白虎隊図書館

 

■白虎隊に関する文献案内です。史資料、研究・解説書は当サイト『白虎彷徨』(白虎隊FILEの参考文献を兼ねています。

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史資料・研究/解説書
書名 著者名 出版社/発行者 初版 コメント

補修 會津白虎隊十九士傳

宗川虎次

マツノ書店

2006

【史資料】白虎隊研究の基本文献。補修は山川健次郎で、大正15年に発行された同書の復刻版。飯盛山にて自刃した十九士と、蘇生した飯沼貞吉の略伝。娘子軍など殉節婦人の事蹟に関する記述もあり。
復刻の元となった昭和7年発行の第6版(會津弔霊義会)も持っているが、それより一回り大きくなっているので、読みやすい。
會津戊辰戦争
白虎隊及娘子軍高齢者之健闘
平石弁蔵 丸八商店出版部 1917 【史資料】会津藩関連書籍のページに入れてありますが、白虎隊に関しても詳しい本なので、こちらにも入れておきます。私が持っているのは昭和4年の第5版。会津戦争のあらましを書いた本で、飯沼貞吉、山川健次郎、山本八重子、中野優子といった人々との手紙のやりとりを資料にして執筆。
白虎隊勇士傳 二瓶由民 私家版 1891 【史資料】明治24年発行。前年発行の『白虎隊勇士列伝』の改訂版らしい。自刃十九士の略伝としては、おそらく初めての本。盗賊の存在、西川勝太郎が仲間の介錯をした事等、この本にしか書かれていない記述あり。
白虎隊事蹟 中村謙 河井源蔵 1894 【史資料】明治27年発行。明治20年〜26年までの6年間を費やして白虎隊遺族に取材、印出ハツ、飯沼貞吉(貞雄)の協力を得て執筆。上記『勇士傳』同様、この本にしか書かれていない記述あり。林八十治、津川喜代美の手紙も収録されている。
白虎隊顛末略記 原新太郎
飯沼貞雄
1894
1902
【史資料】元白虎士中二番隊士である二人によって書かれた大変貴重な史料。2008年、飯沼家で発見されたもの。『会津人群像 no.16』に全文収録。
白虎隊の人員 飯沼貞雄 【史資料】飯沼貞雄による覚え書き(平石弁蔵宛の下書き?)。2008年、飯沼家で発見されたもの。『会津人群像 no.16』に全文収録。
會津白虎隊
十有九士實傳
辰野次郎 私家版 1907 【史資料】明治40年発行。『會津白虎隊十九士傳』の元と言われ、実際は執筆に宗川虎次が係わっているらしい。
(複写史料)
舊夢會津白虎隊 永岡清治 私家版 1926 【史資料】大正15年発行。白虎士中一番隊所属の永岡清治による手記。
(複写史料)
藻汐艸 飯沼一寿 私家版 1938 【史資料】飯沼貞吉の実弟、飯沼一寿(関弥)の自伝。飯沼氏系図、家族に関する記述、父母の詠歌集等。未翻刻。飯沼氏(貞吉ご子孫)の許可を頂いて当サイト「飯沼貞吉FILE」に転載。
(複写史料)
男爵山川先生遺稿 故山川男爵
記念會編
岩波書店 1937 【史資料】タイトルの通り、山川健次郎の遺稿をまとめた本。「白虎隊名簿」「會津白虎隊十九士の父母並に其近親殉難者の氏名」ほか「會津藩の教育制度」等、興味深い論文・演説を収録。
志ぐれ草紙 小川 渉 飯沼関弥 1935 【史資料】『白虎隊の話』を収録。会津藩士の知行や階級に関する史資料が豊富。歴史春秋社より復刻されました。
會津勝地の一
飯盛山の美やげ
宗川虎次 森 万作 1900 【史資料】『補修 會津白虎隊十九士傳』の著者による飯盛山の名所案内。
