ばいく研究所

 ここは、バイクに関する様々な疑問を解決すべく奮闘する研究所です??

FILE01  「排ガスはクリーンか?」
FILE01  (補足)
FILE02  「オイルはどのように汚れ減少していくのか?」
FILE03  「タイヤの空気圧をチェック!」
FILE04  「芳ばしいオイルコーヒーはいかが?」
FILE05  「燃費データを見てみると」
FILE06  「9ROEMホイールの気になる重量は!?」
FILE07  「ノーマルエアフィルターBOXをFINE TUNEせよ!」
FILE08  「台風14号の恐怖!9Rはどこまで水没したのか!?」
FILE09  「スプロケの磨耗具合は?」

FILE10  「28800km走行の2ストエンジン内部のカーボン堆積状況は?」
FILE11  「約40000km走行のサイレンサー内部のグラスウールは?」
FILE12  「10年選手のラジエターキャップは?」
FILE13  「400ccクラス同士のパッドの大きさ比較」
FILE14  「キャリパーの重さを比べよう」

その前に番外編です

そろそろオイル、プラグが・・・                         2000/01/08

 秋の終わりに交換したプラグ、オイルがもう交換時期に近づいている。現在走行距離が
12400km。プラグ交換は8515kmでオイル交換は9900km。と言う事はプラグは39
00km。オイルは2500km使用していることになる。9Rに乗り始めてまだ1回しかプラグ
交換をしていないので9Rのプラグ寿命は不明だが、現在の使用プラグSplitFireはイメー
ジ的にライフが短い。中心電極がすぐに丸く減ってくる。それでR1-ZはVXプラグを使って
いたが、9R用のCR9EKのVXは出ていな
CR9EK
側方電極が2つ両側に。火炎伝播も良さそう?
中心電極は磨耗が拳著。実は高性能プラグ?
い。ライフのためにプラチナ電極をゲットし
ようとするとSplitFireプラチナになるが4
気筒分となると金額が・・・。まぁ、今回もま
だSplitFireでもいいけど、この交換で、
     焼色、カーボンの堆積状況の確認
     中心電極の減り具合の確認
を確認し今後のメンテナンスのデータとなってもらおう。

 続いてオイル。現在WAKO'S 4CT。次は100%化学合成油にランクアップだが、その
ブランドを何にしようか思案中。MOTUL 300Vシリーズか、同ブランドで4CRか。このま
ま同ブランドのほうが問題もなく、おいしいそうなので4CRの方が有望。4CTに交換した時
もかなりエンジンのフィールが良くなったので、今回はそれ以上期待できそう。あとは粘度。
今回交換すると次はGW位で交換時期になりそうなので、まだ5W-40でいけそう。ただ交換
では面白くないので、今考えているのはマグネットでオイル中の鉄粉を取る製品。ドレンボ
ルトとフィルター装着タイプがあり、吟味中。鉄粉コンパウンド入りオイルなんて気持ち悪す
ぎるので・・・。ただし最近気になるのはブリパイ。その要因は、
     オイルの減少量促進
     大気より水分の混入
この2点。まぁ3000km位で定期的に交換し続けるのが気休め?

 費用的に同時交換は無理。先にオイルかな。


プラグのコンディションは?                      2000/03/25

 プラグ交換の時、今まで使用してきたプラグの状態を見るのって結構緊張するんですよ。
焼け色、カーボン堆積、磨耗・・・。今までの乗り方の審判みたいで。普通の人はそんなこと
あまり気にしないんだろうけど、自分は2スト乗ってたこともあり、異常に敏感です。

 また、完全燃焼を目指すため、ガソリンにも添加剤を加え、たまにカーボン除去剤も試し、
タンクに怪しいブツを投入している始末。これで前のオーナーの頃よりカーボン多かったら
もうがっかりです。さてその結果は・・・
2番プラグ
走行距離8500km
写真じゃ分かりませんが外周はたばこの脂状


2番プラグ
走行距離5600km
走行距離が全然違うので比較になりませんが
脂っぽくない。ススっぽい固着。地金も見える。


 走行距離が違うけど、いい感じ。VXはどうなるかな?

