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こんな楽器を作っています
「試聴」をクリックすると音が聴けます!

打つ楽器・振る楽器 楽器名の後の<>内は、その楽器が出来た時期(いつ頃から作っているか)を表します。

缶シロホン  <1999年>
スチール缶の底をたたくといい音がするのはわかっていたので、いろんな缶を集めて鉄琴を作ろうと思っていたある日、スチールドラムの作り方を書いた記事を目にしました。ドラム缶の底をいくつか区分けしたあと、かなづちでたたきき出して音をつくるとあったので、スチールなら同じことができるのではないかと、台所にあったすりこぎで、スチール缶をたたいてみました。
すると、どうでしょう!もののみごとに音が変わったのです。たたけばたたくほど、つまり、缶の底をへこませればへこませるほど、音が高くなります。
これは私の大発見!・・・と思っていたら、すでにわかっていたことだったようで、手作り楽器大先輩のマエストロ足立さんは、ドライバーで底をつついて音を変えていらっしゃいました。
今でも、「すりこぎを使うところ」だけは、私流です。
子供に作らせるときには、百円均一の小さいすりこぎが扱いやすいようです。

 作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 2」   試聴
缶ドベル  <2000年>
上記の缶シロホンの最大の弱点は、音が狂いやすいという点です。たたき出して音を作ったので、バチでたたいて演奏しているうちに音が変わるのは当たり前。特に男の子が力任せにバチでたたけば、あっという間に音が変わります。少しでも狂うのを遅らせるには・・・と考えてできたのがこの楽器です。
缶シロホンをひっくりかえして、缶の中に小指の先くらいの小石やプルタブなどを入れ、飲み口を段ボール紙などでふたをします。
縦に振って音を出します。ひとりで演奏するよりも、ハンドベルのように1人1〜2音受け持って何人かでやると楽しい。
1個の缶の音量は小さいですが、大勢でやると、ステージでも使えると思います。

 作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 2」メロディーシェーカーと同じものです。    試聴
アルミ缶ハンドベル  <1996年>
その昔、自宅で小さな音楽教室を開いていた、ある年のクリスマス会で、ハンドベル代わりに子ども達と演奏しようと作りました。
私がリサイクル楽器作りにはまるようになったきっかけの楽器です。
ただ、ハンドベルのように澄んだ音は出ないので(カウベルのような音がします!)、音の高さを聴き取るのが難しい上に、切ってみないと どんな高さの音がするかわかりません。大きい缶は低い音、小さい缶は高い音がするのは確かだけど、缶の長さや大きさだけで音の高さが決まるわけではないようです。だから、音階を作ろうとするとたくさん切って音を探すしかない!その上、缶を切るときに手を切ることもあり・・・というわけで、最近は、作ることも、見せることも、ほとんどなくなりました。
鐘の音や、ベルとして、効果音的に、ひとつ、ふたつで使うことはありますけどね。
ハンドベルのような楽器をつくりたい方は、この上の『缶ドベル』をお勧めします。

 作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 2」に初期の作り方があります。
        写真のものは缶の中のネジと柄のアルミの針金が一体になっています。

      試聴 「きらきら星」を演奏しています!
アルミ缶ベルチャイム <1997年>
アルミ缶ハンドベルはひとりで演奏するのが大変なので、缶を針金ハンガーにつるして、バチでたたくようにしたものです。
写真の楽器の右肩にあるバチは、一升瓶の栓にわりばしをさしたものです。
見た目がハデで楽しそうに見えるのか、活動をはじめた当初、取材を受けると これを持っている写真をよく撮られたものです。
上のアルミ缶ハンドベル同様、缶の音は澄んだ音がしないし、倍音がたくさん聞こえるので、演奏する時は、だれでもよく知っている曲を、「今から○○を演奏します。」と言ってからはじめないと、なかなかそのように聴いてもらえません。
ですから、この楽器も、最近は、めったに登場の機会がありません。

 作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 2」

    試聴 「かえるの合唱」を演奏しています!
モグラコン缶 <2008年8月>
2008年の川崎のアイデア楽器コンテストに応募しようと考えた楽器です。みごとに予選落ちしましたが・・・
畑で、モグラよけのための空き缶やペットボトルが、風に吹かれて、カラン、コロン、と音をたてているのを聞いて、これを楽器にしたら面白い!と作ってみました。
作り方は、上記のアルミ缶ハンドベル、ベルチャイムと同じ。地面に突き刺した棒にかぶせるだけなので、穴をあけたり、針金をつけたりする必要がない分簡単です。ただし、音を作るのは前述のとおり、大変面倒です!
野外で演奏することを考えて、同じ音の缶を2本作りました。両手でゆすって演奏します。
畑の中のイベント等にいかがでしょう?

