燃料計取り付けました。?



 ものすごく燃費の悪いVTR。おまけに初期型はタンク容量が少ないので航続距離が短い。
さらに燃料系のトラブルだったがガス欠を食らってトラウマになっている。やっぱり警告灯だけ
では山間部など不安。燃料計を付けたいが初期型のリザーブユニットはフロートのないタイプ。
後期型は燃料計がある。だからフロート付きの燃料センサー仕様。タンク形状が異なるので
うまくマウント、作動する保証はないが、ダメもとで取り寄せてみた。

初期型のメーター。シンプルなのはいいけど、燃料計はなし。警告灯のみ。

取り寄せた後期型の燃料センサー。さすがにフロート付き。念のためOリングの品番を
確認すると同じだったので付く可能性は高いですが。

燃料センサーにはホンダ系の510Ω仕様。ヤマハ、スズキなどの100Ω仕様があるらしい。
抵抗値を確認すると85Ω。100Ω系か?しかしエンプティ、フルともに10Ω程度の
誤差がある・・・。大丈夫か?(大丈夫じゃなかった・・・。)

コネクタは2極。コネクターを使ってスマートに結線したいものです。

今回購入した武川製の燃料メーター。デジタル、軽量というのもそうですが、
100Ω、510Ωどちらにも切り替えられるというのが購入ポイントです。
燃料計といっても所詮抵抗値をバー表示するだけなんでしょう。テスターに毛の生えた程度?
(というわけで、上記の誤差をモロに拾い、正確な表示をしない一因になるのですが・・・。)


コネクターを良く見て、合いそうなものを購入してみました。
気の利いたデイトナのアクセサリーです。


今回燃料計を吟味していてひとつ勉強になったのがホンダのギボシ端子は特殊サイズという事。
ホムセンなどで入手できるサイズより小さいらしい。結線に苦労しそうと思ったら
さすが?武川さん、入手困難なホンダタイプのギボシ端子が標準でした。通常サイズの
車種のオーナーの方には迷惑かもしれませんが、通常サイズなら買えば済みますし、英断です。
ですが、燃料センサー側はコネクタ。センサー側は小さなギボシ端子なので結局ギボシ端子
経由で結線しなければなりません。通常のギボシ端子しか手元にないのでカシメて
調整しました。

デイトナコネクタがぴったりです!スマートな結線が出来そうです。

まずはタンクを外します。購入後初めての作業です。よくわからないがボルトを外してみます。

本当はタンク丸ごと外そうと思ったのですがシート側がヒンジになっているので
簡単にオープンできます。ホース類を外そうと思ったのですが異常に固かったし、
ジャッキを掛けたら一人作業できそうなスペースができたのでこのまま作業します。
車載工具にはシート側のヒンジ側に通すリフトアップピンが入っていますが
この姿のほうがプラグ交換も楽そうです。

ついていたリザーブユニットを外します。

フロートから差し込みます。向きに注意です。Oリングの位置には
組み付け時注意です。

ボルトピッチはぴったりです。とりあえず組みつけの干渉はなさそうです。
フロートの軌跡マッチ具合は不明ですが。
(実際アンマッチが判明!)

燃料計への電源を探しますが、メーターの近くでギボシ端子で
キーオンで連動するのはウィンカーポジションでしょうか。
電気系はまったく無知なのですがホンダは緑がアースということはわかってきました。
残りの水色と水色/白線のどちらがウィンカーでどちらがポジションか?
海外仕様の英語版の電気配線図をみると、多分水色/白線がポジションだと思いますが・・・。

確認のため水色/白線だけ外してみました。コンビバルブだと思うのでこれがポジション用なら
キーオンで、抜いた右側のポジションだけは点灯せず、ウィンカー指示をすると、点滅は
するはずです。確かにそういう動作をしたので、水色/白線がポジション用です。
緑と水色/白線の間に燃料計の電源を割り込ませます。

