当コーナーの記載事項はある程度実際のプレイに基づいていますが、時として嘘・強調・紛らわしい表現が多分に含まれている恐れが有ります)

 

ドル足掻記
「STAGE2:ゴブリンの洞窟」

 

 

 

  カリア「ねえ、あなたバビリムの王子だって云ってたわよね。バビリムって云えば・・・英雄ギルガメスの伝説の国よね?」

 「ドルアーガの塔」で語られるバビリムの伝説について簡単に触れておこう。このゲーム本編の時代より100年昔、恐るべき魔王ドルアーガがバビリムの上空に鎮座する神の至宝「ブルークリスタルロッド」を奪い、天高く聳え立つ(そびえたつ)塔に立て篭もり、地上を闇の支配に包もうとしていた。その野望を打ち砕いたのがアヌ神より黄金の鎧を授かったバビリム王子ギルガメス(通称ギル)と女神イシターの巫女カイ。ドルアーガは打ち倒され黄泉の国に封じられ、ブルークリスタルロッドは再び天空に返還され、ギルはカイと結婚してバビリムを平和に治めたと云う。
・・・実際の所は、当初ギルが
大怪我コイた為にカイが単身塔に乗り込むも返り討ちに遭い石に変えられ(カイの冒険)、キズが回復しブチ切れたギルが力にもの云わせてドルアーガをブッ倒し(ドルアーガの塔)、今度は復活したカイがロッドの魔力にモノ云わせて主導権を握りギルを只の「肉の盾」扱いにし(イシターの復活)、最後に地方行脚して(ザ・ブルークリスタルロッド)終わり、といった感じ。・・・かえってワケ解んない?んー、先の伏線とか前作とは異なる新設定とかあって、迂闊にまだ話せないのよ。また追い追いストーリーには触れていくので。

  カリア「それにしても英雄ギルガメス様の伝説は壮大なお話よね。ギルガメス様とイシター様の巫女カイとのロマンスも話に華を添えているし。・・・うーん、あたしもあんな恋がしてみたいなぁー♪」

 「あんな恋」て恋人が落盤事故に遭った上に自分はお仕事ミスって悪魔の呪いで石に変えられるよーな恋かいな。まあ確かに恋人が自分を救けに単身危険も顧みずやって来るなんてのは燃える(「萌える」とゆー表現は好きくないので使いません。悪しからず)シチュエーションではあるな。にしても、ギルスの前でこんな事ズケズケ云う心理は彼を誘っているのか、はたまた単に彼を男としてアウトオブ眼中で喋っているのか微妙な所ではある。少なくとも恋愛経験の無い筆者には女心って解んないや。
しかし、「あんな恋」が思わぬ形で実現(?)しようなどとは、この時二人には想像する余地さえなかったのであったが・・・・・・・・・(おう、意味深発言だ!)
そんな会話をしている道中で。

 

 

 

  ボスゴブリン「ヒャッホー!襲え奪え荒らし捲れェッ!!」
  近隣の村の老人「あああ村が襲われる誰か助けてくれえ!」

  カリア「ギルス、あれを!」
  ギルス「む・・・、ゆ、許せん!」
  カリア「そうよ直ちに奴らの本拠のダンジョンに攻め込みましょう!」
  ギルス「
前回のボスが『ボススライム』で今回のボスが『ボスゴブリン』、ステージタイトルに飽きたらずボスの名前までもが安直にも程がある!許すまーじ!!」
  カリア「そっちかい!」

 

 

 

 まあ兎に角戦闘開始となりました。今度は『ゴブリンの洞窟』と云う事で敵のメインは当然ながらゴブリン。あとメイジスライムも彩りとして登場する。
 ところでこのゴブリン、緑の帽子をかぶった小人と云う風貌で、これで
笛でも持たせたらパノッティって感じもするんだけど筆者はぷよぷよで折り返しが巧く出来ないから6連鎖が限界なんてとても恥ずかしくて書けないんだけど(←書いてないが打ってる!)、ゴブリンって攻撃がジャンプして踏みつけるってなもんだから思わずあの「類似クン」連想したよ。誰って?ホラ居るじゃない、兄と同等の風貌でかつては相棒だったのに彼が有名になるに従って影が薄くなり登場機会も減ってしまったあの自称元配管工の弟クンだよ。アメリカじゃ(映画などで)兄が助けた姫様と結ばれるなんてある意味美味しいトコ取りな設定を設けてもらっても何か虚しい彼。でも筆者、自分が次男坊だったからでも無いと思うけれど、基本的には「弟使い」だったなぁ。・・・・・・「2」以外は。特に「USA(通称「夢工場ドキ△キパニック)」での「もったり感」はいい味してたなぁ。まあそれはともかくこのゴブリン、序盤こそコストの安さとそれにしては高めのHPで使用機会は多いものの、中盤以降戦闘能力に決め手が無い事から影が薄くなり、出番が無くなっていく。まさに彼と似た境遇・・・・・・はっっ!!(ゴメンよオレを含めた全世界の弟使いの人達!!)
 ・・・なんでこんなどーでもいい事ダラダラと書いてるかって?
そりゃあココがあっさり終わって特に書く事無いからだよ。