財布の問題児 晒し刑                               2000/05/14


5770km走行でこの有様・・・。
 昨年の冬に交換したばかりの車のリヤタイヤがわずか
5770km走行で完全坊主に。前のオーナーがホイール
インチアップ交換した際、アライメントの調整をしてない様
だ。MR-2の場合アライメント測定&調整代24,000円。
高いが約35,000円のタイヤ交換を半年、5000km毎
に行うよりは長い目でみてお得だろうと、涙の投資。
 今回、約6万の出費。これだけあったら、バイクに投資できるのに。だけど、バイクだろうが車だろうが
機構、メカ、セッティングに問題があり、パフォーマンスを発揮できないなんてことは、性分的に我慢
ならん!出費の分、しっかり働いてもらう。

これが5000km使用の実体か!                     2000/05/29

 今月は自動車税の月。今年も5万円近く飛んで行った。しかし!オイルも既に5000kmに
迫ろうとしている。あとツーリング1回ももたない。走行フィールは最悪!今回はフィルターも
交換時期だし、いつも入れている添加剤も切れてしまった。夏場だし1ランク上のオイルを奢っ
てやりたい。フィルターにも鉄粉除去製品を組みつけたい。こうなると2万オーバーだ。そんな
余裕はない!しかし来月早々ツーリングもあるしで、苦渋の選択。1リットル缶交換・・・。これ
で次の給料までごまかし。しかも贅沢に化学合成油。どうせ次に入れるオイルだし今から少し
濃度を高めておこうかなと。
 オイルは暖気をせずに抜いた。別に全部抜ける必要は無いし、新旧のオイルの温度が近い
方が補充量も同じだから。それで抜いて見て驚いた!一定量抜くのが目的だから手が汚れる
のを覚悟でドレンを持ちながら抜いて行ったんだけどその感触が超〜、マディ!!なんかドロ
っとしてしかもザラツキが!!なんか顆粒の存在を感じる・・・。廃油受けの底を見てみると全
面ぎらついていた。まるでメタリック塗装の下地用シルバーのようだ!これは鉄粉だ・・・。これ
はあせる。フィルターのろ過能力が飽和したのかどうか分からないがこんなに鉄粉がオイル中
を浮遊してもらっては困る!歯磨きのCMかなんかで「ミクロの顆粒で歯垢もすっきり!」つま
この鉄粉が研磨剤になってスリーブとピストンリングを毎分7,8000回転で研磨!やめて
くれー。
 これは何が何でも鉄粉クリーナーをフィルターにつけなくては。この前着けたマグネット付き
ドレンボルトにはほんの数個の鉄粉。やっぱり積極的にとるならフィルター側か。でもなんで
今回こんなに鉄粉が出たんだろう。フィルターの飽和か?それともエンジンかけないでオイル
抜いたからオイルパンの底に金属粉が溜まってたのか?どっちにしても精神衛生上良くない!

4944km使用オイル
漆黒。使いすぎたな。


マグネット付きドレンボルト
わずかに鉄粉が認められる程度。
これじゃだめだね。
やっぱりフィルターに装着か?

アクセルワイヤー注油?                          2000/10/08

 僕の9Rにはあまり人が試乗しない。だからたまーに乗ってもらうとそのインプレは非常に貴
重なのです。その結果、「アクセルが重い」んだそうです。買った時からそれしか知らないから
こんなもんかなぁと思ってたけど。アクセルよりエンジンの吹けが重いのは気になっていた。も
しかして吹けが重いのは4−2−1のベビーのせいではなくアクセルなのか!?ワイヤーに注
油したことはないから注してみることに。2ストのアクセルしかばらしたことないからワイヤーが
2本あるのは面倒。取りまわしを記憶。

アクセルグリップを外すと当りが付きまくって地がでてる。
ワイヤー類は油っ気が無くなっている。CRCは向かないのでチェーンルブで代用。
画像は手が油まみれになったのでデジカメにさわれず始めの1枚のみ。
 アクセルワイヤーのチューブはワイヤーとのクリアランスが広いので注油用のツールがなくて
も注すことができた。タイコの部分はモリブデン使ったけどグリップは普通のグリースを塗り塗
り。別に熱くなるところでもないからいいけど。
 で結果は、フィールは良くなったけど、重さは変わらず。当たり前なんだけど、キャブ側のスプ
リングで重さは決まると。そこが錆びてるとかなら話は別だろうけど、状態は悪くないようだから
これが9Rのアクセルの重さなんだろうね。あまり軽いのも恐い気がする・・・。

貧乏人のオイル事情?                           2000/10/16

 先日、オイル交換を実施。4リットル缶が無かったので、1リットル缶を4本購入。で、3本は
完全に使いきった。いつも思うんだけど、オイルって完全に缶を空に出来ない!ちょっと残るん
だよね。捨てればいいけど、ケチって全部搾り取ってやるぜ!

