●こんな本をみつけた
「祝魂歌」(2700円)谷川俊太郎さん編
「祝婚歌」(2000円)は、タイトル通り結婚を祝福する詩集でジオジオでは”かくれた”ベストセラーの
一つです。結婚式のお祝いに添えたり、この中の一編をスピーチにかえて朗読したりする方が多いようです。
さて一字違いの「祝魂歌」は、やはり谷川俊太郎さんが編者になって選んだ、魂の旅立ちを歌った、
古今東西の詩のアンソロジーです。死を魂の解放ととらえた、不思議に明るさ、軽やかささえ感じさせてくれる
詩が多いのは、生きている者こそが死者に、死に臨む者に”救われて”いるからではないでしょうか。
(今月のHPの”こんな詩みつけた”には、この中の「生きる練習をしながら」という詩をつかわせてもらっています。」
また、同じ谷川俊太郎さんの著書で「詩ってなんだろう」(1300円)も、大上段に構えた詩論ではなく、
谷川俊太郎さん独自の構成で「詩」を語っています。 |