギルスさまのボケ通りだとすると、フェアリーさんは蛭とおんなじだってことなんですかぁ・・・?」
ギルス「そうその通り!すわ節足動物かと思いきやしかしてその実態は環形動物門ヒル綱だったのさ!!幻想を打ち砕く驚愕の真相!な、なんだってェーーー!?」
ホルス「ンなワケ無ェだろ?ファンタジーなめるな!?」
ギルス「でも、隅々まで利くバ△サンも有効らしいよ?」
ホルス「いい加減にしろっ!!」
カリア「もうまったく・・・前々回〜前回の緊迫した闘いがまるでウソみたいじゃない・・・・・・もう台無し。」
ホルス「・・・てか、前段落の内容見てると、台無しにしてる原因の半分は君のような気もするが・・・・・・?」
いやーもうすっかりカリアも壊れましたねぇ。STAGE13で「筆者の文章は最後にゃ全員ボケキャラになる」とか書きましたが、正に有言実行ですね。おかげでもう誰一人まともなキャラクターが居なくなってしまったじゃないですかどーすんだよオイ!
カリア&ホルス「アンタがそれ云うなっちゅーに!!」
すまぬ。ところで、TRIP10で少しばかり触れたのだけど、ゲーム本編での本ステージではザコクリーチャーとしてフェアリーが登場する。でも、よくよく考えたら本ステージの元ネタである『パックランド(1983年アーケード?)』には「迷子の妖精を”妖精の国”に送り帰す」てな設定があったみたいなのでそこら辺を考慮してTRIP1の設定が生まれ、その関連で女王タイタニアに登場願った、と云う次第。今更のネタ解説で尚更にスマヌ。
???「・・・・・・・・・もう、茶番はお仕舞いになさい?」
突如、奥から声が掛けられた。女性のようだ。そして、その声の主が姿を現す。羽根飾りのついた帽子型の兜を被り、上半身はレザーアーマー、下半身は厚手の布のスカートといった装束で、右手に剣、左手に盾を構えた完全武装状態の女戦士である。
セティ「わ、ワルキューレさんっ!?」
ワルキューレ「・・・愛と正義の、微少女じゃなかった美少女戦士ワルキューレ(STAGE44参照)。月見団子みたいなあの方(パックマン)に代わってお仕置きです。ワルハラにでも逝って反省なさい、オホホホホ!」
ギルス「ワルキューレが本当のこの階のガーディアンだったんだね。」
ホルス「・・・でもこの人も、ファン感情逆撫でして壊しちゃった部類だよなぁ・・・」
イヤまったく。(←確信的愉快犯言動)
結局タイタニアの暴走トークと強引なボケに終始しましたが今回はここまで。
次回、ワルキューレも加えて更なるグダグダな暴走を繰り広げます!誰か止めろよ・・・
☆まだつづく☆