(当コーナーの記載事項はある程度実際のプレイに基づいていますが、時として嘘・強調・紛らわしい表現が多分に含まれている恐れが有ります)
イシス王国を乗っ取っているスーマール軍のネクロマンサー、ヘロドトーを打ち倒すべく、サヘル砂漠縦断に乗り出すギルスとカリア。
カリア「さっきのプリーストに訊いたんだけど、」
ギルス「現在の好感度情報?」
カリア「違う!ギャルゲーネタは前回で打ち切り!!」
・・・だって、筆者ギャルゲーあまりやらないもん。あれ以上膨らますのムリです・・・・・・
カリア「ったく。えっとね、イシス女王って凄腕の魔法使いらしいのよ。」
ギルス「それはボクも聞いた事有る。魔法で操る擬似生物、『魔法生物』の術が得意らしいね。」
カリア「それ程のお方がどーしてヘロドトーにあっさり遅れを取ったのかしらね?」
二人は「魔法生物を操る魔力を遮断された」とか「魔法生物は(生命反応の無い)アンデッドは攻撃出来なかった」とかの推測を展開させるが、多分ハズレだろう。大体、ゲーム中では魔法生物も平気でアンデッド攻撃してるぞ。
実際の所は、ヘロドトーは王宮よりも先に市街に手を出して国民を人質に取り、王宮を陥落させたと云うところだろう。事実、「ドルアーガの塔」の話ではスーマール軍に国民を人質に取られたバビリム王にして英雄ギルガメスの父・マーダックは国民の命と引き換えに処刑台に上ったのだ。
カリア「アンデッドに魔法生物・・・どちらにしても厄介な相手ね・・・」
あんたどっちにしても戦わんやろ。
砂漠を進んでいると、魔法使いの一団と遭遇した。
???「バビリム王子ギルス殿と御見受け致す。」
ギルス「すいませんTV観てないから受信料払えません。」
???「そりゃこんな砂漠じゃTVは観れませんわい!」
カリア「って云うよりTV自体無い!」
???「と、兎に角!このイシス魔術師軍通称『炎使いのサレム』、貴殿が首級(おしるし)貰い受ける!」
ああんまた戦闘だよ。しかもまたイシスの軍。結局はスーマールに操られてるだけだから戦いたくは無いのだが、そーも云ってられないし何よりそーしないと60ステージ続かない。
今回は砂漠の真中での戦闘と云う事も有り、ダンジョンと云うよりも広大なフィールドといった感じがする。通常ルーム間は一マス分の出入口で繋がっているのだが、このステージはルーム間を仕切る外壁が殆ど存在しない。その為ルーム間の往来が比較的ラク。中盤以降、敵ダンジョンルームにはその一マス分しかない入口近くで待ち伏せして入った瞬間集中攻撃をかましてくる陰湿な所も出てくるのだが、こういうのを見てると妙に良心的にも思える。ボスも弱いし。
炎使いのサレム「ええいいくら筆者殿と雖(いえど)もその言動聞き捨てなりませんぞ。王子お覚悟!我が炎精の呪文を御覧(ごろう)じろ!!」
なんであんたそう意味不明な程に発言が古風なのよ。さてこのサレムはファイヤメイジ、「ドルアーガの塔」で云う所のソーサラーである。彼の呪文は着弾点でファイヤエレメント(炎の元素精)に変化し、そこに居るクリーチャーに炎のダメージを与える。呪文自体の威力はメイジより劣るが、ファイヤエレメントの追加ダメージで同等になると云う仕組み。炎攻撃は(まだ出てないけど)氷系のクリーチャーや大半のアンデッドに有効。但しファイヤエレメントは8ターンで消滅する事と飛行クリーチャーには無効である事は覚えておこう。
で、結局サレムはSTAGE6のはぐれメイジと同じで、通常のマジシャン系より強いだけでボスとしては弱い部類である。最初こそスモールシールドを装備して少々カタいが、最初にギルスも参加して一度倒して装備を破壊させておけば後は放っておいてもピケを突破される事はあるまい。
寧ろザコ敵がイーグル、スケルトン、メイジとこれまでより少し強い。イーグルもスケルトンもHP・攻撃力が高めなのでSTAGE8でスモールシールドを入手しておきたい。また、サレムが落とすホワイトソードを装備すればこの両者とも一撃で倒せるのでそこまでピケで粘るのも手。この二つのアイテムはカード入手するまでトレーニングで粘っておきたい所では有る。
メイジは軸をずらしながら回避しても良いし、最後に一発だけ喰らう覚悟で軸ずらししながら近づいて倒すのも良い。とにかく集中攻撃さえ受けないようにすれば問題ない。
カリア「凄い・・・、今回妙に戦闘時の解説が充実してる・・・」
ギルス「前回と違って相当行数が余ったから仕方なく入れてるみたいだよ。」
カリア「ボスが弱くて、話膨らませられなかったのね。」
炎使いのサレム「・・・・・・・・・・・・」
「御覧じろ」と大見得切っておきながらサレムは既に足元にブッ倒れていた。ああ無常。
因みに、前回書き忘れたけど、ここWORLD2の敵はこちらのグリーンオーブロッドと同等のランク2のジュエル、「ウッドオパールメイス」を使っている。コレを浄化すればグリーンオーブロッドになるという訳だ。
ギルス「さて、疲れたしここで一休みしよーよ。」
二人はサレムをあっさり下すと、近場のオアシスで休息を取る事にした。だが・・・、その村はなんか様子がおかしい。老人・大人ばかりで子供が居ない。まさか遺伝子欠陥のバイオハザード(生物災害)で子供が生まれなくなったとか?
村の老人「そんないきなり近未来SFの設定を持ち出さんで下さい。突然子供達が神隠しに遭ったんですじゃ。」
村人の話を整理するとイシス陥落時からこの神隠しは始まったと云う。
ギルス「これは・・・、ヘロドトーの仕業!!」
カリア「そう考えるのが自然のようね。急ぎましょうギルス!」
ギルス「ちょっと待って。」
カリア「!?」
ギルス「あそこに遺跡があるだろ?ちょっと入ってみない?何か使えるカードが入手出来るかもしれない。」
カリア「そんなヒマ・・・、いえ、それも手ね。何せ筆者ったら面倒臭がりなものだからトレーニング殆どせずにカードの集まりが悪いし、ここで戦力を整えるのも悪くないわね。」
・・・すいませんねぇ。(実は、STAGE8でスモールシールドを入手せずに先に進んだせいで以後大苦戦するハメとなったのです。本編では書きませんがSTAGE12で流石にハマり、そこで漸くSTAGE8をトレーニングして手に入れたりしたのですが・・・)それでは次回は「呪いの遺跡」です。