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☆春のファッション勉強会 in Aoyama
まったく昨日は満開の桜をかき消すように横殴りの雪が降りしきるというとんでもない天候に見舞われた東京地方でしたが、
今日4月1日はうってかわって(やや寒いものの)晴天の一日となりました。こんな導入では天気予報と間違われそう?!
私の勤める業界は今が忙しい最中ですが、せっかく桜も咲き誇るこんな一日を単なる休養で費やすのは非常にもったいない
ので、久しぶりに(とはいってもここのところ何回もメガネを作りにいっている!)南青山や渋谷あたりのいわゆるオシャレな
ショップを巡ることにしました。
残念ながら、メガネなんぞを作ってしまったために資金不足ではありますが、もしどうしても手に入れたいアイテムと出会う
機会に恵まれたらどうしよう?といらぬ心配をしながら、さっそくシナモンの香りが鼻をくすぐる(実はちょっとニガテかも)
営団地下鉄表参道駅に到着。すぐさまフロム・ファースト通りを経由して根津美術館方面へと向かいます。
まずは見てびっくり!のコム・デ・ギャルソン。結構敷居が高い(精神的に?)のでウィンドウから眺めるだけですが、
ウィンドウからして全面模様付きフィルムを張っていて飛び抜けています。楽しくなってきた!
そしてヨウジ・ヤマモト。地下がメンズです。さっそく潜入。(この言葉がふさわしい)とても仕事では着られそうにない
重衣料がメインですが、ブラウス(いちおう「ワイシャツ」とは言わないでおこう)は麻と絹という相反する個性を持つ混紡
の素材が実にさわやかでいきなり欲しくなりました。他には綿100%の軽いグレーのものとか。
なんとか物欲を抑えて、ヴェリー(私の好きなビリドゥーエのファーストライン)を横目で見ながら(ここは真面目に敷居が
高いのです。経済的に、ですが。)根津美術館横を骨董通りに向かって歩きます。そして今日のメイン(のつもり)となる、
ドリス・ヴァン・ノッテンに初めて入りました。ドリス・ヴァン・ノッテンは新宿高島屋でちらっと見かけてびっくりした
ブランドだったのです。ベルギーのアントワープ出身だとか。
まず目に飛び込んだのは、まるで学校に入りたての小学生が着るかのような、イエローの衣類です。いきなり大ショック!
なかなかメンズではありえない色です。(実際、これはレディース)とにかく色が景気よいのです。私個人としては、着られる
かどうかは別問題として、メンズが地味すぎる昨今の傾向にはウンザリしているので、こういう衣類を見るとうれしくなって
しまいます!
期待しつつ2階に上がります。「おおぉ!」心の中で感嘆の声を上げてしまいました。とにかく面白い!色づかいが大胆で、
しかもシンプルそうな形に見えて実はいろいろ凝ったディテールを実践しています。私のような特殊体型(つまり太い)には
似合いそうにもありませんが、見ているだけでなんだか「勉強」になりました!何かきれいな色のブラウス(またかい!)が
欲しくなってしまいました。他のお客さんの中に高校生がいたのには驚きましたが。若いころからこんなスゴイもの見慣れて
いるなんてうらやましい限りです。(しかも何か買っていた様子、くやしい!)
後ろ髪引かれる思いで、しかしどうにもなりそうにない気持ちを抑えつつドリス・ヴァン・ノッテンを後にし、骨董通りに
向かう途中でジル・サンダーのディスプレイが目に留まりました。ジル・サンダーはまったく心当たりのない名前ですが、
シンプルなデザインに惹かれてショップの中に足を踏み入れました。そしてらせん階段を上って2階へ。
「ほほぅ!」またもや心の叫びが!ドリス・ヴァン・ノッテンとはうってかわって、色の面での派手さはないものの、なに
やら居心地のよい感じがしました。ディスプレイを見たときの印象そのままに、細身で品がよくて(これまた私には縁遠い)
カッコがよいのです。コレクションのアルバムを見せてもらったりしてすっかり上機嫌。いい「勉強」になりました。
最近こういう世界とはかけ離れた生活を余儀なくされていたせいか、今回の体験は年度末の疲れを癒すよい機会となった
ようです。まるでお花見と同じような?感覚でしょうか。
この他にもポール・スミス・コレクションであわやスーツをオーダーしてしまいそうになったり、アニエス・ベーでは
とても普段着にもできなさそうなカラフルなブラウスに食指を動かしてしまいそうになったりと危機一髪のツアーでした。
結局、予約しておいたCDを渋谷のタワーレコードに受け取りにいった帰りに、井の頭通りにあるZARAで雨合羽の
代わりになりそうな(なんてひどい言い方!謝んなさい!!)薄手のハーフコートを買ったに過ぎませんでした。
実はここZARAこそが私のオススメショップだったりして。なんといっても価格がリーズナブルですから!