 作り方 見てのとおり!


缶ブロック <1999年>
アルミ缶の底をたたくと、ポコポコとユーモラスな音がします。缶の上部を 缶きりで開けると さらによい音がします。
大きさの違う缶をたたくと音の高さが違います。そこで、ウッドブロックのような楽器ができあがりました。
缶きりが使えれば、お子さんにも簡単に作れます。(切り口には気をつけてネ!)

写真右のものは、大きさの違う4種類のアルミ缶を集めてみました。

 作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 2」 

   試聴
ビールフォン <1999年>
上記の缶ブロックから発展させた楽器です。
カッターやハサミで切って、缶の長さを変えました。
切る作業や切り口が危ないので気をつけてくださいね。
写真のものは、ペットボトルの取っ手の部分を持って立奏できるように工夫したもので、4リットルのペットボトルの周りに針金で缶を取り付けてあります。
缶ブロックを紹介した後、ビールフォンを出すと、たいてい「お〜!」と喜んでもらえます。

 作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 2」 本にはビールケースに取り付ける方法が載せてあります。

   試聴
プラブロック <2000年>
この楽器は上記、「缶ブロック」と同様の楽器を、缶きりの使えない幼児向けに考えたものです。
写真左のものは、トイレットペーパーの芯をはめて片方の容器の音を低くしています。
写真右のものは、右側の容器の口の部分を切り取って短くして音を高くしています。
容器にピッタリはまる芯があれば、左のものの方が作りやすいかも。
ふたつの容器をつなぐのはモールや針金でもよいのですが、一番簡単なのは太めの輪ゴムです。太めのものがなければ、ごく普通の輪ゴムでも、3本くらい重ねてはめるとうまくいきます。ちなみに、右のばちは、割り箸の長さくらいのビニールテープを割り箸の先にくるくると巻いてばちの頭(青い部分)にしました。

 作り方  「リサイクル楽器を楽しもう 2」   試聴    最新の作り方は、こちら
プラシロホン(その1) <2000年>
その昔、片手でヤクルトの容器の口の部分をにぎり、開口部の大きさを変えながら、もう一方の手の人差し指で容器の底を叩いて簡単なメロディーを演奏しようと密かに練習していたことがあります。「ファイト1発!」ならぬ、「ヤクルト1本!」で一曲やれば、宴会芸でうけるかも、と思っていたのですが、これがなかなかむずかしい。
1本でやろうとするからむずかしいのだ。ならば、1本1音にすればよいのだ!と思いつきました。
写真のド〜ファまでは、口の部分をお菓子の箱のボール紙を貼って小さくしてあります。ソはそのままでラより上の音は容器を短くしてあります。
手前の楽器は、牛乳パックの台に割り箸と輪ゴムを利用して取り付けています。
奥の楽器は、4リットルのペットボトルの取っ手の部分を輪切りにしたものに輪ゴムで取り付けてあります。

 作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 2」  音は次の(その2)とほぼ同じです。
プラシロホン(その2) <2010年>
上記のプラシロホン(その1は口の部分を閉じていくことによって低い音を作りましたが、(その2)は、前述(2つ上)のプラブロックの、トイレットペーパーの芯をはめたもののように、筒をはめて低い音を作りました。
トイレットペーパーの芯は長さが限られているし、ぴったりはまる芯を集めるのもたいへん!そこで、牛乳パックを丸めて筒を作りました。
写真のものはシから上の音は容器を切って短くしてありますが、容器を切るのはやっかいなので、子どもに作らせる時は、一番高い音を筒をつけない容器にして、あとの容器に筒をつけるとよいです。その場合、1オクターブ作るなら、、1リットルの牛乳パックが3枚必要です。→この場合の作り方は、こちら