オイル缶の残り。オイル缶の口の形状のせいで
必ずちょっと残る。オイル大好き人間の僕は
捨てるのが惜しい!
一応100%化学合成油だし。



全部注ぐことが出来るように、缶の角に
キリで穴を開けて、
流れやすいようにドライヤーで暖める!

出てきた!チョロチョロと。
結構残っているもんだ。

見事に使い切りました。
40ccくらいゲット!100円くらい・・・。

固着チェーン!                              2001/01/28

 メンテ本によく記載される固着チェーン。誰があんなチェーンになるまで乗るんだろうねって
思ってたけど、俺だった!
 原因は間違いなく融雪剤。2〜3週間前にルブを注したときは固着箇所なかったからな。
でも固着状態のチェーンで走行フィールを体感できたことは貴重な経験かな?全然加速しない
ぞ!1速低い感じと言うか、フィルター詰まった感じというか。チェーンから異音も盛大に聞こえ
るし。加速途中もなんかギクシャク…。スプロケだけに負担がかかるならいいけど、きっと各部
ダンパー系にもよくないだろうと…。
 駆動系の重要性を思い知った出来事でした。

固着なのか、きちんと整列してないのか?

リア回りゴールド過ぎ!チェーンと
スプロケの色をシルバーに戻そう

燃料コックの点検                                     2001/02/25

 よくメンテ本みると、燃料系に錆とかスラッヂとか混入してるとか言うけど。R1−Zのコックは
負圧コックの固着というトラブルに見まわれた。スクーターのJOGも同様のトラブルが発生!
 どちらも仙台の学生時代の足。今の9Rよりは稼働率は高かったのに…。冬の寒さの違いか
ヤマハの購入しているコックの性質か、負圧コックだったからなのか?
 特にひどかったのはR1−Zのコック。中には見事なスラッヂが!空気に触れたせいか、キャブ
クリーナーのせいか分からないけど、あっという間に石灰みたいに変化!なんだあれは??
とにかく、9Rのコックを点検!!

メッシュにゴミや錆び、破れはなし。
予備燃料は結構攻めた位置だね。

R1−Zはここに大量のスラッヂが発生!
流路を塞いでいた。今回はOK!

燃料フィルターもよく見ると中には錆びもゴミもスラッヂもなさそう。
でも、フィルターは結構ゴツイフィルターが入っていた。換えて見ようかな。


 ここから本題です


FILE01                                 2000/01/18
 排ガスはクリーンか?
 独り言のコーナーでも取り上げたが、排ガスが臭い。未燃焼ガスがあるのか、混合気が濃いの
か?とりあえずディーゼル車のような黒煙吐きまくりはヤバイ。排気ガスの状態だけでも客観視
できないか考えてみた。思いついたのはツーリングでのTシャツの汚れ。ディーゼル車の後ろを
走ると必ず真っ黒になるあの汚れ。これだ!

 用意したもの・・・・・・・・・・ガーゼ

 実験方法
1.始動時は未燃焼ガスが多いと思われるので、十分暖気してからガーゼを装着する。
2.装着はテールエンドにテープで行う。
3.ガーゼが吹き飛ばないように高回転は使用しない。4000回転ホールド30分走行。
4.汚れ具合は走行前、走行後の写真を用いて比較。

 実験結果

走行前のガーゼ装着状態。
走行中燃えたりしないかちょっと不安。
 次に、走行後なんですが・・・・・。
 本当はガーゼの様子を見て、カーボンの有無とか考察したかったんですが・・・・・。
 実際は・・・・・。
大爆発!!

走行後のガーゼ・・・。見る影もありません。
判別不可能状態。
 結論
 もっとも知りたかった、カーボンの付着は明確に判別できなかった。結構バイクの排気ガスって
スゴイというか、発見でした。
                                ・・・・・FILE01 失敗

FILE01-01                                2000/02/08
 FILE01補足
 FILE01の実験失敗から数日後、決定的とは言えないまでも、手掛かりを見つけた。それはあ
る冷え切った夕方走りに行こうとエンジン始動したときのこと。何気なく、排気ガスに手をかざし
て温まっていたときのこと。その日はよほど寒かったのか、水蒸気ではなく水滴が勢い良く排出
されていた。当然手のひらが湿ってくる。その状況を何気なく見ていると・・・
手のひらがドンドン黒くなってきた!
水分が蒸発し、手に残った黒い物体は鉛筆をこすり付けたような光沢のある黒。

