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こんな楽器を作っています   
「試聴」をクリックすると音が聴けます!

  吹く楽器    楽器名の後の<>内は、その楽器が出来た時期(いつ頃から作っているか)を表します。

ボロンボーン写真 ボロンボーン <2002年>
トロンボーンからヒントを得て作りました。延長管をスライドさせることによって音の高さが変えられます。金管楽器未経験の私は5度ぐらいの音程しか変えられませんが、「聖者の行進」なら吹けます。
メロディを吹くには練習が要りますが、音を出すだけなら5歳くらいの子から鳴らせます。ただし、吹いたら、口のまわりに丸い吹き口の跡がついて クマ五郎のようになるのでご注意ください!

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 3」  試聴
ホーホー笛写真 ホーホー笛 <2005年>
ヤクルト型の乳酸菌飲料の容器は、息を吹き込むとそのままで鳴らせますが、なかなか難しいものです。そこで、だれでも鳴らせるように、牛乳パックで吹き口をつけました。
「吹く」ことを覚えた子なら2歳くらいの子から鳴らせます。
吹き口をつける角度がポイントです。

作り方 最新の作り方はこちら
     同様の楽器に『音を楽しむ音楽の旅』(ヨイサの会 著 音楽之友社)に載っている「ポッポー」があります。
       試聴 後半は、指穴を2箇所あけたホーホー笛を吹いています
うぐいす笛写真 うぐいす笛 <1996年頃>
『よく鳴る紙楽器』(繁下和雄 著 クレヨンハウス)に載っているピッチパイプを牛乳パックで作ったものです。筒の両側を手で開け閉めすることでうぐいすの鳴き声がでます。
私はおおざっぱな性格ですので四角い穴の大きさや位置はものさしで計ったりしないで適当に開けます。穴が小さすぎると音が鳴りにくいですが、繁下さんの本の大きさより小さくても大丈夫です。カッターがない場合ははさみだけで作る方法もあります。
ミニコンサートで、その場で牛乳パックの状態から作って鳴らすとたいてい喜んでもらえます。

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 3
     『よく鳴る紙楽器』(繁下和雄 著 クレヨンハウス) 参照                        試聴
パックフルート写真 パックフルート <2000年>
牛乳やお酒の紙パックの折り線を利用したら丸い穴が開けられることに気づいてパックを巻いて長い筒を作り指穴を開けてみました。手作りの横笛ってのもかっこいいじゃん!
しかし、フルートも篠笛も吹いたことのない私には、音を出すのがとても難しく、かすれたような音で「ちょうちょ」を吹くのがやっとです。その上、筒を細くきれいに丸めるのが結構難しい。作ってみようかと思われる方には労多くしてなかなか楽しめないこの楽器より、次のパックリコーダーをおすすめします。

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 3
パックリコーダー写真 パックリコーダー <2003年夏>
パックフルートの演奏の難しさを解決するには、やはりストローの力を借りるしかない、というわけでできたのが、この楽器です。ストローを取り付ける時、音の鳴る位置にしっかり固定すれば誰でも音が出せます。筒の太さをペットボトルのふたの大きさに合わせたので太めですが運指を工夫することで1オクターブの音域が出せます。

作り方は、こちら
           試聴
ふくろう笛写真 ふくろう笛 <1980年代?>
空き缶とストローで作る笛は、今やたいていの小学生が知っています。私も最初に覚えたのがいつだったか思い出せません。多分、学生時代だったと思うのですが、まだ、プルトップを缶からはずして飲む時代だったのだけは確かです。
私の工夫は、ストローをプルタブが缶とつながっている部分の穴に通して固定する、というところだけ。
ビールの空き缶のように飲み口の大きいものは、穴の左右をセロハンテープではって穴を小さくするか、牛乳パックで作った幅広の吹き口をつけると音が出しやすいです。(次の缶オカリナの左の写真参照)
小さいお子さんに吹かせるときは飲み口のところに指をつっこまないよう気をつけてあげてくださいね。