 作り方 筒は長めのものをつけて音を聴きながら切っていく。筒と容器の間に、すき間があくといい音が出ないよ!   
       試聴
ラップラホン <2008年>
プラシロホン(その1)を作ってから、乳酸菌飲料の容器に長い筒をはめて、低い音のプラシロホンを作りたい!と、ず〜と思っていました。
ただ、容器にピッタリはまるラップの芯は、なかなか溜まりません。数年がかりで溜めた芯でやっとの思いで作りました。
首からさげて演奏したかったので、ひもがつけてあります。
テレビでは2回披露しましたが、普段のコンサートでは、誰でも作れそうな、上記のプラシロホン(その2)を持っていきます。

 作り方 (その2)に同じ。長い筒はラップの芯2本をつないであります。

 プラシロホンは同様の楽器をかねひろさんも作っておられます。→こちら
プラデコロン <2009年8月>
2009年度の川崎のアイデアコンテストに応募するために考えた楽器です。これまた、予選落ちでしたが・・・
上記の楽器と同様に音を作った筒を、さかさまにして、中にスーパーボールのかけらが入れてあります。
インドネシアのアンクルンをまねて、1オクターブちがいの2本を輪ゴムでひとつにしてあります。
どうやって演奏するかというと、容器を下にして持って、振って音を出します。
ハンドベルのように一人1〜2音持って何人かで演奏すると面白いと思ったのですが、披露の機会なく、眠っております。
ちなみに、ラップの芯は、応募の段階で全然足りなかったので、東急ハンズで仕入れた紙芯を使っています。

 作り方 上記を参考に!  試聴 「きらきら星」
水シロホン <2014年>
プラシロホンで、高音を作るとき、容器を切っていくのは、少々大変です。
水を入れたらいいのでは、と思いついて作った楽器です。
手軽にできますが、音域に難あり。
夏、水遊び感覚でお子さんと、かえるの合唱やきらきら星を演奏して、遊んでもらえるとうれしいな!

作り方音の試聴は、こちらでどうぞ!
芯ポン <2002年>
ラップやアルミホイルの紙芯を手に持って、もう一方の手のひらで筒の口をふさぐようにたたくと、ポン!といい音がします。
筒の長さを変えると音の高さが変わります。
それだけの楽器です。一人一本持って大勢で演奏すると面白いと思うのですが、未だに実現しておりません。
手がまだ小さい子ども達には、いい音を出すのがなかなか難しいと思います。

 作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 2」
  試聴 超ゆっくりな「ちょうちょ」
ボロッケン <1999年>
小学生のころ、丸めた画用紙で机などを叩くと、いい音がしていたのを思い出して、リサイクルにこだわる私は、新聞の折込チラシを丸めてみました。
柔らかい紙は今ひとつでしたが、都市部で週末に折り込まれる、家やマンションの、硬い紙のチラシはまずまずの音が出ました。
筒の長さを変え、1オクターブ8本をひもやリボンでつなぎました。
写真右のものはカラースプレーで色を付けました。こうすると、きれいなだけでなく、紙に張りが出て音がすこ〜し響くようになります。
カレンダーやポスターなどの大きな紙を使えばもっと音域が広げられます。夏休みの工作にいかがでしょう?

 作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 1」   試聴

 同様な楽器をかねひろさんも作っておられます。→こちら
コロンクルン <2002年>
チップスターの容器の、口の部分をたたくと、コンコンといい音がします。筒の長さを変えると音の高さが変わります。容器の大きさが限られているので、音域は1オクターブがやっとです。
ちなみに、他の筒型の容器でも試してみましたが、チップスターの容器が一番いい音がしました。
容器は半分に切断した350ml缶ビールのケースに、輪ゴムで固定してあります。
ビールケースのダンボールを細長く切って作ったバチを包丁のように持ってたたいて音を出します。

 作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 2」  試聴 「はと」
スリットトレイ <2012年>
スリットドラムの存在を知ってから、同様のものが簡単にできないかと、いろいろ試してみたのですが、『ゴミ』にはなかなかいい素材がみつかりません。木箱に入った上等のそうめんをお中元にいただくような家柄ではありませんので、不要な木の箱はありませんしね。
発泡スチロールのトレイを使うことも、何度か試みたのですが、音が今一つなので、ずっ〜と、お蔵入りのアイデアでした。
でも、先日、ブログに載せたので、一応、こっちにも展示します。