ステーは身の回りあった何かのケースのかけらを使用。
ライターであぶって成形。


取り付けはココ!既存のメーターは隠したくないしさりげなさが大事です。
色、大きさともにまずまずマッチ。後期型のメーター回りよりシンプルで良さそう!?
ハンドル、ホース類とも干渉はありませんでした。

黄色は燃料センサーへ。黒、赤はウィンカーへ割り込ませて電気を供給します。
白はオイル警告灯センサーなどへつなげればワーニング表示ができるらしいのですが
今回は使いません。

燃料センサーからのコードは2本。1本は燃料計へ。残りはボディーへ落とします。
ラジエターマウントボルトにしました。

キーオンで来ました!表示されました。が・・・。おかしいフル表示。ほとんど空のはずですが。

中は空です。考えられるのはタンク形状差からくる、フロート軌跡、動作範囲のアンマッチ。
アーム部がかろうじて見えましたが、やはり中より上の位置そうです。

曲げて調整を試みます。

おっ?少し減った表示に。でもまだ真ん中を示しています。

もう少し曲げてみました。

かなり減った!何回か調整を試みましたがこの程度まで追い込むのが
やっとのようです。ほとんど空なんですが・・・。残念。

で、給油してみました。うーん、今度はフルにならない。アームの形状とタンク形状、
液面の関係を考えてみたのですが、エンプティとフルは背反の関係になりそうです。
なら優先するのはエンプティ側でしょうか。
このあたりはもう少し調整必要です・・・。結構大変な予感。

ほぼ満タン近いのですが、正確には表示されないようです。
 残念ながら正確な表示は得られませんでした。これは結構致命的。もう少し試行錯誤の余地は
ありますが、やはりタンク形状の差異と、そもそもセンサーのレンジ範囲が0〜100Ωでは
ないのも誤差を表示している原因と思います。
 もしこのまま使うなら、ガソリンをわざと抜いていって残量と表示の関係を補正して把握する
必要があります。不正確な燃料計ほどありがたくないものはないですから。知りたいのは情報で、
決してメーターではないわけで・・・。なんか、結局もとのセンサーに戻しそうな感じです。

【メーター類】SPタケガワ:SP武川 コンパクトLCDフューエルメーター(外部電源バックライト有り...

【ウインカー】デイトナ:DAYTONA コネクターセット110型、250型
燃料計の表示を校正しました!
後日電源を取り直しました!
 燃料計には分岐用のギボシ端子がついてきていました。ギボシ端子で割りこませようと探すと
見つけたのがウィンカーポジションでした。が、ウィンカーを指示すると燃料計が落ちることが
判明。ポジションとウィンカーは同時に点灯しないから当然ですが、はじめはリーンすると電源が
落ちる感覚があったので油面高さが激変すると落ちる不具合かと勘違いしてしまいました。
 原因はわかったので電源を取り直します。カウル外さなくて済むのはヘッドライトですが、
これもhiに切り替えると落ちる気がしてやめます。夜はそう走らないと思いますが、やはり常時
ONならポジション灯でしょうか。そこに割り込ませます。

ポジション灯はコネクタ仕様です。これは以前カウルをばらした際の画像で、今回はここまで
ばらす必要はありません。

コンビランプじゃない証拠に2本しか線がありません。緑がアース。

ここまで引っ張り出しました。黒黒コードなので注記しておきます。
なにか電装部品を増やす場合はここから分岐させます。

ポジションは点きました。断線はないようです。燃料計もONしました。

接続を戻したウィンカー。ポジションON。ウィンカーも点灯。問題なし。

当たり前ですが系統がちがうのでウィンカー操作しても燃料計は落ちません。これで解決です。
というか、目盛り2までしか下がらないと思ったら1までは感知するらしい。
液面を感知していなければ無意味ですが。
後期型のタンクを取り付けました!
web拍手











ZX-9R掲載九龍’s WINDはこちら!