(本シリーズの内容は一見実際のゲーム内容を模しているようにも思えますが、これまで以上に全くゲーム本編を無視して物語が進みますので余りにも鵜呑みにし過ぎると莫迦を見ます)
ドル足掻記
「STAGE62:壇ノ浦〜参〜」
ギルス「うーーー、こーなったら当てずっぽうだ、『C』!!」
カリア「ちょっとギルス、何か根拠あるの?」
ギルス「いやこー云う時は『Cにしいや』、なんちて。」
カリア&ホルス&セティ「・・・・・・・・・」
アンシャー「ククク下らない駄洒落だが・・・それでイイのかな・・・・・・・・・クックック、ファイナルアンシャー!?」
ギルス「・・・ファイナルアンシャー!!!」
カリア&ホルス&セティ「・・・・・・・・・・・・・・・!!!(まさか今回これやる為にこんなネタ持ち出したのか?いやきっとそうだ・・・)」
アンシャー「・・・・・・」
ギルス「・・・・・・」
アンシャー「・・・・・・・・・」
ギルス「・・・・・・・・・」
アンシャー「・・・・・・・・・・・・」
ギルス「・・・・・・・・・・・・」
ホルス「(遂に4ヵ月近くこのままで引っ張りやがったよコイツら・・・)」
カリア「って云うか↑の部分前回ラストと同じなんだけど?」
セティ「CM明け時にCM前の内容を被らせるのはバラエティのお約束ですね!」
カリア「ああその方が時間を埋める事が出来てコスト削減出来るものね!」
ホルス「って納得するんじゃ無ェよ!?」
アンシャー「・・・・・・・・・」
おもいッきりテ△ビ、ではなく思いっきりしかめっ面をするアンシャー。しかしよく考えたらフードの中は暗黒に光る双眸だけなので実際表情なんか判ったものではない。よくよく考えてみたら筆者ってば前々からアンシャーの表情がどうとかこうとか宗とか瀬古とか(また引用が旧い)書いていたが一体彼の喜怒哀楽ってどう読み取るモノなんだろうか?
ギルス「決まってんじゃんか、漫符だよ漫符。こーやって顔にタテ線とか汗とか描いてみたり・・・」
アンシャー「ぐわっ!き、貴様何をするか!?いきなり油性ペンなんか持ち出して人の服(フード)に落描きなどするでないっ!!」
カリア「ねーギルスー、額に『肉』って書いて『肉』ってー!」
セティ「はぅっカリアさんノリノリですっ!?」
アンシャー「ぐわぁあああ人のトラウマを抉るなああああ(STAGE60・承参照)!?・・・か、描くならばせめて野牛超人みたいな角を描いてくれえええ!」
ギルス「・・・・・・中途半端にノってきたらつまんないや、やーめた。」
アンシャー「・・・・・・・・・ちっ。」
と云うか外にはみ出る角なんて描けぬだろう?
ホルス「それ以前に話を進めやがれよ!?」
アンシャー「フン、全くその通りだな。」
ギルス「あ、相手しなかったからちょっとフテくされてやがんの。」
アンシャー「違う!!私は、私は・・・・・・ええいもういい兎に角閑話休題(それはさておき)!!王子貴様の答えは『C』でファイナルアンシャーだな?」
ギルス「おおともファイナルアンシャー!!」
アンシャー「・・・・・・・・・」
ギルス「・・・・・・・・・」
アンシャー「・・・・・・・・・」
ギルス「・・・・・・・・・」
カリア「・・・また繰返し?」
流石にこれ以上続けたら延々終わらない気がするので、先進めます。
アンシャー「・・・・・・・・・・・・残念。」
ギルス「!!!」
セティ「・・・あぅ・・・そんな・・・」
アンシャー「・・・誠に残念だよ、正解だ・・・」
カリア&ホルス「思わせ振りな発言するなァっ!!」
<STUDY!:当時植物を炭化させたものが白熱電球のフィラメントとして最適と考えられていたのだが、エジソンは様々な素材で実験を繰返し、最終的に「竹」と云う素材に着目し、電力会社設立の際に京都府八幡市の竹をフィラメント用に輸入していたのだ!!>
