日本テレマークスキー協会 updated 2013-12-05
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TAJ公認指導員を目指す方へ

TAJ公認指導員

TAJでは毎年1回指導員検定会を行いTAJ公認指導員を認定しております。
アルペンスキーやスノーのボードに比べ圧倒的に人口の少ないテレマークスキーにおいて技術指導のできる人材の育成は協会が取り組まなければならない重要な事業です。
ITの発達により現在ではテレマークスキーに関する様々な情報は簡単に手に入るようになりました。
しかし情報だけでテレマークスキー技術の上達を望むにはやはり限界があります。

もちろん滑走技術の向上だけがテレマークスキーの楽しみではありません。多様な楽しみ方があるのがテレマークスキーです。それでも雪山やゲレンデをテレマークスキーで滑る楽しさはどんなスタイルであれテレマークスキーを愛好する人々にとっての共通の楽しみであり、その技術の向上を望まない人は決して多くはないでしょう。

少しでも上手く滑れればテレマークスキーはもっと楽しくなる。
IT技術が発達したとはいえ人類はまだ人がするスポーツを人より効率よく教えることができるシステムを手にしてはいません。
ましてや道具の特性上画一的な技術論が通用しにくいテレマークスキーにおいてはTAJ公認指導員の果たす役割は決して小さくないのです。

指導員検定制度

教育事業部では、指導員検定制度の見直しを図り、2010-11年度から複数年に亘る単位取得方式に変更いたしました。

複数年で合格を目指せる事により、最長4年の間にすべての単位を取得することで公認指導員として認定を受けることが可能となりました。

もちろん初年度で受検の為の講習会を修了し検定会においてすべての単位を取得し合格する方もいらっしゃると思いますが、残念ながら不合格となった方も有効期間内に不合格単位を取得することで合格となります。

今まで単年度で全日程を参加する事が困難な方にとっても、複数年での受検を目指せると言う事で多くの方に指導員受検を目指していただきたいと思います。

公認指導員になるまで

1 TAJ会員登録(随時可能)

  • TAJの会員である必要があります

2 指導員受験者講習会の修了

  • 年に一度開催(今後は回数を増やせるよう検討中)の受験者講習会を修了していただきます。
  • 指導員受験者講習会はTAJ会員であれば誰でも申し込むことが可能ですが一定の技術レベルに到達していないと講習会の内容についていけません。現役のTAJ公認指導員かTAJ公認スクールに一度技術レベルのチェックを受けてからお申し込みされることを推奨いたします。
  • 2014年は1月25日(土)~1月26日(日) ブランシュたかやまスキー場
  • 指導員受験者講習会の修了実績は4年間有効です

3 スキルアップ講習会の修了

  • 年に一度開催(今後は回数を増やせるよう検討中)のスキルアップ講習会を修了していただきます。
  • 指導員受験者講習会の修了実績が有効な方(指導員受験者講習会を受講して4年以内)でその年の検定試験を受けようとする方は必ず受講しなければなりません。
  • 2014年は2月26日(水)~2月27日(木) ブランシュたかやまスキー場
  • スキルアップ講習会の修了実績は当該年度のみ有効で、これにより指導員検定試験の受験資格を取得できます

4 指導員検定会

  • 年に一度開催(今後は回数を増やせるよう検討中)の指導員検定会を受験していただきます。
  • 指導員試験の受験資格取得者のみ受験可能です。
  • 合格するには下記6単位全てを取得する必要があります。
  • 単位1 基礎・指導種目(4種目)
  •  プルークボーゲン
  •  横滑り斜め前方
  •  直滑降での脚の前後入れ替え
  •  テレマークターン基本形
  • 単位2 応用・実践種目A(2種目)
  •  ツーステップターン
  •  ジャンプ
  • 単位3 応用・実践種目B(3種目)
  •  テレマークターン大回り
  •  テレマークターン小回り
  •  総合滑降
  • 単位4 指導法実技
  •  10分以内での模擬講習の指導実技
  • 単位5 筆記理論
  •  筆記試験
  • 単位6 レポート提出
  •  課題に対するレポートの提出
  • 上記全6単位取得すれば合格です。
  • 合格者は公認指導員として認定されます。
  • 単位をひとつでも落とせば不合格です。
  • その場合は受験者講習会の修了実績期間(4年)以内であれば
  • 再受験者は「指導員受験者講習会」または「スキルアップ講習会」を受講することで同年度の検定試験の受験資格を得ます。
  • 再受験においては未取得の単位のみの再受験となります。