(当コーナーの記載事項はある程度実際のプレイに基づいていますが、時として嘘・強調・紛らわしい表現が多分に含まれている恐れが有ります)
♪ほんわかわんわんほんわかわんわんほんわかほんわかわん・・・
カイ「な、な、なんなのよこの喜劇チックなBGMはっ!?」
ナーガル神「ほお、来たンかジブンら。」
ギルガメス「こ、これは・・・・・・」
ギルス(ダハツク三匹と対峙中)「なんて・・・・・・」
ギルガメス&ギルス(別々の場所から声を合わせて)「なんて臨場感緊張感満点なんだろう!!」
カイ「アホかーーーーーっ!!!」(ハリセンでギルガメスの後頭部をはたく)
ギルガメス「ぐ・・・カイ、見事なツッコミだ・・・(ぺふぺふぺふ)」
ナーガル神「っちゅーか、ジブンもしっかりお笑いモードに入っとるやんか。」
カイ「えっ!??・・・・・・・・・。やだ・・・(ぽっ)」
『さすが「西」は笑いの本場。場の空気がみんなをボケとツッコミに誘(いざな)ってくれる。夏休みのイイ思い出になりました。また来年も行きたいです。まる。ぎるす』
ダハツク・JUN「って、ナニ突然絵日記なんか書いとるんや兄チャン!?」
ギルス「イヤ何となく。」
ダハツク・チョー作「現実逃避かいな?」
ダハツク・しょーじ「現実逃避なんてとうひよう(どうしよう)っ!?」
ダハツク・チョー作「せやけど、そんなんナンの解決にもならへんで。」
ダハツク・しょーじ「かいけつカイカイケツ掻いて嗅いだらくっさー。」
ダハツク・JUN「まあ兄チャンにハナから勝ち目はあらへんねやけどな。」
ダハツク・しょーじ「チャラリ〜鼻から牛乳〜〜♪」
ダハツク・JUN&チョー作「さあ、どないする兄チャン!?」
ギルス「ぐっ・・・」
ダハツク・しょーじ「どないって、取り敢えずワイを無視せんでぇなぁっ!?」
・・・しかし、書いてる筆者がこの「三匹」の掛合いイヤになってきた。行数喰う割にそれほどオモロくないし・・・・・・
ナーガル神「戦力は圧倒的な差が有りよるな。なんぼアヌのシモベやゆうても、この程度かいな、ええギルガメス?」
ギルガメス「確かにギルスは力・技量ともにまだまだ未熟でしょう。しかし、あの子にはその差を埋めて尚且つそれを覆す『機転』が有ります。そうでなければ、あのダハックを倒した我々を乗り越えてここまでは来れないでしょう?」
カイ「イシター様や、他の神々が認めたあの子の秘めた実力・・・」
ナーガル神「フン、まあエエ、ならその実力とやら、見せてもらおうかい。」
実は本ステージはステージクリア後のストーリーも意外と長引くのでそろそろ解説コーナーへと移ります。
前回にダハックの戦闘能力について語りましたが、彼の攻撃力は異常に高く、通常の手段で倒すにはドラゴンバスター+ゴールドアーマー、そして大量の回復ポーションが必要となるでしょう。
ただここまで当コーナーを読み進められてきた方には最早釈迦に説法では有るのですが、ファイアシールドさえ有ればダハックからダメージを受ける事は無いので楽勝です。筆者はファーストプレイ時はファイヤシールドの存在さえ知らずクリアした(入手出来なかった上に敵パラメータも見てなかった)から云うわけでも有りませんが、コレの有無だけではっきり云って中盤以降のゲームバランスめちゃ変わります。極論すればコレ装備するだけで何も考えずともこのステージクリア出来るし。
では、ファイヤシールドの無い場合?恐らく多くの方は前述のフル装備でダハックを仕留めるものと思います。回復はハイプリとかHP全回復のポーション・オブ・メガヒールとか使って。でも筆者はコイツは敢えて倒さない方がベターだと思いますの。理由は以下の通り。
@ダハックは武装していないので倒しても戦力に変化は無い
A基本的にギルス追尾なので攻め込まれる心配が少ない
Bブレスが三方向だろうが、投射型アルゴリズムなので回避は容易
Cそもそも、ザコで止めるのは困難でピケを張る必要もあまり無い(ハイプリが3体以上必要な上、そのハイプリが流れ弾で死ぬ)
まあこんな感じなので、ダハックを生かしたまま泳がせてカギを集めるのが利巧でしょう。ブック・オブ・マップで侵攻ルートを決める際、ワザとジュエルより遠いカギから集めるのがポイント。
敵ザコはブラックドラゴンとフェニックスがメイン。共に攻撃力は有りますが一撃を受けないように先制を取れば問題なし。ここまで来れた人にそこまでの説明は不要でしょう。ダハックに追われたとしても、御馴染みスタン剤なんかで固めりゃ問題無いし。
ギルス「と云う事で、コレでも喰らって止まってチョーだい!!」(スタンを投げ付ける)
ダハツク・チョー作「ナンで止まらなあかんねん?黄色(スタンの色)は『アクセル全開で突っ切る』ちゃうんか?」
ダハツク・JUN「・・・『注意せよ』やアホウ。」
・・・それも違う。本当は「急停止すると危険が及ぶ場合以外は停止」である。
しかし、黄色や赤の信号でも滑り込んでいく、関西人ドライバーってタチ悪いイメージが有りますが実際のところタチの悪い奴はドコにでも居ます。ただ関西は平均的にみんなそんな傾向が有るだけなのです(←それが問題なのでは?)
