☆東京都の交通行政?
現在の東京都知事は、そのユニークな言動と実行力で政府にも一目置かれている石原慎太郎氏です。特に彼の政策の中で注目されるのは
澱(よど)みきった東京都心部の交通をどう打開し、環境対策を推進していくか、ということです。
そんな中で彼は黒煙をまき散らすディーゼル車を都心部から排除しようとしたり、地下の山手線といわれる都営地下鉄12号線をそんな
官僚的な名称から「大江戸線」という、親しみやすいと言うか時代がかったというか不思議な名称にしてしまったり、赤字まみれの都営バス
の広告規制を大幅に緩和することによって、夏のいちょう色(みどり)一色だった都営バスをカラフルなバスに変身させたばかりではなく、
まんまと広告収入をせしめることに成功したのでした。
都営地下鉄大江戸線は平成12年12月12日という「12」ならびの日に全線開通します。これによって今まで高速交通の恩恵に浴する
ことのなかった地区の交通がよりいっそう充実し、発展をもたらすことになると思います。
というのが大方の(特に東京都)の見方なのですが、一方で大幅に縮小(切り捨てといった方がふさわしい?)される部門もあります。
それは相変わらず赤字続きの路線バス部門です。私のよく使っていた巣鴨駅〜一ツ橋や秋葉原駅〜新宿車庫はついに全線廃止となりますし、
王子駅〜駒込駅・御茶ノ水駅〜東京駅も廃止となります。(駒込駅〜御茶ノ水駅のみ存続)廃止の理由は「都営地下鉄大江戸線開通のため」
と告知されていますが、秋葉原駅〜新宿車庫の市ヶ谷付近はともかく、その他はまったくといっていいほど大江戸線開通によって恩恵を
受ける路線ではありません。むしろ利用客が少なくて1時間に1・2本しか運行されていなかった路線なのです。それなら「利用客が少ない
ため」と正直にいえばいいのに、と思います。
かつて都心部を縦横無尽に走り回っていた都電が、自動車中心主義の国策(つまりは日本の自動車産業の雄、T社の意向?)によって道路
上から排除されたように、都心部の慢性的な渋滞によって定時運行ができなくなってしまったバスもまた人々から見放されて消えゆく運命に
あるのかも知れません。
しかし、バスを必要としている人はもういないのでしょうか?バス停1つ2つなら歩けないこともないですが、地下鉄の駅1つ分を歩く
のは、元気な人ならともかく高齢者の方にはとても大変なことなのではないでしょうか。しかも地下鉄は建設された時期が後になればなる
ほど地下深くに潜ってしまうので、地上からプラットホームまで到達するのに5分以上かかってしまうこともあります。実際に何十分も
待ってわざわざバスに乗る高齢者の方もいらっしゃいます。かれらは口々に「鉄道に乗るのは大変だ」と訴えているのです。
今まで自分の家からなんとか歩いていける所にバス停があって出かけることができた高齢者も、バスが廃止となってとても歩いては行け
ない場所に地下鉄の駅ができたとしても、果たしてそれを積極的に利用しようとするでしょうか?もしかしたら高齢者は家にこもりがちに
なって身体を壊し、医療保険や介護保険の負担が増大することになってしまうかもしれません。因果関係はわかりませんが、よくいわれる
ことではあります。
公共交通機関のあるべき姿とはいったいどんなものなのでしょうか?効率よく、つまり人を大量に高速に目的地に運ぶことだけが必要と
されているのでしょうか?そればかりではなく、どうすれば利用しやすくなるのかを検討することも必要なのではないでしょうか?バスは
定時運行さえできれば地下鉄にはない利便性を得られることができます。きめの細かい交通を利用者に提供することが可能なのです。
自家用車で都心につい出かけてしまう自分自身に対する戒めにもなりますが、公共交通(利益と言い換えることもできます)の確保のため
に個人の権利が制限されるのはある程度必要なことなのではないかと思います。それがなされないのは企業や有権者に対してひたすら反感を
買わないように努めているだけの、無責任な政治家の怠慢といわざるを得ません。時には憎まれつつも多くの人のためになるべきことを実行
しなければ、結局いつか見捨てられることになるのです。
渋滞に巻き込まれようが何をしようが、なぜ私が地下鉄よりもバスを好むのでしょう?街の景色を見たいからです。本末転倒でしょうか?
アキハバラも少し遠くなります?
