(当コーナーの記載事項はある程度実際のプレイに基づいていますが、時として嘘・強調・紛らわしい表現が多分に含まれている恐れが有ります)

 

ドル足掻記
「いんとろだくしょん」

 

 

 

  「あああああ、セーブデータ消しちまった、もしかしてこの企画やるべきじゃなかったのかぁ!?

 ・・・いきなり最初から何不吉な事を云い出すのか。いや、この企画は元々ステージデータのデータ取り(特に、イベント入手カードなど)を行う関係上、再プレイを行う必要が有った為、どうせならばその過程をリプレイみたくしてみよう、と云う具合で立案されたものであった。そしてその通りに企画はスタートする筈であった。ただ・・問題が一つあった。それは、「ゲームをクリアする前に」そんな青写真を描いていた事に有った。
 実は、いきなり最初からバラすのもなんでは有るが、このゲームは一度クリアした後に
裏モードが始まる仕組みになっている。さながら裏ドルアーガの如し。カイの冒険のスペシャルステージ通称イシター様大暴走の巻の如し。いや少し違う。要は難易度アップして全ステージを戦い直すモードである(但し戦闘だけでストーリーは省略される)。
 しかし、如何せん「表」クリアすら手子摺った(てこずった)筆者の事、「裏」なんぞプレイしたら
クリアは何時の日の事やら。そしたらこの企画、立案しときながら日の目を見るのは一体いつの話になるねん、そう逡巡した挙句、

  「そしたら『裏』なんぞ後回し!取敢えずこの企画を(ゲームが風化する前に)スタートだけはさしちゃる!」

と考えた次第。
 
・・・もう一つ、致命的な問題が有る事を知らずに。

 

 

 

  『このデータが消えてしまいますがよろしいですか?』

  「何いィィィィっ!!」

 実は筆者、このゲームの為にゲームボーイ買った人なので詳しくは知らないけれど若しかしたらGBのソフトってみんなそうなのかもしんないけど、このゲームはセーブデータが一つしかなく、新規プレイ時に見事に消去しないといけない。それも、一度クリアした事で開くオプション(「表」クリアするとエンディングのスタッフロールが見れる。「裏」クリアだと・・・?)の履歴までキレイさっぱり某宇宙人七の12話の如く無かった事にされちまいましたよ。あれ?オレってばカードのリストも未完成だったのでは?そう、カードリストの作成も一からやり直し。あああああ、悉く中途半端なまま企画がスタートしてるうう!
 うう、でもいいさ、オレはアドバンス出るまで(正確には、アドバンスが入手できるであろう発売数ヵ月後まで)このゲームと付き合うと決めてるんだ.。だから時間は十分に有るからジワジワねちねちトロトロプレイしてやるんだ。同時に買った「ミスタードリラー」はアドバンスでプレイするさ。え?
アドバンスで新たに「ドリラー」出すって?ぎゃふん。

 

 

 

  『あなたの名前を決めて下さい。』

 さて、3000ミリ秒程の長い(村上クンならそーだね)逡巡の挙句、遂にデータ消去を決断した筆者を次に待ち構えていたのはプレイヤーキャラの名称決定画面。普段筆者は余程の事が無い限りデフォルトの名前は用いない。じゃあトンヌラとかゲレゲレとかにするのかと云うとそーでも無い。大抵は筆者自身の名前を入れる。だけど、なんかここで自分の名前を入れるのもこっ恥ずかしいし、読者様も混乱しないようにここは通常にデフォルトの「ギルス」にしてあげよう。

  ギルス「だけどマニュアルでもボクの名前はそうなってるじゃないか!」

だよな。別に最初から決まってんのになんでわざわざ主人公だけ名前変える必要有るんだ?だったらヒロインも名前変更できるようにしなきゃ意味ねーやな。筆者はどうせ名前変えるならパーティー全員は変えれるようにしなきゃいかんと思ってる。理想は完全キャラクター作成だな。大体アーキタイプ(出来合い)のキャラってオレのツボにはまる奴は少ないんだ。

  カリア「それはあなたが只イロモノに魅力を感じるだけじゃないの?」

そーでも無いぞ。だってオレは旧い話で恐縮だがストUではイロモノの極地・余がフレイムじゃなくて御機嫌斜めジミー君選んだもん。欽ちゃんキィーック!!

  ギルス&カリア「ソイツもイロモノ・・・」

 

 

 

  『あなたの信ずる神を選んで下さい。』

 続いて、8人居る神々からギルスの信仰神を決める。コレはスタート時のデッキ(=所持カード)に影響を及ぼすので、スタート設定時に於ける最も重要な選択肢の一つである。だが、実際の所は影響が出るのはほんの最初くらい。一部のカードを除けば、大体序盤の内に入るカードが大半なのでその差は余り無くなるのだ。敢えて云えば、アヌ・イシター・ラマン・ガールー、つまり最初の4人から誰かを選ぶのが無難。特に主義主張が無いのならアヌ神が最も使い易い。

  ギルス「それじゃボクはアヌ様かイシター様で・・・」

却下。オレにとっては二回目のプレイだ。そんな普通にプレイしてどーする。ここは公正を期してランダムに決める。出でよ、八面ダイス!

 

 −−−静寂−−−

 

ああッ!箱モノ「D&D」付属のダイス六点セットは実家に眠ったままだっ!!ええいやむを得ん、こーゆー時の非常手段、「Gコードランダマイズ」を発動させる!!!

 <説明しよう!「Gコードランダマイズ」とは、新聞のテレビ欄にあるGコードから任意の番号を選出し、選択肢の数の進数(今回の場合、神々は8人居るので八進数)に変換し、その下一桁を乱数として抽出する手法である!!>

  カリア「それって、単に任意の数値を選択肢の数で割ってその余りを返してるだけじゃ・・・?」

うう、いいじゃないか!こう書いた方がアカデミックな香りがするじゃんか(そうか?)!・・・と、兎に角やるぞ。そーだな、普段は手持ちのカップ麺から何を喰うかを決める時に使うのだが、今回はゲーム絡みだから「ファミっ子大集合」から連なる正統ゲーム宣伝番組「ゲームEX」からコードを拾おう!えーと、最近の新聞で見ると・・・コード番号は92469か。これを八進数に変換。ああそうそう、八進数は0〜7の数値で表されるので0=8として、1:アヌ、2:イシター、3:ラマン、4:ガールー、5:ナーガル、6:フンババ、7:ナブー、0(8):ナンナルを選ぶ事にする。・・・・・・改めて換算し直すと、224465。下一桁は5なので、冥界神ナーガルと云う事になる。序盤クリーチャーではタフなアンデッドのバンパイヤ、壁を掘れるカッパーマトックを標準装備のデッキだ。・・・うーむ、もし6だったら動物デッキのフンババと云う事になり、動物絡みとは流石ゲームEX、凄いぜ司会の江戸屋小猫さぁん!と云うネタ用意してたのになぁ・・・、まいいや。大分行数も喰ったしー。後は端折っていこう。最後にキャラ色はパープルを選び(某まんが道場でS木センセがT永センセを「クル△ルパープル」なんてネタ描いてたの思い出したの)、イントロ終了。ンじゃ次回。

 

 

  ギルス&カリア「早っ!って云うかボク(あたし)たちの紹介してないじゃない!」

 

 

 ええやん次回で。

 

 

 

☆つづく☆
 
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