 作り方や音の試聴こちらでお願いします。
トレイポロン <2000年>
発泡スチロールのトレイは、こまめに回収ボックスに持っていかないと、あっという間に溜まります。
そして、いろいろな大きさがあります。たたいてみたら、予想どおり、形や大きさによって音の高さが違いました。
そこで、それらしき音を探してドレミファソ〜と並べて、ひもにぶら下げてみました。
バチは割り箸で大丈夫!演奏する時は、ひもの両端を誰かに持ってもらいます。
調子っぱずれのところが気に入っています。
 
 作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 2」  試聴 「どんぐりころころ」
 
ペットボトルズ<2005年・音楽のまち・かわさき全国手作り楽器アイデアコンテスト’05川崎市長賞受賞作品>
1,5リットルのコカ・コーラのペットボトルの、ヒップの部分で床を打つと、とてもいい音がします。
ボトルをへこませてふたをして打ったらバスドラムのような音がしました。
これは、ひょっとして、と思い、少しずつ空気を抜いてふたをすると、音が低くなることを発見!では、音を高くするには中の圧を上げればよい。
そこで、ふたをとったボトルを冷凍庫に入れて冷やし、取り出したら即ふたをして、ふたをゆるめて中の空気を抜いて音の調節をしました。
そうして作ったのが写真右の6本です。
冷凍庫を使うやり方には欠点があって気温が変化すると音の高さが変わってしまいます。当たり前ですが(笑)
でも、ドラムのような音が欲しいとき、1,5リットルのコカ・コーラのボトルは超便利です。ぜひ、2〜3本ストックしておいてください!

 作り方 上記を参考に! 試聴 
ペットタムタム<2001年>
キャップをはずした空のペットボトルには、指のはらでボトルをたたくといい音がするものが結構あります。
いろんな形や大きさのボトルを集めてたたくだけで遊べますが、ボトルの口に長さの違う筒をつけると簡単に音階をつくることができます。
写真左の6本は同じペットボトルを使っています。右の4本は大きさの違うものを集めました。
バチでたたくときは、ボトルに古靴下の足首の部分をはめて、その上をたたくと衝撃音が和らぎます。

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 2」  試聴
王冠タンバリン <1999年>
王冠をかなづちで広げて使うようになったのは、『音楽本(おんらくぼん)』(鈴木キヨシ 著 生活ジャーナル)に出会ってからです。
それまでは、そのまま使っていました。
そのままでも音は出ますが、広げた方がいい音がします。
写真左の6角形のものは、子ども達にも作り易いように牛乳パックを使っています。
ただ、最近(2011年現在)は、家庭で王冠にお目にかかることが少なくなったので、ワークショップで子ども達に作ってもらうこともなくなりました。

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 1」  試聴
紙パック王冠タンバリン <2008年>
上の牛乳パックのタンバリンを子供達に作らせたとき、子供達が片面にガムテープをはって、小学校などでよく見かける形のタンバリンにしたのをみて、片面に発泡スチロールのトレイを張ってみました。
トレイを張らない方が王冠の音がきれいに響くので、私は張らない方が好きなのですが、張った方が工作としての満足度は、高いようです。
夏休みの工作にいかがでしょう?
写真右の楽器は牛乳パック、左の黒い楽器はお酒のパックを利用して作りました。

作り方 酒パックを利用したものは、こちら
(キャップスズ) <1999年>
王冠は手に入りにくくなりましたが、ペットボトルのキャップはやたら溜まるようになりました。
これを利用して幼いころにあこがれた鈴の形の楽器にしてみました。
キャップの中のプルタブがシャラシャラという音をたてます。
写真右のものは栄養ドリンクのキャップを使いました。この方が鈴らしい音がします。