分かるかなぁ〜?親指の付け根。黒いでしょ。
まさしくカーボンチック。
まぁ、残念ながらカーボンが検出されたようです。

 いいわけ?
 視認できるカーボンを捕らえて面白いわけがありません。精神安定のため言い訳を考えて見ま
した(笑)。

1.始動直後であり、チョークいっぱい。燃焼室も冷え切った状態。完全燃焼にはシビア。
2.カーボンが拳著に現れたのは、水分のためか?排気系のカーボンが水分に取込まれて濃縮。
 さらに水滴状の方がガス状態より手のひらに残りやすい。
3.この時のガソリンにはFUEL1が添加されていた。

 注目は3です。カーボン除去剤。カーボン除去の効果の現れか?だったら最高!

 結局、自分に都合の良い考察で終わりにします(笑)。

FILE02                                 2000/02/20
 オイルはどのように汚れ減少していくのか?
 エンジンオイルは当然走れば走るほど減少していきますが、一度じっくり追跡調査してみること
にしました。オイル交換を期にスタートします。

 実験方法
1.オイル量の確認は走行前のオイルパンにオイルが下がっている状態で車体垂直で行う。
2.オイルの汚れは画像ソフト上で目視とRGB値で比較。(RGB値はあくまで参考です)

 実験結果

観測距離 13269km
走行距離 0km
R:G:B=82:22:0

観測距離 13415km
走行距離 146km
R:G:B=101:32:0

観測距離 13527km
走行距離 258km
R:G:B=102:32:0

観測距離 13761km
走行距離 492km
R:G:B=102:32:0

観測距離 13903km
走行距離 639km
R:G:B=78:51:49

観測距離 14086km
走行距離 817km
R:G:B=72:55:55

観測距離 14199km
走行距離 930km
R:G:B=49:37:35

観測距離 14407km
走行距離 1138km
R:G:B=64:51:53

観測距離 14620km
走行距離 1351km
R:G:B=72:73:78

観測距離 14857km
走行距離 1588km
R:G:B=73:57:57

観測距離 15181km
走行距離 1912km
R:G:B=72:57:53

観測距離 17737km
走行距離 4468km
R:G:B=55:59:60

観測距離 17876km
走行距離 4607km
R:G:B=55:49:40

観測距離 18213km
走行距離 4944km
R:G:B=72:73:76


 3.結論
 ブリパイを装着しオイルが減少するのではと地味な作業を繰り返すこと約5000km。やっと
終わりです。

1.オイルの減少は予想以上に少なかったが、これは冬から初夏にかけての観察だからだろう。
  初めの観察は0度近く。最後は30度近い。オイルは膨張するのでこの差を考えると、減って
 いるが、3000km毎で交換なら補充する必要は無い。
2.自分の乗り方&4CTの組み合わせでは4000kmを過ぎるとフィールが悪い!
3.オイルは健康のバロメーター。また機会があったら是非やってみたい。今度は気温変化の
 少ない期間にやりたい。

FILE03                                 2000/03/27
 タイヤの空気圧をチェック!
 最近規定値の空気圧は自分の乗り方には高すぎる気がしてきました。ちょっとバンク中の安定
感が足りないような?いろんな雑誌読んでもみんな規定値は高すぎるって言ってるし。
理想のハンドリングを得るためにいろいろ試してみます。
 実験方法
 本当は高級で誤差の少ないゲージを使えばいいのでしょうが(ゲージによってもかなり違うよう
ですし)、安物で間に合わせます。アナログ指針タイプより、ペンシルタイプが誤差が少ないよう
なのでペンシルタイプを使用します。
 実験結果
気温
走行前空気圧
走行後空気圧
(一般走行)
走行後空気圧
(ワインディング)
備考
1:約16℃
F:230kPa
R:260kPa
F:260kPa
R:290kPa
未計測

2:約16℃
F:220kPa
R:250kPa
F:240kPa
R:270kPa
未計測
1よりバンク中の
安定感UP
?(パンク中)
F:      
R:200kPa
F:280kPa
R:210kPa
未計測
異常にオーバー
ステア。恐怖!
2:約26℃
F:210kPa
R:270kPa
F:220kPa
R:285kPa
未計測

2:約33℃
F:240kPa
R:270kPa
F:275kPa
R:325kPa
未計測
通常走行でリアは
規定値を越えた

FILE04                                  2000/06/18
 芳ばしいオイルコーヒーはいかが?
 オイルの中には金属粉やスラッジが混じっています。これをコーヒー用フィルターでろ過してみ
う!次回オイル交換でCheck!
 実験中

