当コーナーの記載事項はある程度実際のプレイに基づいていますが、時として嘘・強調・紛らわしい表現が多分に含まれている恐れが有ります)

 

ドル足掻記
「STAGE1:スライムの洞窟」

 

 

 

−−WORLD1:辺境の森リビル−−

 

 

  カリア「さて、それじゃ最初の実戦ね!気を引き締めていきましょ!」

 兎にも角にも、ギルスとカリアはフェニクの神殿から最初のダンジョン、「スライムの洞窟」へと攻め込む事となった。

  ギルス「でも・・・、最初のダンジョンが『スライムの洞窟』ってなんか安直だなぁ。いかにも『段階的に敵を強くしますよー』と云う製作者の魂胆がミエミエで。

だからそれは云うなっつーに。

 

 

 

  カリア「取り敢えず、まずはクリーチャーの配置から始めましょ!」

 通常、クリーチャーはギルスがMPを用いる事で召喚を行う。だが、ステージのスタート前に、自ダンジョンの中にMPを消費せずに召喚・配置が可能。つまりは防衛用クリーチャーの配置である。ワープルームやカギの有るルーム、ジュエルルームなど、敵ボスが必ず通るイベントの有るルームに配置するのがセオリーだが、ただの通路的役割のルームでも狭路など戦術的価値が有るのならそこに配置するのも手。しかし、ピケ(ピケットライン:阻止線)は必ずしも自ダンジョンに布かなければいけない訳でもないし、ボス以外のクリーチャーは他のルームへ移動が出来ないので自ダンジョンにばかり配置していいとも限らない。

  ギルス「よし、バンパイアとゴブリンをワープルームに配置!」

ギルスが選んだ戦略は自ワープルームに現在の最強クリーチャーのバンパイアとゴブリンを配置し、ピケを張ろうというもの。本当はブラックスライムも一緒に配置したかったが、スタート前の配置では1ルームに2体しか配置出来ない。初期デッキにもよるが、序盤はギルス独りでゴリ押し可能なので手持ちのクリーチャー総動員でピケを張る戦略が無難ではある。
 さあ、戦闘開始!

 

 

 

  『ボススライムは力尽きた!』
  ギルス「
早っ!誰だ敵ボスがワープしてすぐにフクロにされる布陣組んだの!

 ・・・お前だろ。兎に角、敵のボス「ボススライム」(まんまやん)はギルスが自分のワープルームに辿り付く前に、こちらのワープルームにワープした瞬間うちのゴブリンに踏み潰されていた。
 しかし、ダンジョン内の死は正確には本当の死ではない。ダンジョン内で力尽きたボスはその時の全MPと引き換えに12ターン後自分のジュエルルームで復活する。但し、力尽きた瞬間手持ちのカードから一枚カードを落としてしまう(それは敵に拾われる恐れがある!)上にその時の装備は全て失い、さらに前述の通りMPは0になるので大きなハンデを負う事にはなる。このルールはギルスにも敵ボスにも当てはまるので、ボスを潰しておけば以後装備を失って組みし易くなるし、落としたカードを拾ってこちらの戦力にも出来る。尚、ギルスや敵ボスが落としたカードはこのステージ間のみ有効なので、デッキに追加されたり削除されたりして次のステージへ持ち越す事はない。
 余談だが、筆者は
「いんとろだくしょん」で触れた通り、このプレイで各ステージのボス能力・イベント入手カード・攻略ワンポイントのデータ取りを行っている。なのにいきなりこちらが確認する前に倒れられちゃボスの初期装備が(失われる為)判らんじゃないか!結局トレーニングで再確認する羽目になっちまった(トレーニングについては後述)。・・・しかし、実はボススライムは何も装備していない事が判明。何じゃそりゃ。

 まあいずれにしろボススライムは倒れ、ギルスは何の障害もなく敵ダンジョンにワープ。流石に「スライムの洞窟」の名に偽りなく、敵はその殆どがスライム。中には自分からダメージ床に突っ込んで自滅してくれるレミングみたいな奴も居たりして、ホントにCOMキャラのバカさ加減にゃ父ちゃん情けなくて涙出てくらぁ長太郎って東野英心さんの御冥福をお祈りしますが、この「ドルアーガの塔」からも続くCOMキャラの「こちらだけ見て足元(地形)無視」なアルゴリズムは後々戦略に使えるのでチェック入れときましょう。
 ところで、この敵ダンジョンで唯一スライムでない敵が「ローパー」なのだが、こいつは序盤の敵にしては攻撃力が高く、おまけに敵に与えたダメージを自分のHPとして吸収してしまう厄介な奴で、ギルスの能力なら勝てはするが出来れば無視したほうが賢明。幸いにも移動・攻撃はランダムなので距離さえ開ければ危険は無いと思う。逆に、この(序盤における)戦闘力の高さは魅力なので是非自ダンジョンの防衛には使いたいとこではある。

 その後復活したボススライムはカギ集めに奔走するギルスを執拗に追尾するが悉く返り討ちにあい、4回目に復活した瞬間にギルスがジュエル「ブラックオーブ」をゲット、ギルス初勝利をもぎ取る。・・・と云うか、この面負ける方が面倒だぞ。

 

 

 

