みの吉さん日記 第1週


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8/31(土) 晴れ
 タクシーで時差に気付いた。スペインは7時、ポルトガルは6時だって事。
 ホテル(ペンサオン・オリゾンテ)は閉まっていた。ベルを鳴らすと、若いおにーちゃんが眠そうにでてきた。予約してある事を伝えるが、「???」。チェックインは10時、ちっちゃなロビーで待つ。
 ポンパル公爵公園のそばだったので散歩。リベルダーデ通りを見下ろす景色は格別。次は語学学校の下見に行く。学校は住所だけが頼りで、結局解らずガソリンスタンドの若者に確認。すぐそこの道だった。
 どっと疲れてその後曝睡してしまって、目覚めたのは11:50。動きだしたのは、13:00。ガイドより良さげな店を見つけて向かうが、人に尋ねてやっとランチ。暑いのに、更に熱いリゾットを食べたら汗だくになった。
 帰りは、実家へ電話をかけた。すごく緊張した。怪しい輩はいないかとギラギラ目を光らせていた自分が一番怪しかったかも・・・。ホテルへ戻って、シャワーに入り、ペンサオンの案内を読み(辞書片手に1時間)なんだかんだと22:00になってたけど、何をしていたのか。
8/30(金) 6時起床
 バルセロナ14:00発、リスボン7:00着のユーロラインズの国際バスに乗ってポルトガル目指す。欧・米・アフリカ系、アジア系と乗客は様々。2人掛けシートを楽々1人で使用できる。トイレ、テレビもあり、空調も効いていて毛布もあり、乗り心地もなかなか良い。
 ブレイクタイムが2、3時間毎にあったので、バスのトイレは使わなかった。23:30のマドリッドのターミナルで、10分しか時間がなかったのは反則だと思った。おかげで、広いターミナル内を猛ダッシュでトイレ渡り歩くはめに・・
 夜に、1本だけ映画。スペイン語の「仮面の男」。レオ君が 「ポルファボール!?」。訳すと、「お願いだー!?」か、「頼むよー!?」かな?
 いつポルトガルに入ったか、全く解らないのが残念に思いながら眠った。
 
9/1(日) 晴れのち曇り 6:00起床 
 午前中にホームステイ先のジョセ宅へ行く。タクシーの運ちゃんには、住所を書いたメモを渡すが、なかなか見つけられず、通行人に尋ねながらやっと到着した。
 4階建てのアパートで、玄関と思わしき出入り口は階段の途中にあった。チャイムを鳴らして、電気錠を解除してもらう仕組み。
 いきなりポルトガル語でペラペラ話しかけられた。たどたどしく答えていると英語も話してくれたがこっちも同様うまく話せなかったのが辛い。
 ジョセは、グラフィック・アートの先生をしていて、1人暮しでネコを飼っている40代の女性。黒い毛の長いネコで、キティという名前。16時頃、ドイツ人留学生、ジョセフィーナが到着。20歳の医学生。長身で、知的な眼鏡をかけた落ち着いたブロンド・ヘアの賢そうな女性。
 揃ったところで、ジョセは通学で使うバス停や近所やらを説明しながら案内してくれた。帰りにスーパーも案内してもらい、夕食も買って帰った。
9/2(月) 曇りのち晴れ 6:30起床
 9:15出発。初登校という事でジョセが道案内してくれた。52か46番のバスが学校近くまで行くらしい。
 ジョセとお別れしジョセフィーナとインフォメーションまで行く。ジョセフィーナがなぜか私の分まで説明してくれてるようで、ついでに、英語が話せないとも伝えていた。(笑)
 肌が色黒で、ブロンドヘアの、ブルーシャドウとピンクの口紅が印象的な先生が今日入校の生徒を呼びに来た。10名くらいが、更に2クラスに別れて、私はホントのビギナークラスに振り分けられた。
 生徒は5名。女性は私とイタリア人のバレリアの2人、他はイギリス人男性のエリックとアレフ、スゥエーデン人のアデェウ。それぞれ個性的なメンバーだった。アフリカ系のアナという先生が担当だった。
 授業は10:00〜13:00で、ブレイクが10分間。質問は英語かポルトガル語で話されるのでピンとこないが何とか付いて行けた。で、楽しかった。
 お得な切符でもあれば購入しようと思い、学校のインフォメーションに尋ねると、学生パスや1〜2WパスよりBUC2と地下鉄の回数券買った方がお得だと。近くのアルコ・ド・セゴ バスターミナルの、バス出入り口近くの小さな建物が販売所だと解るまで3、4人に尋ねてしまった。
9/3(火) 曇り 6:30起床