漏斗にコーヒー用フィルターを装着

漏斗に廃油を注いで見るが・・・
粘度の高さに全然減らない。
ペットボトル分なんて日が暮れても無理!
 実験結果

100ccくらいろ過で中止!!!
廃油の上澄みなので異物なんて引っかかる
訳も無い。底の方をかき集めて濾した方が
良かった。ということで、
企画倒れ!失礼しました

FILE05                                 2000/06/27
 燃費データを見てみると
 毎回つけていた燃費データが50個を越えた記念にちょっと考察。マシンの走行距離はそろそ
ろ20000kmに迫る。もう燃費は落ちて行くだけだろうからその前にチェック!
 平均燃費&予想航続距離?

20000kmまでの平均燃費
 実験結果
 黒の直線の傾きが平均燃費 今までの平均燃費は     18.5km/l !

 データを見ると平均燃費の直線とは異なる直線群が2本見える。(心の目で見れば見える!)
赤の直線に乗るデータが燃費の悪い走行時。青の直線に乗るデータが燃費の良い走行時と考
えられます。
 予想航続距離は?
 各直線をタンクの容量まで延長してその距離を見るとガス欠までの走行距離になるはず。
実際はタンク容量全てを使える訳ではないですが、給油もメーカー規定量よりは多いはずなので
まぁまぁの予想となるのでは?

 燃費の悪い走りをしたとき     推定航続距離 約300km
 燃費の良い走りをしたとき     推定航続距離 約450km
 いつも通りの走りをしたとき    推定航続距離 約350km
 感想?
 ガス欠まで走っても400km走れないんだね。給油メーターの針の位置でおよその残量と燃費
は走りながらでも分かるので、今回のデータと合わせれば山村とかのロングツーリングでは心強
いね。

FILE06                                 2000/07/25
 9ROEMホイールの気になる重量は!?
 リプレイスホイールを取付け、役目を終えた純正ホイール。雑誌では一応B型の純正ホイール
の重量が載っていた。百聞は一見に如かず!実際に計ってみよう!
 実験方法
 体重計にホイールを持って同時計測。でも0.5kg毎しか計れない体重計だ。ノーマルホイー
ルにはスタッドボルトが残ってた。
 実験結果
雑誌掲載重量
実測重量
モーリス重量
重量差
F: 5.0kg
F: 5.0kg
F: 3.2kg
 −1.8kg
F: 7.1kg
R: 8.0kg
R: 6.1kg
 −1.9kg
 前後トータルで約4kg弱の軽減。体重計の誤差を考えると3.5kgの軽減となりました。

FILE07                                  2000/08/14
 ノーマルエアフィルターBOXをFINE TUNEせよ!
 9RのエアフィルターBOX内にはスポンジのフィルターの他に、多分吸気によるスポンジの変形
と吸い込みを防ぐための樹脂製の格子2つと金属製のメッシュが1枚入っている。このメッシュが
結構木目細かい。もしかして吸気抵抗になっているのでは?
 エアを吸わせるには
 キャブはリプレイスしてもノーマルより劣ること必至。FCRとかつけてもセッティングが出せな
いのでは無意味。ショップでも所詮こっちの望むレベルなんて短期感じゃ無理。ファンネルなんて
狂気の沙汰。百害あって一利無し。ラムエアを活かし、アクセルのツキ、全天候性を考えると現
状のシステムが一番。K&Nのフィルターはノーマルよりフィルターの開口面積が小さいことも。
面積を稼ぐにはこのメッシュを目の粗いものに変えることが出きればいいのでは?
 もうひとつ考えられるのはエアクリBOXの断熱。エンジンヘッドの真上に覆い被さる配置ではあ
まりに熱気を吸いすぎる!
 現状のメッシュは?

ノーマルのメッシュ。目盛は1/4
目を粗くするにしてもフィルターは押さえたい
ので限界があるだろうし、購入するメッシュの
線が太すぎたのでは結局面積が稼げなかった
りするかも。まずはいいメッシュを探さないと。
3回計測平均の線径は 0.55mm
 素材購入

購入したメッシュ
購入したメッシュ。確かに目は粗い。
けど、線も太くなってしまったか?
線が同じ径なら目が粗くなった分だけ開口面積
は間違いなく広がるが異径なら要計算。
今度ノーマルを外したら計ってみよう。
ちなみに3回計測平均の線径は 0.55mm
 製作はこちら
 新旧メッシュ比較!