ただ筆者、道交法違反を推奨する訳でも有りませんが、関西って「みんな同等の強引さ」だけに大体周囲の動きが読めますからやりやすいのも事実です。寧ろ、他地方なんかの方が「周囲の流れと違うゴーイングマイウェイモードな運転」の方が居て困っちゃうケースも有ります・・・。まあ、結局関西は関西のローカル交通ルールが有るものと考えた方が良いのかもしれません。・・・異世界なのか関西は?
ダハツク・チョー作「とか云っとる間に動けんよーになってもーたやないか!」
ダハツク・しょーじ「いやぁスっタンもんだが有りました、」
ダハツク・JUN「それは『すったもんだ』やろうが!」
ダハツク・しょーじ「『吸った揉んだ』!?いやんバンカーー!!」
ダハツク・チョー作「ぐわぁツッコミ入れたいけど炎が吐けンがなっ!」
ダハツク・JUN「結局、わいらナンやったんやろうかな・・・・・・?」
・・・筆者にも判らなくなった。取り敢えず「ダハツク三匹」出番ここまで!!
ナーガル神「ほう・・・結局、一度もダハックを倒さずにクリアしよったか。」
ギルガメス「如何ですかナーガル様?少なくとも、ギルスは私と違い『力』のみを頼みとする以外の戦い方も出来る。だからこそ、これまでの幾多の試練を打ち破ってきたのです。・・・・・・さて帰るかカイ。みんな稽古を待っている。」
カイ「『劇団マルドゥック機関』本気なの(STAGE52後編参照)?・・・と云うか、帰っちゃうの?わたしの子孫、カリアの蘇る場に立会わなくてイイのっ!?」
ギルガメス「・・・だからこそだ。君には出来れば見てもらいたくない・・・」
カイ「えっ?」
カイはナーガル神を見やる。しかし冥界神はまるで顔を背ける様に向こうを見ている。
ナーガル神「さーてホンなら約束通りヤッてやろかいのー・・・」
カイ「・・・・・・」
前回やSTAGE52後編で触れた通り、ナーガル神もギルガメスも何かを知っている。しかし、それを追求する間は、そして必要さえも無い。もうすぐ、その答えは出るのだから。
ナーガル神「よおヤッてくれよったな。ジブンらの意志は確かに見届けたで。ほなら、約束通り、イシターの巫女の・・・・・・の前にもっかい訊くで、『ホンマに、どんな結果になってもエエ』ンやな!?」
ギルス「大丈夫!コレはパソコンのダーク系Hゲームでなく、お子様を訴求対象にしたゲーム機のソフトなんだからそんな悲劇的結末にはならない筈!?」
クローヴィス「凄く実も蓋も無い根拠だね。それに『筈!?』って君も実は不安なのかい?」
ナーガル神「その決意判った(←ドコで?)。ほなら・・・」
冥界神は指を鳴らす。すると、ギルスの荷袋から一枚のカードがせり出てきた。カリアのカードである。そのカードが光芒を放ったかと思うと、バビリムのイシター神殿に安置されているカリアの遺体が床に横たわった形で現れた。死後の世界を司るナーガル神が遺体でありながらカリアを強制召喚したのである。
ところで、ここの描写は思いっきり筆者のオリジナルである。ゲーム本編のナーガル神の神儀では、蘇生させてるのが「魂」か「身体」なんか良く判らないから。「身体」はSTAGE31で一応奪還出来たんだから、この様に「魂」だけ蘇生させる描写の方がしっくり行くと思うのですが如何でしょう?
