当コーナーの記載事項はある程度実際のプレイに基づいていますが、時として嘘・強調・紛らわしい表現が多分に含まれている恐れが有ります)

 

ドル足掻記
「STAGE13:女王イシスの宮殿」

 

 

 

  遂にイシスの都に到達した二人。バビリムとは異なる文化圏であるが、その繁栄ぶりが十分に窺い知れる街並みである。・・・しかし、人の気配は殆どしない。

  カリア「きっと、戒厳令を敷かれていて外に出れないのね。」
  ギルス「ドコかにまとめて監禁されているのかも。」

その為大した障害も無くイシス王宮の前まで辿りつく。

  ギルス「『気』を感じる!」
  カリア「なに、この威圧感・・・?」

  ???「待っておったぞ!バビリムの王子!」

女性の声だ。凛とした響きと凄みを併せ持つ声。榊原良子さんか小山茉美さんみたいなの連想した筆者は間違い無くガンダム世代。でも小山茉美さんで「うっほほーーいなほよよっ娘」とか「くっくっくっくっくえすちょんな姫さま」とか連想する人も居るので注意。因みに筆者は観てないから魔法少女は持ち出されても解らない。
 兎に角、王錫を手にした黒髪の女性が目の前に現れた。

  女王イシス「そなたが来る事は妾(わらわ)の占いで判っておった。・・・そなたに遺恨が有る訳ではない。だがそなたも王族の身であれば解るであろう。妾には妾の民草を守らねばならぬ責務がある!」

その通り。責任者は責任とってこその責任者です。「部下のやった事でワタシは預かり知らぬ事」なんてのは例え事実であっても云っちゃダメなんですよ?って云うか、日本てのは所詮共同体社会なのだから無闇に個人責任ばかり追求せず組織で構成員を保護する様にしなくちゃってナニ語ってんでしょうかねアタシったら。別に深い意味や他意は有りませんのでココはあまり深く考えないで下さいネ☆

  女王イシス「勝負だ!王子よ!!」
  ギルス「で、でも、ボクは貴女と戦いたくは無い!」
  女王イシス「今更怖気付くか!?」
  ギルス「いや、きっとここで
戦闘を回避する様に会話選択肢を進めていくときっと『イシス女王エンディング』のフラグが立つに違いない!」
  カリア「
だからギャルゲーじゃないっつっとるだろーが!!

そう、コレはカードバトル風ターンRPGである。大体、会話選択肢なんて無いぞ。

 

 

 

  女王イシス「ええい下賎の者よ、妾に寄るでないっ!」

女王が一喝すると、ギルスの召喚したクリーチャーは動きを止める。ダブルヘッドなんか女王の周りをウロウロ回るばかり。ホントにバターになる前回参照気か。

  女王イシス「見たか!?小者どもでは妾に指一本すら触れる事叶わぬ。これこそ女王の威厳なり!!」
  ギルス「これが・・・王族の威厳・・・?」
  カリア「
あなたも王族じゃない。ってゆーか、あなたにはそんな威厳なんて微塵も無いってワケね。
  ギルス「がーーーん!!」

まあ、あれだけベタなボケしてりゃ当然か。
御覧の通り、女王イシスの特殊能力は「ボス以外のザコの攻撃対象にならない」事(但し、カウンターは別)。よって、このステージに限ってはピケを張る必要が無くギルスで迎撃する事になる。尤も、彼女はギルスを追尾する傾向が強いので余程距離を開けない限りはこちらのダンジョンに入る危険は少ないはず。上手く誘導しよう。
厄介なのは、彼女がかなり強力な魔法攻撃を持つという事。現在の装備では一撃で倒せない為、必ず魔法攻撃の洗礼を受ける。魔法攻撃には兜系で防御するのが定石だが、彼女以外の敵は基本的に物理攻撃の為、兜装備では防御に不安が残る。この場合は鎧系でHPを上げてしまうのが一般的だが、このステージにおいては防衛用クリーチャーは必要無いのでその分兜と盾の両方を組み込んで状況に応じて装備を付け換えるのも手である。いずれにせよ、イシスの迎撃はザコの居ないルームで行った方が集中攻撃を受けず便利ではある。
ザコではゴーレムとマッドエレメントの伏兵に気を付ければ特に問題無し。カードに擬態した「マジックカード」とポーションに擬態した「ファイヤポット」が居るが注意深ければ引っ掛からないはず。

  ギルス「あち!このポーション火を吹いた!」(←ファーストプレイの時の実話です)

・・・引っ掛かんなって。ファイヤポットの攻撃は「ブレス属性」で、物理・魔法の両防御値を無視して純粋に攻撃力分のダメージを与える。ファイヤポットやマジックカードはあまり自発的移動を行わないので嫌でも自分から射程に入っていかないといけないトラップ的な扱いのクリーチャーである。流石に移動するまでは待てないのでダメージ覚悟で突っ込むようにした方が良いだろう。
いずれにしろ、イシスの特殊能力だけ理解していればそれ程苦労はせずに攻略出来るはず。

 

 

 

  女王イシス「くっ・・・まだまだ・・・・・・」
  カリア「待って下さい女王様!子供たちがヘロドトーに攫われたのを御存じ無いのですか!?」
  女王イシス「何!ヘロドトーめが子供たちを!?うぬぬ、民には手を出さぬと云う条件で大人しく従っておったものを・・・彼奴(きゃつ)め、許せぬ!!・・・・・・・・・いや、許せぬのは妾の方か。闇の者の言に惑わされ、罪無き民を苦しめたのだからな・・・」
  カリア「いえ、でももし女王様がヘロドトーに従わなかったら、きっともっと酷い仕打ちをしていたと思います・・・」
  ギルス「カリアの云う通りです。悪いのは帝国軍、ヘロドトーはこのボクが打ち倒して見せます!」
  女王イシス「すまぬ・・・王子・・・・・・」
  ギルス「(小声で)
コレで好感度アーーップ!エンディングも近いゾ。
  カリア「だーーかーーらーーねぇーー・・・・・・」

 

 

 

 女王は立ち上がると、窓の外に見えるピラミッドを指差した。

  女王イシス「彼奴めは恐れ多くも我が先祖代々の墓地であるピラミッドを根城にしている。王子、なんとしてもヘロドトーめを討ち取って欲しい。・・・妾は此処を動けぬが、若し妾が力が必要なら、これを使うが良い。」
  ギルス「これは・・・女王様のカード!?」
  カリア「
自腹を切らずに国民の血税でプロマイド作れるなんて!?なんて羨ましい!!
  女王イシス「
そなたと一緒にするでない!STAGE1参照)」
  ギルス「
最近のカリア結構つんのめってない?

筆者の文章は大抵最後には全員ボケキャラになる恐ろしい風習が有るのだ。
 それはともかく、実は女王イシスのカードはイベント入手ではなく通常入手カードである。流石にレア度最大(☆☆☆)なので入手は困難だが、唯一の氷属性魔法を撃てるマジシャンキャラ+ザコ攻撃無効の効果は大きい。トレーニング繰り返してでも入手する価値は有る。
筆者は今回のプレイで
初めてイシス入手したので嬉しくなってここで書かせてもらったのだ。

 

 

  女王イシス「そなたらに神の御加護あらんことを・・・」

 

 

イシス王宮を後にし、ピラミッドへ向かう二人。次回、ヘロドトーとの対決&WORLD2完結!!

 

 

 

 

 

☆つづく☆
 
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