(当コーナーの記載事項はある程度実際のプレイに基づいていますが、時として嘘・強調・紛らわしい表現が多分に含まれている恐れが有ります)
セティ「こんなところに・・・、ダンジョンが?」
ここはスーマール帝都の南の外れ。地下を掘削したらしい跡と怪しげな建造物と「KEEP OUT」と書かれた看板が立っていた。
ギルス「昔はどこの遊園地にもあったものじゃがのう・・・(しみじみ)」
ホルス「それはいつドコの話だ?大体ダンジョンと巨大迷路のアトラクションと一緒にすんなよ!」
厳密には、ダンジョンとは「地下聖堂」とか「土牢」を意味する単語。「迷宮」を表すのなら、本来は「迷路」そのものである「メイズ」か、ギリシア神話に由来するダイダロスの迷宮「ラビリンス」を使うのが正しい。・・・ところで、「ダイダロスの迷宮」って本当は一本道だったって知ってます?
ユフタル(将軍じゃなくなったのでこの表記)「ここはアンシャーの奴めがガレオとか云う魔道士に命じて、何か怪しげな実験を行う為に造らせたものです。その為に、村が二つ潰されました・・・」
セティ「そんな・・・」
ギルス「それは酷い。『実験場』として魔界都市を造り上げるのにだって新宿区一つで済んだと云うのに!!」
ホルス「すまん。それ何か解らんからツッコミ入れられん・・・」
マンガ「魔界都市ハンター」(秋田書店)のお話。原作者・菊地秀行の代表作「魔界都市・新宿」の外伝+後日譚的存在。この作品の中では、魔界都市・新宿は進化を司る超越者(「神」の呼称を用いていたが正体は不明)が行き詰まった人類を次世代の存在に進化させる為にその先達となる「選ばれし者」を選抜する実験場として造り上げたものだとされる。実はSTAGE3の「かかって来い!」「来れないから行く!」のやり取りはこの作品を参考にしてたなんて気付いた人居るかしら。
魔道士ガレオ「ふん、裏切り者めが何をほざくか。」
転移魔法を使ったのか、突然一人のマジシャンが目の前に現れた。
魔道士ガレオ「まあ良いわ。アンシャー様より授かりし『ブレイクスペル』を以ってバビリム王子ごと葬り去ってくれる!」
ギルス「『ブレイクスペル』!?ちょっとそれ喰らってみたい!」
ホルス「まさかそれ喰らったら一躍大ブレイクするなんてボケじゃあるまいな?」
魔道士ガレオ「そうだったのか?うーむ私も自分で喰らいたくなったぞ。」
ホルス「本気にすんな!」
ギルス「違うよホルス。きっとこれを喰らうと『BREAK TIME』とか云って画面にコーヒーカップの絵が出て休憩時間に入るはずなんだ。」
ユフタル「おおそれは画期的!」
セティ「正に『慌てない慌てない一休み一休み』ですね☆」
ホルス「アホかお前ら!!任天堂ファミコン版二人打『麻雀』じゃないんだぞ!セティもなんでまだ『一休さん』ネタを引っ張るのだ(STAGE24参照)!?大体何でこのコーナーはこうもわからんちんどもばっかりなんだオレも何だかとっちめちんしたくなってきたぞ!!」
カリア「ツッコミキャラを維持し続けるのがキツいってやっと気付いた・・・・・・?」
スーマール城の一室に監禁されているはずのカリアが何故かそう呟いた。
それにしてもコイツら名称まで「ブレイクメイジ」だしなあ・・・。やっぱり内心ではブレイクしたい願望でも有るのかしら。で、このブレイクメイジは「ドルアーガの塔」で云う所の壁を壊す呪文使い、ドルイドである。結局ブレイクってのは壁を「破壊」するって云う意味なんだね。「ドルアーガの塔」では基本的にはドルイドはわざと生かしといて壁を破壊させてマトックを温存するのが常套戦略であったが、本作でもコンセプトとしては近いものが有る。
ただ、注意しておきたいのはマッドエレメント同様、敵が射程ライン上に居ないと攻撃を放たない点。その為、必要な壁を壊す為にはブレイクメイジを誘導する必要が有るし、またその壊した壁から進入するのにはブレイクメイジの攻撃を受ける危険が出てくる。この場合、アンサモンや弓などで対抗すると云った手段を講じると良い。