あ、因みに、ゲーム本編ではこのシーンで蘇生するカリア、さり気におヌードなのですが、やっぱり例の児童様な条例に抵触したくないし今この場に居るギルスやクロちゃん、読者の方々、そして何より今この文を打っている筆者が変な想像(!!)を逞しくしない様に衣服は着たままです。悪しからず。
ナーガル神は両脇で浮遊していた剣と盾を掴むと、まるで魔法文字を刻み込むかの様な変わったジェスチャーを行い始めた。最後に剣の切っ先をカリアに向けると、彼女の横たわる床に魔方陣が浮び上がった。
更にその魔方陣の上に一枚のカードが現われる。ナーガル神の肖像を描いたそのカードは数回その中空で錐揉み状に回転した後、巨大な石板へと変化をする。久々に登場「神のプレート」である。
ナーガル神は剣を振り下ろすと同時に「プレート」の力を顕現する神言を叫んだ!
『求めに応じ、死の顎(あぎと)より汝らの魂を解放せん!!』
ギルス「アギト!?ボクはギルスだよっ!!」
クローヴィス「やっぱりアギトネタを使ってきたねギルス君。じゃあ僕は氷川刑事かい?」
ギルス「さりげにホスト系顔の氷川さんを選ぶなんてちゃっかりしてるねクロちゃん!」
観てない人には解らないよな。まあ取り敢えずカリアに「目覚めよ、その魂!」とだけ云っときましょう(?)。
ま、まあ兎に角、次の瞬間轟音と共に石板の中心から光が溢れ、周囲を光に包んでいった。そのあまりの眩しさに、ギルスもクローヴィスも目を思わず閉じてしまう。
そして、光が治まり、ギルスは恐る恐る目を開いてみると・・・・・・
目の前に少女が横たわっていた。
先程はただ横になっていただけだが、今はまるで赤子の様に両膝を抱えて丸くなった形で蹲(うずくま)っていた。
閉じられていた両の眼(まなこ)は開かれており、ただ白かっただけのその肌にも僅かながら赤みがさしている。
ギルス「・・・・・・・・・。カリアっ!!!」
少年は少女の元へ駆け出す。遂に還って来た。取り戻す事が出来た。失って初めて気付いた、何よりも大切なものを。
いつもなら思わずなにわ小吉先生の新人時代のネタの如く駆け寄りながら抱擁すると見せかけて覆面レスラーに変身しつつフライングクロスチョップを掛けようなんてボケをかますところだが、ギルスはそんな邪念は頭の片隅にも沸き起こらずにカリアを抱え上げる。
ギルス「カリア!ボクだよ!!ギルス・・・だ・・・よ・・・・・・?」
その時ギルスは気付いた。少女の瞳は見開かれているが、その焦点は虚ろで定まっておらず、そしてその瞳に自分が映っていない事に。
カリア「・・・・・・・・・・・・・・・」
ギルス「カリア!カリアっ!!どうしたんだよ、ねえ、ボクだよ!一体・・・?これはどーいう事なんですかナーガル様!?カリアは蘇ったんじゃないですか?若しかしてこの先からはダイヤルQ2でないと繋がらないんですか?酷いやサギだ!!金返せ!クーリングオフを請求しますッ!!」
ナーガル神「ええい落ち着かんかい!大体ジブン金なんか払っとらんやろが!!それにQ2って何やワシはエロサイト管理者かっ!?・・・エエか、この娘の『魂』は蘇っとる。しかしな、『心』が蘇ってない、閉ざされたままなんや・・・」
ギルス「『魂』がオーケーで『心』がアウト?何なんだよボクには解らないよ?まるで最初に来た時に母親と父親が結ばれないと自分が産まれないなんて危惧してながらその後『未来は無限個に存在する』なんて矛盾を平気で云い放つトラ△クス君みたいな小理屈じゃないかっ!?」
ナーガル神「だからンな意味不明な例えを持ち出すなっちゅーねん!!」
・・・でも、確かにここの件(くだり)は筆者も良く解らなかったので筆者の勝手な解釈コミで説明すると、アンシャーがカリアを供物とした「闇の儀式」とは、彼女の心に「呪いの種」を植え付けるものだったらしい。この「種」は犠牲者の心に巣食い、「憎しみ」「妬み」「苦しみ」と云ったマイナスの感情を止め処なく生み続ける。そして、その感情に苛まされる苦痛が、闇のものの格好のエサとなるのである・・・
ナーガル神「ましてや、この娘は神に仕える巫女や。元が穢れの無い魂であるが故に、さぞかし奴らには美味やったんやろな・・・・・・」
クローヴィス「何てことだ・・・」