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 1」  試聴写真左の鈴の音です。
     針金を使った作り方は、こちら
マラカス <2001年>
手作りのマラカスは手軽に作れるけど、気に入った音を出すのが難しく、うるさいだけの楽器になりそうで、敬遠していたのですが、子ども達の人気は高く、だったらそれらしくしようと柄をつけました。
柄は新聞紙などを固くまいて作ります。
リサイクルにこだわる私はペットボトルで作ったピーズ(写真右のもの)やプルタブを入れることもありますが、いろんな物を入れて好みの音を作ってみてください。
容器の材質や中に入れるものによっていろんな音が作れるし、作った後、すぐにみんなで演奏できるので、ワークショップではよく作る楽器のひとつになりました。

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 1」  ペットボトルで作るマラカスの作り方は こちら
水マラカス<200?年>
ペットボトルに貝殻と水を入れただけです。
こんなもの、大真面目に展示されても・・・ですよね。
ただ、音を追及すると、なかなか面白い。・・・と思うのは、私だけ?

作り方音の試聴は、 こちら

   関連ブログ記事は、こちら
ようじマラカス <1999年>
マラカスを上手に演奏するのは難しく、キレのあるいい音は、なかなか出せません。手作りだとなおさらです。
でも、あるとき爪楊枝入れにしていたプラスティック容器を振ったところ、チャ、チャ、チャ、と、とてもいい音がしました。
そこで作ったのがこのマラカスです。爪楊枝を40〜50本入れてあります。爪楊枝が縦に一度に落ちるのでジャラジャラ中のものが転がる音がしません。
硬い容器で作った方がいい音がします。

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 1」  試聴
おてだまらかす <2000年>
おてだまに持ち手をつけただけなのですが、持ち手をもって振るだけでなく、手のひらにうちつけたり、手の中でごろごろしたり、普通におてだま遊びをしたり、親子で遊べます。
中に入れるものにより音が違います。定番の小豆はとてもよい音がしますが、私は、王冠(5〜6個)や、プルタブ(30〜50個)、ペットボトルのキャップ(3〜4個)などを入れています。
写真左の3つは古Tシャツ、右の二つは靴下で作りました。中身を詰め過ぎない方が音が楽しめます。

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 1」  
ヨーヨーマラカス<2015年>
おてだまがマラカスになるのなら、ヨーヨーだって、中に音の種を入れたらマラカスだ!
というわけで、夏祭り、ヨーヨー釣りをして鳴らしたら面白いのでは、と作りました。
丸い本体は、レジ袋を丸めたものです。


作り方と音の試聴は、こちら

豆音発生装置
砂時計型マラカス <2014年>
写真左側は、豆まきの音を楽しむために作りました。
右側のペットボトルビーズが入ったものは、それを、楽器として成立させた(?)ものです。
展示するのも はばかれるような楽器ですが、話のネタにでもしていただけたら、と思います。

作り方と音の試聴は、こちら
ペット太鼓 <1999年>
太鼓を、家庭で普通に手に入る不用品(ゴミ)で作るのは少々無理なのですが、太鼓の魅力に勝てず、工夫してみました。
太鼓のかわは写真左から、ゴム手袋、焼酎のラベル、お菓子の袋、手前の背の低い太鼓は紙袋、です。
かわは全て、セロハンテープと布の粘着テープではってあるので、時間がたつとゆるんできます。演奏前に必ず張替えないといけません。
なので、下の新しいやり方を開発してからは、お蔵入りしています。
ちなみに、写真左のバチのヘッドはスーパーボールです。写真右のほうきのようなバチは500mlの炭酸飲料のペットボトルの上半分にハケのように切り目を入れて作りました。

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 1」
新・ペット太鼓 <2008年>
太鼓のかわにクリアファイルを使っています。このアイデアは、青山のこどもの城でいただきました!
写真一番上の太鼓は丸く切ったクリアファイルを麻ひもで張ってあります。二本のひもに通したビーズを移動させることによって張りの強さを変えることができます。
真ん中の太鼓は、太い輪ゴムで張ってあります。こども達に作らせるときは、この方法で作ります。
ただ、最近(’11年現在)四角いペットボトルが増え、1,5Lで丸いものはペコペコする炭酸飲料のものがほとんどで、この楽器に使えるペットボトルが少なくなりました。
試しに、500mlのボトル(写真一番左)でも作ってみましたが、音は今ひとつです。

