(当コーナーの記載事項はある程度実際のプレイに基づいていますが、時として嘘・強調・紛らわしい表現が多分に含まれている恐れが有ります)
この時ギルスは、「ドルアーガの塔」19階への階段を昇りつめた所であった。
ギルス「ふええ疲れた、でもなんで19階まで直通階段なの!?」
・・・そう。前回(1階)をクリアし、上への階段を昇ったが良いが、その階段は延々と19階までグルグルと繋がっていたのである・・・途中の階への入口も無いままに。
ギルス「どー云う事なんだ?てっきり60階分の目くるめく大冒険がこの先待っていると思っていたのに、手抜きじゃんコレじゃサギだ!!それに壁で遮られて途中の階には入れないなんて?ここには何が在る!?若しかして、ドクター・ゲロ自信作の外部からの衝撃を総て吸収反射する魔獣を飼っていると云うのかっ!?」
???「ギヒひヒヒ、ここはマッス△タワーじャないぜェ!?・・・・・・ゲヒャヒャ漸くここマでキた様だなァギルス?」
ギルス「誰だ!?」
???「オレ様ダぁよゥ!!」
赤い弁髪の道士が気味の悪い笑みを浮べながら近づいてくる。
ギルス「ヘロドトー(STAGE14参照)!?なんで・・・『黄泉の国』で、消えた筈・・・?(STAGE47参照)」
ヘロドトー「げへフェへへ、驚いたカぁ?総てハ偉大なるあノ方がたのお力さぁ。オレが消滅スる前にアンシャー様がオレの魂ヲ回収し(STAGE48参照)、ドルアーガ様の魔力により見事復ッ活!しかモこノ塔の中でだケこの肉体を実体化でキルのさぁ!!」
ギルス「この塔の中でだけ?・・・意味無いジャン。外に遊びに行けないし!」
ヘロドトー「そウ折角『る△ぶバビリム版』買ったってノに意味がァ無いって・・・違うわゲひャア!」
ギルス「『違う』ってのは買ったのは『△るぶ』で無く『ナイ△イ』って意味か!?」
ヘロドトー「グヒィ全く違ウ!!って云うか何デお前未成年の癖ニ『ナ△タイ』なンか知ってやがルんだ大体バビリムにそんナ商売有るンか!?ダが・・・・・・ぐへェへへそうさ『違う』のさ。『意味が無い』なんて事はァナい。何故なラ!ギルス、キサマの魂を喰ラえば、オレは完全復活出来ィるからダぁぁっ!ケケケ、死ねシネ氏ねしネ死ねェぇェェっ!?」
ギルス「以前から壊れていたけど、もう完全にイってるか・・・哀れな・・・せめてもの情け、今度こそ、倒してやる成仏しろ!」
・・・と、流れで書いたけどWORLD7見たら解るようにヘロドトークラスの罪人は成仏というか「消滅」するか、「凍てついた神殿(STAGE48)」に封縛されるんだろうけどね。
狭い。なんかSTAGE47でも同じ事書いたような気がするが、ホントにこのステージも前回と較べたら狭い。まあ、下の階が狭くて上の階が広かったら建物として安定悪いけれども。
でも狭い。ルームにもよるが、壁が入り組んでて内装も狭いイメージが有る。そして、それがこのステージの難易度を高くも低くもしているのである。
ヘロドトー「こレでも喰らイなァ!?」
ギルス「うわっ!」
セティ「きゃっギルスさま!」
ホルス「しっかりしろ傷は浅いぞ!!」
ギルス「うん・・・でも・・・MPが・・・」
ヘロドトー「ゲヒィMPを吸い取ってヤったぜ!・・・うケけ純度の高イMPは格別だゼぃうーんエクスたシィィィィ!!(ビクビクと痙攣)」
セティ「あーんあの人アブないですぅぅぅっ。」
ホルス「ホントにヤバイ奴だな・・・バビリムを攻めたのが奴でなくて良かった・・・」
女王イシス「ほう・・・妾(わらわ)の国だったら良いと申すのか!?」
ミラーナイト(ギルスが召喚)「イィーーーッ!!(STAGE49参照)」
女王イシス「イイと申すか!許せん!!妾が国を愚弄した罰を受けよ!!(魔法攻撃)」
ホルス「ぎゃぁっ!!」
セティ「あぅぅイシスさまそれは誤解ですぅ・・・」
ギルス「もう・・・ボクを無視して寸劇なんかしないでよね。」
ホルス「(倒れたままで)良く云う・・・お前、ワザとこうする為にミラーナイト召喚しただろ!?」
