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from bookland 226号
★今月の新刊紹介★ <2004年9月>
セミの鳴き声が聞こえなくなり、甲子園が終わり、ジオジオの「しかけ絵本教室」が終わり、
今年に限ってはオリンピックが終わり、そして夏休みが終わり、夏が終わりました。
いよいよ秋です。スポーツの秋、食欲の秋、それから読書の秋もお忘れなく。
8月の初めに、とうとう「ケータイ」を持つことになりました。夫婦割引があるというので、いい機会かも知れないと、
息子夫婦に付き添われて「ケータイ屋」さんへ行きました。デザインや色であれやこれやと言っている若いもんを尻目に、
とにかく簡単に使えるものを探しました。ありました。大きな文字に加えて、「シンプルモード」に切替が出来る、という「すぐれもの」です。
画面に文字の案内が出て、やさしくガイドしてくれます。本来はそれなりの機能を備えているようですが、
オヤジは多分その2%程しか使わないだろうと思います。
絵本作家の風木一人さんは「ケータイを持たない最後の人類になる」とHP上で宣言(?)されています。
もっとも、「オレがいる間はそうはさせぬ」というお友達もいるようですが。
オヤジもかつて、この誌上で同じことを宣言したのですが、ついに節を曲げてしまい、全国にいる「ケータイ不携帯同盟」の同志たちを思うと、
心が痛みます。同志諸君はぜひ意志を貫いてください。
8月中旬までは盛んに卵を産んでいたメダカも、下旬になると卵の数も減り一段落です。多分200〜300匹くらいの子メダカが産まれたのだろうと思います。
多くの方にもらって頂きました。元気に育ってくれたらと願っています。
現在は8月上旬から中旬にかえった子メダカが40〜50匹います。
あと数人の方に差し上げることが出来ますので、ご希望の方は入れ物(持ち帰り用)を持参してお申し出ください。
ところで、メダカと一緒に入れてある貝ですが、オヤジは「タニシ」か「カワニナ」だろうと思っていたのですが、
どうも「モノアラガイ」ではないかという疑いが出てきました。
インターネットで調べても、確証が得られません。画像で見る限り、「モノアラガイ」が一番似ていると思うのです。「モノアラガイ」を知っている、あるいは、「モノアラガイ」が友人である、はたまた、
親類縁者に「モノアラガイ」がいるという方、教えていただけませんか。 さて、どれでしょう?
「へんないきもの」(早川いくお著、1,500円)という本を見つけました。
実在する奇妙な姿態、生態の生物を集めた本です。著者の解説は、時に軽妙の度をはずすこともありますが、
この世界には何と珍妙で不思議な生き物がいるのかと、驚いたりあきれたりのおもしろい本です。
で、44ページを開いたとき、見たことのある生き物に出会いました。
「多脚タコ」足が85本に枝分かれしたマダコです。奇形だと思いますが、
昭和32年に見つかったのだそうです。三重県の鳥羽水族館にホルマリン漬けにして展示されています。
オヤジは昭和36年(だと思う)小学校6年の修学旅行で伊勢へ行った時、鳥羽水族館でこの標本を見ました。
あまりのスゴさに見とれてしまい、自分のクラスとはぐれて、その後は隣のクラスと行動を共にしていました。
自分では同じ学校のクラスと共に行動をしているので「迷子」という認識は全くなかったのですが、我がクラスでは大騒ぎになっていたようで、こっぴどくしかられました。
この一件以来、中学、高校と修学旅行の旅にトラブルに巻き込まれたり、巻き起こしたり...。
思わぬところで43年前にタイムスリップをしました。何はともあれおもしろい本です。在庫あります。
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多脚たこ*足が絡んだりしないのか
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余談ですが、今から5億年前、多種多様の生物が「爆発的」に生みだされた時期があったそうです。
その時も、相当奇妙な生物がいたそうです。化石でしか見られない当時の生物ですが、
私たちが知るのはそのごく一部。今の「へんないきもの」など、足下にも及ばないのかも知れません。
※ドイツ国際平和村からバザーの寄付に対して礼状が届いています。また、現在の活動状況なども書かれています。
誌上では全文の掲載が出来ませんので、店頭に提示しておきます。ぜひ、お読み下さい。
2004年9月 もとはる