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 3
     牛乳パックで作る吹き口の作り方こちら
缶オカリナ写真 缶オカリナ <1990年代?>

ふくろう笛の缶に指穴を開けると、メロディー奏が可能になります。音は穴の大きさによって変わります。
缶にもよりますが、音域は1オクターブぐらいまで。缶の大きさの小さい方が高い音がでます。
また、小さい缶の方が、息の量が少なくてすむので音が出しやすいようです。

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 3」         試聴
カッコー笛写真 フィルムケースのカッコー笛 <1999年>
デジカメ化が進んでフィルムケースを手に入れるのが難しくなってきました。
でも、扱いやすく、いい音の出る素材です。
一穴用の穴あけパンチを使えば、あっという間にできますが、カッターナイフで音穴を開けた方が良い音がでます。
はさみを使う方法もありますが、小さな(小学1,2年までの)お子さんには結構むずかしい作業のようでした。

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 3
フィルムケースオカリナ写真 フィルムケースのオカリナ <1999年>
フィルムケースのカッコー笛の指穴をふやすとオカリナのようにメロディー奏ができます。
写真の右の物はAPSのフィルムケースを使っています。写真左の物のようにふたをとって開口部を手で開け閉めしても音程を変えられますが、メロディーを吹くためにはちょっと練習が必要です。

作り方 上記のカッコー笛と同じ。同様の笛は『音を楽しむ音楽の旅』(ヨイサの会 著 音楽之友社)や 『リサイクル手作り楽器』(藤原義勝 著 日本書籍)などにも載っています。

                                試聴
スライドホイッスル写真 スライドホイッスル(缶) <1999年>
ふくろう笛の缶の底を抜いて水の中に入れて上下させながら吹いたらあこがれのスライドホイッスルができる。はるか昔(って、石器時代までは遡りません!)、これを思いついたとき、「私って天才!」ってちょっと思ったのですが、後に、いろんな楽器を作るようになっていろんな本を調べると、あちこちに載っていて、私が思いつくようなものは誰でも思いつくものだと学習しました。
缶の底を切り取ってもよいのですが、写真のものは、底にくぎでじょうろのように穴をたくさん開けました。こうすると、小さいお子さんにも安心して遊んでもらえます。吹き口には、缶オカリナの写真左のものと同様、牛乳パックを使い、ビニールテープで固定しています。

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 3」
スライドホイッスル写真 スライドホイッスル(ペットボトル) <1999年>
ペットボトルのラムネビンは音が出しやすく、ちょっと硬いですが、カッターナイフなど家庭にあるもので底を切ることができるのでおすすめです。(カッターが使えるようになった子どもでも、ひとりで底を切るのは危ないので気をつけてください。)
500mlの飲料のペットボトルでもできますが、音はラムネビンの方が格段に出しやすい。特に四角いペットボトルは音が出にくいので丸いペットボトルで作ってください。
水をこぼされたらやっかいなので、子どもたちに紹介するときにはお母さんに怒られないようにお風呂で遊ぶようにすすめています。

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 3」   試聴
ラムネパンパイプ写真 ラムネパンパイプ <1999年>
見てのとおりの楽器です。
難点は水を使うのでたくさんつなぐと重くなること。水をこぼさないように気を使わなくてはいけないこと。
ラムネ菓子の容器で作った小さい方の楽器はふたができるのでコンサート用として重宝していますが、音域が狭いのが難点です。低い音が欲しい時にはヤクルト型の容器を細工してつないで音域を広げています。
作るのは簡単ですが、メロディーを演奏しようと思ったら、少々練習が必要です。

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 3」         試聴ラムネ菓子の容器の方を吹いています。
ヤクルト型容器のパンパイプ <2010年以前>
上記のラムネパンパイプは、水が入るので、出かけて演奏するときは、音の調整が大変。ということで、ヤクルト型容器をつないで、パンパイプを作りました。
でも、演奏がけっこう難しく、軽いけど、かさばるので、1回使っただけで、お蔵入りしてました。
最初に作ったのがいつだったか、記憶が定かではありませんが、先日、ブログの方に載せたので、こちらにも、展示しておきます。

