ペソアさん通信
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ペソアさん通信
第1便
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年末から新年にかけてのリスボンは、光の渦に包まれる。恒例のクリスマスの電飾である。それぞれの通りは、様々なパターンのイルミネーションでおめかしをする。

枠組みの取り付けは10月下旬頃に始まり、12月に入れば毎晩、光模様を楽しみつつ夕刻の町を徘徊できる。ショッピングセンターや商店が一番混雑するのもやはりこの時期で、皆、こぞって買い物に繰り出し、特に週末は、ATMでお金を下ろそうとして「ただ今、使えません」という表示が出ることもある。

クリスマスを家族や親しい者同士で集まって過ごす習慣のポルトガル。私の留学時代の下宿先のおばさんは、お手製のケーキと、自らラッピングしたプレゼントをいくつも抱えて、クリスマスイブの日に、娘夫婦と孫たちの住むエボラへいそいそと出かけて行った。彼女のように、離れて暮らす家族の元へ向かう人達、それを迎える人達で、バスターミナルもいっぱいになる。

クリスマス・イブまでの喧騒に引き替え、25日は街中がひっそりと静まり返る。商店やレストランは軒並み扉を閉ざし、時折聞こえる車の音も、却って静けさを印象付ける。正に、日本のお正月の静けさである。
きらめく星たち         
空飛ぶ円盤(ガレット通り)
聖書物語の一場面(ロシオ広場)  
モミの木
花(ミゼルコルディア通り)
巨大なクリスマス・ツリー(コメルシオ広場)
第1便(2002年11月)は、リスボンのクリスマスの光景です。幻想的な写真を送ってきてくださいました。留学中の、1999年のリスボンとのことです。
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