(本シリーズの内容は一見実際のゲーム内容を模しているようにも思えますが、これまで以上に全くゲーム本編を無視して物語が進みますので余りにも鵜呑みにし過ぎると莫迦を見ます)
ドル足掻記
「STAGE61:ガンバレッ島(後編)」
カリア「みんなお久し振りっ!筆者の不精の所為ですっかり更新が途絶えたままになっちゃってるけど、まだ続くわよこのコーナー!!ねえあたしの事もちゃんと憶えてるよねっ!?」
ギルス「誰だっけ?」
ホルス「誰だ!?」
セティ「誰なんでしょう?」
・・・誰だろーねぇ。
カリア「ちょっと待てええええぃ!アンタらが云うなあああっ!!」
すっかり間が空いちゃったのですが、コレまでのお話の粗筋は・・・いんとろだくしょん〜STAGE61(中編)までを御覧下さい。
セティ「はぅっ凄く手抜きですっ!しかも最初から全部読むと一体何時間掛かるんですか!?」
さてピラミッド内に入り込んだギルス一行とそれを追うオヤジことDr.ドン。
途中をグリーンスライムやゴーレムやモンクやジャイアントトードなどが阻むのだが、既にギルス達の敵ではなくただ蹴散らされるのみ。
気が付けばオヤジ自体も姿を消していた。
ギルスがアンサモンでゴーレムを捕獲し、それをDr.ドンに向けて投げた為、ゴーレムに殴られて昇天していたのであった。
前回でも少し書いてはいたのだが、ボスはHPがそれほど高くないのでさっさと潰してしまった方が楽。勿論投射系の常で軸ずらししながら引き摺り回してもいいのだが、一部の直線通路で攻撃を受ける危険性もあるので。その場合ゴーレムを投げて壁にしてしまえばいい。一撃当たれば倒せるし、また逆に二撃喰らえばやられる計算だが元々Dr.ドンの命中率が低い為に意外と返り討ちになる可能性は低い。
WORLD2クリア直後にこのステージを攻めるにしても、アンサモンは使えないが予めゴーレムを何体か持っておいてもいいだろう。
ギルス「結局、あのオヤジは別に強敵でもなんでもないワケなんだね。」
カリア「だからあたしが前回云ったじゃない。ダミ声で『バ△ト!』とか云ってC.C.レ△ン呑んでる様なオヤジには負けないって。」
セティ「バー△違いですぅ。」
ホルス「ギルスもそうだったが、ムリムリにボケてないかカリア?」
カリア「正しくは『筆者のネタが無い』と云うのよっ!」
悪かったなァ!
まぁいいや、このステージの最大のポイントはこの後登場するコイツだから。
???「・・・・・・・・・」
セティ「あれ?可愛いウサギの縫いぐるみが落ちてますよ!?」
ホルス「可愛いのかアレが?」
???「・・・・・・(ゆっくりとこちらを向く)」
カリア「違うわ、縫いぐるみにしか見えないけど生き物みたい。」
ギルス「(Bボタンを押す)ENEMYマーカー(Eマーク)が付いているからどうやら敵のようだよ。」
ホルス「なら先手必勝!受けろ我が華麗なる剣技!!」
カリア「鰈(カレイ)?(←落書きキャラ名鑑参照)」
セティ「カレーですか?」
ギルス「加齢かも(フケ顔だし)。」
ホルス「お前らまた云いたい放題か!?」
しかし、ホルスがそのウサギの縫いぐるみの様なヘンな生物に剣を振り下ろした瞬間。
『ぽけっ。』
気が抜けるような音と共に、ドコからともなく飛んできたコルク栓がその謎の生物の尻に命中し、それに弾かれる形でホルスの剣はすんなり躱されてしまった。
ホルス「何ッ!?そんな事でオレの剣が避けられるなんて?」
再びホルスは剣を振るうが、その生物はまたも謎のコルク栓に弾かれて回避してしまう。
ギルス「・・・どうやら誰かがコルク栓を空気銃かなんかで撃って避けさせているみたいだね。」
カリア「前回『銃』の概念は無いって云ったばっかりなのに・・・。閑話休題(それはさておき)、」
セティ「あぅっカリアさんにも伝染!?」
カリア「・・・言葉の綾よ。それより、誰がそれを撃ってるって云うのよ?」
???「・・・・・・」
セティ「きゃっ、なんかこっちを指差してますぅ!」
『ぽけっ。』
カリア「あたっ!」
ギルス「カリア!?」