作り方音の試聴は、こちらでどうぞ!
ストローパンパイプ写真 ストローパンパイプ <2001年>
太めのストローが手に入ったら作ってみてください。(直径6mmのものでも作るのは可能です。)
長さで音程が決まるので作るのは簡単ですが、細いので演奏は非常に難しい。1本だけ音を出すのはなんとかなってもメロディーを吹くのは至難の業。したがって、私も人前で演奏したことはありません。

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 3

新・ストローパンパイプ
<2015年>
上の、ストローを切って並べただけのパンパイプは、演奏がとても難しいので、いい工夫はないものか、ずっと考えていました。
で、ふと思いついて、吹き口をななめに切ってみました。
これだと、格段に音が出しやすくなりました。


作り方と音の試聴は、こちら
ストローホイッスル写真 ストローホイッスル <2006年>
手作りおもちゃを作っている人がフィルムケースとストローで作った水笛を見せてくれました。その水笛の唄口のアイデアをアレンジさせてもらいました。吹き口のストローを平らにするためと音の鳴る位置を固定するためにクリップを使いました。クリップを使うアイデアは『音を楽しむ音楽の旅』(ヨイサの会 著 音楽之友社)に載っていた「ホッホー」から。
一本作って身近に持っていたら災害にあったときの救援ホイッスルになるのではないかとひそかに考えています。
ちなみにストローを長くして低い音を出そうとしたけどなかなかうまくいきませんでした。

作り方 見てのとおり。って写真小さすぎてわからないかな? 
(10cmぐらいのストローの下から2cmぐらいの所を折ってテープでとめる。上から3センチあたりのところを切り落とさないよう2ミリぐらい残して切り込みを入れ、折る。上の部分のストローを平らにし、開いたクリップを音の鳴る位置をさぐりながらテープでとめる。)
最新の作り方は、こちら
                                 試聴
ストローホイッスル(新型) <2012年>
曲がるストロー1本で、笛を作りました。
上記のストローホイッスルの、クリップで固定する部分を、ストローの曲がる部分を利用して固定しただけです。

作り方と音の試聴
は、こちら
ストローパンパイプ(新型)<2012年>
上記のストローホイッスルの、管の長さを変えて、音階を作りました。
これだと、三つ上のストローパンパイプと違い、吹けば誰でも鳴らすことができます。

作り方 上記のホイッスルの音の高さの違うものを8本発泡スチロールのトレイに差し込んだだけ。
音の試聴は、こちらでどうぞ!

ストローホイッスル(最新型) <2015年>
まっすぐなストロー1本で作るホイッスルです。
ハサミとセロハンテープがあれば、すぐにできますが、音の鳴る部分をハサミで作るのが、慣れるまで少々難しい。
慣れても、失敗作はできるので、ストローは多めに用意して作ってくださいね。


作り方と音の試聴は、こちら

ストローホイッスルのパンパイプ(最新型)

すぐ上のストローホイッスルでパンパイプを作りました。
これだと、誰でも音が出せるので、簡単なメロディーなら演奏できます。
ただし、1本ずつくわえなおさないといけないので、レガート奏(なめらかな演奏)は無理でした!


作り方と音の試聴は、こちら
パックホイッスル写真 パックホイッスル <2007年>
紙で作るホイッスルは『よく鳴る紙楽器』(繁下和雄 著 クレヨンハウス)にも載っていますが、わたしのようなおおざっぱな人間には向きません。ペットボトルのキャップ等を利用して同様なものを作っていたこともあるのですが、『音・リズム・からだ』(野村誠/鈴木潤/林加奈 著 民衆社)という本に載っていた「牛乳パックの笛」に眼からうろこでした。「なあんだ、丸くなくても鳴るんだ。!」というわけで出来たのがこれです。『音・リズム・からだ』に載っていたのは1,5cm角でしたが、子どもに作らせることを考えて2cm角に。(音は1,5cm角の方が出しやすく、鋭い音がします。)ホイッスルらしい音にするために丸めたアルミホイルが入れてあります。吹き口の固定のためにストローホイッスル同様、クリップを使いました。
写真左のもののように穴あけパンチで側面に穴をあけたらサンバホイッスルになります。(ちなみに、両側面に穴をあけたらうまく鳴らなくなりました。)