これは違う!
線径はどちらも同じ。メッシュ面積も同じ。
上のスケール付きの画像から単位面積当りの
開口面積率を計算すると
…………………………………  (計算中)
ノーマル     16.8%
自作       36.5%
結果       約2.2倍にアップ!

FILE08                                  2000/09/17
 台風14号の恐怖!9Rはどこまで水没したのか!?
 2000年の9月11日。この日は9R購入1年目。タイヤ交換、フォークオイル交換、冷却水
漏れ修理、定期点検で購入店に入院。東海地方の天気予報は大雨。しかし、あそこまでの大災害
になるとは!購入店も冠水した!俺のバイクは!?
 水位予想
 9月16日にバイクが帰ってきた。各部に残る泥水の跡。これを繋いで見るとその水位は・・・



 タイヤ前後すっぽり水没。ラムエア吸気口、排気口、ブリパイはなんとか水面から逃れた。
オイルも乳化してはいない様子。どうやら水は浸入していないようだ。でも絶不調だぞ!

FILE09                                  2001/02/04
 スプロケの磨耗具合は?
 新品に生まれ変わったスプロケット&チェーン。使い古されたスプロケットの磨耗状況は?

推定23000km使用ドリブン。
まだ使える?アファムは予想よりもつ?

約28000km使用ドライブ。
ちょっと偏磨耗気味…。

ヨレヨレ…。推定23000km使用。古い油分で固い。洗浄しても直るとは思えない。
やはり固着のせい?画像左側。チェーンが極少数のリンク数にもかかわらず
輪を描いている!進行方向のガタたけじゃなく、その横方向のガタもすごい!
立派な寿命です。

FILE10                                 2004/12/05
 28800km走行の2ストエンジン内部のカーボン堆積状況は?
 R1−Zのエンジン内部を分解してもらいました。その時のカーボンの堆積状況の様子です。

 各部のカーボン蓄積状況


 左ピストン


右ピストン



 シリンダ内部


 燃焼室ヘッド
左側燃焼室はカーボンがほとんど見られず!
 結論
 今回は自分でバラしたわけではないのでコメントのし様が無いですが、左燃焼室のカーボンは
ほとんど見られず地金が表れています。3万キロ近い走行距離にしては良好な方では?

 100%化学合成油やナプロ、モータロイ等使用してきましたがやはりカーボンから無縁という
訳には行かないようです。それらをやらなかった場合の相対比較が出来ないのが残念ですが。
 どなたかプロの方のご意見を頂けると大変興味深いです。


FILE11                              2005/04/20
 約40000km走行のサイレンサー内部のグラスウールは?
 グラスウール交換しました。その時のグラスウールの様子です

 ベビーフェイスのグラスウール

 感想
 思ったよりも残ってる?ツーリングメインだからかも。でも消音材にしてはボリューム薄い
かも。なんか建築用のグラスウールのようだ・・・。


FILE12                              2005/05/02
 10年選手のラジエターキャップは?
 クーラント自分で交換した時、気付いてしまいました。恐ろしい腐食具合に・・・


 感想
 クーラントの色見たときものすごく薄い色だと思ったら、案の定この腐食具合。あのバイク屋
どんな整備してるんだ?今後リザーバータンク底注意してチェックしてみよう。錆色続いたら
サーモスタット交換しないと。高くない部品だからまめに交換しても良かったな


FILE13                              2006/07/31
 400ccクラス同士のパッドの大きさ比較
 6ポッドに換えたがこれも400ccクラス用。制動力は上がったのか?パッドで比較



上が6ポッド用・下が4ポッド用
測定面積は片方だけなので面積は2倍にする

4ポッド 2261×2=4522
6ポッド 2348×2=4696

つまり 4696÷4522=1.038 ・・・・・・・

4%弱のアップ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 感想
 6ポッド化でフィーリングなどは向上したが制動力はパッドの面積に寄ると考え面積を
比較してみたが・・・・広いようだ。あとはローターと馴染めば面積アップ分効いてくるかと


FILE14                              2006/07/31
 キャリパーの重さを比べよう
 中古で購入したときから軽いような気がしていた。純正同士比べてみよう

                    
4ポッド                   6ポッド
 感想
 どちらも同じ程度磨耗したパッド込みの重量。なのに4ポッド 2450g。6ポッドが
2200g。軽いことは想像もしなかったメリット。純正流用で派手さもなく自然な感じで
ファインチューン完了

※本研究所はいい加減です・・・
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