(2000.12.10)
☆泣ける名作!「プロジェクトX(エックス)」
といってもジャッキー・チェン主演の映画ではなく、NHK総合で火曜日午後9時15分から放映されているドキュメンタリー番組のこと
です。正式名「プロジェクトX・挑戦者たち」です。
内容は、さまざまな困難に立ち向かった人達の感動のドキュメントなのですが、これが演出もうまくて本当に泣けるのです。時代もそんな
には古いものを扱うわけではなく、その現場に立ち会ったご本人がスタジオに招かれたりするので、とても親近感が湧きます。再現の場面
では田口トモロヲの淡々としたナレーションが効いています。あの久保純子アナウンサーもその泣き虫ぶりを見事に発揮しています。
時間的にすべてを網羅できたわけでもないのですが、今まで一番泣けたのは伊豆大島の三原山が噴火したときに島民1万人を一夜で避難
させた人々の自然との闘いの様子を描いたものでした。中でも刻々と状況が変化する溶岩流を避けて自らの危険を省みずに島民をバスで輸送
し続けたバス運転手たちの家族との別れ(その後無事に会うことができました!)と仕事に対する姿勢の様子には涙があふれるのを止める
ことができませんでした。久保アナにいたっては泣いてしまって言葉がでず、番組の進行をストップさせるという失態を演じてしまいました
が、それも納得できるほどに感動的でした。
最近では超大型クレーンがまだなかった時代に東京タワーを建設(組み立てたと言った方がふさわしい)した鳶(とび)職と建設会社の
現場監督の話や、史上最悪の巨大詐欺事件となった豊田商事事件の被害者救済にあたった中坊公平弁護士率いる弁護団の大活躍ぶり(これは
後編が見られなくて本当に残念でした。)や、当時世界一厳しいといわれたアメリカの自動車排気ガス規制法である「マスキー法」を世界で
初めてクリアした本田技研のCVCCエンジン開発チーム、発明以来200年後にやっと実用化に成功しながら、その燃費の悪さゆえに
オイルショックのときに悪の権化と貶(おとし)められながらも、燃費を向上させ、ついにル・マン24時間耐久レースで優勝を飾った
ロータリーエンジンの開発チーム47士のエピソードなど、クルマ好きにも目の離せないネタがいっぱいあります。
最近自分の仕事に自信が持てなくなってきている私にとって、自分の仕事を成し遂げるために最善を尽くす人達のエピソードは本当に心に
響いてくるのでした。いったいなにをなすべきか?難しい問題ではあります。
(2000.11.21)
☆廃棄かリサイクルか?(クルマのパーツ編)
YAHOO!オークションをよく見ているのですが、クルマの部品がかなりたくさんオークションにかけられています。私もクルマの
パーツをいろいろ換えているのですが、交換後は元のパーツの処分にちょっと困っています。置く場所もないので純正品はヤナセに持って
いって引き取ってもらっています。もちろんノーギャラです。図々しいかな?
今回ビルシュタインのショック・アブソーバーを交換したのですが、オーバーホールすればまだ十分使えるとはいえ、おそらくクルマの
寿命が先にきそうな情勢なので、「置き場所もないことだし、引き取ってもらえます?」といったら「事業ゴミなので1,000円かかり
ますし、念のため取っておいた方がいいですよ。」といわれました。
交換後のパーツ各種をクルマのラゲッジに詰め込んで練習にいきましたが、まだ時間に余裕があったので藤沢市内の藤沢南交差点(藤沢橋
があるところです)のそばにある元オートバックスの店だった「走り屋天国 セコハン市場」といういかにもヤバそうな店に寄ってみること
にしました。とはいえ、ここはオートバックス系列の店なので別に怪しい所ではありません。
この店によってピ〜ンときました。「交換したビルシュタインのショック、ここに売ってみよう。」と考えたのです。「そういえば春に
交換したカーオーディオのフロントスピーカーも大事に取っておいてあったっけ?!」こういうときに物持ちがいいのは困りませんね。
買い取りには印鑑が必要なので、どうせなら2ついっぺんに買い取ってもらおうと思い、翌日出直しました。
そして翌日の日曜日、大した用事もないのにそれだけのために渋滞覚悟で藤沢まで行くのもどうか?と思いました。「もし『こんな汚いの
は買い取れません!』とか言われたらどうしよう?せっかく藤沢まできたのに。」という不安もよぎりました。とか考えているうちに到着。
とりあえずボロ布でほこりを落としていざ!買い取りカウンターへと向かいました。そして査定です。スピーカーはノイズが出ないかどうか
確認してもらいました。
結果!ビルシュタインのショックはなんと!10,000円の値が付きました。使用した距離は不問だったのですが、「ビルシュタインは
耐久性が高いので5〜60,000kmでも大丈夫なんですよ。ヴィータみたいに車重が軽いクルマの場合はなおさらですね。」と店の人が
おっしゃっていました。そしてスピーカーは大丈夫だったので2,000円でした。2点で合計12,000円というとんでもない高値が
付いてしまいました!目標5,000円だっただけにびっくりです。大事に?取っておいてよかった!「次のオーナーにかわいがってもらう
んだよ...」などという親心などみじんもなく12,000円をゲットしてウハウハ(←死語)な自分が怖いです。
ところがついでに持っていったCOBRAのリア用スプリングは1台分ではないということで新品なのにもかかわらず0円!しかたがない
のでこれはいよいよYAHOO!オークションでしょうか?!
(2000.11.5)
☆映画を観るなら...
