(当コーナーの記載事項はある程度実際のプレイに基づいていますが、時として嘘・強調・紛らわしい表現が多分に含まれている恐れが有ります)
スーマール帝都は前回も触れた様に近隣の市街をまとめて城郭に囲った構造になっている。その為、長城内に複数の街が存在し、多数の住人が生活を営んでいるのである。
ここエリドの街はその中でも最大級の都市であり、帝国臣民の生活を支える巨大なブラックマーケット(闇市場)が存在していた。
ギルス「・・・でもそれ変じゃない?」
ホルス「確かにな。なんで堂々と『闇市場』なんて名乗ってられるんだ?それじゃ『闇』じゃねーじゃんか。」
ユフタル「・・・確かにその通りですな・・・」
これは筆者が最初から抱いていた疑問。一応考察すると、本来は「闇市場」なんて名乗ってなかったのだろうけれども、アンシャーが現れ、急激な税率の上昇やなんやらで物資の流通も不安定になり、結果必要に迫られてエリドの商人達が非合法で物資を供給する市場を形成したのであろう。
セティ「でもそれにしては全然活気が無いと云うか・・・、誰も人の気配がしませんが?」
ギルス「折角帝都の最新ファッションでもセティに買ってあげようと思ってたのに。」
セティ「ホントですかわあ嬉しい!」
ギルス「勿論だよ。・・・あ、カリアの分も買わなきゃ・・・」
ホルス「お前ら事態を把握してモノ喋ってるか?」
これはSTAGE25のラストからSTAGE26の冒頭にかけて触れていたエリドの反乱分子鎮圧による影響である。結局帝国はエリドの闇市場に対し存続を黙認する代わりに法外な税率を要求したものと思われる。それに対して市民が反発して暴動を起こし、エンカイドが鎮圧に向かわされたのであった。・・・勿論、云うまでも無く市民は皆殺しにされたのであろう。
赤騎士マルガ「で、このオレ様が前回のラストにある通り残党の始末を命ぜられたと云うわけだ。」
ユフタル「マルガ!貴様・・・!!騎士の風上にも置けぬこの卑劣漢めが!アンシャーなどに媚(こび)を売りよって、恥を知れいッ!!」(←横倍角)
赤騎士マルガ「ほおう、やけにうるさい声だと思ったら元・騎士団長のユフタル殿ではないか。くくくこりゃいいや。こんな露払いみたいな任務ウンザリしてたトコなんだ。あんた殺ったら一躍大手柄、次期騎士団長の座はオレ様ってか?ひゃははは、よーし覚悟しやがれ、この槍で貫いてくれるわっ!」
マルガ以外の全員「・・・・・・・・・・・・(白い目をマルガに向けている)」
赤騎士マルガ「・・・?、ナンだよその目は。」
ホルス「・・・お前、ちゃんと自分の状況解ってモノ云ってるか?」
赤騎士マルガ「何を云うちゃんと筆者がゲーム本編の科白をメモにとってそれに基づいて喋ってるつもりだぜ。」
ギルス「んじゃ、あんた『槍で貫いてやる』って云ってたよね?」
赤騎士マルガ「ああそうさ。オレ様はランスナイトだからな。別にそこの小娘を『オレ様の下の槍で貫く』って意味じゃねーぞ。」
セティ「・・・!!(赤くなって後ずさる)」
ホルス「いい加減エロネタから脱却しろ筆者!!」
ユフタル「無理であろう。(筆者:すんません毎度毎度)・・・いいかマルガ、今貴様の手にしてる得物は何だ?」
赤騎士マルガ「だからランスナイトだから槍・・・・・・・・・って、何故にカッパーマトック!?畜生なんてこったい!それじゃ訂正する、こうなったら貴様ら掘って掘ってまた掘って掘り捲ってやるうぉーい宝じゃーい!!」
ギルス「あんた沙悟浄か?」
・・・勿論、キンキンな沙悟浄です。(また旧いネタだから解ってもらえるかな・・・?)
