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メス! 船員保険特別会計(厚生労働省所管)  船員数の減少で特別会計の意味がない!
1 船員保険法(S14法73)に基づき、被保険者等にたいする療養、失業、職務上の年金、その他の給付を行い、船員の地位向上を図る会計.
(注:億以下の単位は切り捨てているので合計が合わない事がある.赤字は借金関係.は問題点.は他会計への資金提供)
歳入(単位億円) 歳出(単位億円)
保険料収入
運用収入
厚生年金特別会計より
雑収入
一般会計から
積立金より
641
13
2
3
53
10
保険給付費
老人保健拠出金
退職者給付拠出金
介護納付金
業務取扱費
諸支出金
福祉事業費
予備費
356
101
32
32
20
134
42
3
722億円 720億円
健康保険の項目を先ず一読していただきたい(ここをクリック!).船員、自衛官、日雇等の保険は、その他の保険に分類され保険加入者数29万人で0.2%である.船員数はH14年で、約7万3,438人であるから、諸支出金134億が厚生年金勘定に支出していることを考慮しても、単純計算で一人当たりの歳出は80万円である.船員・老人以外の1億2633万人の健康保険勘定が8兆7772億円であり、同様に計算すると一人当たりの歳出は6万7517円となり10倍以上である.この保険の経費の無駄が判ろうというものだが、何が無駄か?先ず業務取扱費、ついで福祉事業費、いつものように余剰金(積立金名目で1084億).厚生年金特別会計からの助成と一般会計からの繰入は必要ない.又、健康保険勘定事務経費と比すれば事務経費は10倍かかっている.つまり、この会計が民間企業で事務職が100人の定数なら、効率として90人がリストラの対象である.従って、厚生保険特別会計と合併すべきであろう.又、公益法人(財団)船員保険会が当保険の委託を受けているのだが、この会計で病院をつくり、保養施設やホテルをつくっている訳で、箱物に資金は消えていく.
2
参考 1)「特別会計への道案内」松浦武志著:創芸社出版
2)「財務省ホームページ」
3)「公益法人(財団)船員保険会ホームページ」