カリア「ううん大丈夫、ちょっと何かが当たったみたいだけど別にHPダメージではないわ。」
セティ「あっ、コルク栓が落ちてますよ?きっとコレが当たったんですね!」
ホルス「ふーん、つまり、奴は単体で攻撃や防御を行うわけでなくてそのコルク栓を撃つ奴が実質操っていると云う事か。どちらにせよ、コルク栓程度何発喰らおうが大した事無ェ!今度こそ仕留めてやる!」
三度その生物に斬りかかろうとするホルス。
???「・・・・・・(ホルスに指を向ける)」
ホルス「へっコルク栓なんか喰らったって・・・」
『ぐしゃ。』
セティ「あうぅ兄さん!!」
ギルス「(頭を掻きながら)しまったぁまたボクが居ながら殺人があっ!?」
カリア「それはもういいってば(前回参照)!」
ホルスは突如空から降ってきた巨大な分銅に圧し潰されていた。その分銅には大きく「16t」と刻印が為されていた。
カリア「これはまた懐かしいと云うか・・・」
ギルス「『水晶の龍』だね。」
セティ「そっちの方なんですか?」
筆者より解説。
「16t」の刻印の分銅と云えば横シューティングの名作「ファンタジーゾーン」のヘビーボムですが、当時漫画家の佐藤元さんがこれをよくツッコミのエフェクトとして作品内で使っておりました。「テク△ポリス」とか読まれていた方は思い出されるでしょうか(矢野健太郎さんとの「ティル・ナ・ノーグ」合作が好きだったなぁ)?
その佐藤元さんがキャラデザをされていたのがファミコンディスクの「水晶の龍」(ブランドはDOG・制作はス△ウェアだったかな?)ですが、このマニュアル内に同氏によるイントロダクションのマンガが収録されており、その中でもこのヘビーボムネタが在った、と云うだけの話です。
ところでこのゲーム出たのは筆者中学生の頃だったのですが、当時知人の一人が筆者に対し「『水晶の龍』で野球拳が出来るって知ってた?」とか訊いてきた事が有ったのを記憶しております。どうやら某ファ△マガのウル技コーナーを見た様なのですが、アレは暦(れっき)としたウソ技です(結構反響は大きかったようですが)。そのファミ△ガは筆者も見た事が有るのですが、その(ヒロインのシンシアと野球拳している)画面と実際のゲーム画面のアイコン位置がズレている事から筆者の兄は瞬時にウソ技と見抜いたそうです。斯く云う筆者も、そのシーンは自動進行のヴィジュアルシーンだからそもそもアイコン自体出ないし操作も出来ねーよ、と云う事でウソ技と見抜いていました。なんか兄弟揃って捻くれているのでしょうか。
でも「スペランカー」でタイトル画面BGMに合わせてAボタンを叩くと無敵になれる、と云うウソ技は実在して欲しかったとか思ってるんですが。
ギルス「また長々と関係無いネタで文章埋めるのは特に書く事が無いと云う何よりの証拠だね。」
カリア「久々の更新なのにそれでイイのかしら?」
ホルス「(・・・少なくともオレを放ったらかしにしないでくれ・・・)」
ではそろそろコイツについても解説を。
この縫いぐるみのような生物の名前は「ボー」。プレステの「レスキューショット ブービーぼー」なるゲームの主人公です。
記憶を失ってしまった主人公ボーを、天から見守る何か(神様?)が「レスキューショット」を放って危機から救いながら故郷へと戻すと云う一風変わったガンシューティング風のアドヴェンチャーゲームです。
その特徴はボー君を邪魔する障害物をレスキューショットで破壊する他にも、ボー君を直接撃つ事で弾いて障害から回避させる、と云う二通りの撃ち方がある事で、その特性がそのまま本ゲームにも取り入れられています。
即ち、攻撃を受けてもレスキューショットを喰らう事で避けてしまう、と云う事で回避率が妙に高く(40%)、ボー君が直接攻撃するのではなく天からの狙撃と云う事で攻撃対象がアンシャー等と同様の「部屋内一体」と云う点ですね。しかし、この攻撃は何故か命中率が20%と低いのですが、ヒットすればオヤジ同様の10ポイントの弓攻撃と当たれば極めて危険。そこら辺をヘビーボムで表現してみたのですが如何でしょうか?