いやぁ、東京ってホントにいっぱい映画館あるよねぇ!というのが今さらながらの私の感想です。これまでは主に有楽町マリオンなんかが
好きな映画館でした。いかんせん、ここはメイン封切館なので休日ともなるとやたらと混む混む!都会に住んでいながら元々はイナカの子の
私は人混みに疲れてしまうのでこれさえ何とかなればなぁ、と常日頃から思っていました。
この夏からは混みまくりの有楽町に別れを告げ、もう一足のばしてお台場に映画を観にいくことにしました。シネマ・メディアージュなの
です!ここは13ヶ所の映画館からなっていてトータルで4000人近い収容人員を誇っています。しかも全館座席指定なのであらかじめ
席を確保してしまえば、その後は上映開始時間直前まで他の場所で食事をしたり買い物したりできるのです。
私はお台場にはクルマでいくことにしています。ガソリン代はともかくとしてお台場の駐車場料金の相場は1日1,500円ぐらいです
からバスの1日乗車券でも使わない限りこれくらいの交通費は使ってしまうからです。「クルマでお台場なんて!メチャ混みでしょ?」
確かに!そのとおりです(おやまあ!?)が、日曜日でもお昼(11時位)までにいけば駐車場はなんとか確保できるのです。
私の家からお台場までの所要時間は休日なら30分ほどでしょうか。道も空いていてドライブするだけでもいい気分です。レインボー・
ブリッジを渡ると(もちろん下の一般道です)ここから徐々に混み始めますから気合いを入れて!右側車線をキープしすぎると大量の右折
待ちのクルマの列にハマってしまいますから、臨機応変に車線変更をしましょう。でも青信号だからといってムリに突っ込むと交差点の
ど真ん中で赤信号になってしまいクラクションの雨あられにさらされかねないので、くれぐれも余裕を持ちましょう。というのがお台場
にクルマで行くときの私なりのアドバイスです。
さて、今度は何を観にいきましょうか!?
(2000.10.23)
☆東京ドーム観戦ツアー
こうらくえん(後楽園)は私の住んでいる文京区にあります。その目玉である東京ドームには今まで入ったことがありませんでした。
隣接するしゃぶしゃぶ屋やJRAの場外馬券売場(自分の分は買ってないです!)には行ったことがあるのですが、近くにありながら
行ったことのない有名な場所の一つだったのです。
しかしついに東京ドームで野球を観戦できることになりました。しかも巨人:中日戦です。巨人が優勝へのマジックを1にして本拠地に
戻ってきた26回戦(9月23日)です。天気はあいにくの雨でしたが、ドームなのでそんなのお構いなし!快適な野球観戦ができそう
です。
人の波(うっとうしいダフ屋の群!)を避けながら営団地下鉄南北線の後楽園駅からぐるっと大回りしてゲート・イン。軽く手荷物検査
を受けました。中に入るとスゴイ人混みです。それもまたまたかき分けて席に向かいました。いやぁ、狭い文京区にこんな大きな空き地が
あっていいのかと思うぐらい広々とした空間が広がっています。しばし呆然と周囲を見回してしまいました。巨人の本拠地でもあり、今日
はさすがに優勝がかかっているだけあって観客のほとんどが巨人ファンらしい状況です。ちょっと肩身が狭いかな?でも両チームとも応援
はなかなか気合いが入っていて楽しめました。
私の席は3塁側なので残念ながら中日ベンチの中をうかがうことはできませんでした。しかし巨人ベンチの中は見えます。ここぞと
ばかりに自慢の12倍光学ズームを持ったデジタルビデオカメラCanon FV2を望遠鏡がわりに使ってしまいました。それでも
会場が広くて4倍デジタルズームを併用してやっと長島監督の顔を見ることができました。ピンボケでしたけどね。
←55,000人はものすごい数!私の出身地、愛知県常滑市の人口より多いのです。
試合の結果は中日が意地を見せて(もう遅い!!!今頃)勝ちましたが、この文章を書いている時点で巨人は本拠地での優勝を決めて
います。まあナマで試合を観たチームが優勝するのは素直におめでとう!といえますね。これで我が文京区も多少なりとも潤うかな?
たまにはこういうスポーツ観戦も面白いですね。いや、ホント。マジメに、でもくやしいなぁ、やっぱり...
(2000.9.24)
☆(やや)無料プロバイダに加入!
日本でインターネットが普及し始めてまだ数年しか経っていませんが、インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)もその間に
しのぎを削り、「金さえ出してくれたらいい環境を提供しましょう」的なところから「広告を見せますけどそのかわり無料にしますよ」と
いうところや「うちのパソコンを買ってくれた感謝の気持ちを込めて系列のプロバイダを(当初は)無料でお使いください」というところ
まで、実に様々な接続サービスを選択できるようになりました。
私の勤務先では専用のドメイン名によるメールアドレスをいただけるのですが、仕事用なので自宅などからのチェックをするのが非常に
難しい(というかめんどくさい)状況になってしまいました。これにはセキュリティの問題が絡んでいるので文句を言うわけにもいきま
せん。その他に年間15000円足らずで(事実上)使い放題(電話代は別)のサービスも用意されているのですが、安い?だけに用途の
制限があり、いざというとき(どういうときか?)の使い勝手を考えるとプライベートのプロバイダに加入しておくのがよいのではないか
という職場の上司(師匠とでもいいましょうか)の大変強い勧めもあり、今から2年前の1998年、ちょうど今のThinkPadを
購入した年に自前で加入すべくいろいろなプロバイダについて調べてみたのです。それまではダイヤルQ2を使ったプロバイダで我慢して
いました。別にやましいことはありませんが...