作り方  輪ゴムを使った作り方はこちら
  試聴 写真右二つの太鼓をスーパーボールとペットボトルのハケのバチでたたいています。
紙皿ペット太鼓 <2014年>
太鼓のかわに、紙皿を使ってみました。
写真は、4Lのペットボトルの上部を使っています。
紙皿を湿らせて、輪ゴムで固定。乾いたら、まずまずの音になります。

作り方と音の試聴は、こちらでどうぞ
 
6Pチーズの丸い箱のふたを使ったものは、こちらでご覧ください。
パック小鼓 <2016年>
牛乳パックそのままでは、硬くて太鼓のかわには使えませんが、ふと、ビニールをはがしたら使えるのでは、と思いついて、試してみたら、上記の紙皿くらいの感じで使えました。
音は、今一つですが、かわいい鼓ができました。

作り方と音の視聴は、こちらでどうぞ!
どんべぇ太鼓 <1999年>
ひょうたんを使ったウォータードラムを見て、お風呂でいろんな形の容器をお湯に浮かべて叩いてみました。
その中で、いい音がして安定してお湯にうかんでいたのが、どん兵衛の容器だったので「どんべえ太鼓」というわけです。どんぶり型の容器がいいようです。
どこまで水に浸けるかで、音の高さが変わります。

作り方 水に浮かべるだけです!いい音がする場所を探してたたいてみてください。
  試聴 容器を5個使って演奏しています。
太鼓マラカス <2007年5月>
ゴム風船を太鼓のかわに使うアイデアは、『音を楽しむ音楽の旅』(ヨイサの会 著 音楽之友社)の風鼓という手作り楽器に使われています。
このアイデアをいただき、空き缶や底を切った500mlのペットボトルに風船を張った太鼓を子ども達に作らせていたのですが、ある時、風船の中に米粒などを入れてふくらませて振るとバラバラゴロゴロと音が響いて楽しかったのを思い出して、容器の中にコーンの種を入れてみました。
すると、横にして振るとカシャカシャ、鼓面を下にして振るとゴロゴロ、ペットボトルで作ると容器をつぶすことで鼓面の張りを変えられるのでゴロゴロ音の変化も楽しめるし、下からバチでたたくと中のコーンが踊っておもしろいし、楽しい楽器になりました。

作り方 見てのとおり。ペットボトルで作るものは、こちら
     試聴
風船小太鼓 <2012年>

ゴム風船を、ガムテープの紙芯に、両面張って、小太鼓にしました。
風船を張る作業が小さい子供にはむずかしいので、親子で作ってもらえるといいなあと思います。

作り方と音の試聴は、こちら
古紙筒太鼓<2014年>

上記のペット太鼓の仲間です。
500mlのペットボトルに、カレンダーの古紙を張ってあります。
破れやすいですが、簡単にできます。

作り方と音の試聴は、こちら←(1,5リットルのボトルで作ったものも紹介しています。)
ラベル筒太鼓<2014年>

鼓面に、ペットボトルのラベルを張ってあります。
ラベルに熱を加えると縮んでいくのを利用しました。
お子さんと作るときは、火傷に注意してください。
とても、とても、破れやすいです。

作り方と音の試聴は、こちら
王冠カスタネット <1990年代初め頃?>
娘達が幼かったころ、子供向け音楽番組を見ながら一緒にたたかせたら喜ぶかな、と作ったのが最初です。
我が子はたいして喜ばなかったのですが、簡単なので、楽器作りワークショップを始めたころはよく作りました。
最近(’11年現在)は王冠が手に入りにくいので作らなくなりました。
ペットボトルのキャップなど、他のものでも試してみましたが、この形で作って王冠ほどいい音の出るものはまだ発見していません。

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 1」  試聴
王冠鳴子 <2014年>
上記、王冠カスタネットを改良して、鳴子を作りました。
王冠を4つ使うので、華やかな音がします。

作り方と音の試聴は、こちらでどうぞ!
パックカスタ <2003年>
牛乳パックで簡単にできる楽器、ということで考えたものです。
柄のついた方は2009年作です。
紙なので今ひとつスカッとした音が出ない上、折り目がすぐにへたれてしまうのですが、手軽さと、紙でもこれくらいの音が出ると思えば許せるかな、といったところです。

