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9/22(日)晴れ 5:00起床
 ホームステイも終わり、8:30発のバスで次の街を目指す。
 朝食はいつもより多く、気を使ってくれたのが解る。残りはラップに包んで軽食に。7:30頃ジョセが起きてきて見送ってくれた。色々苦労かけたこともあり、シントラで購入したポルトワインをプレゼントしてお別れ。お互い『又今度ね』と。
 ブレイクしようとしていたタクシーの運ちゃんにお願いし乗せてもらう。5.5ユーロだったのに5ユーロにまけてくれた。リュックも背負うのも手伝ってくれてとっても親切。
 バスは2階の1番前の席をキープ。眺めが最高だけど、隣に座った銀行マンが結構話しかけてきてゆっくり出来ない。モンサントはポルトガル人でも知らない場合があるので、観光案内所できちんと情報収集することを薦められた。
 ポルトのお宿はぺニンスラールがお勧めだったが、予算オーバー。タクシーでドゥアス・ナソンエスまで。ツインの30ユーロがありそこに決めた。バス共同の12〜15ユーロの部屋もあるらしく、よくよく話を聞くと挑戦したくなってきた。
 1時間程休んでから観光案内所で、地図とバスの時刻表をゲット。お次はビーサン探しにヴィア・カタリーナへ向かうがまんまと迷う。おばちゃんが親切に近くまで案内してくれた。私の事をスペイン人と間違っていたのには驚いた。日本人だというとおばちゃんも驚いていた。で、無事ビーサンを購入。
9/23(月)晴れ 8:30起床
 午前中ポルトの街をお散歩。アップ・ダウンが激しくて、散歩もなかなかきつかったりするが、教会やら大学やら何やら建物が面白くて疲れるのも気にならなかった。
 宿に戻って15ユーロの小さな部屋に替えてもらった。毛布がほこり臭いがなんとかなるだろう。ランチは近くの安いレストランで、本日のプレート2.9ユーロ。てんこ盛りでおなかいっぱい。次はドンルイスT世橋を渡る。橋の歩道は狭くてバスやダンプとすれ違う時はスリル満点。無事渡って、ノッサ・セニョール・ド・ピラール教会から街を眺める。
 しばらく絶景をスケッチしてからワイン工場の見学へ。「CROFT」「Calem」「サンデマン」の順。それぞれ、トゥニーとホワイトポートの試飲、味比べが出来た。で、一番好きな味は、CROFT。ここは工場も見ごたえあったと思う。次は、Calemの味がよくて、工場はサンデマンの方が面白かった。酔い覚ましにカフェでお茶を飲んでから帰る。
 帰り道は日暮れ時でハガキの様な綺麗な景色が印象的。橋の下を渡り、帰りはキッツイ上り坂でくたくたになった。初の共同シャワーは思ったより快適だった。
9/24(火)晴れ 8:50起床
 早めに出発、サン・フランシスコ教会へ。外観は重厚で、中はゴージャス。「ジェッセの木」という礼拝堂の系図はすごかった。で、ハガキを買って帰る。既にくたくた。昨日のワインが祟ってるのかも。サン・ベント駅の写真を撮ってから宿に。
 ランチは昨日と同じレストランの名物チキンを食べる。炭火焼きですごく旨い。宿の2〜3件隣のパン屋でパンを買ってさっさと帰った。疲れてたらしく昼寝を3時間してしまう。
 昨日、宿の前で紳士な酔っ払いに捕まって色々話した中で、ヴィアナ・ド・カステロと、ラメーゴと、サグレスには行った方がいいと薦められたのを思い出して、旅程も練り直す。
9/25(水)曇のち晴れ 8:00起床 
 実はこの宿の周りはかなりうるさい。今日は、アマランテへ行こうと計画。その前に、郵便局で段ボールを購入。バスターミナルは下見をしてたので迷うことなくたどり着けた。
 10時のバスで出発。あんまり清潔なバスではなかった。1時間程で到着。街は小さいので目的地にはあっという間。観光客が程々にいて人気なのが解る。とりあえずゴンサーロ教会。こじんまりしてかわいらしい。次は美術館。ポルトガルの現代美術を展示しているとのことで楽しみにしていたポイント。感動的な作品はなかったけど、面白く力強いものが多かった。