職場で比較的自由にインターネットを利用できることもあり、自宅ではそれほど使うことはないのではないかと思いましたが、いったい
どれくらい使いのかはまったく想像もできません。そこでとりあえず自宅(東京23区)と実家(愛知県常滑市)にアクセスポイント
(AP)があるプロバイダ(自宅にはAPが間違いなくありましたが、当時実家にAPがあるプロバイダは大手ではso−netぐらいな
ものでした。)で定額(低額であることにこしたことはないです、ハイ。)であることを第1条件にしました。そうしたところこの条件を
満たしたのは日本テレコムのODNだけだったのです、確か。1950円で使い放題(電話代は別)、APは全国にあって旅行の時も安心
(パソコンを持っていけるかどうかは不明)です。
ODNはユーザーに対するホームページスペースのレンタルがオプションでした。インターネットをやるからには自分のホームページを
立ち上げないと意味がないと考えていた私は、5MB/500円のオプションを付加してHPも開設しました。しばらくはそのまま使って
いましたが、Panasonic HI−HOというプロバイダに3h/500円のコースがあり、しかもそこでは5MBのホームページ
スペースが付いていたのです。「メールアドレスがもう1つもらえるし、APも問題ないし」ということでODNのホームページは解約し
新たにHI−HOを追加しました。その後ホームページスペースが10MBに増え、P−inカードを購入した時にはPIAFS(PHS
用)アクセスポイントも各地にあることがわかって、われながらよい買い物?をしたと喜んでおりました。
ところが最近になって、トータルで考えると果たして1950円の投資が割にあっているのかどうか疑念が生じてきました。今は仕事が
あまり忙しくないので自宅からインターネットに接続することが多いのですが、使い放題のプロバイダの中には月980円(一年間先払い
で9800円)のところもありますし...というわけでIT関連経費の節減をめざすべく新たなるプロバイダ探しに走りました。
たまたま雑誌で「ZERO(ゼロ)」というプロバイダの存在を知りました、TV−CFですごく変なアメリカナイズされたのが放映
されているアレです。ここは完全に無料というわけではなく、150時間まで無料でそれ以降は1h/200円となります。1日当たり
5時間もつなぐと電話代が大変なのでこれだけ使えれば十分です。その他、年会費が500円かかるのですが「2000年12月31日
まで初年度の年会費無料」キャンペーン実施中です。ついでにZEROからもらう初期メールアドレスではなくて自分の好きな名前に
したい場合には1回300円かかります。もちろん広告メールも届くはずです。
ZEROの評価についてはこれからですが、ほとんどタダみたいなものですから気に入らなかったらまた考えます、ということで私の
ODN生活は今月いっぱいで終わります。池脇千鶴ちゃんはかわいいんだけど...「スゴイね〜!」って。(意味なし?)
(2000.9.13)
☆燃えろ!日本国民(神田明神にて)
「祭」といえば、私の故郷では山車の引き回しというのが幼い頃の思い出なのですが、ここ花のお江戸では神輿でもって練り歩くのが
一般的なようです。山車は小さな子供でも引き綱につかまって参加可能ですが、神輿は子供神輿でもない限り近づくことすら難しくて
それこそ大人の世界といった感じでしょうか?
私の遊び場といえばアキハバラなのですが、そこからほど近い場所に神田明神があります。神田祭は有名なお祭りですが、なんでも
大神輿は二たび焼失してしまって今までなかったそうなのです。その大神輿が日本橋の水天宮から特別に奉納されることになり、今日
日本橋から(外)神田まで担がれてきたのでした。お疲れさまでした!
午後六時ごろ日本通運本社やLAOXコンピュータ館、石丸電気ソフトワンが建ち並ぶその名も「神田明神通り」は興奮と熱気に
包まれていました。それこそボーナスシーズンのアキハバラをも凌駕するほどの人出です。
←高さ2メートルほどもある大神輿!
そして神田明神下交差点から神田明神へは上り坂となっていますが、屈強な江戸っ子(きっと)が寄ってたかって大神輿を担ぎ上げて
ゆく姿に沿道の人々も私もヴォルテージが上がりっぱなし状態です。いわんや担ぎ手をや!
←すごい装飾!
特製の青竹で電線を避けたり掛け声をかけて大神輿を慎重に移動させます。ついに右折して鳥居をくぐり神田明神へ向けてまたまた
坂道を突進していきます!
ついに大神輿は神田明神の境内に入り雰囲気は最高潮に達します!
←美しいですね
大神輿は荘厳な神事を経て無事奉納されたのでした。神輿の担ぎ手や見物人も一体となって手拍子を打つ姿はなんともいえない感動的な
情景です。人混み嫌いな私ですが加わらせていただきましてとてもありがたい気持ちになったのでした。けっこう血が騒ぐものです。
←いやはや、すごい人出でした。これだから「祭」って堪えられないですよね!
(2000.5.7)
☆もう少し映画を楽しもう!
