当コーナーの記載事項はある程度実際のプレイに基づいていますが、時として嘘・強調・紛らわしい表現が多分に含まれている恐れが有ります)

 

ドル足掻記
「STAGE28:アルカムの砦」
 
 
 

 スーマール帝都・・・外敵の侵攻に備えて、スーマール王城と近隣の市街地を総て巨大な城壁によって囲い込んでしまった超巨大城郭都市である。その規模はバビリムやイシスの比ではない。その証拠に、正門自体が「アルカムの砦」と呼ばれるひとつの要塞に仕立て上げられてしまっているのである。

  ホルス「でけぇ・・・」
  セティ「城壁の端が見えませんね。」
  ギルス「こんなデカいのを相手にするのか・・・。
正に白色彗△帝国に特攻かける気分だね。
  ユフタル「
土△艦長の無念如何ばかりか・・・
  ホルス「・・・おっさんもボケキャラなんか?」

ギルス一行は長城の南面、アルカムの砦前にまで辿りついていた。

  ギルス「おーい、砦の守備兵さん達!ボク達は無用な争いはしたくないんだ!大人しく通してくれさえしてくれれば何も危害は加えないよーー!!」
  セティ「でも、
圧倒的に少数戦力のわたし達の云う科白じゃないですね・・・
  ホルス「気にすんな。」

ゲーム世界に「多勢に無勢」と云う概念は存在しないのさ。(後、ヒロイックファンタジーを扱ったマンガとかも)

  弓戦士パルキス「黙れ!!ここは帝都の重要防衛ライン!ここは何としても断固死守する!」
  ギルス「
いま降伏すればチョ△エッグ一ダースと高枝切バサミがもれなく付いて来るぞ!
  セティ「あ、それわたし欲しいですっ!」
  ホルス「
チョコ△ッグかそれとも高枝切バサミか?大体通販じゃないんだぞ!?
  ユフタル「パルキスッ!!目を覚ませええい!御主は今の帝国の在り方に何も疑念を抱かないのかッ!!!陛下は、陛下はぁァァッ!悪魔に操られておるのだぞおぅっ!!」
(←久々に四倍角)
  ホルス「ぐああっ、至近距離からだとこたえる・・・」
  セティ「・・・・・・
(気絶)
  ギルス「・・・・・・
(悶絶)
  カリア「
あたしは監禁状態だから面会謝絶。
  ホルス「ナンだ今カリアの声がしたような気がするが幻聴か?」
  弓戦士パルキス「(耳を指で塞ぎながら)・・・ユフタル殿・・・。拙者は皇帝陛下に仕える身。
いくら陛下が悪魔に操られてようともロリコンだろうと腋臭(ワキガ)だろうと隠し子を認知しなかろうとも陛下は陛下。拙者は陛下に引く弓など持ち合わせておらぬ!」
  ユフタル「むむ・・・、正に忠義の塊。相判った!ならば正々堂々、剣を交えようぞ!」
  ギルス「でも、相手は弓でしょ?」
  ホルス「それに、ロリとかワキガとかって、事実なんか?」

 

 

 

 このアルカムの砦はかなりクセの強いステージの一つ。ボスのパルキスを始めとして、敵の殆どがアーチャーとアマゾネスで占められると云う、もうボウボウに燃えたステージ(?)なのである。
で、ここのコンセプトははっきり云って「カタくする」と「軸をずらす」。ルームの出入口のラインに待ち伏せしていて入った瞬間狙撃される事も多いので盾系で防御力を上げて、後は軸ずらしを活用してザコ敵をやり過ごす。このステージはそこらにダメージ床が敷かれており、敵をダメージ床に誘導する様に移動すればザコはそれだけで死んでくれる。誘導が面倒な時だけアンサモンやネゴシエイターを投げつけると良いだろう。ユフタル(ヘヴィナイト)はネゴシエイターと同コストで一撃で敵兵を倒せるが、1/2行動がもったいない気もしなくもない。「投げた」直後に行動はするので一回分だけの手駒と割り切ればいい問題なのだが、速攻重視の筆者は彼をまるっきり使ってない。以前(
STAGE24「カタくてパゥワーの有る奴が好き」と云っときながらなんだ、と思われるかもしれないけど、やっぱ「ゲームによりけり」でしょう?(←主体性が無いだけ)

  ユフタル「ぬおおおおっ!それでは某(それがし)は飼い殺し状態かっ!!」(←横倍角)
  ホルス「(耳栓をしている)そーゆーもんだよ、おっさん・・・(自嘲気味に)」
  ギルス「
それにセティやホルスと違って、ユフタルって専用ユニットでないからアンサモンとかで敵から補充可能だし、特にデッキに組み込むメリット感じないんだよねぇ・・・
  ユフタル「ぐはぁっ!」
(←上付1/4倍角)

と、ゆー事で、以後ユフタルは会話シーンのみの登場だとお考え下さい。

  弓戦士パルキス「ええい拙者を無視し過ぎではないか!そこへ直れ今撃ち抜いてくれるわっ!」
  セティ「ああっ、いつの間にか敵ボスが近づいてますぅ!」
  
『弓戦士パルキスは力尽きた!』
  ホルス「あ?」
  弓戦士パルキス「ぐはッ、何故・・・こんな所にダメージ床が・・・?」
  ギルス「って、
ここアンタのダンジョン(アルカムの砦)でしょ!?