このカフカスの迷宮はブレイクメイジ、バジリスク、ウィル・オー・ウィスプといった魔法攻撃な連中が多いので兜装着にしておけば良いだろう。しかし、このウィル・オー・ウィスプだけは少し注意が必要。
ギルス「判った!頭ン中がヒーホーなんだ!!」
セティ「メガテンなジャックランタンですか?」
ジャックランタン(ジャック・オー・ザ・ランタン)はハロウィンで使う南瓜提灯の事だけど、要は人魂とか鬼火とか、そんな類の事。エゲレスとかではウィル・オー・ザ・ウィスプとか云うのだ。何かウィルさんとか云う人の魂が成仏出来ず現世を彷徨うとかの話で、沼地に現れては人をおびき寄せて沼にハメて殺すとか云います。ま、これについては実は沼地に発生したメタンガスの発火現象だとか云いますし、昔の本には発光バクテリアとか「雷球(今で云うプラズマの浮遊現象)」とかとも云われてましたな。
ギルス「そうか!前回の麦畑消失はグレイな奴等がウィスプを使ってプラズマがミステリーサークルで・・・」
ホルス「いい加減そこから離れろ!」
ローマル平原に畑が無くなってたのは帝国の暴政で農業すら衰退した事情によるんだけどね。
えーと、また大分横道に逸れたけれどもこのウィスプどもは移動・攻撃がランダムで(やっぱヒーホーか?)、HPも3しかないのだが、物理・魔法の防御がベラボーに高く、おまけに被ダメージが強制的に1になると云う特典付き。つまり、ブレス攻撃以外では倒すには3回攻撃を当てないといけないわけ。時間が掛かる上に、攻撃力もそこそこあるので接近戦は出来れば避けたい。アンデッドだから復活も有れば説得・調教も無効。バイブルやエクソシストが有効だがこの場合アンサモンが一番手っ取り早い。
このステージはダメージ床も多いのでブレイクメイジに道を開拓してもらったり、飛行属性の靴を使うのがポイントとなる。ボス自体はマジシャン系の常としてさほど強くない。自ダンジョンの防衛はそれほど困難ではないのでダメージ床などのダメージを読み違えない限りは負ける事は無いだろう。・・・なんでこんな事わざわざ書いたかって?・・・・・・。筆者自身が計算間違えて敗北した経験が有る?莫迦云っちゃいけないよ。でも、有り得ないとも云いきれんな(筆者はDAK△RA愛飲者です)・・・・・・しくしく。なんでこんな数字に弱いんでごじゃるかカンちゃん!!(←誰だ!?STAGE22参照)
セティ「と、云うわけで戦闘はあっけなく終わりましたのです。」
魔道士ガレオ「うぐぐ、大ブレイクの野望はここに潰えるか・・・・・・、ぐふっ。」
ホルス「分不相応だろうが。」
ユフタル「!?、ギルス殿これを御覧下されい。」
ユフタルは紫の瓶に入ったポーションを拾い上げた。これは「ダークポット」。最大HPを1減らす代わりにMPを50回復させる。特に後半では強力な(=高コストな)カードを使う為にMPを確保しないといけない事態に迫られる事がまま有る。こういう時にはこのカードを使うと良い。MP回復には「ポーション・オブ・メイジ」も有るが、こちらはMPを30回復させる代わりに麻痺状態になり8ターン行動不能になる。正直こちらはデメリットの方が大きいだろう。尚、両者とも自身にMP5のコストが要るので死亡後復活時のMP補充目的の使用の際には注意。
ギルス「でもさ、一体コイツは何の研究してたんだろう?」
ギルス以外の全員「・・・・・・・・・・・・・・・さあ?」
ギルス「やっぱり、フィギュアとか研究して作ってたのかなあ?」
セティ「それは有るかもしれないですね!」
ユフタル「正に盲点ですな。」
ホルス「お前ら・・・、コイツ(魔道士ガレオ)を『ガレ』ージキット『オ』タクの略とか思ってないか・・・?」
まあ、ガレージキットは「ガレキ」と略するし、ガレオの呪文は壁を壊す(=瓦礫にする)呪文だからなぁ・・・
ま、それは置いといて、実は筆者もここで何の研究してたかを特定は出来ない。いや、一応候補と云うか3つくらいの仮説は立てられるんだけど。その事象が明らかにされる順に仮設A・仮説B・仮説Cとすると、仮説Aが最も合理性が有るのだが。それぞれの事象が出た時にまた触れるつもりはしてるけどね。
では、次回はいよいよスーマール帝都へ!!