 後はスケッチしながらの散歩。ゴンサーロ橋と教会が一緒に写るポイントに行って写真をとってもみた。ランチで適当に入った店が美味しかったりしたのが嬉しい。後、小さい街のわりにしっかりした画材屋さんがあったのには驚いた。
 実はギマランイスからのバスが何便もあって、日帰りでポルトからアマランテとギマランイスがいけるのが分かって残念。仕方なく15:55のバスでポルトに帰った。
9/26(木)晴れ 8:30起床
 ポルトに来て一番暑い日。今日は再び荷物を日本に送った。今度は39ユーロ。ぶらぶら散歩しつつ、目をつけてあったお店へ行く。初めて自分にお土産を買ってみた。誕生日と仕事と趣味にあわせてお守りを選んでもらう。
 2時間はいたと思う。ランチは缶詰めとパンとヨーグルト。この国のヨーグルトはホント美味しい。午後はスケッチの時間。ポイントを探すのにえらい疲れた。2枚描くのがやっと。
 途中工事現場のお兄さんに、19時に待ち合わせしようとしつこく言われ、しかも明日の出発は延ばせとか言われて頭にきた。『全く暇がない。スケッチ続けたいんだけどいいかい!』と強い口調で言うと諦めてくれた。なるほど、断る時はハッキリと、と言うことが分かった。
 戻る途中、クレゴリス教会に上ってみた。急で長い階段だったけど今日は元気。眺めも最高で、満足して帰る。明日は、ヴィアナ・ド・カステロへの移動日。さっさと荷造りして寝た。

























9/27(金)晴れ 5:00起床
 ヴィアナ・ド・カステロへ。バス停は宿から徒歩5分くらいの所、バス時間は8:50。なのに早起きしてしまった。
 バスの中はラジオがガンガン、MD聴いててもラジオの音が聞こえる。空模様が一段と感動的だった。2時間程で、バスターミナルに到着。中心まで30分をなんとか歩き、はじめに目についた宿を訪ねる。部屋は広く、わりと清潔。20ユーロと言われたが15ユーロにまけてもらう。ちなみに朝食付き。
 下のレストランで軽く腹ごしらえして街へ。明るくこじんまりした綺麗な街で、メイン・ストリートと広場周辺をぶらぶら。市場を見つけ果物をゲット。パンの香りをたどりパン屋を見つけ、パンと水とボーロを購入していったん宿に戻る。
 少し休んでまた出発。広場に戻ってスケッチしていると、そこがレストランだったらしく、オーナーらしきおやじさんが、オープン前の中に入れてくれた。どうやら歴史的建物のパン工房を改装し、店内の壁はほとんど城壁だとの事。何枚か写真を撮らせてもらった。
 夕食までには時間があるのでサンタ・ルジア山に登ることにした。ケーブルカーは1年以上前から運行していないとのこと。仕方なくタクシーで向かう。山道はくねくね。函館山に登ったのを思い出す。山頂からの眺めは夜景が綺麗なんだろうな、といったところ。サンタ・ルジア教会がかわいらしい外観でちょっと見お城の様。帰りは、遊歩道らしき道をひたすら下った。思ったより楽勝。
 ちょうど19時。先ほどのお店に夕食をとりに行く。バカリャウの炭火焼きとヴィーニョ・ヴェルデを注文。どちらもすごく旨い。帰りに、観光案内所でおすすめだと紹介してもらった、教会での無料コンサートに行ってみた。日本人は私だけという状況。すごい客の数。立ち見もいた程。無料なのにでかいスケールの内容で感動しまくりだった。生の聖歌と更に美しい歌声にぞくぞくし、息を飲むとはこういうことかと納得。
 大満足で宿に戻って0時ちょっと前。お湯が出なくて悲しかったが、感動中だったせいかそのままシャワーに入っても平気だったりした。
ポルト、リベルダーデ広場
「Croft」の樽
民家とドン・ルイス1世橋
ドン・ルイス1世橋とドウロ川
サン・ベント駅のアズレージョ
アマランテのメイン・ストリート
宿の近くのパン屋で買った
ヴィアナ・ド・カステロ
城壁のレストラン
レストランの親父さん
教会の聖歌と美しい歌声