作り方 『音・リズム・からだ』(野村誠/鈴木潤/林加奈 著 民衆社) P108牛乳パックの笛 参照     試聴
メロディホイッスル<2013年6月>
上記のホイッスルの、箱の大きさを変えて、1オクターブ分の音を作って、ならべて、固定しました。
音の高さは、箱の容積と、開口部の隙間の大きさで決まってきます。
8本とも、上記のホイッスルと同じ作り方で作ってあります。
8本を固定するためのパックを含めると、1リットルの牛乳パック2本と1/4使いました。

作り方(各笛の長さ)と音の試聴は、こちら
パック・スライドホイッスル<2013年6月>
上記のメロディホイッスルで、意外と簡単に音階が作れたので、箱の部分を長くして、スライドホイッスルを作りました。
2p角では作りにくかったので、1,5p角で作りました。

作り方音の試聴は、こちらでどうぞ! 
ストローチャルメラ写真 ストローチャルメラ <2002年>
ストローの先をつぶして、両側から斜めに切ってくちばしのような形にして吹くストロー笛は、ストローの質にもよりますが、結構息の力が必要で小さい子どもにはなかなか鳴らせません。もっとうまい方法はないかと思っていたら『リサイクル手作り楽器』(藤原義勝 著 日本書籍)にカッターで小さな切込みを入れて糸で固定してリードを作る方法が載っていました。これをはさみとセロハンテープで簡単にできるように工夫しました。はさみの入れ方によってうまくいかないこともありますが、何回かやっているとコツがつかめると思います。
ストローに指穴をあけると音階もできます。うまくいけば1オクターブぐらいの音域が楽しめます。

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 3」        試聴写真下の楽器を吹いています。
ブタペット写真 ブタペット <1999年>
まず、マヨブタ(その他の楽器の中に紹介予定)ありきです。マヨネーズの容器はなかなか空になりませんが、ペットボトルはすぐに空になります。でも、ペットボトルは硬くて押せなかったり、押すとペコペコ音がしたりします。(最近はそうでないボトルもあります!)では、どうすればよい?→息を吹き込めばよい。というわけで出来たのがこの楽器です。
息の強さを変えることで音の高さが変えられるので、簡単な曲ならメロディが吹けます。
「リード」は、初期は紙(息の水分ですぐダメになる)で作っていましたが、最近はペットボトルのラベルのカサカサしたものを利用しています。(音は少し出しづらいのですが、作りやすさからバルーンアート用の細長い風船を短く切って使うこともあります。)

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 3」   ブログ関連記事     試聴
ブーブー笛写真 ブーブー笛(カラス笛) <2007年>
百円均一の店で売っている、バルーンアート用の細長い風船が 直径6oのストローにぴったりはまることに気づいてできた笛です。ブーブーいう音や、カーカーとカラスが鳴いているような音が出せます。
これは私のオリジナル!と喜んでいたら、明和電機さんが同じような楽器をテレビで紹介されていて、ぬか喜びに終りました。でも、簡単だから作ってみて!
音を出すには、ある程度の息の力が必要なので 小さなお子さんや、おしとやかな方には鳴らせない人がもいるかも。バルーンは百均で売っているような薄手の風船が音が出しやすいです。

作り方と音の試聴は、こちら 
ジャングル☆サックス <2012年10月>
動物の鳴き声のような、おもしろい音の出る笛です。
この笛は、飯田茂樹氏(こどもの城)の、フィルムケースで作る『鴨を呼ぶ笛』を、ヤクルト型の容器で作れるようにアレンジしたものです。
もとの笛はゴム風船を長四角に切ってはってありましたが、ビービ―音が出やすいように三角にしてみました。

