当コーナーの記載事項はある程度実際のプレイに基づいていますが、時として嘘・強調・紛らわしい表現が多分に含まれている恐れが有ります)

 

ドル足掻記
「STAGE24:エルフの隠れ里」
 
 
 

 テグル河を渡河したギルス一行は、国境ラインに当たる森を抜けている最中であった。

  ホルス「ここらには『森の民』エルフの集落が有るらしいな。」
  ギルス「
陸運業を営んでると云うウワサのあれだね。
  セティ「(例の如く目を輝かせて)さっすがギルスさまお詳しいですね!」
  ホルス「・・・セティ。どーせナニかと勘違いしてるんだ。本気で信じ込むな。」

「エルフ」と持ち出した場合、所謂半妖精の亜人属を指す以外でボケを展開する場合、大半の人は半々の確率でトラックの車種名(ギルスが使ったのはこっち)か18禁ゲームの老舗ブランドのどちらかを展開するのでは無いでしょうか?・・・にしても、筆者は絶対セティは疑う事を知らないタイプだからこそあんなに簡単に洗脳に掛かったんだと思っている。いやホントこーいうタイプは怖いわ(前回参照)。

 

 

 

  ホルス「おい、村が襲われてるぞ!」

エルフの集落にギルスがさしかかった頃、その村がリザードマン達の襲撃を受けているのが見受けられた。

  老人「ああっおやめ下されい!」
  リザードキャプテン「ガアァ探せ探せ王子を探せ、きっと河を越えてこの辺りまで来ているはずだ、森に火をかけて燻(いぶ)り出せガアッ」
  老人「ここは代々のスーマール皇帝から自治権の御墨付を拝領している集落ですぞ。そんな御無体は・・・」
  リザードキャプテン「
ゴム体(ル△ィ?)もムエタイもグレー△ムタも無いッ!オレサマは弟の仇を討つのだウガアァァッ!」
  配下のゴブリン「
呼んだかい兄貴?」(STAGE2参照
  リザードキャプテン「違うわいっ!」

別にそういう記述が本編に有るわけではないのだが、どうもSTAGE20のチーフリザードとコイツとは何か血縁関係が有るような気がしないでもない。

  ギルス「待(むわ)てぇぇぇぇいっ!
  リザードキャプテン「ウガ?」
  ギルス「バビリムの王子はここに居るぞ
悪の怪人め覚悟しろ!
  セティ「(くどい様だけど目を輝かせて)わあ、ギルスさまカッコいいですっ!」
  ホルス「
・・・ただ特撮ヒーローのノリを真似てるだけだろ・・・。セティ、お前の感受性って一体どんなだ・・・

 

 

 

ここの基本戦略はSTAGE20と同様でいいと思う。ボスはギルス追尾を重視するタイプでやはり血の繋がりを感じさせる。チーフリザードが鎧装着なのに対しこちらは盾装着なのでHPが低い分、イシスなどが居れば魔法攻撃で潰すのは簡単。反面、物理防御が初期状態で7ある為、配下クリーチャーを相当武装強化させないと肉弾戦で潰すのは困難。相手を足止め出来る「ポーション・オブ・ペトロ(2ターン石化により行動不能に)」「ポーション・オブ・スタン(麻痺により8ターン行動不能。但しHPダメージを受けると解除)」「ポーション・オブ・スピン(サキュバスの攻撃の様に8ターン混乱して移動・攻撃目標がランダム化)」なんかを持っていたら逆に敵ダンジョン内で引っ張りまわして危なくなったら足止めする方が手っ取り早いかもしれない。但しかなり狭い道が多いのでポーションで足止めするポイントには注意。自分の道を塞ぐ事にもなるやもしれない。
登場するザコ敵の中で特徴的なのはビッグロックとドラゴンフライ。ビッグロックは
STAGE10で出てきたミニロックの成長形の方。やはり倒された後ミニロックに戻り8ターン後再復活する機能を持っている。ミニロック状態を捉えるのは困難なので兎に角目の前の火の粉だけ払う感じで相手すると良いだろう。その為、一撃で倒せる武装(STAGE20で入手したブロードソードなど)にしておく事。もう一方のドラゴンフライは防御力無視のブレスを放つ飛行クリーチャー。イメージ的には空飛ぶファイヤポット(STAGE13参照)みたいな感じ。威力は無いがちくちくダメージを受けるのは少し難儀。面倒なら遠くからモンスターテイマーやブック・オブ・アンサモンを投げつけるも良し。
後、当然ながらリザードマンも居る。リザードマンはブロードソードを装備しても倒すのに3ターン掛かる鬱陶(うっとう)しい敵。マジシャン系で遠巻きから倒すのもやはり面倒なので、アイアンアックスくらいの強力な武装でパワーで押し切るか、アンサモンした方が手っ取り早いだろう。前述の様にフィールドが狭いところも多いのでネゴシエイターで「説得」するのは却って道を塞ぐ事にもなりかねない。