プレイステーション2を購入したおかげで一気にDVDビデオの鑑賞環境が整いました。記念すべき第1作はなぜかフランス映画。
クルマ好き(特にフランス車)にはたまらないスピードアクション映画リュック・ベッソン監督作品「TAXI」です。(ポニー・
キャニオン:PCBE−00002)
新しい映画なので画質はサイコーです。主人公が駆るプジョーの挙動を見ていると酔いが回りそうなくらいのスピード感で、ついていく
のが大変です。今のところ自宅の音声環境は2chのステレオですが、これが5.1chのサラウンドになったらさぞや、という期待が
持てます。さらに酔いそうですね。
第2作は日本の作品「八甲田山」です。オープニングには八甲田山一面を埋める美しい紅葉がちりばめられていて、これから始まるで
あろう白一色の地獄絵図と対照をなしています。20年前の作品だけにやや鮮度が落ちるきらいはなきにしもあらず、というところですが
色の表現は雄弁で、この凄惨な事件と美しいばかりの自然との対比を表現しています。泣けますよ。
PS2でDVDを観るために特に用意したソフトは懐かしの「トムとジェリー」です。私が子供の頃、夕方6時になると11ch(機動
戦士ガンダムで名を馳せた名古屋テレビ。テレビ朝日系列です。)に合わせて、家族共々大笑いしていたのを思い出します。私の変な挙動
の裏には少なからずこの「トムとジェリー」の影響が見え隠れしているといっても過言ではありません。なんてね。トムが痛いのを我慢し
きれず飛び上がるときの「ヤィッ、ア〜!!」とか、大笑いするときの「ウォ〜フォッフォッフォ〜ァ!」とか...アメリカ人って
みんなあんな風なのかなぁ?と子供心に思っていました。今、改めて観てみても十分におかしいのは傑作の証拠でしょう。でも、古いだけ
あって、現代の基準では人種差別的表現が多かったり、けっこう暴力的表現が多かったりと、テレビで放映するのは難しそうです。それ
だけにこのDVD化は貴重ですね。
ついでながら、ワーナーホームビデオのホームページにアクセスして開設記念プレゼントに応募したら見事当選してしまいましたよ!
「トムとジェリーコレクターズブック」に!インターネット懸賞に当選したのは初めてですね。
今の課題はクラシック傑作選DVDスペシャルBOXをいかにして制覇するか、ということです。4枚組でそれなりにお買い得だった
のはよかったんですが、まだ「カサブランカ」しか観ていないのです。超大巨編「風と共に去りぬ」とか残っているんですよね...
見出すと止まらないし。GW中に制覇するしかなさそうですね。
それから、25インチ4:3のテレビで映画を観ると、ややスケールが小さいです。映画をメインで楽しむ場合は16:9の横長テレビ
を購入したほうがより楽しめると思いますよ。ちなみにクラシック音楽のヴィジュアルソフトの多くは4:3サイズで作られているので
25インチでも迫力満点です。
(2000.5.3)
☆本格的?ミリタリー映画
最近テレビで観る映画は軍隊モノが多いようです。「G.I.ジェーン」に始まり「プレデター」「史上最大の作戦」「エグゼクティブ
コマンド」と内容は様々ながら立て続けに観てしまいました。DVDプレーヤー売り場でのデモは「シン・レッドライン」が流行りのよう
です。確かに大型スクリーンに映し出される数多くの兵士や兵器は観る者を圧倒します。もっとも映画制作の予算規模でないと戦争
(ばかりではないですが)を表現するのは難しいのでしょう...
「ガメラ2・レギオン襲来」では日本の自衛隊が映画制作に全面協力していて、圧倒的な迫力とリアリティを表現するのに役立って
いました。アメリカほどではないにせよ、他のお役所とは比較にならないほど防衛庁と自衛隊の広報は開放的かつ協力的です。ソチラの
マニアの方も満足しているのではないでしょうか。
というわけで自宅の14インチテレビに飽きたのか、久しぶりに劇場で映画を見ることにしました。しかも自衛隊全面協力の本格的防衛
大作?青春の汗と涙と感動が〜!という作品「守ってあげたい」です。原作:くじらいいく子 監督・脚本:錦織良成 主演:菅野美穂
とはいってもなぜか(当然?)小規模な劇場でしか上演していません、細々と。200名収容の劇場が3割ほどしか埋まっていません
でした...しかもどうやら映画初出演の「ミヤムー」こと宮村優子目当てか迷彩服に身を包んだ軍隊オタクか本物の自衛官のみなさま
が観客のほとんどを占めている様子です。3月4日公開なのでまだ公開2日目なんですけど...上演15分前でも余裕で座れたので
それはそれでウレシかったです。
特に話の筋というモノはない(といっては身もフタもない)のですが、まあいうなれば「なんとなく婦人自衛官になってしまった20歳
の女の子が鬼班長にしごかれつつも、その訓練に耐えていくことによって人間的にちょっとだけ成長したかなぁ?」という物語ですね。
それでも普段見ることのない「自衛隊」特に「婦人自衛官」がどんなもんなのかをほんのちょっとだけ垣間見ることができました。
ロケ地は私の勤務地からもほど近い陸上自衛隊朝霞駐屯地です!「こんなふうになっているのか〜!」とちょっと感動しました。なんだ
かんだといっても「軍隊」ですから規律は厳しいし訓練は辛い。それでも「何か」を求めて彼女たちはがんばるのですねぇ、いいっす。
さて一番の見物は東富士演習場でのロケではないでしょうか!射撃訓練しまくっています。対戦車砲とか打ち込みまくっています!