白虎隊士
間瀬源七郎傳
指月庵 甲斐山書店 1904 【歴史読物】明治37年発行。間瀬源七郎の伝記であるが、脚色部分あり。作者は源七郎の兄岩五郎に縁のある人物(の子孫かも)と思われる。
(複写資料)
壮絶悲絶白虎隊 高橋淡水 ジェイピーシー 2002 【歴史読物】明治42年出版の同書の復刻版。現代文に書き改められている。復刻版の発行元は、会津若松市の出版社。
忠烈赫々白虎隊 高橋 勇 岡村書店 1928 【歴史読物】会津藩の歴史と士風、幕末の動乱〜会津戦争が起こるまで、白虎隊の奮戦を中心に会津藩の戦いを記した読み物。
西郷隆盛一代記 村井玄斎
福良竹亭
報知社 1899 【歴史読物】明治32年発行。報知新聞の付録で連載されたもので、当時ベストセラーになった人気読物。会津戦争や白虎隊に詳しく、所謂「通説」はどうやらこの本の記述が元になったのでは…と思われる。著者も認められているが、脚色あり。
(部分複写)
白虎隊 中村彰彦 文春新書 2001 【研究・解説】飯盛山で自刃した十九士のほか、戊辰戦争後の明治の世を生きた元・白虎隊士達の姿をも描いた本。数々の史資料から、飯沼貞吉の談話や酒井峰治の『戊辰戦争実歴談』の内容を検証している。飯盛山に至るまでの隊士達と、その悲劇の道を辿らなかった隊士達のそれぞれの行動に関する著者の考察が、大変興味深い。個人的にお気に入りの本。
真説・白虎隊
― 会津藩に学ぶ品格 ―
早川廣中 双葉社 2006 【研究・解説】著者は会津若松市の白虎隊記念館館長。幕末の情勢を追いながら、会津戦争における白虎隊の奮戦を解説している。有名な士中二番隊だけでなく、士中一番隊、寄合一番・二番隊の戦いも詳しく紹介されているので、これから白虎隊を知ろうとする方にも大変親切な本。白虎士中一番・二番隊、寄合一番・二番隊、それに二本松少年隊の名簿を収録。
会津白虎隊のすべて 小桧山六郎編 新人物往来社 2002 【研究・解説】編者ほか郷土史家数名による共著。白虎隊について、解りやすくまとめてある。記事によっては原典史料が明記されていないものがあり、ちょっと残念。
史実会津白虎隊 早川喜代次 新人物往来社 1976 【研究・解説】白虎隊記念館創設者による白虎隊解説書。私が持っているのは、平成3年発行の第3版。
少年白虎隊 神崎 清 学習社 1943 【歴史読物】子供向けに書かれた歴史読物。十九士の似顔絵や家紋、家系、性格・特徴、出陣時の服装、誕生日(判明者のみ)、戒名等も紹介されている。←似顔絵以外は飯沼貞吉もあり。戦時中の出版物の割に、必要以上に美談化されていないので好感が持てる。
少年輝く白虎隊 高木英一郎 大同館書店 1931 【歴史読物】これも子供向けの本。会津武士道、会津藩の歴史を最初に紹介、その後白虎隊を中心に会津戦争を解説。
戊辰戦争と白虎隊 堀内潤平 会津白虎隊
看守所
1928 【歴史読物】昭和3年初版。昭和初期の時代が反映されているのは致し方ないところか…。内容は「小説」といった方が正しいような(笑)。
会津白虎隊 歴史春秋社 1987 【研究・解説】戊辰戦争120年記念出版。1986年に放送されたTVドラマ『白虎隊』の特集もあり。酒井峰治『戊辰戦争実歴談』発見以前に出た本なので、その新史料に関する記述はないが、白虎隊入門者の方にもおすすめの本。歴史春秋社のサイト、会津の書店、飯盛山のお土産屋さん等で購入できます。
歴史物語
燃える白虎隊