 

 

 

  ボスゴブリン「それは聞き捨てならんなぁ。ならば見せ場を作ってやる!喰らえ渾身のマトック攻撃!!」
  『しかしギルスはすばやく身をかわした!』(←ドラクエ風?本ゲームではこんなメッセージは出ない)

・・・だからそれがいかんとゆーに。ボスゴブリンは「さびたマトック」を装備している。これにより攻撃力は1上がるが、命中率が30%下がる。命中率が落ちる分最弱の武器「ダガー」にも劣る、壁掘り専用で武器には使うべきではないアイテムである。何でお前はこんなん付けて困難な道を選ぶかっ!?大体コレではデフォルトの「踏み付け攻撃」じゃないからさっきのネタ(弟ネタ)使えないじゃないかっ!前回でブロンズソードを入手し、攻撃力のアップしたギルスの前では敵ではない。
ああそうそう、別にわざわざ云う必要も無いのだけど、こーゆーターンバトルタイプのゲームでは敵にはこちらの間合いまで入ってもらってから常に先制攻撃を取るように心掛けようね。
 結局、ボスゴブリンは本人の云う様な見せ場を作る事なく敗北する。

  ボスゴブリン「あああ、兄貴ィオレってやっぱり引き立て役なのかぁっ!?」

「兄貴」って誰だ。・・・しかし、弟って上△和也もアス△ラもバト△フィーバーJの怪人の巨大ロボットもみんな引き立て役だったなぁ・・・(←兄だって引き立て役の事が有るぞ!ラディッ△とか・・・)。・・・でも、なんかこのネタ、クメタさんのマンガに有ったような気がする。

 

 

 

  村の老人「有難う御座います。おかげで助かりました。・・・・・・そうですか、バビリムに向かわれるのですな。バビリムへ向かうにはここから南にある『リビルの森』を抜け、砂漠の王国『イシス』を越えなければならぬのですが・・・」

おっとお約束の状況説明セリフだ。ジジイの話は長いから(「ブルークリスタルロッド」で経験済み)、簡単に云うとバビリムへ向かうのに必ず通らないといけない「リビルの森」は森と自然の女神フンババの聖地であり、彼女の許しを得られないと入ったが最後出る事が出来ずに死ぬまで中をさ迷わなければならないと云う。・・・じゃああんたらそんな通行不能な森に囲まれた「陸の孤島」に住んでるんかい。

  村の老人「お礼にコレを差し上げましょう。きっとお役に立つかもしれません。」

老人はイーグルのスペルカードをくれた。イーグルは飛行型の特性を持ち、弓には弱いがダメージ床を無視し、スネーク等の地面を這うタイプのクリーチャーの攻撃に対する回避力が高い。序盤クリーチャーにしては戦闘能力のバランスがいいが、コストも少々お高めなので多分しばらくは使えそうに無い。本当の意味で「お役に立つ『かも』」だ。

 

 

  カリア「それじゃ、リビルの森へ行ってフンババ様のお許しをいただきましょう!」

 

 

 村を後にする二人。・・・・・・・・・そして、その様子を遠くから眺める青い影。親指を鼻に突っ込んで掌を開いた瞬間鼻腔をえぐって鼻血ダラダラ大丈夫かい赤影さぁん!

  ???「違うわい!・・・・・・コホン。・・・くっくっく、ついに見つけたぞバビリムの王子・・・・・・」

 

 

 なんか話が急展開するよーなしないよーな期待感を抱かせつつ、待て次回!

 

 

 

☆つづく☆
 
・一話先に
・一話前に
・戻る