結論から云えば、このステージの攻略のミソはボー対策にあったりします。勿論命中率が低いし、行動も2ターンに1度だし移動攻撃がランダムタイプなので無視してズンドコ進んでいっても結構クリア出来るものなのですが、運悪く連続命中すると昇天の危険も有ります。更にボー君は配置的に袋小路の奥だとか攻撃しにくい位置に居る事が多く、且つこの高い回避率で倒し辛かったりするのです。ポイントとしては、
@ギルスの回避率を上げる(しかし「絶対命中」が存在するので命中する危険は常に有ります)
A囮のクリーチャーを召喚(攻撃がランダムだから有効性はあるが、それ程有効性が高いワケでもない)
B魔法攻撃で対処(回避されないので有効だがクリーチャーの配置が少し面倒)
Cアンサモンで無力化(Bと同じく、アンサモンの射程に入れるまでの手間がかかる)
Dサモンズ・オン・ラマンで倒す(先のステージに進まないと入手出来ない)
Eサモンズ・オン・ガールーの無敵で突っ切る(Dと同じ)
と、いずれも決定力には欠けます。結局はレイピア+スモールシールドクラスの装備でポーションを多めに持って突っ込んだ方が一番手っ取り早かったりするのですが。
ギルス「と云う事でボク達もさっさと退散する事にしました!」
セティ「でもギルスさま、先程の解説だとあのボーさんって、神さまの御加護を受けてると云う事なのですか?」
ギルス「つまり、誰か神族がレスキューショットを撃ってるってコト!?」
カリア「まさか・・・?」
ボー「・・・・・・・・・」
突然天上界。
カイ「ギル・・・、最近射撃ゲームに凝ってるって云ってたけど、まさか!?」
ギルガメス「ぎくっ!・・・ははは、そんな、まさか・・・ね・・・」
真相は闇の中。
女神イシター「アヌ?その手に持ってるのは何ですか?」
アヌ神「(空気銃を後ろ手に隠し)き、気にしなくても良いぞ。別に何も・・・」
・・・いや、だから真相は知らないですってば!!
兎に角、そんなこんなでギルスはすんなりジュエル(因みにランク3のファイヤオパールメイスです)を入手、浄化してしまう。散々云ってきたように、このステージ自体は左程難しくは無いのだ。
Dr.ドン「結局ワシ今回科白無しか!!一体ナンだったんだワシの立場は!?」
ホルス「(ヘビーボムに潰されたまま)オレは毎度の事だがな・・・」
やっぱプレイした事の無いゲームでネタは中々繋げられンものですなぁ。(←云い訳)
異空間より漂着せし3つのジュエルの一つを浄化し、ギルス一行は「ガンバレッ島」を後にする。
ホルス「全く、お前はいつもオレの事を無視しやがって!」
ギルス「はははっ、ゴメンよホルス。今度はきっと活躍出来るって。」
ホルス「ホントだろうな!?」
カリア「うーん・・・ちと疑問かな?」
ホルス「おいおい!そりゃ無いだろうカリア!?なぁセティ?」
セティ「あぅ・・・」
ホルス「・・・・・・否定無しか!」
そうこうしている内に、舟は新たな島へと辿り着いた。
ギルス「さて、今度は一体どんな土地かな・・・」
セティ「あ、ギルスさま、前みたいに看板が立っていますよ?」
カリア「ホントだわ、えーと・・・」
果たしてその看板に書かれていた文字は。
『おいでませ 山口へ。』
ギルス&カリア&ホルス&セティ「・・・・・・・・・はァ!?」
続く。
☆まだつづく☆