90式戦車走り回っています。ハリウッドの戦争映画でおなじみの対戦車ヘリコプター「コブラ(日本にも配備されていたのか〜)」が
飛び回っています。これぞまさしく「DTS(ドルビーサラウンドよりデータ圧縮率が低くてより効果が高いサラウンドシステム。
最近の映画では「ノッティングヒルの恋人」のDVDでも使用されています。ど〜なっとんぢゃい?)」といった感じです。こういうの
お好きな人いますよね?!必見です。腹に響きますよ!
それにしても...プログラムは公共の場所で読むのがはばかられるくらい遊んでいます。どピンクはちょっと...なぁ。
(「守ってあげたい」HP http://www.bec.ne.jp/~mamotte/)
(2000.3.6)
☆江戸の寒梅
今年はあまり寒くないので梅の花もそろそろ見頃かと思い、皇居東御苑に行ってきました。ここはいわゆる梅の名所ではないのですが
比較的落ち着いて鑑賞できるのが魅力です。
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「梅にウグイス」ならぬ「梅にメジロ」を楽しむことができます。白梅はほぼ満開でしたが、紅梅はこれから咲きそろうようなので
ぜひご覧になってみてははいかがでしょう?!
(2000.2.13)
☆インターネットでD−MAIL(DENPO改め)
電報なんて打つのは仕事の時以外なかったのですが、私の楽器仲間同士が結婚してその披露宴に仕事の都合でどうしても出席できない
事態になったのを利用?してWEB上から打ってみました。電話での注文は「打つ」って感じしないですよね。でも本当は電報局の人が
文字どおり「打って」いたからなんですが。「いろはのイ」とかいってね。昔の電話帳にはこの例が載っていたと思います。
まずNTTの電報打ち込みサイトD−MAIL(すごい名前)へアクセス。そこで「D−MAILの使い方」に目を通します。
やはり初めて使うものはマニュアル参照が基本!です。手順は簡単で、1.電報の台紙を選択する。 2.文例検索で送る文章を選ぶか
自分で入力する。 3.送信して「仮受付番号」を必ずメモる。 以上です。
D−MAILを使うにはクレジットカードと電話番号(一般加入電話でもケイタイ・PHSでも大丈夫なはず?)が必要ですので、
持たない主義の方は電話で、ということになります。このような電子商取引で一番重要なセキュリティの問題は「仮受付番号」を電話で
入力(トーンです)することによって解消しています。NTTらしいというか...インターネット初心者、つまり電報をよく利用する
世代(40代〜)に「最後は電話で!」という安心感をもたらすのに役立っています。私にはめんどくさかったですけど。
今回は急いでいたこともあって(披露宴の前日!)バタバタとしてしまいましたが、もしチャンスがあるのならご利用なさってみては
いかがでしょうか。ちょうどバレンタインデーのキャンペーンをやっているようですし。もう間に合わないか?!
ただ、メール感覚で長い「文章」にすると意外と高くつくのでご注意ください。シビア!
(2000.2.13)
☆山椒魚は楽しんだ?!(住まい編)
1985年の今頃、私は現在のアパートに引っ越しました。それからはや15年もの歳月が経ってしまいました。ちなみにその前は
板橋区の上板橋という駅のそばに住んでおりました。
今住んでいるところは一般的に都心といっても過言ではないJR山手線の内側の文京区(最近不幸な事件があったためにネガティヴな
文教都市と思われがちなのは実に残念です。)なのですが、少なくとも築15年以上(私が住んでいたのですがら当たり前です。)で
あることと、ここ2回の契約更新で家賃が上限に達した(いい大家さんでしょ!)ために、とても他の賃貸物件を探す気になれないほど
安価です。そのかわり駐車場は家賃の半額ほどもしますが、この周辺の相場からすると安い方だといえるでしょう。
引っ越しするのがめんどくさい性分のくせに、以前は住宅都市整備公団(今は都市基盤整備公団)の賃貸空き家に応募してことごとく
落選したのです。その頃の名残?で今でも公団から「かるがもだより」という機関誌?や新築賃貸住宅紹介のダイレクトメールが送られて
くるのはご愛敬です。
もし、いま引っ越しするとしてもこれだけ増殖したCDをどうするか考えただけでめまいがぁ!!それに歩いて2〜3分のところに
区の出張所や公民館のような施設ができそうですし、(楽器の練習場所になるかも知れないのです!)お彼岸と盆と年末以外は閑静な
住宅街なので(つまり、吉祥寺をはじめとしてお寺がたくさんあるのです。)文京区には未練があります。
そんなところにたたみかけるようにリクルートからは「男と女のひとり暮らし完全ガイド【首都圏版】」が発売され、Hanakoの
最新号は「建築家やデザイナーが作ったアパート・マンション賃貸情報。」という特集を組んでいます。どの物件も個性的で魅力にあふれ
そのうえ家賃もなかなか...高いのですが、それも納得できるかな、というところです。
家賃の高さでいけばむしろ公団の新築の方が上をいっています。私の自宅のそばにも「文京グリーンコート」という立派な街があり、
そこに公団の賃貸住宅がありますが、家賃は20万円以上!という一般庶民にはとても手の届かないものとなっているのです。確かに
公団住宅の造りは丈夫で広さも水準以上だと思いますがこれでは住めません。本末転倒ですよ!
