藻汐艸

 

『藻汐艸』は、飯沼一寿(関弥 : 貞吉弟)が著した自伝で、 家族や親戚に関する記述も多いです。また、明治期の生活、世情についての資料価値もあり、大変興味深い文献です。
原本は飯沼家蔵、複写資料が会津図書館にあります。図書館の複写版は最後に収められている「中根秋錦尼書翰写」が途中で切れてしまっている為、飯沼貞吉(貞雄)氏の令孫、飯沼一元氏よりコピーをいただき、解読を助けていただきました。また、「追憶夜話」中、読みづらい漢字の判読を幻想会津歴史館の常盤様にご協力いただきました。ここに御礼を申し上げます。

旧漢字・旧仮名遣いは現代のものに改め、管理人の判断によって原文にはない句読点を入れたり、( )等でふりがなや説明を加えている箇所があります。また、手書き史料の為、判読の難しかった箇所はで示しています。


追憶夜話 (一)
追憶夜話 (二)
追憶夜話 (三)
七十年前の思出
中根秋錦尼書翰写
一正詠草
 
玉章詠草 


・ 中根秋錦尼は、西郷十郎右衛門近登之の四女せい(清)で、秋錦は雅号。米代一ノ丁に屋敷を持つ中根幸之助(三百石)に嫁しました。山川大蔵(浩)、健次郎らの母えん(長女)、飯沼貞吉、関弥らの母ふみ(文子、三女)の妹にあたります。




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