 8:30頃ジョセが起きてきて朝食を用意してくれた。朝食付きらしい。
 9:30登校。ジョセフィーナは13ユーロの1Wパスを購入したらしく、私のBUC2を見て、パスの方がいいと説明しだした。もっと英語が達者ならなーと、改めて英語力がないのを反省した。教室へは1番乗りだ。
 今日も楽しかったが、やはり英語の説明で理解に苦しんでしまい何度か授業の進行を止めてしまった。ブレイクタイムは1人教室残って頭を休めていると、エリックが戻ってきてカフェに誘ってくれた。アレフが挨拶程度の日本語をはなすのにも驚いたけど、元気なバレリアが弁護士だっていうのも驚いた。しかし、私が○○である事が1番驚かれてしまった。
 ランチは、エリックとバレリアと3人で行ってみた。なかなか面白い2人で、ほとんど会話は出来ないけど十分コミュニケーションがとれて楽しかった。そのあと、学校へ戻り14:30のツアーに参加。
 ジェロニモス教会と発見のモニュメントとベレンの塔にいくらしかったが、途中気分が悪くなって1人だけ外れて帰った。
9/4(水) 晴れ 7:00起床
 食欲無し。ちょっと疲れがでてきたかも。日常会話がうまく出来ない私に比べて、一方はスペイン語、英語で会話できている状況はなかなか気持ち的に落ち着かない。気楽に過ごす方法が見つからなかった。
 しかも授業では、やはり付いていけない場面が増え、かなり情けない。皆にも迷惑がかかる気がして、思いきってクラスの変更をお願いしてみた。今以上のビギナーコースはないので無理だと断られたが、あとから、特別にワンツーマンのクラスを作ってくれる事になり一安心。嬉しい反面やっぱり悔しい気持ちと情けなさでいっぱいだった。
 渡航前に英語がほとんどできない事を知らせると、問題無いとの返事だったが、問題ある。言葉の厚い壁にぶつかりっぱなしで、1日ほとんど食事はとれなかった。
20時のブレイク、まだスペイン。
リスボン。朝の公園を歩く。
9/5(木) 快晴 9:30起床
 クラス変更に伴い、授業開始時間が12〜14時と時間も短くなった。で、登校は、それぞれという事になり、ちょっと気楽になる。
 登校前にジョセとの時間が持てた。早速、洗濯機の使い方を教えてもらう事にする。が、洗濯はジョセがするのだと。自分でやりたいとお願いしてみるが、どうもジョセは譲ってくれない。
 授業は、マリリアという小柄な元新聞記者だったという先生。内容は、今までの授業の復習で終わった。
 ランチは初めて学校のカフェでとってみた。物凄く安いしうまい。たまたまエリックも来ていて、授業はどうかと尋ねられた。自分のペースを保ててよい事を伝える。
 今日のツアーは、セント・ヴィセンテ教会。通路の下に棺があるのには驚いた。アズレージョがとっても綺麗な教会で、ポルトガルの歴史画といった感じ。現地解散して、徒歩でロシオ広場までいく。下り坂なので楽勝。フォス宮まで行きバスMAPを手に入れたあと、地下鉄の回数券もゲット。
9/6(金) 快晴 8:00起床
 今日も私のペース。とことん聞きまくる。この1Wで自己紹介的内容をやったようだ。主語がなくても動詞が変化するので誰に言っているのかが解るらしい。そのため動詞の変形が多い。しっかり宿題なんて物も。
 今日も学校のカフェでランチした。ツアーへは参加せず、自由に観光してみた。バイシャ・シアード地区をぶらついてみる。ちょっと中心から外れかかると、急な坂道が多く汗だくになッてしまう。
 天気も良いのでサンタ・ジェスタのエレベーターにも挑戦。怪し気な輩はいなかったけど、カップルが多くいた。ラブラブ・ファイヤーを競い合ってるようで思わず見比べてしまう。
 最上階のカフェに行くと絶景に感動。魔女の宅急便チックな風景で味がアルなーと思った。ビッカとあげパンで時間を潰す。ウエイターが親切にもっとゆっくりして行きなさいとのお勧めと、コップ入りのミネラルWをサービスしてくれたのにも感動した。
 締めくくりはロシオ広場近くでジンジャを立ち飲みしてから帰った。ジンジャは甘いけど爽やかな口当たりで旨い。実も旨かった。60番のバスで帰宅した。
語学学校。思ったより小さい。
ジョセ宅の玄関。
ペンサオン・オリゾンテの部屋。
これがBuc2パス。
シアード地区の坂道を歩く。
サンタ・ジュスタのエレベーターから。
ジョセ宅の自分の部屋。
コメルシオ広場。
学校近くのコルト・イングレース百貨店。
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