作り方 写真左のものは、こちら    柄のついたものは、こちら
 試聴 前半は写真左の楽器、後半は右の柄つきの楽器の音です。
箱型パックカスタ<2013年>
上記のパックカスタを、パックの底の部分を利用して作ったものです。
パックの側面に絵を描いたら、とても楽しいカスタネットになります。
写真左のものは、お酒のパックで作りました。牛乳パックより硬いので、結構よい音が出ます。

作り方音の試聴は、こちら
カスタペット <2007年>
ペットボトルの底のかたい部分を利用しました。
写真左の物は輪ゴム(緑色)で市販のカスタネットのように2枚の底をむすんであります。
右の柄のついたものは、東京青山のこどもの城でスプーンのパフォーマンスを見て、2010年、エコバンドで同じ様なパフォーマンスを子ども達にやらせたいと思い、考えたものです。
結構いい音がします。

作り方 写真を見て工夫してくださいネ!
  試聴 写真右の柄つきの楽器の音です。
キャップ・手・カスタ<2013年>

ペットボトルのキャップを指にはめて、手をたたくだけで、カスタネットのような音が出せます!

作り方使い方音の試聴は、こちらでどうぞ
牛乳パックのカチカチくん<2014年>

見てのとおり、両手で端を引っ張って鳴らすカスタネットです。
下記のペチペチくんを作る過程で、小さい子に鳴らしやすいようにと考えてできたものです。

作り方と音の試聴は、こちら
牛乳パックのペチペチくん<2014年>

牛乳パックを利用して、ちいさいムチを作りました。
紙のふちにビニールテープを貼ると、音が出しやすいです。

作り方と音の試聴は、こちら
缶かね <1999年>
お祭りで聞こえてくるかね(鉦)をイメージして作りました。
「ただの缶かね?」「そうです!」「そうかね
一番難しいのは、いい音のする缶をみつけること。昔ながらの、缶きりであける缶の方がいい音がするようです。

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 1」
   試聴
缶どら <2005年>
「これはなんかね?」「缶どら。ただのお菓子の缶どら。」
というわけて、上記缶かね同様、一番難しいのは、いい音のする缶に出会うこと。
バチはファックス用紙の芯に起毛の古トレーナーの布を巻いて輪ゴムでとめました。

作り方 写真のものは箱に固定してありますが、いい音のする缶を輪ゴムでつるしてバチで叩くだけでOKです。
  試聴
レインスティック <1997年>
出会いは、子ども劇場で観た「ロバの音楽座」。そのときは楽器の名前も分からずに、ロビーに展示してあった手作りのレインスティックを見て、不要になったゴルフバッグの中にあった網状の筒で作りました。(写真一番下)
後に、様々な手作り楽器の本に載っていることがわかり、いろんな作り方を私なりに工夫してきました。筒の中にらせんに巻いた針金を入れたり、筒を牛乳パックで作ったり、ペットボトルにしてみたり。
おすすめは、ラップの芯に爪楊枝を刺して作る方法(写真一番上)です。面倒ですが、これが一番音が良いと思います。とびだした爪楊枝の頭は爪きりできれいに落とせます。→作り方こちら
(写真真ん中は釘をさしたものです)

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 4」 
  試聴 爪楊枝を使った楽器の音です。
渚のペットボトル <1999年>
レインスティックを工夫する過程で、柳ごうりで波の音が出ることを思い出し、でこぼこのある、しょうゆのペットボトルを、2本つないで作りました。
中に入れてあるものも、写真のものは、ペットボトルで作ったピーズです。
レインスティックのように繊細な音は出ませんが、ボトルを傾けると中のビーズがころがっていく様子が見えるのがいいなと思っています。

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 4」
  試聴
新・渚のペットボトル <2007年>
上記のレインスティックを工夫する過程で考えた楽器です。
でこぼこのないペットボトルでも、らせんに巻いた針金を中に入れれば、波の音が出せます!