気を取り直して!私がちょっと心惹かれた物件は埼玉県川越市にある「音出しOK!」のものです。楽器もオーディオも思う存分
楽しめそうなのです。おそらく駐車場の料金もお手頃なはず...当然ひとり暮らし向きの物件なのですが。このタイミングなら職場に
Hanakoを持ち込んで波紋を巻き起こすのも可能かも知れませんね?!虚しいなぁ...
(2000.2.2)
☆いまどきファッション事情(欲望編)
まだ寒い日が続きます。私の職場は窓口があるので外気をシャットアウトすることができません。地理的にも都内より
若干内陸のため、寒さが厳しいようです。そのため上着の替わりになるカーディガンでもバーゲンで手に入れようと街に
出かけました。いく先はなぜか地味な東京駅です。
確かに東京駅で「お買い物」といってもピンとこないかも知れませんが、大丸東京店を中心に意外とショッピングには
便利なところです。少し足を伸ばせば銀座も日本橋もアキハバラも射程距離内です。東京駅の特によいところは繁華街の
ように激コミにならないところでしょう。日曜日だというのにゆったりと買い物にいそしむことができるのです。こんな
状態でやっていけるのかどうか心配ですが...
さっそく5階の紳士服売り場に行くとシブいブランド「バーバリー」が幅を利かせています。私のような若輩?者には
無縁です。「タケオ・キクチ」は好きなのですが、最近の私の体型はここのピークド・ラペル(ジャケットのとんがった
襟)の2つボタンシングルジャケットを受け入れられるほど寛容ではありますまい。
ちなみに私は4つボタンのダブルジャケットが好きです。そんな中でありそうでなかなかない「ピークド・ラペル2つ
ボタンシングルジャケット」のスーツを手に入れることが一つの目標です。クラシカルな雰囲気がいいじゃないですか?!
「ジョルジオ・アルマーニ」では「ああ、このスーツいいね。じゃあいただこうか。」といったふうにさりげなくスーツ
を買えるような身分になりたいものですが、いったいいつの日になることやら?(この先ずっとない??)くやしいので
タイをよく買いますが、このところの不景気のせいでタイの色・デザインも地味な、いやはっきりいって「不景気な」もの
ばかりになっています!当然着るものはトータルでバランスを取るのがいいのかも知れませんが、私はタイぐらい景気の
よいものを身に付けたいと常々考えているのです。なのに今時のファッション事情はいったいどうなっているんだぁ〜!!
私には(正確に言うと「私の体型では」か?)「3つボタンシングルジャケット」は似合わないのです!!ツイードの
ジャケットは持っているけど...
そんな私の目をくぎづけにしたのはやはり紳士の国イギリスの今を代表する「ポール・スミス」でした。珍しくここも
バーゲンモードに入っていましたが、その棚ではなくブラウスの吊り下げられた棚にシルエットこそ普通のワイシャツと
変わらないのに「スゲエ」としか言いようのない派手プリントを施したブラウスが展示されていたのです!その柄は黒地
にカラフルなチューリップをふんだんにちりばめたものでした。こんな柄見たことないです!「ほ、欲しい〜」と後先を
考えずに買ってしまえば幸せだったかも知れませんが、私も人の子?ぐっとこらえることができました。
なんでもこのプリントは10年前に出されたものを西暦2000年の記念としてリバイバルしたものだそうです。同じ
ブランドが以前と同じデザインのものを出すことはめったにないことは経験的に知っていましたが、改めてこんなに
すごいものを出してくるとはさすがに私が見込んだだけのことはあります。(そんなにえらいのか?!)イギリス人は
保守と革新のバランス感覚が見事ですね。惚れ直しました、が私の体型には合いません。相変わらず!
ブラウスを着こなすのは不可能だと認めますが、せめて同じ柄のタイを出してくれたら絶対にゲットします。ムリ?
