イストの凹み・デントリペア自家塗装



 当て逃げされたフェンダーの凹み。こういうのは下地でも出ていない限り、無視するのが
吉です。自分でやってもよくはなりません。ただ凹みを和らげようとインナーフェンダーの
隙間からハンマーの柄で押したら、凸デントができるは、塗膜がひび割れるは、余計に悪く
なり、結局パテ盛してみることになりました・・・。ほんと、我慢できるなら余計なことを
しないか、プロに頼むのがクレバーというものです。バイクのタンクはそこそこうまく
直ったのですが。戒めにアップです。

プロローグ。なかなかひどい凹みだが塗装面は傷が見当たらないので
凹みだけ直そうとデントリペア、ひっぱり君でチャレンジ!が、キャラクター付近の
凹みなのでほとんどひっぱり出せず、終了。どうするか・・・。

ちょっと凹み具合を比較しようと平らなものを当ててみる。
結構えぐれが強い。

ひっぱれないなら、裏から叩いてみることに。インナーフェンダーを
外して隙間を確認します。中は空間なのでなんとか出来そうです。

ハンマーの柄でグリグリしてみる。少し面が出たような?
それにしても相当硬い。ひっぱり君で引き出せないわけです。こういう
キャラクター付近にはひっぱり君は効果が薄いと思います。

凹みは改善されました。が、塗膜はひび割れ、逆デントも発生。
これは、やるしかない!?自ら追い込んでしまった。

凹みを見ながら進むか戻るか悩む・・・。と言っても
厚づけパテは買ってきてしまいましたが。


あぁ、磨いてしまった。もう戻れない・・・。

本当に地金が出るまで研磨しました。布ペーパーは、まったくダメ。
10回こすらないうちに目がなくなり、布だけになります。耐水ペーパーが○です。


バイクのタンクの小さな凹みはうすづけパテで直しましたが、今回は
凹みが多いので厚づけ用です。


2液性なので混ぜ合わせます。

粘度がある。パテが全く足りない。

作っては塗り、作っては塗り。作っている間に前に塗ったパテは
乾いてくるし、へらも先がパテで団子になるので、うまく塗れない!
こんな汚い状態に・・・。もう、この状態をみただけで後悔!
なるほど、巣穴ができるわけだ。この巣穴には最後まで悩まされる・・・。

固い!ペキパキ鳴る!幅広いゴムを当てて平らに削ってみる。

最悪の巣穴・・・。ただ、平面はでた?

バイクのタンクの凹み修正に買っていたうすづけパテ。まったく使わずに
あまっているので巣穴に塗りこむ。ピンホールなんてものじゃない。火山岩。

乾いたのでもう一度磨いてみる。

大きな巣穴はだんだん減ってきたが、削ると新たな巣穴が!また塗り込む。

ケーキのスポンジだ。

巣穴が減ったので塗りやすくなった。デコレーションケーキだ!

磨く。指で感じる段差はなくなった。色が近いパテのせいか
小さなくぼみがどの程度残っているか、プラサフを塗ってみることに。

乗りが悪い?ちょっと塗っただけで凹みなどが一目瞭然。

なんとか厚く塗れましたが、巣穴というかアーチの頂上付近が面が通っていない?

新聞紙をはがしてみます。このままにするか、悩みます。

と、思いましたが夜、思い直してプラサフを削ってパテを盛り付けました。
小さな凹みにはプラサフを楊枝で盛り付けましたが、乾くとひけて
来ているように見えます。


朝、早速磨いてみました。少しは面が通ったような?

もう一度プラサフを塗ります。

800番で表面を磨いていきます。

ちょんちょん、と塗ったプラサフもひけてます。もう一度パテを盛って磨きます。

細かなひけ、ピンホール!きりがないので塗ります!
この新聞紙のウェストのくびれが秀逸です。

純正色を買ってきた。退色加減で色はまず合わないこと確実です。

バイクの塗装で使ったウレタンクリアは混合後、冷蔵庫に保管していたが
3週間たったら、かすかにガスは出るが噴射されることはなかった。
いつ買ったか覚えていないクリアーを掘り出してきた。ウレタンクリアの艶に
なれると、これはどうなんでしょうか。
ほんとうは使いたいウレタンクリアー。バンパー塗装バイクのシートカウル
ガソリンタンクの塗装には使いました。


軽く塗ってみた。パテがむき出しなので隠蔽に苦労しそう・・・。

数回塗り重ねる。なかなか隠蔽できないな!

やっと隠蔽できた?なんだ!?マット仕上げ・・・。嫌な予感・・・。

で、本塗りが乾く前にクリアを吹いたら、マット仕上げではなくなったが・・・。
このクリアでも垂れる寸前まで吹くとかなり艶がでる。が、研磨は必要と思うので
厚く塗っておいた。そうしたら、垂れた・・・。しかもゆず肌部分もできてしまって
ぼろぼろ。来週ペーパーがけしてコンパウンドで磨いてみるか・・・。

歪んだ面、巣穴だらけの塗装面、通っていないアーチの稜線、
なによりまったく新車の色と異なるために浮かび上がる塗装面!
昔は紺というより、もっと青かったのか?最悪。萎え萎えです。
プロの仕事は偉大だ。まぁ命数も尽きそうだし、肉○器なイストなので
こんな羞恥プレイがいいでしょう。明るい太陽光の下で見るのが怖い・・・。


梅雨の合間をぬってコンパウンドで磨きました。周囲に飛び散っていた
スプレーダストがなくなって、艶は復活です。まぁ所詮素人塗装丸わかりです。
長く乗るならやはりプロ板金でしょう。
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