カリア「・・・って云うか・・・あの選択肢でフツー他のは選ばないわよねェ・・・・・・散々更新遅らせときながらこの程度の問題しか用意出来なかったのが筆者とあのヘタレ軍師の限界って奴?」
アンシャー「黙れええええぇえぇぇ!?筆者と違い私はヘタレなどでは無い!大体貴様らも散々ライフラインに振り回されておったではないか(前回参照)!?・・・・・・閑話休題。兎に角正解は正解だ。約束通り貴様らを現世、それもあのカゲキヨなる落人(おちうど)が造ったと思われるダンジョンまで送ってやろうではないか。・・・クックック良かろう、こちらへ来るが良い。」
一行はアンシャーに案内されて、何やら赤く彩られた木柱を組んだ様な巨大オブジェクトの前へと辿り着いた。
カリア「・・・・・・これナニ?」
ギルス「段違い平行棒?」
セティ「あぅぅわたし逆上がりニガテなんですぅ!」
ホルス「オレは常々思っていたのだが、逆上がりを『逆手』でやるのは邪道だな。漢なら黙って『順手』だ!」
アンシャー「何を貴様ら勝手な解釈で話を進めておるかっ!まあ確かにちょっと解らなくも無いではないが閑話休題!!これはその様な物では無いわ。彼奴らの世界ではワープホールの代りにこの『鳥居』なるワープゲートをくぐる事によって異空間への移動を可能とするのだ!!」
セティ「あぅ、そーだったのですか・・・」
ホルス「つまり、コイツをくぐれば奴の居るダンジョンに行けるわけか!」
ギルス「よーし、そしたら早速突入しよう!」
カリア「そうね。・・・・・・アンシャー、あんたの事信用したワケじゃないけど、取り敢えず礼だけは云っておくわ。」
アンシャー「クックック礼には及ばんさ。元より貴様らは早々にこの冥界より送還してしまえとのナーガルのお達しであったからな。・・・クククそれにこの先も貴様らは・・・」
ギルス「え?」
アンシャー「知ーらない知ーらない、っと。クックック・・・」
カリア「・・・・・・・・・」
なんか野口さんみたいな含み笑いをするアンシャーが妙に気になるのだが、ともあれ彼を相手にしている場合ではない。ギルス一行は『鳥居』へと足を踏み入れる。
その瞬間、アンシャーが聞こえるか聞こえないかの様なか細い声でこう呟いた。
アンシャー「『このとりいを おとおりいなされ』。」
セティ「あぅ?」
しかし既にワープゲート内に進入した一行はそのまま冥界から姿を消し、別なる世界へと転移していた。
アンシャー「クックック伏線だよ伏線。クッククク・・・」
バレバレの伏線は伏線とは云いませんが、本人がそう云い張ってるのでまあそう云う事で・・・
アンシャー「喧(やかま)しいわ!!」
さて、『鳥居』をくぐり抜けた一行が目にしたのは、彼らがこれまで目にしなかったような町並みの風景であった。
辺りには木造の建物が立ち並んではいるのだが、どことなく閑散としている。先程の異界「壇ノ浦(前々回参照)」同様に人影は無い。
その代わりに、人の営みが無い所為か餌にあり付けず骨だけになるまで痩せさばらえた犬の群れが徘徊していたり、
カリア「・・・って待て!フツー痩せても骨だけにはならないってば!?あれはどー見てもモンスターでしょ?」
かつてはここに住んでいた人たちが遊んでいた物なのであろうか、路傍に置かれた瓢箪から独楽(コマ)がくるくる回りながら湧き出してきて辺りの家々を破壊していたり、
ホルス「無人でコマが回るかよ!それに遊具で家破壊してどーなるってンだよ!?」
ギルス「そーだよちゃんと瓢箪からは馬を出さなくちゃ?」
ホルス「そー云う問題じゃ無ェぇっ!?」
そんな中で、彼らの目を和ませるのが愛らしいエイリアンがチョコチョコ走り回りながら穴ボコに嵌っていく光景であった・・・
セティ「別に和まないですよぅ!それにエイリアンてなんなんですか?」
ギルス「そーだよ大体にして検非違使(けびいし)は一体ドコに・・・」
カリア「しつこい!!またネタ旧過ぎるし!」