片平幸三 歴史春秋社 1976 【歴史読物】若い世代向けに、飯沼貞吉を主人公として物語仕立てで書かれた本。歴史春秋社のサイト、会津の書店、飯盛山のお土産屋さん等で購入できます。
絵物語 少年白虎隊 宮崎十三八 歴史春秋社 1987 【歴史読物】これも若い世代向けに書かれた本。上手くまとめられているので大変読みやすく、菊地幸樹による挿画が美しい。飯沼貞吉の生年訂正に関する記述もあり、子供向けの本だからと侮れません。
白虎隊精神秘話 飯盛正日 山主飯盛本店 1971 【研究・解説】『独逸人の見た白虎隊忠勇物語』ほか。明治2年4月28日付『天理可楽怖(テリガラフ)』の原文付き。私が持っているのは、平成9年発行の改訂増補版。
白虎隊物語 山口弥一郎 岩磐郷土研究会 1953 【歴史読物】小冊子ながら、士中二番隊の行動を中心に解りやすくまとめてある。
白虎隊
―絵・物語・解説―
山口孝平 会津若松観光協会 1959 【歴史読物】これも小冊子。絵、写真を多数用いて、解りやすく解説されている。
札幌にいた白虎隊士
― 飯沼貞吉 ―
金山徳次 私家版 1989 【研究・解説】札幌市の研究者による飯沼貞吉の伝記。とりわけ札幌時代の貞吉(貞雄)に詳しい。貞吉(貞雄)自筆の官歴書のコピーを掲載。平成元年、限定出版。非売品。
戊辰戦側面史考
白虎隊町野久吉士建碑記念
松尾荒七 自治評論社 1962 【研究・解説】三国峠で戦死した町野久吉(町野主水実弟)の墓碑建立記念の発行物。
会津飯盛山 史蹟 長岡寛英編 私家版 1957 【その他】飯盛山とその周辺の史跡、戦没者墳墓の案内書。
白虎隊の学舎
會津藩校日新館
會津藩校
日新館
會津藩校
日新館
1994 【その他】会津若松市河東町に再建された會津藩校日新館のガイドブック。写真・図版、教育課程の解説、日新館の略史が載っていて何かと便利。
会津藩校日新館と白虎隊 会津武家屋敷 会津武家屋敷 1986 【その他】会津武家屋敷発行のガイドブック。日新館の紹介と会津藩の教育、白虎隊に関する内容。「飯沼貞吉を最初に救助した人」等。
会津藩校日新館と白虎隊 早乙女貢 新人物往来社 1986 【研究・解説】日新館の歴史、童子訓の紹介から、白虎隊の解説まで。巻末に「会津藩校日新館全図」付き。
白虎隊という名の青春 星 亮一 教育書籍 1987 【研究・解説】飯盛山で自刃した士中二番隊士二十名の略伝、会津藩略年表付き。
会津白虎隊
物語と史跡をたずねて
星 亮一 成美堂出版 1996 【歴史読物】物語として楽しみながら、資料や史跡案内も読める。
生存白虎酒井峰治
銅像の由来
白虎隊記念館 1996 【史資料】白虎隊記念館発行のパンフレット。会津白虎隊一覧表、籠城白虎士中二番隊員、銅像除幕式、銅像讃歌とともに、酒井峰治『戊辰戦争実歴談』全文を掲載。
『帰る雁が祢』私注
会津藩老・西郷頼母の晩年の
日誌
堀田節夫 東京書籍 2007 【史資料】表題の西郷頼母の日記の他、「痛恨の絆―自刃蘇生の白虎隊士 飯沼貞吉」、「山田陽次郎―頼母唯一の血胤」を収録。
会津士魂風雲録
― 町野武馬翁とその周辺 ―
荒木武行 会津士魂風雲録
刊行会
1961 【研究・解説】町野主水(源之助)の子息である町野武馬氏の伝記。源之助・久吉兄弟に関する記述あり。「キング」昭和7年11月号掲載の久吉逸話『一人対千二百人 ―五十年間知られざりし驚嘆すべき戊辰の役秘話―』も収録。
白虎隊と二本松少年隊