つまりは、今尚カリアの魂は闇のものに貪られ続けているのである。そして、彼女はそんな自分の心を恥じ入って、心を閉ざし、体と一つになるのを拒んでいる。そしてそうする(正確には、アンシャーがそうなるように仕組んだ)事により、永遠に彼女の心は闇の供物となり続ける・・・終る事の無い悪夢。「死」さえも許されない呪い。これこそがアンシャーが「魂の牢獄」と呼ぶ悪の秘儀である・・・
冥界神は続ける。「その巫女の魂を救う方法は二つに一つ」。一つは呪詛の根源であるアンシャーを滅ぼし、「呪いの種」を消し去る事。そして、もう一つは・・・、今ここで彼女に止めを刺し、彼女がこれ以上闇に苦しめられないようにする事・・・
クローヴィス「バカな!そんな事が『救い』になるなんて!!」
ナーガル神「なんやねん『バカ』やと!?・・・ジブン死んだ後地獄行き決定な。」
ギルス「関西人(?)に『バカ』って云うからだよクロちゃん・・・」
ヘンな話ですが、普通神を怒らせて呪いを受けても、大抵死ぬ時点で終わりですよね。でも・・・死の世界を司る神サマを怒らせたら死んだ後も永遠に苦しめられるんですよね。皆さんも気をつけましょう&クロちゃんご愁傷さま。
ところで、よく「関西人は『アホ』と云われるより『バカ』と云われると怒る」と云いますが、実際どうなんでしょう。別に言葉自体に差異は関係無いと思うのですが、確かに関西弁に「バカ」って語呂が合わないんですよね。だからこそ、「バカ」と云う言葉に違和感を感じて、過剰に反応するのでしょうか・・・って、今回は「関西人生態一口メモ」やってるのかオレは?
しかし、冥界神はクローヴィスの疑念にこう切り返す。「寧ろこの方が確実なんやぞ。」
つまり、アンシャーに敗れてしまった場合、二度とカリアを救うものは現われないのである。しかし、今ここでカリアに引導を渡せば、少なくともこれ以上彼女自身が苦しむ事は無くなる。
ナーガル神「今やったら、特別サービスでその娘を『ニルヴァーナ(冥界に於ける楽園。ギルガメスの父、マーダックの魂もここに在る)』に送る事を約束したるわ。・・・やけど決めるのはジブンや。どーする、ギルス?」
ギルスは改めてカリアに歩み寄り、その身体を優しく抱きしめる。そして・・・耳元に口を寄せ・・・
ギルス「ふっ(息を吹きかける)」
カリア「・・・・・・・・・」
クローヴィス「もう行数相当喰ってるんだし、そんな小ボケはいいよギルス君!」
ギルス「ごめん。・・・・・・カリア、キミにもゴメン・・・。もう少し・・・もう少しだけ、待っててくれるかい・・・、アンシャーを倒して必ず・・・必ず、キミの『心』を救ってみせるから・・・・・・そして、今度こそ一緒にトーダイに・・・」
ナーガル神「またそのネタかい。まあエエ、よお云うた。それでこそアヌの奴が認めた『光の勇者』ちゅうもんや。その決意に報いたろう、コレを受け取るがエエ。」
ナーガル神が授けたのは先程自身が使った「サモンズ・オン・ナーガル」。ルーム内の総ての死体が復活する。敵の死体も復活する事・消滅した死体には効果が無い事に注意すれば、ピケのサポートには使えるカード。あまり筆者は使わなかったけど。
更に、ナーガル神はアンシャーの魔宮へ続くワープゾーンを開いてくれた。いんたーみっしょんで触れている通り、彼の領域は結界が張られているので、通常の方法では侵入出来ないのだ。
ナーガル神「ジブンは敢えて険しい道を選んだ。だが、それこそギルガメスに連なる勇者や。ジブンなら・・・『光』を再び地上に戻せるかも知れんな。やけど、アンシャーは手強い。まあ、精々キバりぃや。」
カイ「・・・これが、わたしに見せようとしなかった理由・・・?」
ギルガメス「ああ。きみがドルアーガに石にされていた時のように、あの娘も今辛苦に晒されている。だから・・・きみに、あの時を思い出させるような事はしたくなかった・・・」
カイ「ギル・・・、でも大丈夫。わたしにはあなたが居て、そしてあの娘にはギルスが居るのだから・・・」
ギルガメス「ギルス・・・いよいよ正念場やぞ・・・」
カイ「・・・あの・・・ギル、関西弁うつってるんやけど・・・(←アンタもや)」
兎に角!いよいよ正念場。次は遂にアンシャーとの直接対決!WORLD7最終ステージ「アンシャーの魔宮」です!!