通常、ボスはダメージ床を回避するアルゴリズムが組まれており、例えばダメージ床を隔ててギルスが居た場合、そのダメージ床を乗り越えて近づく、なんて真似はいくらウガウガなオツムのリザード兄弟(STAGE20STAGE24参照)ですらしないものだが、ワープルームやキーを目指す為に通る必要の有る場合は止むを得ず踏み込む場合がある。アルカムの砦には一部そう云う箇所が有り、ここを通ったパルキスが一人で自滅するケースもたまに発生する。初期状態でパルキスはチェインメイルを装着しているが一度倒れて最大HPが低下すると起こる現象だ。いずれにしてもパルキスは(ドーピングも行うので)少々攻撃力は高いが、回避力の有るセティなどで一度潰しておけばそう恐れるものでもない。
反面、ギルスがダメージ床で死んでしまわない様、レビテイトブーツを用意したり、邪魔な壁を崩せる様にマトックを用意するなどの小細工は準備しておいた方がいいであろう。

 

 

 

  ホルス「これで、アルカムの砦も陥落か。」
  セティ「いよいよスーマール帝都ですね。」
  ユフタル「この先にはエリドの闇市が有り、更に北上すればスーマール王城です。しかし、王城の手前には最終防衛ラインのヘロデ要塞が立ち塞がっております。」
  ホルス「
城門が一個の要塞になっていて、更に本丸の手前にも巨大要塞があるってか?一体どんな国なんだここは!」
  セティ「
これで本丸が超巨大戦艦だったりしたら正に白色△星帝国ですね。・・・あ、なにかパイプオルガンの音色が聞こえてくるような・・・
  ホルス「
聞こえるかっ!!
  セティ「はぅっ・・・、じょ、冗談ですよぅ・・・」
  ギルス「(兄妹のやり取りを無視して)カリア・・・、もう少しだ。無事で居てくれ・・・」
  ギルス以外の全員「・・・・・・・・・!!(無言で後ずさる)」
  ギルス「!?」
  セティ「
・・・な、なにか久々にギルスさまのまともな科白を聞いた気がします・・・
  ホルス「・・・お前、何か変なものでも喰ったか?」
  ユフタル「・・・ギルス殿、御熱は御座らぬか?」
  ギルス「・・・・・・・・・あのね。」

 

 

 

 その頃スーマール王城。カリアが監禁されている部屋にアンシャーが入ってきた。

  アンシャー「どうやら王子の奴はこの帝都にまで侵入してきたそうだぞ。」
  カリア「ほら見なさいよ!あたしのギルスを甘く見ないでよ!すぐにここまでやってきてあんたらも
ケチョンケチョンのケセランパサランなんだから!!」
  アンシャー「・・・
意味不明だぞ。それに、『あたしのギルス』とは知らぬ間に関係が進んでいたものだなお主達?・・・・・・閑話休題(それはさておき)。・・・エンカイドか、入れ。」

白銀の鎧の騎士が室内に入ってきた。やはり兜の風帽を下ろしたままで顔は見えない。

  エンカイド「マスター。エリドの鎮圧はほぼ完了しました。後の処理はマルガに任せております。」
  アンシャー「・・・御苦労。お前は直ちにヘロデ要塞でギルスを迎え撃て。どうせマルガでは奴を止められまい。」
  カリア「ふん、あたしのギルスはそこのへっぽこナイトでも止められないわよーだ!」
  アンシャー「
まだ『あたしの』なんて云って見せつけてくれる気か。・・・・・・閑話休題。しかし、果たして本当にへっぽこかな?エンカイド、この娘に顔を見せてやれ。」
  エンカイド「了解しました。(と云って兜を外す)」
  カリア「・・・・・・!、そんな・・・まさか・・・!?」
  アンシャー「ククク驚いたかな?さぞや王子も同じように驚くのであろうな。その様が目に浮かぶ様だ。だが、真に驚くのはこれからだ。お主にはこれから大事な役目があるでな。お主をここまで連れてきた、真の理由のな・・・・・・」
  カリア「
や、やだ止めてよ!そんな二人がかりであたしの自由を奪って抵抗出来ない所をそのイヤらしい手で・・・
  アンシャー「
何を想像している?本当にお主は自意識過剰だな。大体そういう目的なら既に手篭めにされておるだろう?
  カリア「それもそーか。」

 

ホント緊迫感がねーなオレの文章って。・・・・・・ま、気を取り直して。

 

 果たしてカリアが驚いたエンカイドの秘密とは?

  エンカイド「二話先で解る。

・・・バラすなよ。・・・えっとそれではカリアを待ち受ける運命は一体?

  アンシャー「三話先で解るぞ。

だからバラすなってば!!次の「エリドの闇市場」がただのやっつけステージってバレバレじゃないか!(←この文がバラしてるんだって)・・・・・・兎に角次回に続く!  

 

 

 

☆つづく☆
 
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