幕末維新を駆け抜けた
若獅子たち

星 亮一 三修社 2007 【研究・解説】士中一番隊生存者である永岡清治『旧夢会津白虎隊』からの引用が多い。巻末に、酒井峰治『戊辰戦争実歴談』全文、士中二番隊二十士の略伝、水野好之(元少年隊士)『二本松戊辰少年隊記』、二本松少年隊の墓碑名が資料として付いている。
寄合白虎隊
― 激闘の七十余日 ―
堤 章 会津文化財
調査研究会
2004 【研究・解説】寄合白虎隊の戦いを詳しく紹介した本。転戦の略図(綴じ込み)付き。寄合白虎一番隊の中隊長、原隼太(早太)の略伝もあり。一番隊の佐々木新六郎は著者の祖母の兄。
会津戊辰戦争
戸ノ口原の戦い
日向内記と白虎隊の真相
冨田国衛 おもはん社 2008 【研究・解説】白虎士中二番隊の隊長日向内記が戦場を離れた真相を多くの史資料をもとに究明し、雪冤を果たそうとする著者の思いが伝わってくる。
会津白虎隊士の涙
北海道開拓に生きた
星野平三郎義信
星野達男 北海道新聞社
出版局
2004 【研究・解説】足軽白虎隊の一員として会津戦争を戦った星野平三郎義信の孫にあたる著者が、祖父の波乱万丈な生涯を綴った書。
幕末の大風
― 慶応四年幕府海軍帆船
美賀保丸一件と白虎隊
山形 紘 崙書房出版 2009 【研究・解説】丸ごと一冊白虎隊ではないが、慶応4年8月に榎本艦隊を襲った大風(台風)の会津戦争への影響を考察。美賀保丸は同年8月26日に銚子市の黒生浦に座礁難破した榎本艦隊の一隻。


単品史資料・論文 (複写含む)
文献名 著者名 コメント
白虎隊の名簿 後藤勝弥 【史資料】『会津史談会誌』 第41号所載
會津十六士傳 関場忠武 【史資料】『野史台 維新史料 第三編』(明治20年11月15日発行)所載
白虎隊誌 秋月次三 【史資料】白虎士中二番隊の半隊長原田克吉の直話、飯盛山懐古(漢文)、各隊の戦況其の他等。会津図書館蔵版
白虎隊士自刃者に関する
調査経過
吉村五郎 【史資料】白虎隊自刃者に関する調査報告書。会津図書館蔵版
三國峠戊辰戦争に於ける
町野久吉氏戦死の實相
伊倉昌三氏談 【史資料】町野久吉の三国峠での奮戦ぶりをまとめた記述。会津図書館蔵版
白虎志士の略伝 芳山史哲 【史資料】『新東北』第17巻第190号所載
飯沼貞雄翁を訪ふ
白虎隊碑 山川浩 【史資料】『会津会会報』 第2号所載。いずれも漢文。
記白虎隊殉難事 黒河内良
會津白虎隊十九士の父母並に
其近親殉難者の氏名
山川健次郎 【史資料】『会津会雑誌』 第29号所載
白虎隊屍体埋葬と吉田伊惣次 荘田生 【史資料】『会津会雑誌』 第31号所載
亡兄八十治に関しての思ひ出 三浦梧楼 【史資料】『会津会雑誌』 第45号所載。三浦は林八十治の実弟
飯沼貞雄翁の電信線架設に
就いて