(2000.1.23)
☆リンゴの歌
終戦間もない日本の街には「リンゴの歌」が流れて人々の心を和ませ、勇気づけました。
それからはや50余年が過ぎ2000年を迎えたこのご時世には恐怖のサディスト姫(本人自称)椎名林檎が降誕したのでした。
以前「Dear Yuming」という松任谷由実のカバーアルバムの中で渾身の歌唱をした椎名林檎に注目していましたが、
彼女の一発目(1枚目のことをこう呼ぶらしいのです、彼女は...)アルバム「無罪モラトリアム」(これもすごいタイトル)を
聴いて「すごい人だ!」と確信したのでした。
それからさっそく計四発のマキシ・シングル「歌舞伎町の女王」「ここでキスして」「幸福論」「本能」をすべて入手し、おまけに
アルバムのバンドスコアもゲットしてしまいました!(そのうち打ち込みでもしましょう。)
彼女はかつて「リンゴ・シーナ」としてヒロスエのアルバム「PRIVATE」でタイトル曲「PRIVATE」を提供していますが
この曲も容赦なく椎名林檎の世界に入っています。ちょっとヒロスエには難しかったかな?といま聴いても感じます。
「無罪モラトリアム」の中に収録されている「幸福論」ははっきりいって「イッちゃって」いますが、シングルの「幸福論」は
聴きやすくてこのギャップにも苦しめられることでしょう。逆に歌詞カードを見ると「ヤバイッ!」内容満載の「モルヒネ」
(タイトルもヤバイ)はメロディがこのアルバム中一番美しくて、とても不思議な気持ちにさせられます。
これからも度肝を抜くような作品を世に送り出して世間を「ギャフンッ!」といわせてもらいたいのですが、なんか不安でもあります。
突然消えちゃいそうなんですもん。やばいよなぁ。
(2000.1.1)
☆年末のお楽しみ
そういえば今の職場に異動になってからはとんと北海道とは無縁になっていました。
最初に北海道に行ったのは前の職場で出張したのが最初でした。この時に生まれて初めて飛行機にも乗りました。
せっかくなのでガイドブックで調べをつけて小樽に寄って寿司を食べたことを思い出します。
その時以来北海道好き(寒い時期の)となって連続して北海道に出かけていましたが、寄る年波には勝てないのか、なんとなく
出かけるのがおっくうになっていました。
ところが年末に東京駅に行く機会が何度もあって一気に旅心に火がついてしまったのです!
最初は東京・丸の内で行われた「ミレナリオ」というライトアップのオリジナルである神戸の「ルミナリエ」を見に行こうかと
思ったのですが、関西方面は帰省の際の行程と重なってしまうので断念しました。「ミレナリオ」は見に行きました。
人混みをかき分けた甲斐あってなかなかきれいでした。
どうせ遠くに行くのなら、冬だけに「雪見」をしたいのが私の性分です。以前函館に行ったときはかなり吹雪いていて函館
朝市の店先に置いてあった味見用の毛ガニがことごとくフリーズされていたことや、帰りに青森から雪の中をばく進する寝台
列車「あけぼの」に乗って山形県の山間部を旅したのを思い出します。この路線は今では山形新幹線が開業したため、寝台
列車は走らなくなってしまいましたが、同じ「あけぼの」という列車は健在で、羽越線と上越線を経由して上野に向います。
この路線なら雪見もできそうですし、ナヴィン・ユーのGPSキットもあることですし...旅立つことにしました。
左から函館行き航空券、函館山ロープウェイ、「海峡8号」指定席券、「あけぼの」B寝台券(個室)のチケットです。
旅行当日は朝4時に起床。車中泊の1泊2日です。「せっかくの北海道なのに!」と思われるでしょうが、こういう強行軍も
またよし、です。荷物も少なくてすみますし。
東京モノレールから見る日の出はとても美しくて「早起きは三文の得」とはよくいったものだと思いました。(モノレールなので
写真はありませんが...)
私はめったに飛行機に乗らないので席は窓側にしてもらいました。ついでに航空写真も...雪見ですね。
函館に着くとさすがに「寒い!」と感じましたが、朝の羽田も寒かったです、十分。バスに乗って空港から函館駅へ向かいます。
まずは遅い朝食「お好み五色丼」をいただきました。冬の北海道は海の幸!です。そして実家へのおみやげを求め朝市へ行きました。
毛ガニを買って航空便で送ることにしましょう。それにしても巨大タラバガニがあちらこちらにウヨウヨしていてちょっと怖いです。
久しぶりに函館山に登りました。晴天ですがちょっと霞んでいました。
下山してからは教会の写真を撮りました。きれいな建物ばかりです。
函館駅に戻って「身欠きそば」(ニシンの身欠きが入っている駅ソバ)を食べ、旅のお供「鰊みがき弁当」を買い込みます。
まったく時の過ぎるのは早いもので、もう青森行きの快速「海峡8号」に乗らなければなりません。さようなら北海道...
山から一気に港へ向かう坂道です。 函館駅ホームから本州へ! 青函トンネルの底付近です。
寝不足がたたってか、青森行きの快速の中ではうつらうつらしてしまいました。でも沿線の寂しげな雪景色を眺めてなぜだかホッと
したのでした。旅はいいですね。そして青森に到着する頃、あたりはもう暗くなっていました。そして夜食?(喰ってばっかり!)の
「ほたて釜飯」を買って寝台特急「あけぼの」に乗り込みます。
青森駅はリンゴ! B個室は私にはちょっと狭い?
たくさんのおみやげ(自分用!)と雪景色を楽しみながら私は寝不足の中、旅を続けるのでした。
(写真ばかりですみません、2000.1.2)