作り方と音の試聴は、こちらでどうぞ!
レインボトル<2015年>
上の楽器、針金の音がずっと気になっていました。砂時計型マラカスを作ったとき、これをいくつか繋げればいいことを思いついてできた楽器です。

作り方と音の試聴は、こちら
ささらかまぼこ <2003年>

日本のびんざさら風の楽器を、かまぼこ板で作りました。
日本民謡など、手拍子を打って唄う曲にぴったりなので、高齢の方向けのコンサートで大活躍です。

作り方 板と板の間にペットボトルで作ったビーズをはさんで麻ひもでつないであるだけです。
  試聴
パック底ささら<2014年>

酒のパックの底を60枚、3年かかってためて作りました。
こんな物好きなオバサンは、日本中探してもいないでしょうね。
 
 試聴
ペットカバサ <1999年>
初めてカバサという楽器を見たのは子どもの吹奏楽部の演奏会。
もともとの楽器は、「ひょうたんなどに網をかぶせて貝殻や木の実を数珠のようにつけたもの」で、「アフリカのセケレなどの親類にあたる。」と、小泉文夫監修の「民族音楽大集成」(キングレコード株式会社)の解説書で知り、「セケレ」のイラストを参考に作りました。カバサのイラストは載ってなかったのです(笑)
近頃(’11年現在)は、「シェケレ」という楽器が知れ渡ってきたのでペットシェケレと呼んだ方がわかりやすいかも。
タコ糸の網にペットボトルで作ったビーズを通しています。

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 4」
カシャカシャ <2000年>
音楽療法のお手伝いのボランティアをしていた時、木の実でできたチャクチャという楽器に出会いました。
木の実がひも状の布に糸でたくさんぶら下げてあるのですが、木の実同志がぶつかって、それはそれは、いい音がする楽器です。
まねをして、いろいろなキャップをぶら下げて作ってみました。チャクチャにはかなわないけど、キャップも集まれば、これはこれで面白い音がします。
写真一番左は一升瓶の栓。金属系の涼しげな音がします。キャップの大きさによっても音色が違います。いろんなキャップで試してみてください。
糸で一つ一つぶら下げるのが面倒な方は、写真一番右のようにネットに入れる方法もあり!です。(大型おてだまらかすですネ。)

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 4」
ジャンボタニシのカシャカシャ<2013年>
田んぼの脇の道に落ちていたジャンボタニシの殻で作りました。
結構、いい音がします!

音の試聴と、関連記事は、こちらでどうぞ
ガチャポンアサラト <1999年>
「鈴木キヨシの音楽本(おんらくぼん)」に載っていたこの楽器、あるところで本物を鳴らしているのを見てビックリ!
カッコイイ!私もあのようにできるようになったら紹介しよう、と思って10年以上たつのですが、未だにできません。
なので、家から一歩も出たことがない楽器です。でも、面白い楽器なので、ここで紹介しておきます。
ちなみに、リサイクルにこだわる私はガチャポン容器の中にプルタブを入れました。

作り方 「鈴木キヨシの音楽本(おんらくぼん)」鈴木キヨシ著 生活ジャーナル
     本の中には鳴らし方も写真つきで載っています。
折り紙マラカス <2011年>
伝承折り紙の風船をアレンジして、紙のマラカスを作りました。
長方形の紙で折ります。コピー用紙ならA4、それ以上の大きさにするならもう少し固めの紙で折った方がよいようです。
写真ものは古カレンダーの紙を使っています。
中には、紙を小さくちぎって丸めたものを入れました。

作り方は、こちら
リース型・紙マラカス<2004年頃>

古カレンダーの紙を使って作る、リース型のマラカス(シェーカー?)です。
リボンがない場合は、ビニールテープや、色のついたテープで巻いてもきれいだと思います。

作り方は、こちら

貝殻琴<2015年>
ウォーキングの途中、海岸で拾った貝殻。かわいい音がしたので、並べて音階を作ってみました。

音の試聴は、こちらでどうぞ!

ボトルヘッズ
<2015年>
「カップス」をご存じでしょうか?歌いながらコップを叩いてお隣の人に回していくもので、複雑な叩き方で回すとかっこいい!
あれを、ペットボトルの頭の部分でやってみようと思って作ったものです。
大きなボトルで作ったので、カップより丈夫。複雑な叩き方は難しいですが、「取って回す」くらいならこれで充分かな。

作り方と音の試聴は、こちら
偽銭太鼓 <2016年>
銭太鼓を、「銭」を使わずに作りました。「銭」の代わりに、王冠やプルタブを使いました。

作り方と音の視聴は、こちらでどうぞ!


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