八木鐘次郎翁談 【史資料】『会津史談会誌』 第23号所載。昭和15年10月8日付「讀賣新聞」からの転載記事
飯沼貞吉救助の実証を追って 秋月一江 【史資料】『会津史談』 第50号所載
飯沼貞吉関係略系図・略年譜 堀田節夫 【史資料】『白河・戊辰戦争余談資料』 所載
日新館教育の文武修行、
進級段階と分校教育
― 家老海老名季昌の渡欧日記を読んで ―
玉川芳男 【研究・解説】『会津史談』 第53号所載
会津藩校「日新館」の教育 山田岩男 【研究・解説】『会津史談』 第67号所載
白虎隊士自刃蘇生者
「飯沼貞吉」の生涯
― 塩川での治療と静養を中心に ―
花見詮 【研究・解説】『会津史談』 第79号所載
白虎隊の蘇生者 佐藤漠 【研究・解説】『電電時代』 昭和53年11月号所載
白虎隊の蘇生者(2) 佐藤漠 【研究・解説】『NTT時代』 1986年11月号所載
白虎隊十六人説 宮崎十三八 【研究・解説】『鷺草』 第2巻第10号所載
白虎隊士埋葬の秘話
― 吉田伊惣治『達控』をめぐって ―
前田宣裕 【研究・解説】『歴史春秋』 第44号所載
飯盛山に於ける白虎隊士の自刃者は十五士か十六士か、十九士か、その実像は 前田宣裕 【研究・解説】『歴史春秋』 第45号所載
白虎隊と戸ノ口原の戦・再考 前田宣裕 【研究・解説】『会津若松市史研究』 第9号所載
会津少年白虎隊士の殉難と
その埋葬
今井昭彦 【研究・解説】『常民文化』 第24号所載
恩愛の絆
―白虎隊の生き残り飯沼貞吉と長州藩士楢崎与兵衛
堀田節夫 【研究・解説】『蒙談』 第24号所載
飯沼貞雄と楢崎頼三のこと
―堀田節夫氏の文に応えて
金本利雄
恩愛の絆 補
―蘇生した白虎隊士・飯沼貞吉と長州藩士楢崎頼三―
堀田節夫 【研究・解説】『蒙談』 第25号所載
―白虎隊生き残り飯沼少年は長州にいた― 長州藩士楢崎頼三と白虎隊士飯沼貞吉 金本利雄
恩愛の絆(会津と長州)
―白虎隊士飯沼貞吉と長州藩士楢崎頼三―
田村幸志郎 【研究・解説】『蒙談』 第34号所載
白虎隊生存者
飯沼貞吉について
佐藤一男
白虎隊生き残り飯沼貞吉少年と
長州藩士楢崎頼三について
金本利雄 【研究・解説】『蒙談』 第35号所載
白虎隊、悲壮思ひ出話 飯沼貞雄談 『キング』 昭和5年5月号所載。聞き書きである事に注意
白虎隊の真相
生存者飯沼翁追懐談
富田廣重 『東北の秘史逸話』 第二号(昭和5年11月15日発行)所載
白虎隊士山浦常吉 好川之範 『北の幕末維新』 第2号(昭和59年9月22日発行)所載
白虎隊 生死を分けた二日間 NHK取材班 『堂々日本史』 第3巻所載
白虎隊 自刃への三十六時間
生存隊士の手記が語る悲劇の
真相
NHK取材班 『その時歴史が動いた31』 所載