  ギルス「と云う事で既に対策は万全!お前に勝機は無い!」(←敵ダンジョンでボスを引っ張りまわしながら云っている
  リザードキャプテン「ガアア待ちやがれぇ・・・・・・」(
←ギルスを追い掛けながら云っている
  ギルス「
ついでに云えば今回自ダンジョンに誰も召喚してないしアンサモンでカード化した奴を拾って壁に使ってるからホルスは今回も出番無し!
  ホルス「
・・・・・・くそういいんだどーせオレなんてただの引き立て役なのさ・・・

確かに筆者はセティとイシスを優先的にデッキに組んでいる。残MP次第ではホルスは最初から居ない事も多い。でも、別に女のコなキャラクターばかり選り好んで使ってるわけじゃないのよ。筆者は基本的に見てくれ系なキャラは敬遠して、カタくてパゥワーの有る奴が好きなんだもん。そー云えば、初代の「ファイヤーエムブレム」(でもスーファミ版)ではお馬さんな連中は一切使わずドーガとかゴードンとかサジマジバーツばっか重点育成してたしなぁ・・・。ペガサス三姉妹?ンなの一度も戦場に出してないさ。「トライアングルアタック」ってサジマジバーツが三方からタコ殴りにする事と違うのか?(違います)大体あんな小娘ども貧弱貧弱ゥ!オレにはミネルバ様さえ居てくれりゃそれでいいのだ!(←ナンか違う)

 

 

 

 兎に角、逃げ回ったギルスがジュエルを押さえて勝利。出番が無かった腹いせにホルスは能書きを垂れる前にリザードキャプテンに止めを刺す。チーフリザードよりも酷い扱いだ・・・

  老人「お蔭で助かりました。」
  セティ「でもこの村は自治区とは云えスーマール領でしょう?なぜ帝国のナイトに攻撃されていたのですか?」

「森の民」エルフ達は滅多に外界に出ない為に噂の域を出ないのだが、老人の話によると、約一年前から帝国は暴政を振るうようになったらしい。元来皇帝バルスツーカは厳格ではあるが残虐非道ではなく、寧ろ国を規律よく治めた名君であったらしい。そもそも隣国バビリムとも友好的な外交関係を築いていたのだ(ところで、ゲーム本編ではギルスの父、つまりバビリム国王については何も語られてはいない。若しかして既に死亡?)。「一年前を境に皇帝は変わった」、これが巷間(こうかん)でのもっぱらのウワサであると云う。

  ホルス「一年前に何が・・・?」
  ギルス「
一年有れば敵が『未確認』から『未知(アンノウン)』になったり、魔女見習いが一人増えて花屋がお菓子屋に変わるくらいの変化は有り得るけど・・・?
  セティ「(もじもじと)あのギルスさま・・・、ソレは少し違うと思いますぅ・・・」
  ホルス「ほっ、」
  ギルス&セティ「?」
  ホルス「
(良かったセティがツッコミに入って。このまま妹までカン違い系のボケ役に回るんじゃないかと内心ヒヤヒヤしてたぜ・・・)

・・・まあこちらも話に収拾付けたい事情も有るし。

  老人「お礼と云ってはなんですが、あなた方の事を占わせて下され。」
  ギルス「じゃボクはギャンブル運。」
  セティ「(横目でギルスを見て)そ、それじゃわたしはれ、恋愛運を・・・」
  ホルス「
なに考えとんだお前らは!
  老人「(無視して)・・・・・・・・・む。こんなん出ました。・・・あなたはいずれ『鏡に映りし自分』と対峙する事でしょう。あなたが如何に自らを偽ろうとも、鏡に映りし相手もまた同じ姿を以って現れる。『鏡に映らぬもの』を以って相対すべし・・・・・と。」
  ホルス「ナンだそりゃ・・・?」
  ギルス「
什麼生(そもさん)!鏡の前に立って鏡に映らぬものとはコレ如何に?
  セティ「えっと・・・その・・・・・・、参りました。」
  ホルス「
何禅問答なんかやってるんだ!『一休さん』ごっこのつもりかっ!?
  ギルス「いずれにしても、
言葉の意味は良く解らんが兎に角凄い自信だ(ヨサク風味)、もとい言葉の意味は解らないけれども兎に角心には留めておくよ。」

ホントに解らない?結構見当付きそうなものだがなぁ。まあいずれ解る事にはなるけどね。

 

 

 

 ギルス達は村を後にする。それでは次回は「国境の街メドーラ」からお送りします。

 

 

☆つづく☆
 
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