ギルス「へへへ♪バレた?」
ヘロドトー「ゲひゃア無視されてルのはオレ様!?」
ナンか例の如く文章が散逸していますが、要点としては他のヘロドトー登場ステージと同様ギルスを追尾する傾向に有る事、そして今回は「塔」の中でだけ実体化している為種族はネクロマンサーで、攻撃がヒットすればギルスはMPダメージも受ける事、後もう一つ、前述の通りこのステージが狭い事ですぐに遭遇したりする危険が高いと云う事である。
しかも、今回のヘロドトーの攻撃を受けるとMPダメージはなんと18。攻撃力が低めとは云え、このMPダメージは大き過ぎる。ヘロドトーと遭遇してもスタンで固めたりリターンで飛ばしたり、はたまた壁に隠れて射程から逃れるなどして兎に角一撃を受けないようにしたい。
ギルス「消えろ!バイブル!!」
ゴースト達「ギシャァァァァァッ!!」(消滅)
ホルス「ようしアンデッド全消滅だ!」
ギルス「トコロで思ったんだけど・・・」
セティ「どうされましたギルスさま?」
ギルス「バイブルって『バイブる』って書くと何か別の意味に感じない?」
ホルス「おいおいさっきの『ナイタ△』といい今回エロネタ多いぞ!」
ギルス「どして?『バイブ(レーション)』は『振動』って意味じゃない。どーしてエロネタ連想するのさ?・・・ホルスのえっち。」
ホルス「(・・・嵌められた!『箱はBOX、狐はFOX、じゃ「アレ」は?』って云う中学生ギャグと同じじゃないか!(←そうなのか?))」
セティ「あーん兄さんのバカ変態歯石沈着ぅぅぅ!(走り去る)」
ホルス「わあ待てセティ!」
ヘロドトー(前方から)「ドヘヘヘオレ様はァ既にバイブってるゼぇぇぇぇッ!?」(まだ痙攣中)
セティ「いやぁ挟まれましたぁっ!」
ギルス「正に!『前門の変態後門のシスコン』!!」
ホルス「うるせぇ!!」
・・・えーまたも文章が暴走していますが、ここで書きたかったのは、例によってヘロドトーの配下はネクロマンサーとアンデッドに集約されており、コレまで同様エクソシストとバイブルの使い方がポイントになる、と云う事でス。これらを随時に使える様MPは温存しておく必要が有り、結果ヘロドトーやネクロの攻撃などは受けていられないワケですな。
ただそこら辺に注意すれば、結果的にアンチデッキさえ組めれば全然何も恐れる必要の無い面。それは、次のヘロドトーの様子にも顕れているやも知れぬですね。
ヘロドトー「げヒっ、ぐへッ、ウィィ・・・」(痙攣を続けながら何かビンの中身を呑んでいる)
セティ「あうあう、わたしもうなんかイヤですぅ・・・」
ギルス「シスコンの兄貴が?」
ホルス「だからいい加減にしろっ!・・・にしても、確かにオレもあんな変態野郎の相手はいやになってきたぜ・・・」
ヘロドトー「ひゃハぁ云いたイ放題だァなぁシスコンの分際デぇ!?だガ、そンな強がり云ってラレるのも今のウちだぁぁ、このオレ様自製の秘薬『つよしクんスぺしャる』でパゥワーアップした攻撃を喰ラいやガれぇい!!(呪文攻撃)」
ホルス「ぐわっ・・・!」
セティ「兄さん!」
ホルス「・・・?、別に、大したダメージじゃ・・・て3ダメージ!?最初の攻撃力(6)より低いじゃねーか!」
女王イシス「無闇矢鱈に薬を呑んで、弱体化したのか・・・?」
ギルス「キャシャリン?」
セティ「(久々に目を輝かせ)さすがギルスさま博識ですぅ!!」
ホルス「いつも思うんだが、セティお前意味理解して感激してるのか・・・?」
単に現在(2001年10月)筆者の居住地で「マサルさん」放映しているだけの話です。
本ステージに登場するヘロドトー(正確にはヘロドトーソウル)はアタッカーポットやディフェンダーポットに代表されるパラメータ変更薬をガンガン使ってくる。しかし、殆どのドーピング剤は何かのパラメータを上げる代りに別のパラメータを下げる。で、そこらへんを考慮せずに無闇にドーピングしまくるもので、御覧の様に攻撃力が初期状態より大幅減になる事だって有るのだ。・・・まあそれでもMP減る事を考えたら一撃を受けたくは無いけどね。
