カウル補修塗装



 ひたすらくたびれているカウル。大きなガリ傷はありませんが、カウルの脱着時にステー類と
ぶつかり、ついたと思われる擦り傷が多数あります。その中でも特に目立つところがあります。
水で濡らしてみても傷は見えるので、クリアを吹いただけでは消えそうもありません。
 全く目立たない箇所ですが、折角ラジエター交換のためにカウルを外しているので、再塗装を
行ってみます。以前デイトナの純正色を購入していたのですが、ずっと使っていなかったので
補修塗装の練習も兼ねて試してみました。時間もないのでタブーですがせっかちにやります!

カウルを取り付ける際についたと思われるステーによるガリ傷。

これが泣き所のステー。とにかくエッジが鋭い。ほとんど糸面取り程度。
作業中手の甲などぶつけると痛い・・・。

傷をならすためにペーパー掛けをします。400番でやりました。
軽くこする程度ならいきなり地肌が出るほどではありません。
このあと、サーフェイサーを吹きつけて表面をきれいに整えるのですが、
割愛しました。結論。サーフェイサーは大事です。今回は目立たないところなので
割愛しましたが、サーフェイサーを吹いて、表面の具合を事前に確認することが
重要です。一見キレイに磨けたように見えましたが、この後塗装後、少し傷が
確認できました。塗装後に気づく前にサーフェイサーで確認することが
仕上がりを左右すると言うことです。今後目立つ箇所には使おうと思います。


これがデイトナの純正色。痒いところに手が届く商品です。
カラーコードを調べて用意しました。

真冬なので鬼畜の屋内作業です。新聞紙で不要部を覆います。


ブシューッとスプレー。縦横吹き付けたいところですが
屋内なので弱いし、移動量も少ないし、垂れる要素いっぱいです。

垂れる寸前まで塗れました。広いエリアを塗るならやはり屋外が必須です。

10分くらいおいてクリアを吹き付けました。このクリアのスプレーには5分後に
塗布と書いてあって、デイトナスプレーには十分乾燥後とある。せっかちなので
10分くらいで吹き付けてみたが問題なかった。

ちょっと傷が確認できるところもありますが、見えないところだし、基本的には
筋がなくなったので全体の質感は向上した気がします。

クリア層を磨きこんで周囲と同じくらいツルツルにしなければなりません。
再塗装エリアは小エリアなので少量セットになったコンパウンドセットを購入です。

クルマ補修コーナーにあるスポンジセットは高いので100均でスポンジを購入です。
しかもそれをカット!貧乏臭いです。
細目→中細目→極細目の順で磨いていきます。

磨き完了です。やはり10年の退色はあるので再塗装部は濃い感じがします。
それでも研磨したら周囲が移りこむくらいピカピカになりました。サーフェイサーから
吹いて仕上げたらもっときれいになるということです。
カウルも多少の傷、割れ程度なら手順を踏んで時間をかければなんとかできそうです。
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