  カリア「やったわね!それじゃそのジュエルを浄化しましょ!」

 ギルスのジュエルが光の属性を持つのに対し、敵のジュエルの大半は闇の属性を持つ。某大陸とかとは何ら関係無い「光の戦士」ギルスは闇のジュエルを「浄化」し、光のジュエルと変える能力を持つ。ジュエルにはランクが設定されており、敵から浄化したジュエルがこちらより優れていればコレを使う事でランクを上げる事が出来る。この事は後で簡単に触れよう。

 

 

 ステージをクリアすると、スペルカードが最低4枚入手出来る。その他ギルスが一度も死ななかったり(サバイバルボーナス)、カギを一つも取られなかったり(パーフェクトボーナス)、敵よりもジュエルランクが低かったり(ブレイブボーナス)するとそれぞれ1枚ずつ追加ボーナスが得られる。但し、特にブレイブボーナスがそうだが、結構苦労の割に合わないので腕試し目的以外では無理にボーナスは狙う必要が無い。後、ステージによってはイベントとして特別にカードを入手できる事も有る。例えば・・・

  カリア「あなたにこのカードをあげるわ。」
  ギルス「こ、これはカリアの絵の入ったカード!」
  カリア「ええ。」
  ギルス「
まさか自腹で自分のプロマイド作るなんて!?なんて自意識過剰な奴!!
  カリア「違う!」

これはカリアのスペルカード。コレを使えば以後カリアを召喚可能になる。つまり、スペルカードは召喚する対象そのものをカードに封入したものではなく、召喚の契約を結ぶ証券である。

  ギルス「つまり、コレで指名料(MP)を払えばキミが来てくれる、いわばキャバクラの指名カードなんだね。」
  カリア「概念としては大ハズレじゃないけどなんか違う!!」

スペルカードで召喚したクリーチャーが死亡しても次のステージではまた使えるので、スペルカードは召喚における魔方陣+依代みたいなものであろうか。つまり、戦闘でダメージを受けて死亡しても、ダンジョン内で実体を保てなくなるだけで本体には影響がない、と云う事であろう。
 因みに、カリアの能力は回復魔法。通常のプリースト系と異なり、隣接しなくても回復魔法を放てる、通称
「回復砲台」。その他に通常の入手カードとして、ブロンズソードとレザーアーマー他をゲット。初期デッキではカッパーマトック(壁を壊せるが命中率が異様に低い)しか装備アイテムの無かったギルスにとっては大幅な戦力アップだ。

 

 

 

  カリア「それじゃ今入手したカードをデッキに組み込みましょ。」

 ステージの合間でデッキの構築や改造を行う事が出来る。デッキ構築の際はまずジュエルを選び(但し現時点では1ランクのものしかないが)、次いで中に組み込むカードを決める。ジュエルにはランクごとにパワーが決められており、カードを組み込む度にそのMPコストが差し引かれる(マイナスになると組み込めない)。余ったパワーは初期MP(50)にプラスされるので、スタート時からカードをガンガン使いたい時にはわざとパワーを残すのも手。あと、同一のカードはデッキに4枚までしか組み込めない、カードの合計最大数は54枚(これはトランプ一組:A〜K×4種+ジョーカー+スペアと同数?)といった制約がある。デッキのパターンは16パターンまで登録できるので、対戦相手や戦略ごとにデッキを用意するのもいいだろう。
ギルスは早速カリアやブロンズソードなどのカードを組み込み、スライム類は全部削除した。まあ実際、2ターンに一回しか行動しない(ブラックを除く)スライムを好んで使う奴はそうはいまい。

  ギルス「オプションでポリのゴミ箱が有れば別だけどね。
  カリア「
ウソつけ。

 

 

 

 少々長くなったがもう少しだけお付き合い願いたい。ステージ1をクリアすると「トレーニングモード」が行えるようになる。これまでにクリアしたダンジョンを練習試合的にプレイ出来る、カード集めを行う為に必須のモードである。この時、通常の他ダンジョンから攻め込むのとは違い、お互いが同一形状のダンジョンから攻め合う事になる。敗北してもトータル勝率に影響が出るだけでゲームオーバーにはならない。因みに、スタート地であるフェニクの神殿でトレーニングすると、練習ステージのステージ0が始まる。ボスは何故かダガーを装備したグリーンスライム。

  ギルス「何か、神殿がスライムに占拠されてる様に見えるんだけど・・・」
  カリア「
あ、あたしには何も見えないわ!

そう、何も見なかった事にしとこう。トレーニングでプレイする意味も無い簡単なステージだし。どーしても「ブロンズソード」や「さびたマトック」欲しかったら別だけど。
あと、これ以降別にトレーニングに関しては文章化はしない。筆者も攻略上必要なカード集めにトレーニングをプレイする事は有る筈だが、これをいちいち文章化してたらキリが無い。本文中で触れてないカードがいきなり出てきてもそーゆー事なのでご了承願いたい。

 さて、それでは次回は次のダンジョン、「ゴブリンの洞窟」だっ!

 

 

  ギルス「うわぁ、『スライムの洞窟』の次が『ゴブリンの洞窟』なんて、やっぱ安直だぁぁっ!!

 

 

・・・・・・流石に、オレもそう思う・・・

 

 

 

☆つづく☆
 
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