で、一応上のやり取り(と云うか状況)は実話です。ゲーム本編でマルガは確かに「ヤリでどうこう」と云ってますが彼の初期装備はカッパーマトックです。ランスナイトの最大の利点である2マス射程を失っている間抜けな事態。でも、マトックを装備したボスはターゲット(ギルスなどの相手クリーチャーやカギ)を目指してマトックでガンガン壁を掘り進んでいくので意外と侵攻が早い事も有るのだ。しかも初期装備でアイアンヘルメットを装着しており、意外と物理・魔法ともにバランスの取れた防御性能を誇ってる。防衛ラインは総力を挙げたほうがいいかもね。
一方、敵ダンジョンはそこそこに広く、おまけに敵の数も多い。メインは各種ナイトとブレイクメイジ。ルームの構造で多いのは部屋の中に視力検査のCマークのような壁で仕切られた空間があって、そこの内部に敵が数体屯(たむろ)ってる様な状態。この内部にカギが有る事も多く、戦闘を回避出来ない事もあるが、カギが無い場合はSTAGE26の様にルームの端っこを歩いたりして戦闘を回避していった方が良い。
『赤騎士マルガは力尽きた!』
ホルス「ふっ、見たかこの華麗なる剣技!」
ユフタル「・・・しかし、確かに止めはホルス殿だが御主1ダメージしか与えられないからダメージの殆どはセティ殿によるものでは無いか?」
ホルス「るせぃっ!デッキにも組み込まれて無いクセ(前回参照)に余計な茶々入れるなおっさん!」
諄(くど)い様ですが、倍行動出来るホルスに強力な武器を付ければとても強いユニットにはなるんだけど、筆者は基本的に配下クリーチャーには武装強化しません。最近のプレイでは配下にも武装を与える機会も増えたけど、少なくともこのコーナー執筆の為に行ったプレイでは配下への武装は一切行わなかったのでこの先もそのつもりで御読み下さいな。
赤騎士マルガ「畜生・・・、だが、貴様らぬかったな!オレ様が一度倒れたと云う事は、初期武装も失い、本来の戦闘力を発揮出来ると云う事。これで!今度こそこの槍でそこの小娘、もとい貴様らを貫いてくれるわっ!」
セティ「そっか!マトックを失ったから今度は本来の槍攻撃で2マス射程になるんだ!」
赤騎士マルガ「そう云う事だそーれ突いてやるぞ小娘ぇ!」
ギルス「なんだやっぱりセティ狙いじゃんかこのスケベめ。」
ホルス「そんな呑気に云ってる場合か?」
ギルス「大丈夫だよ。攻撃力も2落ちた(マトック修正)から一撃ではやられないし例のカウンターも有るし、それに・・・」
女王イシス「久々に妾(わらわ)の出番だな!王子よ皆まで云わずともよい。初期武装の兜も失い、今の彼奴(きゃつ)は魔法攻撃には薄紙の如き脆さ。妾の攻撃の前では敵に非ず!」
赤騎士マルガ「うぎゃっ!お、おのれ小娘・・・」
セティ「いやっ、そんな形相で近寄らな・・・イツマデ動イテヤガルクタバレコノ色情狂メガ!」
赤騎士マルガ「ぐわぁっ!!そんなこんな小娘どもにフクロにされるなんて・・・、でもユフタルみたいなむさいオヤジにやられるよりは幸せかも・・・・・・ぐふっ。」
ホルス「なんだかなぁ・・・」
と云う事でエリドの闇市場はあっけなく終わり。前回ラストで「やっつけステージ」とバラしてしまったが、ホントにあっさり終わってしまったじゃないか、今回殆ど間抜けなやり取りに終始してたぞ!?
エリドの町を抜けた一行は、巨大な城門の前に辿りつく。
ユフタル「ここがヘロデ要塞です。王城への最終防衛ラインでありますが故、恐らく・・・、アンシャーの最強の手駒とおぼしきエンカイドが待ち受けていると思われますな。」
???「なかなかいい読みだな老いぼれ。」
城門の上に、白銀の鎧の騎士が立っていてこちらを見下ろしていた。例によって兜の風帽は下ろされて顔は見えない。
エンカイド「ふふふ、ギルスよ、漸くここまでたどり着いた様だな。では、手厚く歓迎してやるとするか・・・・・・『宴会奴』の名にかけて!」
ギルス「わーいやっぱりお祭り騒ぎ出来るんだヒャッホウ!!(STAGE26参照)」
セティ「良かったですねギルスさま!」
ホルス「アホか!!・・・しかし、ギルスと同次元の寒いボケをかます奴は一体・・・何者だ?」
エンカイド「知りたいか?それは・・・・・・・・・次回だ!」
と云う事で次回に続く。