作り方音の試聴は、こちら
ブーモニカ<2012年10月>
上の、ジャングル☆サックスを作ったとき、構想を得て、川崎の第8回手づくり楽器アイデアコンテストに応募するために作った楽器です。
予選は通過したので、川崎に行ってきましたが、賞はありませんでした。
作るのは、簡単で、写真のものも、1時間弱でできたのですが、曲を演奏するのは、少々練習が必要でした。
作り方音の試聴は、こちら
ダイエットハーモニカ写真 ダイエットハーモニカ <2007年>
川崎の手作り楽器アイデアコンテスト'05で、審査員特別賞をもらった「バスクリーンVer.2.5」という楽器、ペットボトルに切り込みが入れてあって それをなんと、掃除機で吸わせて音を出すというもので、そのユニークさに度肝をぬかれたのですが、同様の原理の「ボトルブー」という楽器が 『音・リズム・からだ』(野村誠/鈴木潤/林加奈 著 民衆社)に載っていました。「ボトルブー」は一本のボトルの2箇所にリードとなる切り込みを入れて 飲み口から、吸ったときに一方が鳴り、吹いたときにもう一方がなるようにしてあって、息を吐いたり吸ったりして音を出すものです。「バスクリーン」で音程を変えることが可能なのがわかっていたので、これを何本か並べたらハーモニカができるはず、と作ったのがこの楽器です。
作ってみて、なぜ掃除機なのか、が解りました。メロディーを演奏するにはすご〜く肺活量が必要で腹筋が超疲れます。
というわけで、おなかの脂肪が気になるあなた!作ってみませんか。

作り方 『音・リズム・からだ』(野村誠/鈴木潤/林加奈 著 民衆社) ボトルブー 参照 音程はリードの大きさや長さで変わってきますので試行錯誤して!
            試聴
キャップ・デ・ホイッスル<2013年>
ペットボトルのキャップ2個を使って作ったホイッスルです。
キャップとキャップの間を牛乳パックでつないで、ハサミを使うだけで作れるように、工夫しました。
片方のキャップに穴をあけると、カッコー笛のように音が変えられます。

作り方音の試聴は、こちら

ピヨピヨ笛
<2014年>

笛ガムと同じ原理で鳴る笛を、牛乳パックと発泡スチロールのトレイを利用して作りました。
そのままでもOKですが、ペットボトルに取り付けると、楽器っぽくなります。

作り方と音の試聴は、こちら




 はじく楽器     楽器名の後の<>内は、その楽器が出来た時期(いつ頃から作っているか)を表します。

わゴムの一弦琴写真 わゴムの一弦琴(初代ゴミ線) <1999年>
糸電話の原理を利用したものです。
輪ゴムは切って一本にして張ってあります。わりばしのさおを押さえて音が変えられます。
三味線のような音がするので当初、ゴミ線と命名しましたが、割っていない新品のわりばしを使うのでリサイクル度は低いし、次に展示したギター型の楽器の方がより三味線っぽいので名前は二代目に譲りました!
簡単に作れるし、材料がすべて手に入れやすいものなので、身近なもので作る手作り楽器としておすすめです。

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 4」      試聴
 
ゴミ線写真 ゴミ線 (わゴムギター) <2004年>
初代ゴミ線を作って数年後、輪ゴムを切らないで もっと簡単に弦楽器を作ることはできないかと考えて この形に行き着きました。
さおは、缶ビールのケースのダンボールを三つ折りにしてガムテープで止めたものです。(写真の物はおしゃれしてきれいなテープを巻いてあります。)
このさおの両端にそれぞれ2箇所の切り込みを入れて輪ゴムをひっかけるだけなのですが、さおの上部の切り込みのひとつを さおの途中に入れると 2本の弦の長さが変えられます。
2本の弦を同時に弾くと より三味線っぽい音がし、発泡スチロールのトレイを三味線のばち型に切り抜いたばちで弾くと さらにそれっぽくなって ステキ!です。
さおの先がトレイの端にささっていますが、発泡スチロールは ボールペンや竹串で穴があけられるので カッターナイフが使えないお子さんでも作ることができます。