雑誌・小説・漫画・その他
書名 著者名 出版社/発行者 初版 コメント
歴史と旅
特集 壮烈!会津白虎隊
秋田書店 1982 【雑誌】昭和57年10月号の白虎隊特集。宗川虎次『會津白虎隊十九士傳』の現代語訳を、十九士の肖像画と共に掲載。井深茂太郎の筆による家老萱野権兵衛宛「建議書」や、林八十治の父宛書簡が活字体で載っている。
歴史と旅
特集 惨!会津落城
秋田書店 1980 【雑誌】昭和55年2月号。童門冬二氏の短編小説『飯盛山の鬼火』は、飯沼貞吉が主人公。
歴史読本
奥羽越列藩同盟と会津戦争
新人物往来社 1978 【雑誌】昭和53年10月号。メインは『特別企画 ドキュメント会津戦争の全貌』。白虎隊に関する記事も多い。大月博志著『秋の傷痕 ― 飯沼貞吉覚え書』は、実録ではなく短編小説。
歴史と人物
特集 城の謎と武将の謀略
中央公論社 1976 【雑誌】昭和51年12月号。「特集」に『白虎隊を追跡する 会津城』を掲載。
歴史研究 305号
特集 白虎隊の謎
新人物往来社 1986 【雑誌】歴史研究会の会誌、昭和61年9月号の白虎隊特集。
歴史街道
特集 会津白虎隊物語
PHP研究所 1993 【雑誌】平成5年11月号。中村彰彦「飯盛山に散った十九人の若き命」、宮崎十三八「西南戦争で討死した白虎隊士」を掲載。
別冊歴史読本
決定版「新選組・彰義隊・
白虎隊」のすべて
新人物往来社 1995 【雑誌】「別冊歴史読本」の特集号。白虎隊関連では、主要隊士列伝、編成とその機能、学んだ学問・武芸、生き残った隊士たち、こぼれ話等。二本松少年隊に関するページもあり。
幕末を歩く 4
白虎隊・会津戦争
学習研究社 2004 【雑誌】「ムー」6月号別冊。副題に「誠忠の会津藩 慟哭の物語」とある。オールカラー、図版多数。
白虎隊 内館牧子 tv asahi 2007 【脚本】山下智久主演(酒井峰治役)の2007年新春スペシャルドラマ『白虎隊』台本(決定稿)。主要人物のみキャスト入り。非売品。
会津白虎隊 内館牧子 tv asahi 2007 【脚本】上記ドラマの準備稿(スタッフのみに配布されるもの)。タイトルが仮題の為、『会津白虎隊 ―よく生き、よく死んだ少年たち―』となっている。前編のみ。非売品。
忠臣蔵 / 白虎隊 杉山義法 日本テレビ 1987 【脚本】1986(昭和61)年放送の日本テレビ大型時代劇『白虎隊』と前年放送の『忠臣蔵』の脚本集。
日本お伽噺 白虎隊 大江小波 博文館蔵版 1897 【歴史読物】明治30年発行、子供向けの絵入り物語。
白虎隊 平井晩村 國民書院 1917 【小説】「歴史小説文庫第一篇」と題されたシリーズの1冊。白虎隊の小説としては初期のもの(大正6年発行)で、飯沼家の忠僕の名や貞吉救助の場面等は高橋淡水『壮絶悲絶白虎隊』(明治42年)を参考に書かれていると思われる。白虎隊が軍国主義に利用される以前に書かれた本なので、悲劇を美化するようなところはない。
白虎隊 鈴木善太郎 梁塵社 1942 【小説】昭和17年発行。主人公は架空の人物。実在の白虎隊士では間瀬源七郎の露出度が高いが、創作部分かなり多し。
命のかぎり 第一部 大池唯雄 実業之日本社 1944 【小説】昭和19年発行。戦時中の小説ながら、あまり時代背景を感じさせず、優しげで繊細な文体で書かれている。主人公は中野優子、白虎隊士では飯沼貞吉の登場場面が多い。個人的に好きな作品。第二部が出なかったのが残念。
白虎隊 佐藤民寶 時代社 1944 【小説】昭和19年発行の小説。書かれたのが戦時中という時代背景を感じさせるのは、やむを得ないところか…。
会津士魂 十二
白虎隊の悲歌
早乙女貢 集英社 1999 【小説】幕末の会津藩を舞台に書かれた長編小説『会津士魂』の第12巻。私が持っているのは文庫版。
われひとり 渡辺正子 私家版 1985 【小説】「渡辺正子 短篇歴史小説集」第四巻。自刃後蘇生、救出された飯沼貞吉と、印出の母や軍医とのふれあいを描いた作品。母の愛ゆえの葛藤が、ラストに強烈なインパクトを与えている。大胆な創作がなされているものの、心に響く作品。
白虎隊 燎原に死す 星 亮一 教育書籍 1986 【小説】副題は『続 会津藩燃ゆ』。会津藩家老・梶原平馬を主人公にした小説の後編。
少年白虎隊 中條 厚 学陽書房 1998 【小説】石田和助を主人公に書かれた小説。
ならぬことはならぬ
少年白虎隊
霜川遠志 さ・え・ら書房 1974 【小説】児童書。主人公は飯沼貞吉。篠田儀三郎、津田捨蔵、西川勝太郎、伊藤俊彦が主要人物として出ている。
まんが 会津白虎隊 中島昭二 歴史春秋社 1995 【漫画】ペリー来航から明治維新までの歴史を白虎隊を中心に漫画で紹介。巻末に自刃十九士と飯沼貞吉のプロフィール、戊辰戦争に関する史跡・博物館の案内あり。
学習まんが
まんが白虎隊
矢野 功 国書刊行会 1985 【漫画】子供向けの本。内容は、片平幸三『燃える白虎隊』をベースにしていると思われる。
白虎隊 杉山義法
小島剛夕
日本テレビ 1986 【漫画】1986(昭和61)年に放送されたTVドラマのコミック版。
会津白虎隊異聞
士魂燃ゆ
司 敬
杉浦要之介
日本文芸社 2004 【漫画】篠田儀三郎を主人公に描いた漫画。
剣山 平田弘史傑作集 平田弘史 小学館 2004 【漫画】飯沼貞吉を主人公に描いた『戊辰戦争秘話 白虎隊』を収録。
白虎隊 自刃への三十六時間
生存隊士の手記が語る悲劇の
真相
谷口 敬 集英社 2004 【漫画】主人公は酒井峰治と飯沼貞吉。
『その時歴史が動いた』激動幕末編(コミック版)所載
幕末志士列伝 白虎と、クマと ― 荒木俊明 リイド社 2007 【漫画】主人公は酒井峰治と愛犬クマ。
『COMIC RAN 乱』2007年7月号所載



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