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from bookland 212号       ★今月の新刊紹介★<2003年7月>



6月が終わるというのに異変が起きている。あの球団が失速もせず快進撃を続けている。
オヤジは野球というスポーツに対してそれほど熱狂的ではないので、特にどの球団のファンというほど「ひいき」の球団はないが、 阪神タイガースが他球団と試合をしていたら、タイガースを応援はする。でも中日ドラゴンズと広島カープが試合をしていても多分見ないだろう。 関西では放送されることも少ないだろうけど。
タイガースが前回優勝したのは1985年、ジオジオがオープンした年である。 以来18年、ファンは開幕時に調子がいいと「優勝!」と叫んでは裏切られてきた。ゆえに今年は「優勝」の二文字は絶対に口にしないのだそうだ。
子どもの本の世界にもタイガースファン(多分、熱狂的な)がいる。オヤジが直接聞いたのは、岡田淳さん、長田弘さん、 五味太郎さん(TVで言っていた)、お亡くなりになった上野瞭さん。上野さんはファンの過熱ぶりにはやや批判的ではあったが。 というわけで、ファンの皆様にかわってオヤジが言いましょう。「阪神タイガースは絶対に優勝する!」
※これでタイガースが優勝できなかったら、ファンの皆様、ゴメンナサイ。

6月が終わるということは、1年の前半が終わるということになります。今年も4月から選書会がスタートしました。
すでに8校で実施し、7月にはあと2校が予定されています。 回を重ねるごとに、子どもたちの本選びがうまくなっているように思います。 また、子どもたちが「図書室に入れる本を選ぶ」という行為に対して、深く考えてくれるようになってきたと思います。
先日、龍野市立揖西西小学校の先生方が、選書会についての子どもたちの感想文を文集にしてくださいました。 1年から6年生まで全員がよせてくれました。 この学校は6年目になりますから、今の6年生は6回目となり、最後の選書会でした。 その中には「後輩たちに本のおもしろさを伝えてやってほしい。」と書いた子どもが何人かいました。 オヤジは選書会をする、続けることによって、子ども達自身のの思い出がいっぱいつまった図書室になると考えていたのですが、 「後輩に伝える」ということを考える子どももいたのを知って、嬉しくなりました。 この学校は、毎年、いくつかの選ばれた感想文届けてくださっていましたが、今年は全員の感想文。ひとつひとつ楽しく読みました。
選書会は続けることが大切だと痛感します。学校との連携プレイでこれからも「続ける」ことを考えていきたいと思っています。

今年から選書会をはじめた加古川市立八幡小学校は、玄関のすぐそばに図書室があり、 大きなガラス面がある明るい図書室です。特にデザインがよく市内でも最もよく設計された図書室の一つではないかと思います。
先日、保護者に呼びかけて図書ボランティアのグループが出来ました。具体的な活動はこれからだと思いますが、 早速、季節感あふれる折り紙で作ったアジサイの花の額が飾られていました。これからも季節感を重視した飾りを作るそうです。 各学年毎の選書会を行なっていきます。少しずつ図書室が充実していきます。


八幡小学校図書室

図書ボランティアの方の作品

↑図工の先生の手作りの本のラック↓



6月27日に加古川市立氷丘南小学校では1日で全学年が参加して選書会を行いました。 4回目です。
昼食は1年2組でいただきました。1年生とは初顔合わせですから「変なオッチャンがやってきた」と大歓迎、 大盛り上りの給食となりました。コッペパン(今はこんな呼び方をしないかな)をちぎって中をくり抜き、4本指を通してオヤジに見せて「エヘッ」と笑われたら、 こちらとしては「エヘッ」と笑うしかありません。あの子はきっと宇宙人だと、オヤジは思っています。 おまけの楽しみです。

2003年7月 もとはる


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