(2001.4.1)
☆都心の住宅情報
今のアパートには1985年以来もう16年も住んでいます。ここはなんとJR山手線の内側に位置しているのにもかかわらず、
激安の5万円台の家賃で大家さんには感謝しっぱなしです。もうここのところ4年くらいは家賃も平行線をたどっています。
愛知県のイナカからわざわざ東京に出てきた私としては、コストの面で不利な都心にわざわざ住む大きなメリットがあります。
それは大好きな買い物をしにいく(おもに趣味関係)のに便利だということです。ついで(ついでかい!?)にいうと職場も目と鼻
の先にあるため、歩いて数分しかかかりません。多くの人にとってはこちらの方が大きなメリットと思えますが...
私にとって都心に住んでいることのデメリットはそんなにありませんが、やはり駐車場の料金は高いといわざるを得ません。これは
山手線の内側という便利な所に住んでいながら、クルマを持っているというゼイタクに対して課せられたペナルティであると考えており、
やむを得ないことでしょう。そのかわり、クルマをこき使っていますから自分の中ではペイできていると納得しています。でも、明らかに
環境にはやさしくないのかもしれません。こういうところは反省すべきでしょうが、クルマ王国愛知県(名古屋、と言った方が一般の方に
はとおりがよいかも?)出身でクルマのある生活が当たり前の環境に育ってしまった私にとっては、まさに「ケッタ(名古屋でいう自転車
のこと)」並みにクルマを使ってしまうのがイナカをそのまま持ち込む悪いところです。
最近結婚した職場の同僚が、自宅のある東京都西部から埼玉県の真ん中よりちょっと上に引っ越すことを不安がっているのですが、
小都民の私だってもし仮に万が一結婚なんぞしたとしても、なんとか荒川越えを阻止したいと考えています。でも...生活が!!
(2001.3.22)
☆なぜか?名古屋でお買い物(駅前編)
年末年始に帰省した際、新しくなった名古屋駅にいきました。最近はクルマで帰省することが多いので名古屋駅に降り立つことはめったに
なく、たまにいくたびに大きな変貌を遂げている名古屋駅前の景色にはただ驚くばかりです。
ここには名古屋第5の新しいデパート「JR名古屋高島屋」がオープンしていました。保守的といわれながらもなんだかんだいって新し
もの好きの名古屋の人達にとっては、なにかと話題のスポットとなっているようです。ここには都市部の中核的な存在である駅ビルである
にもかかわらず、さすがクルマ王国に新規で進出しただけあって巨大な駐車場が用意されています。私たちの車は最上階11階まで上がる
ハメになりました。駐車場には壁がないので名古屋の寒さが身にしみます。
中にはいると昼食時を外れているのにもかかわらずあちこちの飲食店も長蛇の列!しかもデパートが広いためどこに何があるのかさっぱり
わかりません。とりあえず同じ場所に併設されている東急ハンズへ向かいました。高島屋の中に東急ハンズがあるのは新宿の高島屋タイムズ
スクエアと同じです。お互いに違った客層を狙っていて相乗効果で集客率を上げようということなのでしょう。年始の時期ながら、見事に
その意図は達成されているようです。
私は東急ハンズに用がないので、高島屋の紳士コーナーをひととおり回ってみることにしました。するとさっそくバーゲンをやっている
ではないですか!ついつい50%OFFの冬物オーヴァーコートを買ってしまいました。(タケオ・キクチ・スカルプチュア)標準的な体型
とは言い難い私にも着られるサイズのものがあってラッキー!でした。別に名古屋で買うことはないのですが、バーゲンは見つけたときに
買うのが鉄則ですから、と言い訳をするところが弱いです...
その他、催事場では全国のおいしい駅弁を集めている、いわゆる「駅弁大会」が行われており興味津々でした。さすがに「JR」と名が
付くデパートだけあって、私のような駅弁好きの心を揺さぶる企画にも事欠きません。東京に戻る直前にテレビを見ていて知ったのですが、
和歌山県の新宮駅から「太刀魚寿司」や「鯨弁当」という相当レア(生ではありません)な駅弁を、なんと!特急列車で運んでいるとのこと
でした。やっぱりゆっくり見てくるべきだったと後悔しています。
結局、私の行動パターンは東京にいても地元に帰っていても同じなのですね。でも名古屋に行ったときのお手軽な暇つぶし場所が増えて
まずはめでたし、というところでしょうか。あとは一昨年の年末に断念してしまったスカイラウンジ(展望室)にいくのみ!
(2001.1.21)