ヘロドトー「げヒヒヒィひゃはひゃア、ゲラげラげらゲらぐりとぐら!?」
セティ「・・・か、完全に壊れちゃってます・・・」
ホルス「でも、『ぐりとぐら』は無いだろう・・・?」
ギルス「クスリ漬けの末路か・・・正に『ヘロ怒涛』の名に恥じない・・・」
セティ「字が違いますよぅギルスさまぁ!」
ホルス「でも、妙に納得出来る・・・」
女王イシス「ええい見苦しい!こうなったら妾が引導を渡してくれよう!!・・・・・・我が国の民草を多数殺め、代々の王家が眠りし墳墓を暴き、街に死霊どもを放ち、挙句この妾まで謀(たばか)りしその報い、今こそここで受けよ!!」
イシス様の怒りの呪文攻撃が、完全に自制の利かなくなったヘロドトーに命中する。同時に、ギルスがヘロドトーのジュエルを奪い浄化を始めた。刹那、ヘロドトーの肉体は徐々に黒き灰となって崩壊していく。
ヘロドトー「ゲホアひぉあ!?・・・ギギギギルス、キサマ・・・オレ様はまダ・・・消えタクな・・・」
僅かな間の内に、ヘロドトーであった一山の塵はそのまま消失していった。「魔」を受け入れた存在は、その命を失う時に一欠片も「それ」が存在した証をこの世に残す事は出来ない。
ギルス「遂に消えたか・・・。実にしつこい奴だった・・・」
事実、3回も対戦するボスはコイツとガド吉だけ。でも何でこの二人なん?
女王イシス「・・・かたじけない、王子よ。」
セティ「えっ?」
女王イシス「妾に止めを刺させる様に、我が国を汚された恨みを雪(そそ)がさんが為に、便宜を図ってくれたのであろう?・・・礼を申す。・・・・・・王子よ、そなたは実に優しい男だな・・・」
ギルス「いやあそれ程でも!」
セティ「(あぅぅぅなんか好感度フラグが立ってるような感じですぅ・・・)」
ホルス「(ウソだ・・・絶対ウソだ・・・ギルスは単にボケに専念しててヘロドトーを攻撃しなかっただけの筈だ・・・)」
セティ「にしても、どうしてヘロドトーが出てきたんでしょう?」
ホルス「遂に登場敵キャラのネタ切れか?」
ギルス「失礼な事云うなよホルス。コレはきっとゲーム終盤でのお約束、『ボス・オンパレード』なんだ!!」
セティ「じゃあ、次はまさか・・・?」
その頃、「塔」の29階。
???「(あっさりと)ネタバレしてしまったようですな。」
アンシャー「『あっさりと』とはこれまた妙に懐かしいフレーズだな!?・・・・・・閑話休題(それはさておき)、まあ良い。どうせマップ画面見ていればカンの良い奴は最初から気付くものだ。」
???「では、『ボス・オンパレード』第二弾として次はこの私に行けと?」
アンシャー「当然だ。何の為に卿(けい)をここに呼び寄せたと思う?」
???「しかし・・・もう私は・・・」
アンシャー「クックック・・・忘れたのかね?卿は既に我ら『魔族のもの』なのだぞ。卿らの処遇・生殺与奪は総て我らが握っておるのだ。」
???「(あっさりと)死ぬまで・・・いや、『死んでからもなお』ですか・・・」
アンシャー「ククク解っておるではないか。では私はもう行くとしよう。見事王子を仕留めて見せるが良い!」
???「(あっさりと)行くのは厠(かわや)ですか?でもこの塔は自動洗浄・温風式便座ですので落とし紙は要りませんぞ。」
アンシャー「卿は相変わらずあっさりとボケてくれるな(STAGE16参照)。しかもこんなシリアスな場面でもな?クックック・・・」
・・・「???」にしても誰かはお解りでしょうが、まあ一応。
一方、召喚したホルス達を帰して再び独りになったギルス。次の階を目指し階段に差し掛かるが・・・・・・またも長く続く螺旋階段。
ギルス「ゲェッ!!また延々階段を昇らないといけないの!?・・・勘弁してよう・・・」
仕方無く黙々と階段を昇るギルス。
ギルス「カリア・・・今どうしてるかな・・・」
同じ時・・・バビリムのイシター神殿。
カリア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ・・・・・・」
最上階まで、あと41階。