いずれにしても、ここは彼らの知る世界とはやや違う、少し(S)・不思議(F)なF巨匠的世界観を呈している(註:一部、若しくは全部勘違い込)のだが・・・果たしてここがドコなのかと云うと。例によって都合良く立札が掲げてあった。
『京都へおいでやす』
ギルス「・・・・・・成程、さっきの問題も伏線だったワケね・・・」
さらにその下にはもう一言書き添えてあった。
『ぶぶ漬け如何どすか?』
ホルス「もう帰れって事かよ!?」
カリア「・・・よくそんな諷喩(ふうゆ)表現まで理解出来るわね・・・?」
流石はツッコミの鑑。
今思い付いた設定なんだけど、ダンジョンはその創造者の表層・及び深層の意識が大きく影響されるモノらしい。ってかそー決めた(おい)。
恐らくカゲキヨは永らく冥界の淵を彷徨っていたが為に、郷愁の念から彼の故国・日ノ本の土地に因んだダンジョンを産み出しているのかもしれない。
しかし同時に、それは『頼朝』と云う闇によって制圧されてしまった世界。みすみす魔に国を委ねてしまった悔恨の念が同時に産み出してしまったのが、ダンジョン内全体を蔽う「昏さ」であり、先程目にした数々の異形のモノ達なのかもしれない。
カリア「・・・なーんか↑で尤もらしいコト云ってるけど、きっと筆者ナンも考えてなんかないわよーー?」
セティ「あぅ・・・でも、もし本当にそうだとしたらやっぱり可哀想ですね・・・」
ギルス「だからこそボク達が彼を止めて、元の世界へと送り返さねばいけないんだ。さあ行こう、もうここには用は無いし。」
ホルス「何ィ?オレ達ここに着いたばかりじゃ無ェかよ!」
ギルス「いやぶぶ漬け・・・」
ホルス「それはもうええっちゅーねん!」
ギルス「・・・は措いといて、ここにはカゲキヨは居ないんだよ。セレクト押してマップ画面見てみたんだけど、敵ボスのインジケーションが無かったんだ。」
おおっ!ここまで本筋から逸脱しておきながらまだそんなゲーム本編のフィーチャーが適用出来たのか!?
カリア「ってアンタが云うなっ!!」
斯くしてギルス一行はワープゲート『鳥居』を目指して進行する。
勿論先程の骨犬とか独楽とかエイリアンとの戦闘なんて冗長だからとっとと割愛するさ!て云うかこれまでの本文自体が冗長なんて云わないでね。
それから本ステージの元ネタであるゲーム『源平討魔伝』(1986年アーケード)御存知の方ならば「やっぱり京都にはあの浮き捲りボイスの鬼姫さん出さないと!」とかお思いだったりするかもしれませんが、筆者も一応ネタ考えてはみたのですがあまり面白くなかったのでボツにしちゃいました。
て云うかこれまでの本文自体が面白くな<以下省略>
・・・・・・閑話休題。
どーにかこーにか並み居るザコ敵を踏み越えてギルス達は新たな『鳥居』へと辿り着く。
セティ「この先に、カゲキヨさんが居らっしゃるのでしょうか?」
カリア「若しかしたらもっと他にダンジョンを造っていて別の所に居るのかもしれないけどね。」
ホルス「しかしいずれにしてもオレ達は先に進まないといけねーんだよな。」
ギルス「そー云う事。行こう!」
そして、新たな世界への境界を越える・・・
セティ「わあ・・・」
そこは、これまでの(閑散とはしていたが)町並みとは違い、荒涼とした山麓の荒野であった。辺りに木々は少なく、とりわけ空が広く見える。
ギルス「つまり、横スク小モードだね。」
カリア「なんなのソレ?」
ギルス「さあ?(←おい)・・・兎に角ここがドコかを確認しよう。丁度ここにも都合良く立札が有るし・・・」
しかしてその立札にはこう書かれていた。
『越中へようこそ』
ホルス「ほーそうか今度は越中かよ!で?その下には褌(フンドシ)とか萬金丹とかコシヒカリとか書いてやがるのかよ!?」
セティ「に、兄さんちょっとヤケですぅ・・・」
しかし、そーやってネタ予測(?)した彼の意に反して、その下に書かれていた文字は。
『ここはだじゃれのくに』
・・・・・・懲りずにまだ続く。
☆まだつづく☆