作り方は、 こちら    試聴

輪ゴムギター<2014年>
小さいお子さんに、ギター遊びをしてもらおうと考えたものです。
音は、輪ゴムの張りを変えることで、和音を作ることはできますが、子どもが遊ぶとすぐに狂ってしまうと思うので、ジャカジャカ鳴らして雰囲気を楽しんでもらえれば、と思います。


作り方と音の試聴は、こちら
バルーン・ベース<2013年5月>
バルーンアートに使う細長い風船を弦にして、大きな一弦琴を作りました。
材料がそろえば、簡単にできます。

作り方音の試聴は、こちら

弦をこすって音を出したら、バルーン・チェロ?音の試聴はこちら
ワゴム・デ・コード <2005年頃?>
リサイクル楽器を作り始めたころ、発泡スチロールのトレイに、輪ゴムの張りを変えて、ラファドミソシレの順に7本の弦(輪ゴム)を張って、主要3和音(ドミソ、ドファラ、シレソ)を演奏できるようにした「わゴムギター」を作っていた時期があります。でも、これでは3つしか和音が演奏できないので簡単な曲の伴奏しかできません。それに、作り方も私が作るものにしては面倒なものでした。(興味がある方は拙著『リサイクル楽器を楽しもう1』の「わゴムのハープとギター」をご覧ください。)
そこで、四角いペットボトルの側面の一部を 切り取って、切り込みを入れ、輪ゴムをひっかけ、張りの強さを調節して、ペットボトル1本で1和音を作り、それをつなげてみました。切り込みがしっかり輪ゴムをつかんでくれるので音あわせをして、しばらくは遊べます。段ボールにキャップを利用してつなぐので、これなら和音(コード)の数を増やすことができます。
500mlのボトルでは1本で1和音以上作るのは難しいですが、写真奥のような大きいボトルなら和音2つも大丈夫。アイスクリームの棒ではじいて音を出します。

作り方は、こちら        試聴
即席カップ弦 <2008年春>
子ども達に弦楽器を作らせたいという要望をいただき、試作したものです。
『リサイクル手作り楽器』(藤原義勝 著 日本書籍)の「カップメンの一弦琴」を見ながら、共鳴板を発泡スチロールのトレイで、テグスを巻きつける糸巻きを丸環(ヒートン)で、共鳴板の上に乗っている三角の駒は子どもが工作に使った残りのバルサ材で、作りました。菜箸は、100円ショップで見つけた長さ45cmのものです。
同様なもので、もっときちんとしたものをマエストロ足立さんが作られていて、「カップ弦」と名づけられていたので、敬意を表して私も「カップ弦」と呼ぶことにしました。でも、足立さんのものに比べたら、かなり簡単で安っぽいつくりなので、「即席カップ弦」というわけです。
テグスや菜箸など、材料費が少々と、作る手間が少々かかりますが、かけただけのことはある音が出ます。

作り方 藤原さんの本と上の文章を参考にしてね!      試聴
超即席カップ弦 <2008年夏>
上のカップ弦を実際に子どもに作らせるとなると、2時間ぐらいかかります。そこで、手間を省くにはどうすればよいか、と考えて行き着いたのがこの形です。
だいたんにも共鳴板をなくし、カップの底に駒を取り付けました。共鳴板がなくなった分、音の響きは悪くなりますが、制作時間は半分以下に。それで、これくらいの音なら許せるかな。
指で弦を押さえるのは子どもに限らず、弦楽器未経験の私のような大人にも難しい。菜箸に、焼きそばの袋の口を閉じていたビニタイを巻いて、スライドさせて弦を押さえるようにしたら演奏も楽になりました。

