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from bookland 207号       ★今月の新刊紹介★  <2003年2月>



  
   冬の和田山へ行ってきました。正確にいうと山東町中央公民館です。前日は雪。覚悟を決めて 朝9時に出発しました。チェーン装着の練習もしたし、作業着に着るダウンジャケットも 持ったし、「いつでもかかってきなさい」という気分です。ところが、あれよあれよという間に 福崎インター。時刻は9時30分。雪のゆの字も見当たりません。「ここまではこんなもんだろう」 と思いつつ神崎町に入ると、田畑には雪が残り、遠くの山は白く雪化粧。生野峠が近づくと ちらほら雪も舞いはじめて、頭の中は、どこで車を止めてチェーンを着けるか、チェーンを 着ける手順は、などチェーンでいっぱい。しかし、トンネル、トンネルとトンネルをいくつか くぐると和田山I・Cまであと2Km。「チェーンはどうすんねん」となぜかうろたえながら 竹田城のふもと和田山PAでタバコをスパスパチェーンスモーク。だって、まだ10時30分。 会場へは午後1時30分に着けばいいのだから、「これから3時間をどないせいちゅうねん」と 自分に八つ当たり。
かくなるうえは、冬の出石でおいしい「そば」を食うぞ、と足をのばすことにしました。 もう5年になりますが、出石町の児童館で夏休み中に『しかけ絵本教室』を行っています。 その時の昼食は、児童館の近くにある「大名」という皿そば屋です。「玉子抜き、山いも増量」 注文の仕方も決まっています。そこのお姉さんの話によると、そばは冬がおいしいとか。 秋に取れた新しいそばの実を使うからだそうです。 という訳で出石まで行って、「新そば」を食べてきました。確かに「香り」が高く、冬の寒さ にもかかわらず、おいしいと思いました。 出石町には、春も秋にも言ったことがありますが、「そば」が目当てなら絶対に冬がオススメ。 とりあえず、チェーンはお忘れなく。本格的に降るとノーマルタイヤでは走れないそうです。 最後に、冬の和田山付近の道路情報をお知らせ頂いた方々に心から感謝。今回は天候に恵まれ 事なきを得ました。



以前にこの紙面でも書いた「箱ブランコ裁判」は、最高裁へ上告しましたが、「上告棄却」 「受理しない」という「門前払い」の決定が出ました。残念というより、信じがたい暴挙と 言える決定です。現在中学2年の原告は小学校4年以来、自分の個人的問題としてではなく、 日本から危険な遊具をなくしたいと提訴したのです。最高裁は審理をしないままメーカー、 国、自治体に「責任なし」としたのです。 多分、これからも遊具事故が起こったり、あるいは過去の事故での提訴が予想されるので、 原告敗訴を示したかったのではないでしょうか。 オヤジは上級審ほど「三権分立」などないのではないかと思います。それどころか、「三位一体」 となって国の体面をつくろい、国民を苦しめているのではないかと思えるのです。裁判官は 「憲法と良心」に従うのなら、自らの「良心」とは何かを示した上で判決を下してほしいものです。



上野瞭さんが亡くなって1年が過ぎました。上野さんの作品と出合い、上野さんに出合うことが ジオジオを始めるきっかけとなりました。オヤジにとっては、上野さんが「いる」ということが、 本屋を続ける原動力の一つであったと思います。 これからは、一人でも多くの方に上野瞭さんの作品に出会っていただけるよう、 「上野瞭作品コーナー」は守り続けていくつもりです。 そして、絶版となった作品の復刊も版元に呼びかけていきたいと思っています。
上野 瞭さんについてはブックランドの195号196号に…。 作品も紹介しています。



2003年2月 もとはる



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