アンダーカウルやっつけ取り付け



 ひどい状態のアンダーカウルをオークションで落札して、なんとかF級品がC級品のようには
自家塗装しました。ただし、ここからが実は本題。たいていオークションで落ちている訳ありの
アンダーカウルというのはステーがついてないのがほとんどです。みなさんどうやって落札後
取り付けているのか不思議でした。ツールも設備もない凡人にはやはり大変でした。

取り付けに際し、もともと仕上がり公差などないに等しい出来だったのと、
汎用ステーによる不自由な取り回しの負のスパイラルでいろいろ干渉しそうです。
エキパイが通る部位は先にタンク裏を断熱した際の余りで、断熱しました。

ステーはエーモンの汎用ステーぐらいしか入手性はよくありません。
直線的取り回しになるのでエンジンカバーにしかつきそうもありません。
エンジンカバーはM6ボルト。エーモンステーは穴径φ7なのでM6想定のようです。
ですが、エッジは予想通り本体に干渉します。エッジを落とさなくてはなりません。

テーブルに設置できるバイスクランプを買ってきてやすりで削ります。

面白いように削れます。千数百円程度のバイスですが作業性がまるで違います。
まさに快削です。

仮組みで干渉の有無、方向性の自由度を確認。問題なしです。
ただ、この厚み0.8mmは最終的には一部やめました。手で簡単に曲がるので
もうひとまわり厚みのあるタイプに変更しました。

金のこで不要部分をカットします。

樹脂パーツを締め上げるのでグロメットを用意。キタコから
手ごろな部品が出ていました。

これをカウルに埋め込みます。穴径の精度がまったく出ていないため、
4つの穴のうちのひとつは無理にカラーを通したらゴムがちぎれてせん断?されました。
他の3箇所はなんとかつきました。

他に用意したL字ステーやブッシュでおおよそのイメージで取り回して見ます。
(結果はこうなりませんでした。)

夜ですがせっかちなので組み付けて味見します。

悪戦苦闘。なんとか組み付きました。装着だけなら、連結ボルトを抜いて
別の穴に通したり、緩めて角度をフリーにしたりで意外に簡単に組み付いたので
驚きました。

逆に言えば各連結ボルトはカウルを組み付けてしまうと本締めできないと
いうことです。脱着性も考慮してステーの組み合わせ、取り回しを再検討です。

仮組みなので各部干渉です。特にエキパイと干渉はいただけません。
といっても所詮汎用ステーなのでどこまで調整できるか?蚊に刺されまくるので
次回に持越しです。

1週間、脳内でイメージです。ステーはあまり買いたくないので、本当に必要なステーのみ
買い足しました。結果最終的に当初よりシンプルになった気がします。

無理やり取り回し、何度もカウルを組み付けなおしたので、気がつけば
エンジンカバーにがり傷多数。地が出ています。こんなウンコカウルのために
気分悪いです。

連結ボルトもなんとか外側から作業ができるようになりました。1箇所の
車両右前側のボルトは作業性悪いです。多分自分しか装着できません。バイク屋に
出すときはノーマルアンダーカウルに戻しておくのが無難です。
エキパイとの干渉もなんとか回避?多分溶けます。

フロントのエキパイもなんとか回避。各部歪んで、曲がって組み付いているが
ここらへんが調整、作業性の限界。飽きたのでやめます。

組み付け後。サイドスタンドにやや干渉。映り込みも光沢も程度の
違いがよくわかる。こっちのルックスはまだいいが、

反対側はでかすぎ。間のびしている感じ。なんかグロメットとか
締め付けている手ごたえなかったので走行中落ちないか不安。

左右への張り出し方?同じには見えないが当人しか気づかないからよしとするか。
深追いは厳禁です。
なんとか装着完了。あとは試走して不具合がないか確認です。取り付けはできたので、いよいよ
妥協していた下地と塗装を本格的にやり直すかも知れません。また気が向いたら検討です。
アンダーカウルやっつけ塗装はこちら
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