作り方 カップ弦を参考に!      試聴
カサリンバ <1998年頃?>
1998年ごろ、近くの公民館であった、鈴木キヨシさんのひょうたん楽器のワークショップに子供と参加しました。作ったのは、ひょうたんのマラカスとオカリナだったのですが、ひょうたんのカリンバのキッドも売られていました。あこがれのカリンバが手作りできる!欲しい!、と思ったのですが、持ち合わせが足りず買えませんでした。でも、その作り方が載っている『音楽本(おんらくぼん)』(鈴木キヨシ 著 生活ジャーナル)はなんとか買えたので本を買って帰りました。
さあ、それから材料さがしです。箱はなんとかなるけど、音の鳴るバーの代用品がなかなかみつかりません。ヘアピンで作れるのは繁下先生の本にあったのでわかっていましたが、リサイクルにこだわる私は使いたくありません。アフリカの現地の人達は自転車のスポークや傘の骨から手作りする・・・でも加工がむずかしそう・・・と思っていたある雨の日、発見しました、ジャンプ傘にぴったりの大きさの部品を。それから、ジャンプ傘の壊れる日の待ち遠しかったこと。
傘が壊れて作った第一号が写真左のものです。箱はゴミ捨て場にあった鰹節けずりのふたです。裏はダンボールでふたをしてあります。
右の大きなものは、折りたたみ傘の骨を利用しました。箱はそうめん入っていた箱です。この箱のふたは子供が工作に使ってしまったので小さいダンボール箱を貼り付けて共鳴箱にしてあります。

作り方 「リサイクル楽器を楽しもう 4」 『音楽本(おんらくぼん)』(鈴木キヨシ 著 生活ジャーナル)

    試聴  写真左の楽器を演奏しています。
ヤキトリンバ  <2004年>
カサリンバ第一号を作ってから、傘の骨以外に、竹串や菜箸、竹のフォークや割り箸、アイスの棒など、いろんなものをバーにしてカリンバを作ってみました。
その中でも、鉄砲串と呼ばれる形の焼鳥の串は、はじき易く、その上、市販の焼鳥を食べるたびに手に入ります。これを利用して、もっと簡単にカリンバのような楽器ができないか、と考えて作ったのがこの楽器です。
箱(写真のものは小さめの段ボール箱です)に、焼鳥の串がきつめに入る段ボールを貼り付けて、貼り付けた段ボールの畝の穴に串をさしこむだけ。音合わせも簡単です。
気をつけるのは竹串の太さに合う段ボールを選ぶことと、箱に串の音が共鳴するようにしっかりと段ボールを貼り付けること。写真のものは、箱上面と同じくらいの大きさの段ボールの中ほどに 段ボールの畝に直角に交わるようにカッターで切れ目を入れて、その切れ目にそって折ったものを、箱の左上の角にぴったり押し付けて幅広のテープで貼ってあります。
ただ、段ボールは紙ですから、演奏しているうちに穴が大きくなって音がうまく鳴らなくなります。そうなったら串を他の穴にさしこみます。さしこむ穴がなくなったら段ボールを取り替えます。簡単に作れますが、取り替えるのは面倒だと思われる方は上のカサリンバと同じ作り方でタケリンバを作ることをお勧めします!

作り方 上の文章と写真を参考に作ってみて!      試聴
プルタブリンバ<2005年頃>

空き缶のプルタブを弾くと、缶によって、微妙に音の高さが違います。
それだけでも、充分遊べるのですが、プルタブを回して、位置を変えたり、立てる角度を変えると、さらに音の高さを調節できることに気が付きました。
でも、変えられる音域はせまく、ド〜ラくらいで、せいいっぱい。
興味のある方は試してみてください。

作り方 上記のとおり! 
      音の試聴は こちらでお願いします。
輪ゴム・カリンバ<2013年>

輪ゴムの音を変えるのに、小さなクリップが使えることに気付いてできた楽器です。
クリップの振動で、雑音が出るところが、カリンバっぽいかな、と命名しました。

作り方音の試聴は、こちらでどうぞ


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